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[CSI:ニューヨーク] シーズン4第14話。NYPD! 超ネタバレ!!


建物で火災が発生。被害は複数階に及び、人が閉じ込められている可能性がある。連絡を受け、FDNYのファイアトラックが現場までの道を飛ばしていると、いきなり目の前から人間が火の玉の様に飛んできた。

ジェニファーの下に具体的な情報はまだない。死体にはいくつかの穴が開いている。穴を開けたと思われる小さな金属棒は、熱のために溶けた衣服にくっついている。直接の死因はこれかもしれない。ほとんどが焼け焦げているが、白い物体だけは無傷のまま残っている。ダニーがスキャナで成分分析すると、シリカだと判明。熱に強いセラミック、例えばスペースシャトルのタイルに使うようなものかもしれない。

グラブに溶接された布には、"MERCURY 3 SHEPARD"という文字と共にスペースカプセルが描かれている。宇宙飛行士にアラン・シェパード(Alan Shepard)という男がいる。みんな上を向いた。

Jennifer: The witnesses did say our vic came out of nowhere.
Mac: Houston, we have a problem.


CSI:NY
(♪"Baba O'Riley" by The Who♪)



ダニーはリンジーと共に現場で証拠を探している。ひとまず彼は仕事に戻ってこられる状態になったようだ。証拠となりそうなものは焦げた木片や溶けたプラスチックばかり。

Danny: Flimsy ride, for a guy who came from another galaxy.

モンタナも笑顔になって無事にパートナー復活である。

検死室。さすがに宇宙飛行士のヘルメットだけあってか、彼の顔は無事に残っていた。とはいえ、まだ誰かは分からない。シドが考えるに、そのヘルメット自体が死因の一端となった。現況からして、焼死か消防車への激突が浮かんでくるところだが、もう少し詳しく考察してみる。

彼の体に火がついたとする。すぐにヘルメットの中はガスが充満する。当然パニックになって外そうとするが、呼吸が荒れて逆にガスを大量に吸い込んでしまうことになる。心筋に直接ガスが吸入されてしまったことが死因と言うわけだ。ほぼ即死だったと思われる。

もう1つ気になるのは、彼に開いた穴である。あの金属棒はミートサーモミタ(meat thermometer: 肉の温度計)だった。カニバルかもしれない。足首より上の焼け具合が、下よりもはるかに激しい。骨へのダメージからして彼は時速80マイル(約130km)で車に突っ込んできたと思われる。

病理学者であるシドの単なる推測にしか過ぎないが、傷の様子を見る限り彼は大気圏内に再び入ったことによって出来たようだ。明確な証拠が出るまで、この理論が正しいことになる。他にきちんとした説明がつくのだろうか。

NYC。通りを女性が走っている。店の中を見て諦めた。また走り出した。周りを見回して、やっと見つけた。公衆トイレだ。彼女は財布から小銭を出して投入口に入れた。ドアが開いた瞬間、中から津波の様に水が流れ出て近くの建物まで一気に押し流された。同時に中からは一人の女性の遺体が出てきた。

ステラとダン。彼曰く、このトイレは市でも最もキレイとされている公衆自動トイレなのだ。自動、と言葉にマックが反応した。先週設置されたこのトイレは、なんと自浄機能がついている。殺菌剤で室内を洗浄し、水を噴出させて洗い流す。そういったシステムがついているために、常に清潔な状態が保たれるのだ。

Don: Put it this way: if a dishwasher and a porta-potti were to ever mix it up, this thing would be their offspring...

彼女の財布からIDカードが見つかった。ヴァネッサ・マトリン(Vanessa Matlyn)、23歳。名詞の方からは、彼女がソーシャルワーカーとして働いていたことが判る。現金とクレジットカードがあることから、強盗ではない。

Mac: Is that a ketchup packet?

一切何も取られていない、というところか。

擦り傷は水に押し出された時についたものと思われるが、彼女の右腕の右側面と左腕の左側面に切り傷がある。防衛傷だろう。傷はかなり深い。遺体の下からナイフが出てきた。マックの推察。彼女がトイレに入った時、犯人は後ろからつけていて一緒に入り込んだ。そして彼女をナイフで襲ったのだが、このシステムにより血も指紋もきれいに洗い流された。この場所を使えば証拠が消えると考えたのだろうが、証拠となるものはそれだけではない。現場を詳しく調べることにする。

再び検死室。

Sid: First victim I haven't had to wash in quite some time. Clean as they come.

