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[CSI:ニューヨーク] シーズン4第7話。NYPD! 超ネタバレ!!


女が自分のアパートに戻ってきた。全身血まみれ。彼女は泣きながら服をゴミ袋に入れ、体を洗い流す。翌朝。ダン達が彼女のアパートに来た。ファーン・ラズロウ(Fern Lazlow)。彼女は裸のまま、バスルームで立っていた。「彼」の死が夢じゃないとダンに確認する彼女。手錠をかけられ、警察の車に乗せられる。カメラマンになぜか微笑んだ。

男の背中に数本ナイフが突き刺され、うつ伏せに倒れていた。防衛傷(defensive wounds: 訳がない上に頻出なので言葉を造りました。襲われた際に自分を守ろうとした時につく特有の傷)は一切なし。ナイフは完璧に刺さっている。他の刺し傷はなし。いずれのナイフも一突きで刺されていると分かる。

被害者の名前が判明した。ミチェル・ベントリー3世(Mitchell Bentley III)。有名な大富豪ミチェル・ベントリー・ジュニアの息子である。彼はセントラルパークでの強姦および殺人未遂事件で無罪を言い渡されていた。その被害者がファーンで、クイーンオヴマーシーという病院のERで看護婦をしていた。昨夜、彼女は現場からアパートまで走っていくのを目撃されている。彼女の体に傷がないことから、あの血はベントリーのものと見て間違いない。

Don: Looks like a good, clean case of revenge.
Stella: She certainly made her point.


CSI:NY
(♪"Baba O'Riley" by The Who♪)



落下した血の痕。その形から、円形に動いていたと分かる。すぐその場を離れなかった理由は分からない。抵抗もせず、逃げ出してもしない。そうするしかなかったのはなぜか。現場近くに落ちている絆創膏。首に付いた血の指紋。赤い布切れ。まずは遺体を持ち帰り、シドに検死してもらう必要がある。彼女がどうやって無傷のまま、完璧と言える殺人を行ったのかも明らかにしなければならない。

ダニーは別の現場に来ていた。女性が美術館の前で血を流して殺されていた。そこにリンジー、シェルダン、そしてジェニファーも来た。目撃者はいない。発見したのはセキュリィの主任であるマット・フェラ(Matt Fella)で、開館しようと朝6時に到着した時だった。遺体のそばには銃が置かれていた。彼は一切触れることなく、すぐに911に連絡。もちろんジェニファーは彼を調べてみたが、駐禁チケットすら切られていなかった。

彼女のバッグには、鍵、電話、アイライナー、現金250ドルが入っている。強盗でもなさそうだ。彼女が死んで数時間。財布からはブラックカードが出てきた。年会費5000ドルであることから、そういう地位の人間なのだろう。IDからジョアンナ・モーガン(Joanna Morgan)と分かる。会社はFormidable Advertising Corp。

Danny: Looks like somebody wasn't buying what she was advertising, huh?

背中の傷は、輪郭が滑らかで星型(銃口)に裂けた痕がない。火薬による火傷も付いていないことから後ろから撃たれたと分かる。胸の辺りに大きく裂けた傷があり、輪郭が定まっていないのでここから弾丸が抜けていったのだろう。位置を見ると上から下へ貫通。手首は骨折。撃たれて倒れた時に、折れたと考えてよい。階段の上から見下ろすように彼女を撃ち、彼女は転げ落ちた。使用された薬きょうは銃弾は2つ分。ところが探してみても、銃弾どころか銃弾が着地した跡すらない。

彼女を別の方法で殺し、銃弾を抜いて銃を置いていった。

Danny: I heard of, "Leave the gun and take the cannolis," but I never heard of, "Leave the gun, takes the bullets."

