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[LOST] シーズン4第3話。今週はサイード。Full Recapでおさらい。


 サイード。目を閉じて祈りを捧げる。戻って来るまで置いていくことになったネイオミのためである。そこにジャックとジュリエット。彼は彼女にベンが島の外に知り合いがいたことについて聞いてみたが、彼女は知らなかった。後ろからは彼の居場所を知らないのかとマイルズが追いかけてくる。彼はただベンを探せと言う命令のみを受けてここにやって来た。彼の素性などを知る必要はない。報酬には一切無関係なのだ。

 サイードはネイオミが付けていたブレスレットを外した。'N, I'll always be with you. R.G.' と書かれている。R.G.とは一体。

 ジャックはロックのことを教えた。彼はネイオミを殺し、シャーロットも捕まえている。彼の行き先も知っているのだから問題はないはずだ。しかし今度は銃を巡って揉める。マイルズはいきなり突入しようとしているのだが、ロック達の下にも武器はあるし人数も違っている。

 そんなケイトの警告も聞かず出発だと言ったら、今度はサイードが制止した。そしてフランクにヘリを飛ばせるなら船まで連れて行ってくれと頼んだ。ところがジャックが待てと言う。そもそもこの計画に乗ったのは彼で、船に助けてもらって島を脱出するのが目的だったはずだ。その点でロックとも別れたのだが、ジャックはこの3人を信用していない風である。

 フランクは燃料の都合で3人しか連れていけないと言う。マイルズは彼らを連れて行くのに反対するが、サイードはシャーロットを無事連れ帰るという条件を出した。

サイード 「もし成功したら、俺を船まで連れて行ってくれるか?」
フランク 「もちろんだとも。君がシャーロットを無事に連れ帰ってきたら、島から脱出させて差し上げよう」

 サイードはこの時、"me"という言葉を使った。つまり他の人間が断っても俺は行く、ということである。勝手に話を進める様子にケイトやジュリエットは不満そうだった。

 フラッシュフォワード。サイードは一人ゴルフを楽しんでいる。髭は相変わらずだが、髪を短くして、島の頃とは少し雰囲気が違う。そこにカートに乗って男がやって来た。プレー途中でもあるのに、次のホールまで乗っていかないかと聞いてくる彼は、サイードの知り合いの男らしい。

 サイードが毎朝一番乗りでコースに出ていることが分かる。どうやら貸し切り状態で楽しむために、高い金を払っているようだ。男はカートから降りた。彼らがいる国は、セイシェルズ(Seychelles: セーシェルとも)。アフリカ東部に浮かぶ島だ。

 サイードが7番アイアンでグリーンを狙っていたら、男は5番を勧めた。断ると50ユーロで賭けをしないかと持ち出した。頑固なサイードは逆に100ユーロを提示し、島では見せなかったゴルフの才能を見せた。左利きで打ったショットはまずまずの場所に着地。続いては男の番。

 彼はサイードに仕事について聞いた。働いていない。飛行機墜落の補償金があるからだと話した。 「オーシャニック航空815便。私はサイード・ジャラー。オーシャニック・シックスの一人です」

 この言葉で男の表情が一変した。ショックと言うのか、恐怖と言うのか、彼は何かを言おうとして口をつぐんだ。記事で読んで知っている、と誤魔化した彼だがもっと別の形で知っているようだ。彼は5番でピンそばまで寄せたが、そのまま帰ろうとした。自分の負けだから払うよと言うサイードに、強張った表情で逃げ出そうとする男。

Man: It's fine, thank you.
Sayid: I insist, Mr. Avellino.

 バッグからお金ではなく銃を取り出して彼を射殺した。ゴルフ場にはスプリンクラーで水が撒かれる。サイードはアヴェリーノとカートを放置したまま、次のホールへ歩いていった。


Lost



 サイードはスーツを着て、とあるカフェにやって来た。彼はテーブルに一人座っている女性にドイツ語で声をかけた。席が空いていることを確認して、席に着く。彼は地図を開いた。すると彼女の方からどこに行くのかと声をかけてくれる。たまらずサイードは英語で返した。

Sayid: 'Is it free' was the full extent of my German.
Lady: What are you looking for?
Sayid: I love Europe. Everyone speaks English.