しかし色んな物が残されていた。髪の毛採取のためにブラシでといていると、赤い破片が落ちてきた。トレイスに送って調べてもらっている。また、爪の下から血を発見していた。彼女は犯人を強く引っかき、流れた血が爪の間に入り込んだ。爪に守られて水で流されずに済んだらしい。それはDNAラボに送ってあるので、何か分かるかもしれない。

妙な点がある。彼女の防衛傷は、致命傷となるような血管部分に到達していない。つまり、ナイフによる傷は死因ではないのだ。CTスキャンの画像から、彼女の肺がひどく膨張していることが分かる。それによって心臓嚢を圧迫している。また、主気管支(main bronchi)の上部に大量の気泡が見つかった。口から大量の水を飲み込んだからだ。

ここで疑問が湧いてくる。彼女の腕の傷は致命的なものではなかった。犯人がフェイクのためにやったものかもしれない。だとすれば、トイレ内に水が充満した時、彼女は生きていたはずだ。ところが死ぬまで出ることはなかった。殺人方法を含め、別の可能性を考えなければならない。

火の玉事件。リンジーが調べたところ、被害者に火がつく前に大量の反応促進剤を浴びせられていたことが分かった。ベンゼンからバイオディーゼルまで全ての燃料類が混じっている。犯人が反応促進剤を保管していた容器は、何回も利用されていたものと思われる。ライターやマッチを探してみたが、発火装置も特定には至らない。

ダニーが現場で採取した布切れのような破片を調べると、アルミニウムメッキが施されたマイラー(mylar: デュポン社が開発したPETフィルム)だと判明。これが使用されているのは宇宙服である。

しかしそれを覆す様な物を発見したと、ケンドールがやって来た。それはストリート・リュージュ(street luge)用のボードである。実際の物とはちょっと違っていて、その場限り用の自家製ボードである。ダニーが発見したセラミックの部品は、高級なベアリングだそうだ。

通常なら鉄が使用されているところ、自家製なのに高価なセラミック。服も宇宙服並のものだ。

Kendall: Sounds like he had quite the identity crisis. Usually, you either run with the knuckle-draggers: makeshift board, skull cap, denim pants...
Lindsay: Steel balls.
Kendall: Or you hang with the pro crowd: factory rides, leather racing suits...
Danny: And ceramic. I got it.
Lindsay: So our victim was a real Jekyll and Hyde.

ケンドールがこんなに詳しいのは、彼女もこういうのが昔好きだったらしい。本人曰く、すぐに飽きたそうである。でもマッチやライターなどは見つからなかった。とはいうものの、彼女には場所を特定するためのアイディアがあるらしい。

シドがマトリンの髪から見つけた赤い物質は、パルミチン酸だと判った。有機ワックスであるが、色が赤いのはおかしい。色の方の解析は、アダムが現在行っている。

さて、マトリンがバスルームで溺れていた、という奇妙な点についてマックとシェルダン。鍵がいじられていた様子はなかった。配水管のサイズも至って普通の物で、不審な点はない。もう少し詳しく調べる必要がある。

マトリンの爪にあった血液から、CODISにヒットが出た。彼の名前は、セス・リギン(Seth Riggin)と言うのだが、彼はファイヴ・ポインツの刑務所(Five Points)で終身刑の服役中。現在、5年目である。

マックはその事件を覚えていた。リギンはシングルマザーを狙い、彼女のアパートの前までつけていってナイフで襲った。動機は全くなかった。彼女の12歳になる息子が発見し、警察に通報した。しかしNYPDが到着した頃には、出血多量で亡くなっていた。証拠として押収できたのは、DNAのみ。それも被害者の爪の下に付着していた血液からの物である。捜査の間、彼は無実を訴え続けていた。間違えて逮捕した、という可能性はないとマック。

Mac: How do you kill a woman from a prison cell?

ケンドールはダニー、リンジーと共に場所の特定をする。遺体は時速80マイルで衝突した。車輪のゴムとアスファルトの間の摩擦係数を0.8と仮定。正確な体重は分からないが、骨格からして大体165ポンド(約75kg)。重力加速度が9.8m/s2。これらから算出すると、35%以上の傾斜が使われたことが分かる。事件現場の周囲でその場所を探してみた。

Danny: Boom. 45th between 6th and 8th.

