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[CSI:マイアミ] シーズン6第12話。超ネタバレ。


ライアンは意気揚々と犯罪現場のコンドにやってきた。女性の遺体のある部屋にはすでにアレックスが来ている。被害者は粉砕されたガラステーブルの上に仰向けで死んでいた。カーペットに付いた赤いシミはワインのもの。テーブルに置かれていたのだろう。ワイングラスのカップの部分が折れ、尖った脚が動脈に突き刺さっていた。そこから大量に失血したのが死因と思われる(exsanguination)。誰かともみ合いになりテーブルの上に突き飛ばされてこうなった、といったところか。だとすると、殺害に使われた凶器はおそらくない。

アレックスが彼女を裏返したいからとライアンの手を借りようとしたら、彼は何か考え込んでいる。凶器がないとすると、この部屋に一切の証拠を残さずに犯人は立ち去ったかもしれない。しかし、彼女に直接触れたことはほぼ間違いない。指紋を調べるなら、彼女の体が最も可能性がありそうというわけだ。

そこで、グルー・フューミング(glue fuming)の作業に入る。テントを張り、気化させたシアノアクリレートをファンで送り込んでいると、突然壁ソケット(wall socket: 日本語のコンセントにあたる)から火の手が上がる。アレックスはクッションで火を防ぎ、ライアンは消火器を探しに行く。グルーが蒸気になったものに引火するととんでもないことになる。しかし、クローゼットを開けるとそこからはアンモニアが流れ出ていた。あっという間に遺体は炎上してしまったが、とにかく脱出しなければならない。

Ryan: We got to get out of here! Let's go!


CSI:Miami
(♪"Won't Get Fooled Again" by The Who♪)



二人は何とか無事である。

Horatio: You two okay?
Alexx: We're both a little crispy around the edges, but yeah, we're all right.

軽く冗談が言える状況なので、ホレイショも少し笑っている。ライアンは自分のことより、失われた証拠の方を心配していた。彼は過去にもグルー・フューミングの経験があり、今回もきちんと確認をしたはずだった。果たして彼のミスによるものなのか。

Horatio: The evidence will never fail us.

レスキューによって鎮火され、中に人が入れるようになった。この惨事の最たる原因は、あの部屋がメスラブ(meth lab: クリスタルメス[Crystal Methamphetamine]という覚醒剤を作る場所)だったようである。キャリーとフランクが中に入って状況を調べる。消火活動が迅速だったため、遺体の女性の前面は焼けてしまったものの、背面はほとんど影響を受けていなさそうだ。

Frank: If she was a meth cook, I'm not sure I have a whole lot of sympathy.

キャリーはこれに異を唱える。壁ソケット部分を見ると、ライアンがファンを使ったせいで発火したのではないと分かる。ここが焼け焦げたせいで、ファンがショートしたのだ。そこでエリックとナターリアが、裏手を調べる。ブレイカー全てにテープが施され、過重負荷がかかっても落ちないようになっていた。保険金詐欺の可能性だとナターリア。この事故によってお金が支払われる人間から話を聞くことにした。

ブロイルズ(Broyles)というコンドのオーナーが呼ばれた。もちろん彼はあの部屋で死んでいたレイチェル・ヘミング(Rachel Hemming)を知っている。彼女は賃借人としては理想的な人間だったと言うのだが、あの場所では覚醒剤が作られていた。しかもブレイカーを改造し、大量の電気を使って作っていたわけである。加えて、彼には3つのドラッグ関連の前科がある。関与している可能性は十分にありそうだ。彼女の私生活は全く知らないし、犯した罪も過去の話だと言うが、真相はこれから明かしていく。

エリックは検死室に来た。キャリーが言っていたように、背中の部分は完全には燃えていないので、もしかするとグルーが残っているかもしれない。遺体を裏返すと首の部分にわずかに浮き出ている。レイチェルの肌にプラスチックの欠片のようなものが埋まっている。服の下に着ていたものが熱で溶かされ、肌の中に入り込んだようだ。エリックの予想では、容易に発見されないためにそこに隠されていたワイヤー。盗聴されていた可能性がある。誰が何のためにやったかは、指紋の持ち主を探せば分かるはずだ。