 彼が探しているのはPotsdmaer Platzという場所。彼女によれば通りを隔てたすぐそこにあるらしい。彼女の名前はエルサ(Elsa)。サイードがエスプレッソを注文して少し会話をする。

エルサ 「どんなお仕事でベルリンまでいらしたんですか?」
サイード 「私、ヘンドハンターをしてまして。会社でリクルータの仕事をしているんです。あなたは何を?」
エルサ 「あるエコノミストに雇われているんです。新興市場で働いているらしいんですけど、何をやってるか全く知りません。だって、私は買い物係なので。(ポケベルを見せて)これが鳴ったらすぐに来い、って。でもベルリンに来るのは年にたったの1,2回だし最高の仕事ですよね」
サイード 「だから優雅にお昼のコーヒーを楽しんでいるんですね」

 彼はそう言って少しの間、彼女を見つめた。 「はい」と言って彼女も彼を見つめている。

エルサ 「あなたのこと、どこかで知っていたかしら」
サイード 「どこで知ったのか教えてあげますよ。もし、ディナーに招待させていただけるなら」

 彼女は彼の地図を取ってレストランに印をつけた。8時にこの場所でと告げて、彼女は立ち去って行った。一人になって微笑むサイード。店を出て電話をかけた。相手の男に 「接触をした」とだけ残し、携帯電話をゴミ箱に捨てた。そして積もった雪で手を洗った。

 島。サイードはカバンから紙を取り出した。ネイオミが持っていたデズモンドとペニーの写真。彼女がデズモンドを探していたのだとすると、ベンと言う共通の目的以外の目的があったことになる。彼なら何か知っているかもしれないとサイード。

 彼らが今いる場所からビーチまで数時間。ジャックはジュリエットに行ってもらうことにした。彼女も拒否する理由はない。ジャックとサイードは作戦会議。

ジャック 「どういう作戦で行こうか」
サイード 「君はこの手のミッションには向いているとは言えないだろう」
ジャック 「どんなミッションだよ?」
サイード 「俺は無血開城でロックの手からシャーロットを解放する」
ジャック 「俺だとその正反対をやってしまうと」
サイード 「前にアイツと会った時、銃を突きつけて引き金を引いた。いい交渉法とは言えないね」

 密談を交わしているとマイルズが 「ジャラー。お前一人でシャーロットのところに行くのか?」と聞きに来た。 「もちろん、そんなことはない」と合わせておいた。銃を返せと言う彼に、10分後に出発するとだけ告げて準備に取り掛かった。

Saywer: You ready to give us a name, Gizmo?

(映画 「グレムリン」より)

 自分を生かしておく唯一の手段である船のスパイが誰であるか教えてくれるわけがないとロック。

Saywer: Well here's an idea, why don't we take a gun and point it at his big toe and send that little piggy to market? And if he still doesn't want to tell us, we'll move on to the roast beef. And why don't we do that?

 相変わらず敵意むき出しのソーヤーだが、ロックは 「彼を運ばなければならなくなるからだ」とだけ言った。ようやくたどり着いた場所。だがそこに小屋はなかった。そこを取り囲むように灰が落ちている。拾い上げて確かめたが、やはりそこに小屋はない。ハーリーも道を間違えただけじゃないかと知らないフリをする。

 そんなに重要な物かとソーヤーに聞かれ、答えられないでいるとベンが代わりに答える。 「ジョンは次に何をすべきかを教えてくれる人を探しているんだよ」 睨みつけるロック。彼は誤解だったとして、予定通り宿舎に向かうことにした。彼は動揺しているし、メンバーも状況を飲み込めない。

 さらにルソーはシャーロットの仲間がジャック達と一緒にいるのなら、宿舎の方に行くのも知る事になると言う。これにはソーヤーも同調した。防弾ヴェストを着ている彼女を救いに銃撃戦でもやるんじゃないかというわけだ。一方のハーリーは隠れるだけならどうして彼女が必要なのかと解放を提案した。