そこから1/4マイル離れたところで事件が起きた。ケンドール達はそのスロープを"Graveyard"と呼んでいたらしい。そこは"double black diamond"(◆◆)がついた最高レベルのプレーヤが集まる場所。

調べてみると、傾斜の途中で隆起している部分がある。80マイル以上の速度でここを通れば、空を飛んでいくことだろう。ケンドールから現場のダニーに連絡。マイラーとマーキュリーミッションの生地が一致した。それは本物の宇宙服に付けられていた物で、インターネットで"Mercury"という名前の人間が購入していた。同じ人間が、1ダースのミートサーモミタをキッチン用品会社から購入。さらにはストリート・リュージュも2ヶ月前に買っていた。

一方、リンジーは被害者のリュージュとは違う色の車輪を拾っていた。溶けている。被害者にはレースしている相手がいて、その最中でケンカが起きた。その延長でリュージュに仕掛けをしていたのかもしれない。車輪を持ち帰って調べることにする。

シェルダンはパイプの内側から物質を発見していた。それは、水と反応すると膨張するポリエチレンの一種(hydro-expansive polyurethane)で、配水管に傷や穴が出来たときに少量流すことで修理ができると言う物だ。それが大量に使用されていた。マトリンを切りつけた後、配水管にこれを流し込んで詰まらせ、彼女を溺死させた事は容易に推察できる。しかし、それをやったのが刑務所の中にいる人間だという疑問点が解消されない。

疑問はもう1つある。このトイレを作った会社によれば、3回使用されると洗浄システムが作動する。1回につき3ガロン(11.36リットル)の水が流れ出る。だが、彼女をあの中で溺死させるには200ガロンの水が必要なのだ。今分かっているのは水が流れ出なかった原因だけ。どうやってそれだけの水が流れ込んだのかを調べなければならない。

ダニーとジェニファーは夜の"Graveyard"にやってきた。今日もリュージュのレースは行われている。観客の一人に死亡した男の写真を見せてみたが、知らないと言う。だが、マーキュリーを名乗る男はレースに参加していたことが分かった。男に温度計の事を尋ね、NYPDと告げたらいきなり逃走開始。ジェニファー、ゴミ箱を蹴り飛ばして3秒でカタがついた。

Jennifer: You luge, you lose.

彼らレベルのレースでは、超高速で滑るために発火する恐れがある。それを知らせるのがこの温度計で、わざわざ自前で作った。死んだ男の写真を見せると、彼はディーモン(Demon)という名前で、本名はデクラン・ハリスター(Declan Hollister)と言う。彼は凄腕ライダーで、レイダーガンで101マイルを出していたらしい。

彼に温度計で突き刺したことを聞くと、あっさりと認めた。ディーモンとは昨日レースをしていた。そこでお互いを妨害しあっているうちに、カッとなって彼を突き刺した。しかし、彼が滑って行ったのは濡れた路面だった。それにマーキュリーは、彼を愛すべき男だとさえ思っていた。だったらなぜ彼は先ほど逃げ出そうとしたのか。

Mercury: Street racing is illegal.
Jennifer: Thanks for the tip. Turn around.

令状なしで現行犯逮捕。

ダニーはリンジーのところに来た。マーキュリーが犯人と見てほぼ間違いないところだが、彼女が持ち帰った車輪を調べるとそうではないことが分かる。表面についていたロゴを復元してみると、"CONCRETE COWGIRL"とある。反応促進剤も付着していた。chemical fingerprint(MS分析などで調べた分子の構成)も被害者に付いていたのと完璧に一致した。それで、例のロゴだが"Concrete Cowgirl"は、サンドラ・ポーク(Sandra Polk)と言う女性レーサーのものだった。サンドラとは、現場に行った時に写真を見せて話を聞いた観客の女である。

彼女にはBad Bones Wheel Companyという会社がスポンサーについていて、彼女が時速95マイルという世界記録を出したと事は都市伝説にもなっている。彼女のボードも車輪もカスタムメイドで、市販されていない。つまり車輪が現場にあったということは、彼女がそこにいたという証明になる。そこで考えられるのは、100マイルを越せるというディーモンの存在を彼女が恐れたのではないか。伝説が破られれば、スポンサーからのお金もなくなってしまうかもしれない。

スーツも他の道具と同様にカスタムメイドで、彼が着ていたものと同じ素材だと思われる。ということは、彼女は自分で反応促進剤がついたスーツを作って彼に送った。そして彼が一人になるのを待って、火を付けたと考えられる。だがGraveyardに火をつけたマッチなどは見つかっていない。彼女が持っていったのか、他の人間が取っていったのか。

Danny: Either way, this cowgirl might be into smoking her competition.
Montana: Literally.

