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[Dr. House] シーズン4第3話。ウィルソン先生、ネタバレ回顧録です。


3時に招集をかけられて、現在4時。ハウスは姿を現さない。24番が帰ろうとしたら、ひょっこり姿を現した。

患者は車いすに乗っていて、横断歩道を渡る途中に眠るように意識を失ってしまった。彼は37歳。重度のascending muscle weaknessを患っている。脊椎の骨が28%湾曲しているために、肺が圧迫されて肺活量が少なくなっている。同時に、骨ミネラル濃度の減少も引き起こされている。彼は脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy, SMA)である。遺伝病で完治することはない。と13番。優秀だ。

ここで、新しい取り組みが発表される。ドクター達は2チームに分かれて原因を特定する。最初に出来た方が残留。チーム分けは男女。

House: If your sex organs dangle, you're the confederates. If your sex organs are aesthetically pleasing, you're the yanks.

ところが24番が男のチームに入りたいと言い出した。

House: Do your sex organs dangle, cutthroat bitch?
No. 24: Not yet.

男女に分けてどちらか全員がクビになったら、チームの性別が1つに偏るというのが彼女の意見である。とはいえ、彼女は男チームに受け入れてもらえず、かといって女チームに加わることもなかった。

やってきたのはハウスのチームに唯一いた女性ドクター、キャメロンのところである。前任を手本にすればいいという、中々の狡猾さだ。検尿カップに電池が入っていた。腸から摘出されたからである。24番が「なんで電池なんか飲み込むんでしょう」と聞いたら、「どうして電池を飲み込んだと思ったの?」と返された。腸から出てきたから飲み込んだと結論付けるのは早すぎるというわけだ。そう考えた理由を説明するときに"he"を使った。なぜ男だと思ったのか。これらのやり取りをして、彼女はキャメロンがまるでハウスみたいだと言う。

Cameron: Why are you talking to me?
No. 24 Because House is turning patient care into a game. It's dangerous... The patient's gonna suffer, maybe die.

治療法も考えず、どうしたら雇ってもらえるか考えているのもなかなかキケンではなかろうか。

ハウスが別の患者の部屋に診察に来た。首や腕にギプスをし、顔を怪我している。近づくといきなりナイフを取り出した。何をするかと思ったら、それをコンセントに突っ込んで自ら感電。意識を失って倒れた。

House: Interesting.

13番の推測では、脳に血液が十分送られていなかったために気を失った。2週間前に彼はタイへ行っていた。その時に糞線虫(strongyloides)というぎょう虫が体内に入ったようだ。足から入るその虫は、ビーチで裸になっている時にでも入ってきたのだろう。薬を2錠飲ませることにした。入れ替わるように男チーム。血液と髪の毛、便を検査する。

チームに部屋を占拠されたために、ハウスは暇をもてあましてカディの部屋に来た。意味なく来ただけだから10秒ほど黙っていると、理由を聞かれたので本当のことを言った。2チームに治療法を巡って競争させていると聞いて怒っている。

House: Without competition, we'd still be single-cell organisms.

確かに。同時に、人類に単一の性別しかなかったらどうなっているんだろう。

ハウスはすでに原因となるものの考えは浮かんでいる。それに対する治療法も分かっている。でもそれをカディに教えたらドクター達に教えて競争にならないから、教えない。だったら早く治療に取り掛からんかい、というのはごもっとも。競争を止めさせるというカディに、やってもいいが全員クビにして別の新しい40人の奨学生を連れて来てくれと脅かした。

Cuddy: You do know what's wrong with him, right?
House: Oh, it'd be pretty irresponsible if I didn't, wouldn't it?

その頃... フォーマンは自分のチームを持っていた。ホワイトボードに書いて、彼らを誘導しながら診断を進めていく。ハウスのやり方に近いのは近いのだが、1つだけ違う部分があった。

Foreman: Hey, guys? Great job.

ハウスはウィルソンのところに来た。例の患者が自殺しようとしていた、ということに疑問がある。死ぬくらいなら可能性が高くない感電なんかより、銃で撃ったりビルから飛び降りたりすればいいわけだ。そんな彼の患者に全く興味を示していないウィルソンは、彼のチーム競争策をいたく気に入っている。

Wilson: Teamwork, collaboration, all for the greater good.

それにしても、彼は一体なぜあんなことをしたのだろうか。人の注意を惹きつけるためだけにあんなことをするのか。

Wilson: Interestingly, the rain in Spain doesn't actually fall in the plain all that much.

(彼がなぜ、このセリフを言ったのか意味がよく分かりません。"My Fair Lady"の発音矯正の場面をひねっているのは分かるんですが...)

24番が男チームのいるラボに来た。総出で拒否されている。彼女は女だから嫌われいてるのではなく、manipulative(人を操るのがうまい)からなのだ。前の洗車の時などがいい例である。加えて便のサンプルはまだかと言う。彼女は知らないはずなのだが、ナースに聞いて情報を手に入れていた。ますます一緒にやりたくない。

彼女は無策のままで来た訳ではなかった。やはりキャメロンから相応の情報をゲットしていた。それでもモールの疑いもあると難色を示す男チーム。

No. 24: If I can get the women out of the competition, I'm in. And so are two of you.