(ご存知、映画"The Godfather"より。カノーリはイタリアのお菓子。さすがイタリア系のダニーですね。)

早速ラボに帰って分析していく。ドレスの前側に硝煙反応(GSR: gunshot residue)が集中していた。やはりシェルダンの推測に反する。同様に財布の中からもGSRが検出された。さらに銃に付いていた指紋は彼女のものだけ。銃は現場とは別の場所で使われたとも考えられる。銃の初心者である彼女が試射したために、銃弾が1つないということか。だとすれば自殺の可能性もあるが、真夜中に美術館前の階段で遺書もなくとは、いささか信じがたい。銃弾による傷口を調べると、入り口と出口が同じような状態になっている。これもおかしい。

シドがミチェルの検死を終えた。全てのナイフは奥深くまで突き刺されていた。至近距離から相当な力でやらないと不可能だ。最初の一刺しで、背骨を支える筋肉を引き裂き、歩行不能になるくらい内臓をえぐっていた。立ったままの状態でそれを行うのはほぼ不可能だと思われる。人間の姿勢を司る筋肉は強固で、よほどの運か技術を持った人間の仕業だというシド。残りの部分は、先のダメージがあるのもあいまって容易である。ナイフにはバーブ(barb: 逆方向のとげや針)が付いているため、簡単に抜くことはできない。死因となったのは肩の辺りの傷。大動脈を完全に切断し、心筋をやってしまっている。これで即死。だがなぜすぐにこれをやって殺してしまわなかったかの疑問は残る。確実に言えることは、犯人は人体に詳しい人間。医学関係のバックグラウンドがある人間を調べることにする。

ファーンをダンが尋問。彼女は自分のアパート近くで偶然死体に出くわした。しかもそれが自分をレイプし無罪放免になった人間。病院からの帰りにそれが起きたが911に連絡せず、全身血まみれで家にいた。感情的になっていて警察に連絡できなかったとの事だが、服を捨て血を洗い流していたではないか。彼を殺したいと切望していたはずだ。しかし、彼女は一貫して殺害を否認している。

マックが証拠品を分析した結果を持って、ダンと入れ替わる。ミチェルの首に付いていた指紋は彼女のものと一致。同時に赤い布切れは彼女が捨てようとしていたドレスの一部だった。看護師である彼女は彼が死んだか手首と首の脈を調べていた。彼女は弁護士を要求して、徹底抗戦する。ミチェルを無罪にした判事を信用してないと言うが、彼女の頼みもまた法システムだというのがなんとも皮肉ではある。マックは彼女の完璧すぎる答えに疑問を持っていた。

Mac: She certainly has all the answers. When you've taken the time to plan a murder, it's very possible you've already considered all the questions.

彼女の家から押収したナイフを調べてみたが、指紋は一切出てこない。うち2本のナイフの取っ手からアミノメチルプロパノール(amino methyl propanol)とメタクリレイト(methacrylate)が検出された。

Mac: You can just say "hairspray."
Stella: I can't help it. Chemical compounds just sort of roll off my tongue.

なぜヘアスプレーか。犯人は頭に櫛のように挿して、ナイフを隠し持っていたからだ。上皮細胞も付着していたが、おそらく現況ではファーンからDNAサンプルを採る許可は出ないだろう。

もし彼女が犯人でないならば、彼女はレイプされた上に真犯人に刑務所に入れられようとしている。逆に彼女が犯人だとすると、なぜ今になって彼を殺したのかという疑問が湧いてくる。マックは現場の写真をステラに見せ、計画的で計算された犯行との見解を持っていると話した。さらにはこの殺害方法にメッセージが込められているとさえ言う。

Mac: It has something to do with Spanish Style Bullfighting.

ナイフはベントリーの体に正確に刺されている。血痕は円形を描いていることから、逃げられずうずくまっていたのだろう。スペインの闘牛では、マタドールは牛の前に赤い布を持って立ち、決まった形に動かしていく。そして長所と短所を見極め、丁度いい頃合で背中にナイフを刺す。牛の筋肉が弱くなり脈も落ちてくると、かえって激しい攻撃意欲を掻き立てられる。次はバーブドランス(barbed lance)を2本抜き取り、脇腹に突き刺す(Tercio de Banderillos)。仕上げに、ソードで肩の間を突いて心臓を一撃(Tercio de Muerta)。これで牛は即死する。見事なまでの理論だが、真相はどうなのか。