リギンの出生記録が手に入った。双子ではない。ファイヴ・ポインツの看守に囚人達の動きを全て調べられる追跡システムをチェックしてもらったが、怪しいところは一切ない。外部と接触させてもらえるような特例も認められてはいない。面会、郵便、インターネット、テレビ、全て禁止されている。

マックは過去の証拠品を現在の器具を使って再検証した。しかし、やはり犯人はセス・リギン。確かにDNA鑑定は100%絶対を約束する物ではない。理論上、5兆分の1の確率で同じ人間がいるからだ。確率はゼロではないし、それしか考えられる筋道がないのだからどうしようもない。

Mac: Then it's time to go talk to one of them.

マックがリギンと話をする間、ステラは彼のセルを調べに来た。この事件が起きたことにより、自分の無実が証明されると自信を持ち始めたリギン。気になるのは、同じDNAを持った二人が別々の犯罪を犯した可能性もあることだ。今回の殺人犯が彼でなかったとしても、前回の罪を消すと言う判断を判事が下すのだろうか。

マックはステラに合流。彼女はメモを発見していた。

"I like tuna fish. After lunch I took a nap."

ただの文章かそうでないか、暗号を解いてみる必要がある。誰か宛に何かのメッセージを伝える物かもしれない。

ワックスの染料の色はヴァーミリアン(朱色)であると判った。色んな場所で使われているが、この事件で考えられるのはシールワックス(seal wax)。高級リカーやワインのボトルを密封するためのロウである。今回のワックスと染料の特殊な組み合わせから、それはOlivia Di Pascalというヴィンテージもののポートワインのボトルだと特定できた。

シールワックスをはがす時、小さな塊がポロポロこぼれ落ちる。それがマトリンの髪に付いたのだろう。ニューヨークでは32の会社がワインを卸している。その中に、2日前に積み下ろし人をクビにし、Pascalのワインを扱っている会社が1社あった。彼はヴィニー・パルグレイヴ(Vinnie Palgrave)という名前で、重窃盗罪(grand larceny)で3年服役し、2週間前に仮釈放されていた。

Sheldon: Could just be our one in five trillion.

ヴィニーとヴァネッサはオンラインで出会った。刑務所での行いが良く、コンピュータ使用の特権をもらった彼は、8ヶ月前に"felonydate.Com"で知り合ったそうである。

Mac: How about your behavior with Ms. Matlyn?

彼は彼女に触れてもいない。彼女のせいで仕事を失った今となっては、出会わなければ良かったと思っているほどだ。彼女は彼にポートを盗んでほしいと頼んでいた。あの夜、彼は彼女に会いに行った。メールでは愛してるよ、なんて言っていたのに、いきなり関係が終わったから帰ってくれと言われた。機嫌を直そうとボトルを開けて、彼女の髪をなでた。その時にシールワックスが付いたのだ。だが拒否されたので、彼はそのまま何もせずにワインだけ持って帰った。彼は自らDNAサンプルを渡すことに合意した。

ダニーとリンジーはカウガールに話を聞きに来た。新しいボードの製作のために、実験データを取っている。100マイルを超えたという噂を聞きつけた彼女は、彼にセラミック製の特殊スーツを彼にプレゼントした。公式記録ではないとは言え、自分の記録を脅かす存在なのだ。疑問である。

二人は現場に落ちていた車輪に、反応促進剤が使われていた事を知っていると話した。

Danny: That's the same juice that sent Demon to hell.

彼女はあの夜、Graveyardにいた。公式でレースをするのはスポンサーとの契約に反するが、ディーモンが記録を出したコースで同じ速度が出せるか試してみたかった。96マイルに達したところで発火し、即座に中止した。その様子は誰も見ていない。リュージュに人生をかけている彼女は、他人のボードに細工したりないと全面否定した。

マックが調べたところ、"felonydate.Com"は実在することが判った。本当に前科者専用のオンラインデートのサイトらしい。

Don: Is there no justice for law-abiding single men?