マッチした男から聴取。ザック(Zach)はレイチェルの兄。彼はここに来て初めて、彼女が殺されたことを知った。その彼の指紋が、なぜ彼女に付いていたのか。彼には大学時代に暴行を働いたことがあり、CODISに登録されていた。妹を掴んで押し倒すような揉め事でもあったのだろうか。

彼女は悪い集団と付き合い、人生を踏み外していた。それで両親が彼女をリハブの施設に入れたのだが、3ヶ月前に脱走。オハイオに住んでいたザックは彼女を探しに来た。ようやく彼女を見つけ家に連れ帰ろうと首根っこを掴んだというのが、今回の経緯だった。

ところが、彼女は倒れるどころか逆に平手打ちで応戦した。帰れと言う彼女の姿を見て、諦めて部屋を後にした。わざわざオハイオからフロリダまでやってきて、あっさり引き下がったと言うのだ。他にどうすることも出来なかったと言う彼だが、それでは証言を100%信じることはできない。もう少し詳しく調べる必要がありそうだ。

エリックが分析したところによると、ワイングラスの脚からの情報はなし。レイチェルの体から出てきた金属片は、録音機器だと分かった。しかし、トランスミッタが付いているだけでは発信先の特定は困難を極める。運良く電源を供給している機器に番号が刻まれている。"GROUP 3 MFO 4 7 2301"とある。MFOはMiami Field Office。ナターリアがこの番号を見て、データベースを調べるまでもなく知っていると言う。彼女が昔働いていた場所だからだ。

となれば話は早い。彼女を連れてホレイショがオフィスでマイク・フェアラロン(Mike Farallon)から話を聞く。レイチェルの名前を出すなり彼は黙ってしまった。しかしすでに彼のASAC(Assistant Special Agent in Charge: FBIのフィールドオフィスの支局長、くらいだと思う。DivisionのトップがSAC)に事情を聞いて、彼女が秘密情報提供者(confidential informant, CI)だとすでに分かっている。

3ヶ月前、配布目的で麻薬を所持している容疑で彼女を逮捕した。彼女自身は使用していないことから、FBIが追っている麻薬製造・販売組織に潜入させることにした。30グラムものドラッグを持っていた彼女は、本来7年の刑に服するところだった。そこで司法取引をもちかけた。彼女に埋め込まれたチップが組織の長の居場所を知らせるというわけだ。彼女からの報告を受けるべくダウンタウンのウェアハウスで会う手筈だったが、彼女は姿を現さなかった。音声監視の機械から発信はなし。原因は現在も調査中。FBI、MDPD双方が同じ事件を調べていく。

キャリーとエリックでコンドの証拠品を調べる。まずは粉々になったガラステーブル。4缶に詰められた膨大な量のガラスから、DNAを探すのは彼女。

Maxine: I know I'm a miracle worker, but there is a lot of work to be miracled here. But I will get on it. I'll send someone over to collect the rest of the stuff as you go through it.
Calleigh: Thank you, Maxine.

1枚の写真が出てきた。レイチェルが男と抱き合っているのだが、相手の顔の部分が焼けて見えない。裏にも何か書いてあるがそれも分からない。というので、こちらはライアンに任せることにした。

Calleigh: Well, maybe Ryan will make himself useful in QD(Questioned Documents).

ライアンがQD Labで画像の復元をしていると、興味津々のナターリアがやってきた。1ピクセルに対し何千の色の候補を出して、修復する。出来上がったのはマイクの顔だった。裏に書かれていたものは、紙に残った溶剤から復元した。UV-380を照射すると、

"Stay away or you'll get hurt."

写真の雰囲気からすると、二人の関係に嫉妬した人間が脅迫文を残したといったと推察される。まずこの人から話を聞く必要がありそうだ。

Ryan: Mike, the FBI guy, right?
Natalia: No. His wife.

あの文字は自分のものではないし、レイチェルの顔を見ても知らないと言うことだった。彼女はアンダーカヴァーをしている夫のマイクとは若くして結婚し、家の外で起こる出来事は全て仕事のためだと割り切る約束を交わしていた。あの写真を見ても特に動揺した様子はない。とはいえ、初めて見たのではないからという考えもある。彼女はこの24時間、家で家族と過ごしていたと言っている。これらの証言が正しいかは、ナターリアが確認する。

この事をホレイショに報告。

Horatio: There's something wrong, Ms. Boa Vista.