ロック 「彼女は連れて行く。役に立つかもしれないからね」
ハーリー 「役に立つって、どんな風に?」
シャーロット 「人質としてって事でしょ」
ハーリー 「そんなのに契約した覚えはないぞ」
ロック 「どういう約束だと思ってたんだ?」
ハーリー 「いいかい。僕は彼女を離してやったらどうかって言ってるだけだ。彼らも誠実だなぁって思ってくれるよ」
ロック 「馬鹿さ加減を見せているだけだ。だってその通りだからね」
ハーリー 「ちょっとは歩み寄ろうって思ってるだけなのに」
ロック 「そんなの歩み寄りなんかじゃないだろう!いいかヒューゴ。今から俺が物事を決める。問題あるか?」

 彼はそう言ってハーリーに詰め寄った。彼の下へ行くんじゃなかった、という事の始まりはここからなのだろうか。

 ケイトはジャックに話しに来た。彼女は置いてけぼりを食っているのだ。

Kate: Now you know what it feels like to be me.
Jack: Does that mean I should wait 20 minutes and go anyway?
Kate: Touché.

 二人は一瞬和んだが、彼はサイード達について行けと言う。

ケイト 「本気で言ってるの?」
ジャック 「ああ」
ケイト 「サイードを信じてないって事?」
ジャック 「ロックを信用してないんだ」
ケイト 「ネイオミみたいになったら、誰が守ってくれるのよ?」
ジャック 「ソーヤーならそうはさせない」

 彼女は考えた。そして何も言わずにサイードに参加を申し出た。手には銃もある。

Sayid: The gun's a last resort, Kate.
Kate: You give Locke that same speech?

 何はともあれ3人で出発することになった。ジャックがヘリに水を取りに行くと、フランクがサイードについて尋ねる。彼の出身がイラクだと聞いて、外交官かと聞くフランク。ジャックは皮肉にも似た笑みを浮かべて首を横に振った。 「いや、彼は拷問係だったんだ」

宿舎に向かう一行。サイードはブレスレットを見ながらマイルズと話をする。

サイード 「ネイオミとは親しかったのか?」
マイルズ 「いや、船で会ったんだ」
サイード 「彼女が死んでどうってことなさそうだったな」
マイルズ 「そりゃ残念だとは思ったよ。ホットだしあのアクセントが良かったしね」
ケイト 「ナイス」

 もちろんいい意味で言ったのではない。眉間にしわを寄せている。

サイード 「それとあの女、シャーロットね。彼女のこともどうだっていいんだろ?("You don't really care about her, do you?")」
マイルズ 「careの意味にもよるね」
サイード 「仲間としてだ(camaraderie)」
マイルズ 「ははん。銃持って助けに行こうって人間だよ?どっちかってとロックの方が気になるんだよな。そいつがなんでうまくやってた幸せなファミリーってやつを2つに引き裂いたのか聞きたいもんだ」
サイード 「君らが助けに来たのか、殺しに来たのかっていう根本的な部分で話し合いをしたのさ」
マイルズ 「お前はどっちについたんだ?」
サイード 「決めたら教えてやるよ」

 一人蚊帳の外のケイトも彼の答に興味津々だったが、明確な考えをおいそれと言わないのがサイードなのである。

 フラッシュフォワード。あれからしばらくの時が経ったのだろう。彼女の待つ部屋にタキシードでやって来たサイード。彼女の方からオペラに誘われた。キスをする二人。5回目のデートで仲も随分深まってきたのか、ポケベルを持っていかないと言った。しかし彼は自分のせいでクビにされるのは嫌だからと自身で持って行くことにする。

 未だにポケベルと言う古めかしい機械を好む彼女の雇い主。エルサは彼にも上司がいるか聞いたら、 「誰にでもボスはいるもんだ」と答える。だとすれば、彼はなぜまだここにいるのか。会った時は1週間の滞在と言っていたのに。