そこでヴィニーの情報を出してみた。身長6'1"(約185cm)とある。実際は、5'10"(177cm)程度だ。マックに連絡が入る。彼のDNAはリギンのものとは一致しなかった。これでヴィニーの疑いが晴れ、再びリギンが第一容疑者に逆戻り。矛盾のループから抜け出せない。

試しにリギンのプロフィールがないか検索した。無いのではなく、消去されていた。そこにステラ。消した理由は彼がマトリンとの関係を誰にも知られたくなかったからだと言う。

彼女はまず、手紙の入っていた封筒にある私書箱の番号を調べた。特に情報が無かったので、QDで調べた。しかし隠れた暗号もメッセージもなしと判る。そこで考えたのが、封筒自体がメッセージになっているのではないかと言うこと。

表面に赤いライトを当てて詳しく調べていると、切手が2重に貼ってあった。1枚目をはがし、2枚目の切手を拡大鏡で見てみると旗の絵に極小さな文字でメッセージが書かれている。

"VANESSA, YOU CAN DO THIS. STAY STRONG, MY LOVE."

これはWilaと呼ばれ、囚人同士がコミュニケイションを取ったり、自分の大事な人間とコンタクトを取っていることを他人に知られないようにするための手段である。

Stella: Which makes me think our innocent victim wasn't so innocent after all.

彼女はサイトでセスと出会い、彼を刑務所から出すための大芝居を打つことを頼まれた。ナイフが致命傷ではなかったのは、自らが襲われたように見せるためにつけたものだからだ。しかし彼女の爪に彼の血がついていたことは説明できない。メッセージの他に送ったものがあるのだろうか。

そこでマックが気づいた。現場でステラがIDカードなどと一緒に回収した物。ケチャップの袋である。表面に付いた赤い物質に紫外線を当てた。吸収して黒くなっている。

Don: I take it ketchup's not supposed to do that.

サイエンティストではない彼でも分かる簡単な話。中身は血液だった。

シェルダンは水があふれ出た原因を調査していた。自動で開閉するヴァルヴは電気で制御されている。ワイアとセンサが接触する部分に焼け焦げた跡がある。そこで現場に戻って制御パネルを調べると、絶縁ゴムが溶かされていて、3本のワイアが相互に接触させられていた。

1つは緊急用の予備電源から電力を供給するもの。1つはヴァルヴに信号を送るためのもの。外皮部分のみが焼けていて内部に損傷は無いことから、電気系統の故障によって溶けたのではない。

誰かが線を溶かし、この2つのワイアをつなげて、水を満タンにした。これで残る疑問は2つ。彼女がなぜ出られなかったのか。ホークスはこの答えも用意している。それは残る1本のワイアである。ドアのロックを司るセンサのものだ。この3つを同時に故障させて、事件の説明は付いた。残すところあと1つ。

Mac: The only question left to answer is...
Sheldon: By who?

ダニーとモンタナは結局発火装置を発見できなかった。そこで、人形を使って実験することにした。ケンドールも興味津々である。

Montana: So now, we're thinking if the Concrete Cowgirl spiked Demon's suit at a high speed, he'd eventually flame out.
Danny: And turn into a human torch.

スーツを着せた人形をボードに乗せ、ダニーのバイクでベルトを高速回転させて車輪に摩擦を加える。126マイルで発火した。しかしそんな速度で滑れる人間などいるわけない。リンジーは水をかけて火を消した。いや、車輪の回転が弾き飛ばして中々消えない。しかも水しぶきがどんどん体にかかっていく。

ここで新たな可能性が浮上した。二人が現場に行った時、前日のにわか雨で地面が濡れていた。地面にオイルやガソリンが染み出していたと思われる。そこを高速で滑っていって、全身オイルまみれになった。反応増進剤にありとあらゆる燃料が含まれていたのはそのためだった。今まで通った車やトラックのものが全て混じっていたのだ。これでサンドラの発火の話は証明できた。

しかし、発火はするが全身が燃え上がるようなことは無い。やはり発火した原因は別にあるはずだ。今までの情報を整理して考える必要がある。

マーキュリーとディーモンはレースをしていた。そこで喧嘩になってマーキュリーが彼を刺した。その衝動でディーモンはコースを外れ、傾斜の急なコースに入っていった。やったことも無いコースを滑り、どんどん加速されていって怖くなった彼がとる行動は1つ。止まる。

Danny: Boom!
Montana: Danny?

リュージュを止めるには、足を使うしかない。靴底から金属反応が出た。裂いてみると、ゴムのすぐ下に細かい傷のついた鉄板が入っている。停止するために靴を地面に当てたのなら、鉄と地面の間にあったゴムが摩擦で燃え上がったのだ。

Kendall: So this was all an accident?