その方法とは、外因診断法(xenodiagnosis)である。バクテリアの媒介昆虫サシガメに患者を咬ませ、一定期間をおいてその虫を調べる。媒介度が高いほど、菌を効率よく吸収するため、患者本人を調べるよりも精度が高いと言う方法だ。いい方法が見つかったと思ったのだが、虫に咬ませていると彼が突然咳き込み始めた。

レントゲン写真に斑状浸潤物(patchy infiltrates)が写っている。患者は酸素による肺理学療法(chest physical therapy, CPT)によって、呼吸は安定していた。その上で、この症状がなぜ起きたのかを考えなくてはならない。

House: Why does his throat think His lungs are his stomach? And why are your throats closing up?

確かに13番が言うように、彼はSMAを抱えているのだから今新たに出てきた症状ではない。しかし問題はなぜ治っていた病気が再発したかである。先の失神の治療はうまく行っていたし、今更症状が悪化する理由が思いつかない。そこで女性チームから案が出た。彼を傾斜台に寝かせて体に負担をかける。その上で意識を保っていれば、13番の診断は正しいことが証明される。自動的に女性チームの勝利。彼女達は試してみることにした。

問題は男チームである。まず人数。6対4というのは不公平だ。誰か一人、女性チームへの移籍を求めると、男は全員手を挙げた。ところがハウスはどうせこのうち一人は本物の医者じゃないし、このままでオッケーという結論を出した。みんなは軽くパニックである。

しかし問題はそれだけではない。彼らにはペナルティとして待機が命じられた。診断を行う際には、時間が付き物である。女性チームは自分達の頭で仮設を立てすぐに治療に取り掛かった。ところが男チームはラボで検査をするばかりで、仮説を立てるための情報集めにほとんどの時間を費やした。

House: You wasted the patient's time. Now I'm gonna waste yours.

それを実践しているのがフォーマンのチーム。先のミーティングで出した診断は間違っていた。実際に治療を施したものの、黄疸が出てきた。彼らの考えは確かに誤っていた。しかしそれをどう捉え、次につなげるかが彼らの腕の見せ所なのだ。

Foreman: Liver failure is a bad thing, but it's also a clue. What does it tell us?

先の患者は自殺しようとしていたのではなかった。

House: No, that's right. You were just trying to kill a wall.

先週の土曜日、彼は事故に遭った。酔払い運転の対向車が自分の車線に入ってきて、正面衝突した。全てがスローモーションのようだった。気づいた時には、目の前に救命士がいた。救命士が言うには、彼は97秒間、死んだ状態だったそうだ。

Man: It was the best 97 seconds of my life.

ハウスの医学的な診断では、酸素を失った脳は機能を停止し始めた。エンドルフィンとセロトニンが開放され、そのような状態が起こったと思われる。しかし彼はあらゆる幻覚誘発剤を試してみたが同じ状況を再現できなかった。つまり化学的な方法ではそれは起きないのだと言う。挙句に思いついたのが感電だったと言うわけだ。

活動停止中のチームは、ハウスの部屋で待機を命じられていた。無論、病気に関する議論も禁止である。とは言うものの、誰も見張っていないのにそんなことを守るはずもない。議論を始めた。

要点は、失神と呼吸困難の接点である。嚥下障害(dysphagia: 食べ物を飲み込むことが出来ない症状)か、重度の無弛緩症(achalasia: 収縮した筋肉が戻らない症状)か。26番はパラガングリオーマ(paraganglioma: 傍神経節腫、または副腎外褐色細胞腫)ではないかと言った。頸動脈に腫瘍が出来ていたとすれば、呼吸困難もあるし、迷走神経(vagus nerve: 脳から腸までつながる神経)にも影響するので食事も取れない。同じく、失神も起きると言うわけだ。

ようやくみんなの同意が得られたのだが、ハウスの机にカメラが置かれていた。遠隔から監視していたのだ。皆ガックリして、口をつぐんで隠れるようにしゃがみこんだ。しかし意欲旺盛な24番は、カメラの視界をくぐって裏口から抜け出した。ウィルソンの部屋に入って表の扉に抜けた。

No. 24: I was never here.

肝だけは据わっているようだ。

女性チームは患者を傾斜台に乗せて前後60度の振り幅で揺らし続けている。血圧は安定したまま。脳電図に異常はないし、めまいも起こしていない。彼女達の治療法は効果があったのだ。しかし、24番(ここで名前がアンバー(Amber)だと判明)が来て、振り幅を大きくした。前後90度ほどにしてみたが、彼は一切異常を示さない。普通なら吐き気を催してもよさそうなことを考えると、逆に異常である。13番がハウスに報告に来たが、1時間後のミーティングまで待てとのことだった。

House: Thank you all for coming... to Tribal Council. A man of your integrity I feel I can trust. Big love. And I don't call you that because you're a mormon.