サイード 「仕事が思った以上に大変だったからね」
エルサ 「そうよね。私のために、って期待してたんだけど」

 少し笑ってキスする彼女だったが、彼は言葉もキスも返さなかった。それにしても彼女がしているブレスレット、どこかで見たことあるような気がしたのは私だけだろうか。

 ジャックサイド。一人遅れたように登場したのはダニエル。機械とスーツケースを持ち出して、何かを始めようという感じだ。計測するためか、三脚を立ててケースの中から取り出した機器を準備する。その様子を見ているジャックとフランク。彼もダニエルの事は全く知らないらしい。

 ダンはフランクに電話を借りに来た。待っている間に実験をしたい旨をレジーナに伝えるためだと言う。ミンカウスキが出たら代わるよう約束させて、貸してやることにする。電話に出た彼女の元に、用意した機器で信号を送る。船はそれをちゃんと受け取っているらしい。ペイロード(payload: 弾頭)を送ってくれ、と言うとすぐに彼女はそこに向けて発射。10km、5kmと彼女は報告しているのだが、一向に見えてこない。結局ゼロになっても到着しなかった。

Daniel: That is far more than weird.

 宿舎。サイード達は到着したが、人の気配がしない。マイルズはブランコ(swing)まで用意されているのに少し驚いている。中に踏み込んでみることにした。1つの家から声が聞こえる。突入する3人。声のするドアを開けてみると、ハーリーが縛られていた。

Kate: Hurley, what happened?
Hurley: They left me.

 彼を座らせて話を聞く。彼は落ち着かない様子でロックに置いていかれた経緯を話した。いつもの調子でモゴモゴしゃべっているとイライラしてきたマイルズ。いきなり見知らぬ男に 「やつらはどこにいるんだ?」と聞かれて戸惑うハーリー。

Miles: Where the hell did they go, tubby?
Hurley: Oh, awesome, the ship sent us another Sawyer.

 tubbyは 「ずんぐりむっくり」という意味である。実際は彼より鬱陶しいわけだが。ハーリーは彼らがどこに行くかまでは聞いていない。で、ロックサイドの疑問を直接マイルズにぶつけてみた。

ハーリー 「僕らを殺しに来たの?」
マイルズ 「まだだよ」

 サイードはロックがどこに向かうかヒントになるような事は言っていなかったか聞いてみた。出発前にベンの家に寄っていくと言っていたそうだ。なぜ彼の家に行くのかは分からないが、マイルズはベンの家と聞いて目の色が変わった。 「ベンの家はどこだ?」

 ジャックはフランクに聞く。

ジャック 「ホントにレッドソックスがシリーズ優勝したんですか?」
フランク 「おいおい。いきなりそんなことかよ。俺のオヤジはブロンクス出身なんだ。俺にはヤンキーブルーの血が流れてるんよ」
ジャック 「あの試合見てから100日経つけどまだ信じられないんですよ」

 するとダニエルが音を聞きつけ空を見上げた。先のペイロードが飛んで来て地面に突き刺さった。弾頭を開けて中から小さな機械を取り出し、時計と見比べる。三脚の上の時計は"02:45:03"、送られてきた時計は"03:16:22"。約31分の差が出来ている。彼曰く、これは良くないことらしい。そこにジュリエットがデズモンドを連れて戻ってきた。ヘリコプターを見て相当喜んでいる。

 サイードの一行はベンの家に来た。中に入って調査開始。ケイトが寝室に入る。何も変わった様子はない。少しだけ開いたクローゼットを調べてみたが、中はほとんど空だった。サイードは書斎に入った。一見何もないようだが、本棚の前の床に傷がある。手前に動かしてみると奥からドアが見つかった。銃を構え暗闇の中に入る。手探りで照明のスイッチを入れると、そこにはきれいな服がズラリと並んでいる。スーツケースもある。机の引き出しの中からは大量の現金、ユーロや野口英世の日本円札まで出てきた。さらにはパスポートの束。ベンのものである。

 ケイトがベッドの下を探っていると足音が聞こえる。銃を構えて立ち上がるとソーヤーだった。 「しーっ」と指を立てる。だが彼女は大声でサイードを呼んだ。彼が秘密の部屋から出るとロックが銃を構えていた。さらにルソーがマイルズを連れて入ってきた。

Locke: Good job, Hugo.
Hurley: Sorry, dude.