彼はフェアラロン夫妻の間に何かあると睨んでいる。結婚した時に約束したからと、彼女は平然としていた。それは今までにも同様のことがあったからだと見る。現に、ナターリアがマイクの下で働いていた時も、彼がCIと寝ていたのが分かり彼に問い詰めたことがあった。そして彼はこの事を秘密にしておくようにと言った。彼女は言われるままに誰にも話さなかったが、今となってはFBIに報告すべきだったと後悔している。

Horatio: Are you willing to do that now?
Natalia: Yeah, I am.

まず、その時のCIに連絡を取るところから始める。彼女はマイクを彼女は例の写真を撮った本人で、それをマイクの妻に送付し、レイチェルには直接渡しに行っていた。彼の方は本気ではなく、どうせ数ヶ月もしたらまた別の女を雇って捨てられるだけだという警告をするためである。"Together"という言葉を言うと、音声監視をしているマイクが彼女を救いにくる、などという安っぽい恋愛小説に出てきそうなセリフで口説いていたということだった。今すぐ彼女をどうこうは出来ないが、レイチェルと直接関与しているので、引き続き彼女の線も残しておくことになる。

ナターリアはマイクにも警鐘を鳴らしておいた。レイチェルと寝ていないと否定する彼だが、写真からすると浅からぬ関係にあるのは間違いない。彼女と深い仲であればあるほど、彼女が知ってはいけない秘密まで知っていた可能性がある。いずれにせよ、彼女は殺された。彼が事件の鍵を握っていると考えるのが妥当なところだ。

Natalia: 'Cause, you know, you're running out of time and excuses.

アレックスが血相を変えてキャリーに報告に来た。レイチェルは妊娠していたのだ。10~12週間。DNA班がすぐに父親の名前を明らかにすることだろう。

Calleigh: One death just became two.
Alexx: Catch this monster, Calleigh. Catch... this one.

マキシンがガラステーブルの分析で忙しいので、ナターリアがこれを担当。マイクでない可能性を祈りつつ、CODISで調べてみるとマッチしたのは大変な人間だと判明。ザック。レイチェルの子の父親は兄だった。

彼に事情を聞く。彼女は彼の義理の妹で、彼女の父親と彼の母親が結婚したため血縁関係はない。レイチェルはマイアミに来たのを機に、名前から居場所が分からないようにデズモンド(Desmond)という苗字から変えて、同じ名前になったのだった。もちろん、前回の聴取でこの事は話していない。

18歳の時に出会い、一緒に暮らしている中でそれは起きた。もちろん親に話せるはずもない。それで彼女は家を出た。彼女を一人にはできないと追いかけてきたのだが、子供の面倒まで見てくれる人がいるとあの時追い返されたのだ。部屋のドラッグを見ても、他に誰かがいると知っても、彼女を傷つけることだけはない。それがザックの唯一の主張だった。

FBIからグレンがやってきた。ホレイショに、マイクの件から引くよう指示。例え、麻薬組織の掃討に関わることであっても、彼らが雇った人間が殺された。加えて、マイクはCIと不倫を重ねているのだ。FBIはそんな小さなことには目もくれず、事を大きくしたくないと言っているが、それは組織の事情を優先してのこと。

Horatio: Hey, Glen... if I find out that he got this girl killed, I'm going to get him.

エリックはマキシンに経過を聞きに来た。ほぼ全てのサンプルはレイチェルのものだが、1つだけ彼女のDNAとマッチしていないXYのものがある。男であることから当然彼女ではない。CODISでチェックするとブロイルズのものだと判明した。

チームを引き連れホレイショが彼のアパートへ向かう。警察は建物の全出口を封鎖。ホレイショとフランクでブロイルズを抑えに行く。一人の警官が指示する部屋からニオイがする。メスラブと見て間違いない。

Horatio: Miami-Dade PD!