シドは気になってジョアンナの遺体を調べていた。ダニーとシェルダンの2つの矛盾する理論に説明が付いたらしい。彼女の皮膚に接触するように銃を撃った。銃身からガスが噴出し、皮膚と内臓の間のスペースに急速に入り込んでいく。その勢いで銃弾は進んでいき、反動としてガスは入ってきた方向に出て行くことになる。そうすると入り口の傷は戻ってきたガスの力でさらに裂け、出口の傷と似たようになると言うのだ。

しかし背中の傷が入り口のように見えるのはなぜか。傷口辺りをしっかり支えておくと撃ったときに広がったり裂けたりするのを抑えることができるのだ。遺体発見現場には、コンクリートにガラスと鉄があった。もし彼女が一人でそれを支えにして自分を撃ったなら、銃弾は下に落ちていいはず。その矛盾点には手首の骨折から説明が付く。骨は手首を返すようにして折られていた。つまり別の人間が無理やり彼女の手を持って押さえつけたと考えられる。予想としては、銃を誰かに向けた彼女を別の人間が後ろから取り上げようとし、もみ合いになって彼女の胸の辺りから撃ってしまった。抜けた銃弾は後ろにいた人間が受け、そのまま現場を立ち去ったために銃弾が見つからなかったと言うわけだ。

シェルダンはシドから胃の中に入っていた物を受け取りさらに調べを進めていく。ほとんど消化されていないことから死亡直前に食べたと分かる。ドレスアップしていたので、誰かと食事したと考えられる。

ダニーは市内の病院全てに連絡してみたが、銃撃を受けた怪しい患者は一人もいなかった。やはり犯人は知られてはまずいと医療機関に行っていないのだ。気になるのは、現場で見つかった血液はジョアンナのものだけということ。これだとシドの理論がどこまで正しいかは分からない。そこで逆の可能性を調べるため、リンジーと共に現場に戻ることにした。

マックはケンドールに状況を聞きに来た。絆創膏の血は被害者のもの。ただ付着していた皮膚からそれは土踏まずに貼られていたものだと分かる。なのでデータベースを調べても当然出てこない。彼女の想像だが、新しい靴を履くのに滑らないように貼ったのではないかということだ。他にはチャド(chad:パンチで穴を開けた時に出来るような小さな紙くず)があったが、選挙の週でもあるので簡単には特定できない。全ての可能性を調べてみる。

アダムは、ベントリーのズボンについていた白い繊維を調べていた。それは黒いナプキンから出たもので、このエリアでそれを出してくれる店の中で夜遅くまで開いているのは1軒しかない。店の名は、カサ・デル・マタドール・グリル(Casa del Matador Grill)。そこは去年ベントリーがファーンを襲う前に彼女と出会った場所だ。さらにマタドール説とも噛み合ってきた。彼が死ぬ前にそこでご飯を食べていたのだろう。

ダンとステラがレストランでMaitre'dに話を聞くが、ファーンの顔に見覚えはないと言う。ベントリーの方は、確かに来ていた。一緒にいたのは茶色の髪で、赤いドレスを来たホットな女性。予約はフローレンス・ナイティンゲイル(Florence Nightingale)という名でしていた。おそらく偽名だろう。支払いは現金。払ったのは女の方で、チップも弾んでくれた。ただ、コンタクトか何かを落として少しイライラした様子だった。結局見つけられず帰ったらしい。見つけたら返却したいので、名刺をもらえるか聞いたがなぜか拒否された。ダン達が二人の座っていた席を調べると、椅子の足の裏側に何かがくっついている。

Don: Hard to tell what it is. I will leave that... up to you scientists.
Stella: Thank you very much.

持ち帰ってアダムが調べた。ダイアモンド・ミンクアイラッシュ。1ペアで1万ドルの代物だ。まつ毛のエクステンションなので、鑑定に使えるほどのDNAサンプルを採取出来なかった。とはいえ、これだけ高価なものだ。売っている場所は限られている。5000ドルの価値があるものを探しに来ないのには、よほどの理由があるはずだ。

ダニーとリンジーが現場を再検証していると、ずっとその様子を見ているガードがいる。殺人現場を見てショックを受けているのかもしれないが、仕事中にも拘らず気もそぞろな感じだ。銃で怪我を負った様子がないので、犯人の可能性は薄いが気になるところではある。

Danny: All right, point the gun at me.
Montana: Definitely could have gone right through the love handles.
Danny: That's too low, wise ass.