 彼らが来ると予測したロック達の罠だった。ハーリーは悪ぶった顔をしているが、本心はどうなのだろう。

 サイードはルソーに銃を突きつけられながら移動させられる。後ろからハーリーがついていく。ロックの方はマイルズと話をしている最中らしい。来たのはベンがいるゲーム部屋(昨シーズンでケイトが捕まっていたビリヤード台がある部屋)。ルソーは彼を入れて外で見張りをする。

ベン 「ふふ。彼らも監禁場所がなくなってきたようですねぇ」

 相変わらずな彼をよそに、窓を調べるサイード。金網が貼ってあってどうにかなりそうな雰囲気ではない。

ベン 「1ドル負けましてねぇ」
サイード 「どうやってだ?」
ベン 「君が友人を餌に使う作戦にひっかかるほど馬鹿じゃないっていう賭けをジョンとしてたんですよ」
サイード 「お前に友情の何が分かる?」
ベン 「信用できない友というのは何の役にも立たない、ってことですかねぇ」

 一連の話は彼の心理をかき乱す為の嘘だろうが、それで何かが変わるのか。

 ケイトは監禁されたわけではない。ジャックが言っていたように、ソーヤーは彼女を守りこそすれ、傷つけるようなことはしない。

ケイト 「アナタの虜なのかしら」
ソーヤー 「それで燃えるって言うならね」

 檻にでも入っていたら別なのだろうが、彼女は特に反応なし。

ケイト 「ロックと一緒に何やってんの?」
ソーヤー 「一緒じゃねーよ」
ケイト 「一緒にいるじゃない、ジェイムズ」
ソーヤー 「お前はジャックと一緒に何やってんだよ?」
ケイト 「私がジャックと一緒に行ったのは、彼なら島から出してくれるって思ったからよ」
ソーヤー 「だったら、そこが俺達の違うところだ。俺は出ようなんて思ってないし」
ケイト 「どうしてよ?」
ソーヤー 「だってさ。俺が戻れたところで何が待ってるんだ?」
ケイト 「じゃあここにいればいいことでも?」
ソーヤー 「ケイトはなんで戻りたいの?ここに来る前、たしか刑務所に移送されるところだったよな。そんな身分であっちに戻って手錠生活以外に何かイイコトが待っているって言うのかよ。お前、世界のこと何も分かってねーな。俺ら見てみろよ、ソバカスちゃんよ(freckles)。屋根付きの家に電気、シャワーにベッドまであるんだぜ」
ケイト 「それってどれくらいよ、ソーヤー?こんなママゴト続けてられるのってどれくらいよ!」
ソーヤー 「それを一緒に見てみたくないか?」

 ベンの言うことは図星だったようだ。彼と同様、一生ここで暮らすつもりなのだろうか。二人は似た境遇にいるのかもしれないが、これが彼女の求めるソーヤーの姿なのか。

 ロックがサイード達のところに来た。 「喉が渇いただろう」とアイスティーを持ってきたが、ベンにやるつもりはないらしい。サイードも先の一件のせいで、より彼を疑っていて全く興味を示さない。ケイトはソーヤーと共にいて、マイルズは別の場所に無事でいることが伝えられる。とはいえ、マイルズからもシャーロットからも情報を得てないのだろうと、サイードは指摘した。

 彼はシャーロットとヘリの取引について説明した。これを船の人間の正体と本当の目的を暴くチャンスだと捉えているのだが、ロックはベンがスパイを忍ばせていることを明かした。当然、ベンはそれが誰か答えるはずもない。それを見てサイードは笑っている。

サイード 「言わせてもらうが、こいつを信じる日は魂を売り渡す日だと思ってるんだ。シャーロットを渡してくれ。俺のやり方でやらせてくれよ。じゃないと俺達じゃどうにも太刀打ちできないような戦争が起きるぞ」
ロック 「俺がシャーロットをタダで引き渡すと思ったのか?」
サイード 「誤解されちゃ困る。誰もタダでとは言ってないだろう」

 フラッシュフォワード。サイードはエルサとベッドにいる。二人はこうやって時を過ごしているのだが、彼はまだ自分が何者か一切話していない。彼のことが好きなのに何も教えてくれない。そんな複雑な思いと交錯する本当の気持ちを彼女はうっかり口を滑らせてしまう。

Elsa: That's what you do when you're in love, right?
Sayid: In love?