パイプ修理用のポリエチレンを購入した会社の1つが判明した。F.T.InnovationsはNYCのトイレ契約の入札で激しい争いをしていた。しかし現在置かれているトイレもまだ試験的に試用されている段階で、他の会社のものが欠陥だと証明されれば入札に勝てる見込みはある。動機としては十分だ。

細工されたワイアの指紋はシェルダンが調べていた。瞬間接着剤にアルゴンレーザーという最新式の手法を使ってみたが、全く何も出なかった。しかし、手袋をはめて作業を行うのは相当難しい。ワイアの断熱材はポリマーというプラスチックに良く似た素材を使っている。それは金を使った指紋採取にはうってつけの素材である。

マックは自らこれを行い、金色の指紋を浮かび上がらせた。呼ばれたのは、スザーボ(Szabo)というF.T.Innvationsの社長。彼はアイディアを盗むために、配電盤を盗み見した程度だと言うが、500万ドルの契約を失ったという動機と採取した指紋がある。彼は真実を語り始めた。

市の職員として12年間働いていた。そして自らの会社を立ち上げた。彼は12年という長年の市との付き合いを信じていた。ところが低予算で組むため、F.T.ではなくスイスの会社を選んだ。だからフェアじゃないと言う彼だったが、自分勝手な行動のために人が死んだのだ。マックは怒りを押し殺していった。

Mac: A woman lost her life inside that bathroom because of your reckless abandon and your greed. You want to talk about fair? Go talk to her family.

なんとも皮肉な結末だった。

Don: Woman dies trying to spring one dirt bag from prison.
Mac: And instead puts another one in.

そして元の一人と言うのは当然、リギンである。聴聞会の準備を弁護士と共に行っている彼の下に来た。相変わらず何も言うなと指示を出す弁護士であるが、その必要は無い。マックは一人で話し出した。

ヴァネッサ。ウェブサイト。切手。そして、ケチャップ・パケット。彼は刑務所のカミサリー((prison) commissary: 売店)でそれを盗み出した。自分の血を中に入れてヴァネッサに送るために、郵便物を検査する人間に金を渡した。受け取った彼女はトイレで爪の中に血を付けた。彼のDNAを持った人間が外で事件を起こせば出られるとは良く考え付いた。

リギンはマトリンを殺した人間がいると言うが、それは全く別の話。主義主張も違うし、動機も異なる。それに彼を出獄させる理由にもならない。

Mac: As for this one, it's over.

やはりマックは間違えていなかった。

[END]

[感想]

今回のマックのセリフはなんかウケた。

ホントに同じDNAのやつだったらどうしようって思いながら見てしまった。人類100万年の歴史の中で、自分と同じDNAを持った人がいたりしないかなぁ、とか思うんですがやっぱりいないのかな。自分が誰かの生まれ変わりだとしたら、その人じゃないかと考えたりする。

話が面白いからいいんですが、偶然だった、事故だったって言う結末が増えているような気がするんですけど。別に殺人である必要は無いけど、なんでかなぁと思う。ケンドールだって疑問を抱いていた(笑)。裏で別の理由があったりするんだろうか。でも無実の被害者が実は殺人犯を出獄させるための共犯者で、というどこか憎みきれないような終わり方は逆に良かったと思う。

シーズン4はこれでひとまず終了です。前の事件が解決してないから、4のまま再開するのかもしれません。またその時にお会いしましょう。ジェニファーのシーンよかったなぁ。レギュラーにならんかいの。

エピソードタイトルは、結局見つからなかった火をつけるマッチと、試合のマッチをかけたものです。お忘れなく~♪

でわでわ。(注: 4月に再開する運びとなりました)

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Director: Christine Moore
Writer: Bill Haynes

Star:
Anna Belknap as Lindsay Monroe
Carmine Giovinazzo as Danny Messer
Gary Sinise as Detective Mack "Mac" Taylor
Melina Kanakaredes as Detective Stella Bonasera
Eddie Cahill as Detective Donald "Don" Flack, Jr.
Hill Harper as Dr. Sheldon Hawkes

Emmanuelle Vaugier as Det. Jennifer Angell
Bess Wohl as Kendall Novak
A.J. Buckley as Adam Ross
Robert Joy as Sid

Guest Star:
Jason Chambers as Mercury
Nicole Marie Lenz as Concrete Cowgirl/Sandra
Reid Scott as Seth Riggin
Aaron Behr as Vinnie Palgrave
Brad Graiff as Attorney
Christopher Bello as John Szabo

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