とかじゃれあっている場合ではない(love handleはモチロン贅肉です。アレの時に...持てそうでしょ♪)。美術館に背を向けていた彼女が前から撃たれたのなら、後ろの壁のどこかに弾丸が埋まっているはずだ。

Danny: Boom.

クライムライトで念入りに調べると、くぼんでいる場所がある。柱の丸い部分にそれはあるので、それだけでは弾丸が反射した角度を特定するのは困難だ。しかし実際に撃って調べることは出来ないので、モンタナが悪童のような表情でいい考えがあると応急処置キットを持ってくるように言った。

Danny: What, did you, uh, shoot pebbles at squirrels back in Montana?
Montana: No, I used to shoot boys.

彼女は即席でパチンコを作り、先端にチョークを塗った弾丸を撃って試すことにした。体内を貫通したことによる減速を加味し、現場から傷跡をめがけて発射。跳ね返った場所の辺りを再び調べる。お見事。血痕つきの弾丸が落ちていた。

Danny: Quite impressive. I can't believe that contraption actually worked.
Montana: And that all three of my shots were perfect?
Danny: Let's just hope this cheap piece of lead holds some valuable answers.

血液はジョアンナと男の血が混じっていた。これで彼女は胸から上方に向けて撃たれ、背中に貫通していったことが分かった。ということは、捜すべき男は肩の前方部分に銃弾の傷痕があるはずだ。

マックとダンはスタントン(Stanton)という女性のところに話を聞きに来た。確かにレストランで聞いた外見の情報と一致する。彼女は昨日ベントリーと一緒にレストランにいた。彼女は編集者で無罪になるまでの経緯を本にするのを手伝っていたらしい。食事をした後、数ブロック歩いてそれから彼女は一人でタクシーに乗った。もちろん、その時彼は生きていた。彼女はペン・ステーション駅(Penn Station)まで行き、そこからは電車に乗って家まで帰った。ダンがDNAサンプルの提出を求めると、これを拒否。今日はひとまずここで終わり。

Mac: I'd keep an eye on this story. I have a feeling there's a few more chapters to be written. And we'll keep an eye on you.

ケンドールは絆創膏に付いた靴型をずっと分析していた。アレコレ調べまわってやっと見つけたのが、地下鉄マップ。イアン・バートン(Ian Burton)のトレードマークだ。実際の商品のサイズと比べて、ぴったり一致するのは6のサイズ。これを売っているのはWest 4thにあるブティックのみ。最近購入した人間のリストを調べることにした。

ダンとジェニファーが車でスタントンを追跡していると、向こうの方からやってきた。嫌に自信があるようで、聞きもしない今後の予定を羅列していった。だが彼女が残していったものは、それだけではない。髪の毛が1本落ちていた。持ち帰ってナイフから得たDNAと比較したが、マッチしない。

Mac: Amber Stanton was so coy and confident. She wanted me to know she had something to do with Bentley's murder.
Stella: I hate to say it, but all the evidence points to Fern Lazlow.

あの靴を買ったのは、なんとジョアンナだった。二つの事件が交錯する。ジョアンナ、ファーン、そしてアンバー。この3人とベントリーをつなぐものは一体何なのか。

アンバー・スタントン。7年前にレイプされ、犯人は未だ捕まっていない。ジョアンナ・モーガン。5年前にレイプされ、容疑者は釈放された。そしてファーン・ラズロウ。ベントリーにレイプされ、彼は死んでしまった。現在のところ、第一容疑者である。彼女については十分すぎるほどの証拠が出ているので、他の二人について考えてみる。