 サイードは秘密を明かすことを約束した。喜ぶ彼女だがここでポケベルが鳴る。オペラの時は置いていくとまで言っていたのに、この肝心な時になって彼女は行かなくちゃと服を着替え始めた。気になったサイードは、どこの行くのか尋ねた。ホテル・アドロン(Hotel Adlon)。

 それを聞いてベルリンを離れろと言うサイード。いきなりのことに戸惑うエルサ。

サイード 「君の雇い主に何があったのか、聞かれることになるからだ。その時君はその場所にいてはいけない」
エルサ 「私の雇い主?この関係は私のボスが目的だったのね?あなた一体誰?カフェ。あそこで会うことになってた。ボスに近づくために私を利用したんでしょ?何て言ったかしら。彼に何が起きたか聞かれるですって?」
サイード 「知らない方が君のためだ」
エルサ 「彼を殺すの?」

 彼女は動揺してバスルームに入る。水を流し始めた。

エルサ 「彼の事知ってるんでしょ?」
サイード 「彼の名前はリストにあるんだ」
エルサ 「リスト?何のリストよ?リストなんかあるの?」
サイード 「俺の雇い主のだ」
エルサ 「それって誰のことよ?」
サイード 「そんなのどうだっていいだろう!」
エルサ 「リストに名前があるって言うだけで人を殺すのね?無実の人々を!」
サイード 「君が働いている相手の男は、エコノミストなんかじゃない」

 バスルームから出てきた彼女は、いきなりサイードを撃った。死んではいないが腹部に傷を負った。彼女はドイツ語で誰かに電話で連絡している。 「10時半にベルを鳴らす約束だったでしょ。違うわ。殺してない」

 ハンガーにかかった自分のジャケットの内ポケットにある銃を見るサイード。 「アイツ名前を絶対言おうとしない。なのに何で生かしておく必要があるのよ?いや。彼は知らないわ。分かった分かった。連れて行けばいいんでしょ。ホテルを出るのよ。セーフハウスで会いましょう」

 彼女が電話を切ると、サイードは手元にあったものを鏡に投げつけて割り、エルサが気を取られた隙に銃を取る。彼女が出てきて何をやってるのか聞いた瞬間、2発撃ち込んだ。また殺した。彼女に近寄るサイードは泣いている。顔をそっとなでて、目を閉じてやった。そして左手のブレスレットに触れた。

 デズモンドは例の写真を見せながらフランクに尋ねる。なぜネイオミがこの写真を持っていたのか、彼は知らないと答えた。彼女はシニア・マネージャなので親しく何かについて話すこともないし、彼女は彼女で勝手にやっているそうだ。

 しかしこれでは納得できない。ネイオミはペニーに雇われたのだと言っていたからだ。

デズモンド 「私の目を良く見て言ってくれ。ペネロピ・ウィドモアを見たことも聞いたこともないと」

 フランクは困ったようにダニエルを見たら、彼は小さく首を横に振っている。

デズモンド 「そうか。本当のことを言いたくないのなら、言ってくれる人を探すだけだ。(ヘリを指差し)アレで出発する時、俺も乗っていく」

 サイードはシャーロットを連れて戻ってきた。ケイトがいないことに気づいたジャックが尋ねると、彼女は残ることに決めたそうだと伝えた。フランクはマイルズについて聞く。ロックとの取引は彼女の代わりに彼を置いていく事だった。フランクに必要なのはシャーロットであって、マイルズではないという考えだ。 「ズルをしたな」という彼だったが、 「アイツは鬱陶しいだけだったから、お前さんはラッキーだ」と承諾した。

 彼女にヘリに乗るか聞いたところ、ここにいるのが楽しいし、やることがあるからと断られた。ダニエルの方はと言うと、彼の方もシャーロットと残りたいと言い出した。しかし、 「一つだけ」と二人きりで話をする。やはり先の実験結果が気になっているようだ。