一気に襲撃し、ブロイルズを逮捕した。署に連れ帰って彼の体を調べると、ズボンのすそにガラスの破片が入っていた。断面が貝殻状(conchoidal)で斜めになっていることから、レイチェルのテーブルと一致する。

散々否定した挙句、彼は認めた。CIだった彼女に精製した麻薬を試すように言ったのだが、彼女はそれを拒んだ。彼女はディーラではあったが、使用者ではなかったからだ。

Rachel: We're together on this. You hear me? "Together".

逆上したブロイルズは彼女を突き飛ばし、彼女がテーブルの上に倒れこんだ。組織を売った彼女に報いが来たという彼だったが、本当に報いを受けるべきはこの男だ。

Horatio: So not only, Jeremy, did you kill a new mother... you killed her unborn child. Live with that.

ホレイショ達が殺人事件と同時に組織壊滅を果たしたので、意気揚々とグレンがやって来た。お詫びにというわけではないが、ナターリアにマイクのコンピュータにあったオーディオファイルを持って来てくれた。A/Vルームでこれを調べてみると、彼が嘘をついていたことが分かる。彼は今朝、レイチェルからの信号が途絶えたと言っていた。しかし、ここにその時刻を記したファイルがある。

そこには彼女の先のセリフが記録されていた。つまり、彼はセーフワードを聞きながら、彼女を助けに行かなかったのだ。行けなかったのではなく行かなかった。彼は彼女を殺させた、ナターリアはそう考えている。

マイクを呼び出した。事情を何も知らない彼は、FBIのアンダーカヴァーであることを鼻にかけ、地方警察の人間であるホレイショ達を馬鹿にしたような態度でいる。しかし前のCIであるジェーン(Jane)を連れてきたグレンを見て蒼くなった。テープによる証拠もある。彼は自分の浮気を隠すためだけに、彼女をみすみす死なせた。

彼女が妊娠しているのを知った彼は、"Together"という言葉を聞いて録音を打ち切った。これで全てが終わるのだと思っていたが、そもそも彼の子供ではない。それすらも確認していなかったのだ。

Natalia: You were so busy with your investigation you forgot that she was a human being.
Horatio: They... were human beings. Not bad, for a couple of penny-ante locals, huh?

それでもナターリアは後悔していた。彼女がもっと早く決断していれば、レイチェルの命は助かったかもしれない。

Horatio: Sometimes it takes that long.
Natalia: Tell that to Rachel Hemming.
Horatio: You know... there's a way you could honor her life.
Natalia: How is that?
Horatio: Forgive yourself. You've earned it, Natalia. Take it.

彼の信頼から来るこの言葉に、彼女は少し笑顔を取り戻した。

[END]

[感想]

一石三鳥で今日はサクサクと解決しました。視聴後感が非常に良いです。ソケットの発火から話が全然違う方向に展開していくのは、ここ最近のCSI:NYに似た感じでした。

今回も新たな用語が出てきたので、リストに追加しておきます。glue fumingなど、公式サイトには用語が沢山載っていますが、ちょっと分かりづらいので自分になりに調べたものを書いておきました。マイアミはそうでもないですが、NYの方ではガンガン出てくるので、アメリカ人でも良く分かってないんじゃないかと思うものもあります。

年内の放送はここまで。次回の予定は特に書かれていませんが、いい時期に再開される予定です♪

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Director: Sam Hill
Writer: Marc Dube

Star:
Eva La Rue as Natalia Boa Vista
Rex Linn as Detective Frank Tripp
Jonathan Togo as Ryan Wolfe
Emily Procter as Calleigh Duquesne
David Caruso as Lieutenant Horatio Caine
Khandi Alexander as Chief Medical Examiner Alexx Woods
Adam Rodriguez as Eric "Delko" Delektorsky

Boti Bliss as Maxine Valera
Matthew Del Negro as Mike Farallon

Guest Star:
Erin Cahill as Rachel Hemming
Mark Rolston as Agent Glen Cole
Ricky Harris as Jeremy Broyles
Tia Texada as Jane Duncroft
Micah Alberti as Zach Hemming
Mette Holt as Linda Farallon
Brian Elerding as Haggard Guy
Schuyler Yancey as MDPD Officer

©MMVII, CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
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