アンバーとジョアンナは会社のCEO。離婚し、郊外の大きな家に住んでいる。仕事場はマンハッタン。こういった共通点がある。逆にショッピングの場所やレストラン、電話相手といったものは共通していない。やはりジョアンナを殺害した犯人が鍵となりそうだ。ファーンをレイプしたベントリーを最後に見たのはアンバー。残された証拠で有用なものが1つある。絆創膏から採取したチャド。ケンドールは不在者投票のものではないので別方向で調べている。全ての事柄をつなぐため、今一度事件を洗い直すことになる。

シェルダンはマックを呼び出した。彼はモーガンの胃の中の物を調べていた。発見したのは食べ物ではなく、食品を媒介とするバクテリア。彼がそれを見たのは初めてで、ソースを特定するのに相当な時間を要するものだった。Brucellosis Listerial bacteria(Brucellosisはブルセラ症を引き起こすバクテリア。Listeriaはリステリア属の細菌。この細菌がブルセラ症の原因となるバクテリアを保有しているということだと思う)という極めて珍しい組み合わせだった。これは、自らを健康なファゴサイト(phagocyte: 食細胞)に送り込むことが出来て、細胞内でバクテリアがファゴサイトの機能を奪い取り変異させる。するとバクテリアはファゴサイトを自由に行き来することが可能となり、腸の中で活発に活動するのだ。つまり、ジョアンナは非常に稀で激しい食中毒にかかっていたということになる。生きていたとしても相当大変な状態だったことだろう。それは他の客についても同様のことが言える。当然、医者にかかるくらいの病気なので、病院に行ったとしたら記録があるはずだ。それをたどれば、ジョアンナが誰と食事していたか分かるに違いない。

マックはそれを聞いてもう一つ考え付いた。バクテリアが健康な細胞を変異させたとしたら、髪の毛の細胞にも同様のことが起きている。骨髄を除けば、唯一活発に細胞が分裂している場所である。髪の量は多いが、活動量から考えると極わずかではあるがそういったことがあってもおかしくはない。アンバーの髪から採取したDNAも変異したものである可能性は十分にある。ベントリーを刺したナイフのDNAと一致しなかったらといって、彼女を容疑者から外してはならない。

ダニーとリンジーは礼状を持って彼女のオフィスを捜索。

Amber: Detective Taylor better have crossed his "t's" and dotted his "i's when he applied for this search warrant.

と明らかに動揺している彼女。バートンの靴箱が出てきた。開けてみると中身は空。またおかしなことを言う。400ドルの靴をいとも簡単に捨てたらしい。

Amber: Mitchell Bentley was a piece of garbage. You just don't get it, do you?
Lindsay: It doesn't matter who the victim is; it's the killer we're after.

押収した品をラボに持ち帰って分析。結果が出る前に、ジェニファーから情報。例のバクテリアによる食中毒はわずかに1件。ミッドタウンにあるカラージオス・グリル(Kalergios Grill)。ヘルスデパートメント(the Health Department: 保健衛生局)に聞いて名前を調べたら、スティーヴ・カプラン(Steve Kaplan)という男がセント・ヴィニー病院に(St. Vinny)に運ばれていることが判った。彼はERで騒ぎ立て、鎮痛剤を要求していた。運ばれた原因は食中毒のはずである。

Stella: Must have been more than just a bad stomach.

カプランは2004年にモデル殺害の容疑から無罪放免になっていた。もう間違いない。ジョアンナは彼を狙っていた。そこで彼を警察に呼んだ。

資料によれば彼は右利き。ところがサインを求めると、左で書こうとしている。すぐに逃げ出そうとしたが、立ち上がる間もなくダニーが押さえつけた。シャツをめくってみると肩には包帯がしてある。

ジョアンナとはインターネットで知り合い、スリルのある場所でセックスするために美術館に連れられた。そこで彼女が銃を取り出したのだが、ためらって撃てなかった。もみ合いになって彼女を取り押さえたというのが彼の話だが、それだけで正当防衛とは呼べない。警察にも連絡していないからだ。殺人の容疑をかけられた人間の言うことなど警察が信じてくれるはずもないというので、ダニーとジェニファーもお言葉に甘えて逮捕した。

Danny: Hey, do me a favor, get this moron out of my face.