ダニエル 「フランク。絶対に来た道を正確に戻ってください。何が起きてもです。本当に何が起きても、ですよ。肝に銘じておいてください」
フランク 「了解だ」

 ジャックとサイードも銃をショットガンを用意し、確認しあう。

サイード 「来るなって言う必要ないよな?」
ジャック 「ヘリに乗るのは好きだけど、君がうまくやってくれているからね」
サイード 「幸運を祈ってくれ」
ジャック 「グッドラック。ポストカードでも送ってくれよ」

 シャーロットもダニエルも行かないので、一人分スペースができた。ネイオミを連れて行ってくれとサイードは頼んだ。彼女を運び入れ、デズモンドと共にヘリコプターは離陸する。ついに島を離れるときが来た。彼は離れ行く島を見て物思いにふけっていた。だが喜ぶ風でもない。その裏にまだ隠された考えがあるようにも見えた。

 フラッシュフォワード。サイードは犬が入れられた檻が並ぶ実験室にやって来た。中から男の声がし、シャツを脱ぐように指示する。上半身裸になった彼の体には、まだ銃弾の傷が残っている。彼にライトを当て、治療をする男は、 「彼女は死んだのか」と尋ねた。

 我々はこの声の主を知っている。

ベン 「どうして彼女は君を殺さなかったんだろうね」
サイード 「情報が欲しかったんだろう」
ベン 「どういった情報かね」

 注射を打つベン。

サイード 「俺が誰のために働いているか。つまりあんたのことを知りたがっていたんだ」
ベン 「だろうねぇ」

 ここでベンの顔が映った。涙を流しているサイードを見て、冷たい感じで話を続けるベン。

ベン 「なんで泣いているんだ。心が痛いからか。愚かにも彼女を好きになってしまったか。あんな人間共は同情に値しないんだよ。前にあいつらが何したか、思い出させてあげようか?あいつらに銃じゃなくて心で接したあの時だよ」
サイード 「あんたはそれを利用して俺に殺しをさせたんだ」
ベン 「友人を救いたいかね、サイード?」

 黙って考える。

ベン 「別の名前を用意しておいたよ」
サイード 「でもあいつらは知ってるよ。俺が追いかけてる事を」
ベン 「それでいいんだよ」

[END]

[感想]

今週は謎が沢山増えました。でも相変わらず面白かったな。

島から出て金持ちになったはずのサイードがなんで殺しをやっているんだろうか。それにベンはどこにいるんだろう。ベンもあの島を出たかったのかなぁ。

それとマイルズを置いていくと言ってロックが納得したのも不思議。嫌われそうなキャラなのに人質として価値があると思った?ケイトが残ると言ったのもサイードの話であって、本当か分からない。ジャックはどうでもよさそうだったけど。

サイードって警戒心が強いようで、結構あっさりやられる。ケイトに呼ばれた時なんで銃を持ってなかったのか。エルサにも簡単に撃たれたし。サイードもソーヤーもベンの思うままになってしまって、その点はなんだかなぁと思った。

以上です。今回はほとんど印象に残ったセリフがなかったので、私の適当な訳を中心に書きました。またらいしゅー。
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Director: Jack Bender
Writer: Adam Horowitz, Edward Kitsis

Star:
Henry Ian Cusick as Desmond Hume
Jorge Garcia as Hugo "Hurley" Reyes
Naveen Andrews as Sayid Jarrah
Michael Emerson as Ben Linus
Emilie de Ravin as Claire Littleton
Matthew Fox as Dr. Jack Shephard
Evangeline Lilly as Kate Austen
Josh Holloway as James "Sawyer" Ford
Jeremy Davies as Daniel Faraday
Terry O'Quinn as John Locke
Elizabeth Mitchell as Dr. Juliet Burke
Ken Leung as Miles Straume
Rebecca Mader as Charlotte Lewis

Jeff Fahey as Frank Lapidus
Marsha Thomason as Naomi Dorrit
Mira Furlan as Danielle Rousseau
Zoe Bell as Regina

Guest Star:
Thekla Reuten as Elsa
Armando Pucci as Mr. Avellino

Thanks to TV.com

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