アンバーをマックが尋問。絆創膏に付いていたチャドは、ロングアイランド・レイルロード(Long Island Railroad)の切符からのものだった。電車通勤をする人間というのは、習慣を持っているものだ。毎日同じ車両の同じ席に座るから、自然と周りは同じ顔ぶれになる。そこでジョアンナと知り合った。さらに仲良くなり、プレゼントを交換するまでに発展した。空の靴箱にはプレゼント用の包装の一部と彼女の指紋が付いていたからだ。

そしていつしか彼女が自分と同じだと気づいた。美しくスマートで一見幸せそう。だが内面に傷を抱え、怒りを秘めている。被害者であるという同じ痛みを持っていた。二人は、法システムでは晴らされなかった恨みを他の被害者の分まで晴らそうと決意した。

ジョアンナはカプランを殺し、フェラが見つけられる美術館の前に死体を捨てた。カプランはフェラの婚約者を殺したのにもかかわらず、釈放されていたからだ。アンバーはベントリーの死体をジョアンナが見つけられる場所に捨てた。木曜の夜は昼夜交代で働き、明るい公園を通って帰ってくることをアンバーは知っていたのだ。

彼女は、ジョアンナの看護婦としての本能が、彼女を有罪にしてしまうなどと考えてはいなかった。ベントリーの脈を直接取ってしまうなど、彼女の頭にはなかったのだ。結局、ナイフとアンバーの髪の毛のDNAは一致した。今度は櫛に付着した髪で調べたので間違いない。

アンバーとジョアンナには1日45分の友情が芽生えていた。やがてレイプされた過去を話し合うようになり、最も理解しあえる人間だった。だが彼女が選んだのは、法を司る人間ではなく、殺人者の道だった。彼女は自らを正義の裁定人(原語:an arbiter of justice)だと言った。しかし彼女は刑務所に入らなければならない。

Mac: Killing out of vengeance is not justice, Ms. Stanton. Justice is conscience. And when you lose that, you have nothing.

彼女はマックに微笑みかけた。連行されすれ違ったジョアンナにも笑顔を見せていた。本当の正義とは何か。本当の良心とは一体何なのだろうか。

[END]

[感想]

真犯人を無罪にしてしまっているという問題を扱っていました。法を犯しただけでは駄目で、法に裁かれて初めて犯罪者となるシステムの矛盾点はいつもあります。一事不再理にあるように、無罪と決まれば同じ事件をもう一度審理できないんですよね。現実にはこういった不条理な事例が少なからずあると思いますが、思っているほど復讐事件が起きていないのは、最後のマックのセリフに起因しているのでしょうか。

端折りましたが、ダンとジェニファーが少しいい感じになっているシーンがありました。それをアンバーに指摘されてちょっとイラっとしてたダンくん。先の彼女はどうなったんでしょう。

今週はケンドールが大活躍でした。イギリス訛りの英語なのでペイトンに代わるキャラとして確立されるのかな。ブリティッシュな話し方はなんだかセクシーです。個人的に、ですけど。

今回もカタカナ満載でお送りしました。それではまた次回♪

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Director: Oz Scott
Writer: John Dove

Star:
Anna Belknap as Lindsay Monroe
Eddie Cahill as Detective Donald "Don" Flack, Jr.
Hill Harper as Dr. Sheldon Hawkes
Melina Kanakaredes as Detective Stella Bonasera
Carmine Giovinazzo as Danny Messer
Gary Sinise as Detective Mack "Mac" Taylor

Emmanuelle Vaugier as Det. Jennifer Angell
A.J. Buckley as Adam Ross
Bess Wohl as Kendall Novak
Robert Joy as Sid

Guest Star:
Jenny J. Wade as Fern Lazlow
Chris Gann as Mitchell Bentley
Robert Tena as Larry Diaz
Lauren Stamile as Amber Stanton
Dax Griffin as Steve Kaplan
Suzanne Reed as Joanna Morgan

Music:
"New Path" by Gabriel & Dresden
"Train" by Zagar

©MMVII, CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
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