Survivorのマネごとをしてみた。ロウソクを並べて審判の時間。男は全員クビ!さてもう一人は...戻ってきた。手にはCT画像のフィルムがある。抜け駆けしてCTスキャンで調べたらしい。それによると、彼の食道に腫瘍があることが分かった。食道はまっすぐであるから、強皮症だというのがアンバーの診断である。

しかしハウスは間違いを指摘した。食道がまっすぐだということは、皮膚は硬化ではなく衰退化している。これはSMAによるものだ。そこに女性チームの糞線虫が加われば、残りの症状は全て説明される。

女性チームが彼に栄養チューブの注入し、退院許可を出す。明日以降もここに来て仕事をする。

House: The rest of you, you're a disappointment. You make me want to stop dangling.

アンバーは諦めきれず、チェイスのところに来た。中々うまい出演方法である。違うか。彼はCTフィルムを見て、ハウスの考えが正しいと言う。間違いを証明したいのなら、血液検査をして抗セントロメア抗体(anticentromere antibodies, ACA: 強皮症の人は陽性が出る)を調べる必要があるのだが、クビを宣告された彼女はラボの使用権がない。

チェイスとしては、ハウスの下で働いているわけではないし、彼に関わるのはウンザリである。仕返しできると言う説得に出たアンバーだが、先のキャメロンの件も彼の耳に入っていた。相手の調子に合わせてうまい具合に自分の味方につける。非常にmanipulativeな彼女であるが、どこか誰かに似ている。

Amber: If it's any consolation, I think your motives are more interesting.
Chase: I cannot believe he fired you.

チェイスが協力することになった。ハウスの間違いを証明するチャンスである。彼女は早速血液サンプルを採取した。驚くべき事実が浮かび上がる。

Amber: It's green.
Patient: What does that mean?
Amber: It means I'm not fired.

解雇組を含めて全体ミーティング。ハウスは興味津々である。

House: Is he a Vulcan? If no, what makes Nimoy bleed green?

彼はスタートレックを見ていたのか。Leonard Nimoyはそれに出てくる俳優です。

女性チームからフェイクの血ではないかと声が上がるが、ハウスを相手にそんなことをしても全く意味がないことは誰もが知っている。彼女がCT造影に使ったのはICM(iodinated contrast medium)である。だとすると腎臓が機能していないのかもしれない。ICMを使ったCT画像はグリーンだから、発見できなかったのだ。

ここで競争は中止。ハウスが元々考えていたのは、13番の説である。正解が出たからと安心しきっていた。ところが新たな可能性が浮上。ここからは彼自身も含め、全員で診断および治療法の立案をする。

女性チーム。腎機能不全はグラム陰性桿菌によって引き起こされたと考えられる。四六時中カテーテルを注入された状態だから、理由としては妥当だ。それが腎臓に達し、体全体の機能が弱体化。SMAが悪化した。それで窒息および失神が起きたのではないか。アミトリプチリン(amp)とゲンタマイシン(gentamicin: グラム陰性桿菌の治療用)を投与する。

男性+1チーム。強皮症の可能性が消えたわけではない。血が緑では血液検査もきちんとした結果が出るか分からない。リンパ節のある場所で皮膚生検(skin biopsy)を行う。

House: I gotta have you fired.

ハウスはお怒りである。もう一度クビにしてやろうか。と大声を上げている相手はもちろんチェイス。助けて欲しいなら助けてやろう。ストレスがたまっているなら発散させなさい。と、すまし顔で返された。うーむ。今日のところは引き下がっておこう。

Cameron: I like him better like this. You?

手を振っている。ムム。面倒だからどうでもいいや。未解決の病気の方が大事なのだ。各チームから報告が来た。患者は肺炎を発症。抗体を打ってみたが効果なし。一方、皮膚生検から強皮症ではないと判明した。線維性変化は一切見られなかった。

ただ、頸部リンパ節(cervical lymph node)に黒いシミのような物が見られる。微小な部分が壊死している。なんでもないだろうという診断だが、ハウスは違う。ガンである。

フォーマンの抱えている患者もガンを患っているのではないかという疑いが出てきた。彼はそれをシェイファーに相談に行ったのだが、飛躍した結論だと却下された。しかし、もし彼の診断が正しければ、一週間と立たないうちに彼女は死んでしまう。大細胞型リンパ腫(large cell lymphoma, LCL)なのだ。一方で単なる感染の可能性もある。こちらの方が治療も楽だし、逆に感染症の人間に放射線治療を施すとその方が死んでしまうかもしれない。フォーマンは過去の失敗を恐れているのではないかとシェイファーは言う。治療を開始するなら、今一度患者を調べなければならない。

Shaffer: Ghosts are there for a reason. So you don't make the same mistake twice. Switch over to third-generation cephalosporin.

セファロスポリンは抗生物質。果たして、どちらの判断が正しいのか。

手術と聞いてカディが飛んできた。彼の目を取り除くからである。頸部リンパ節に広がるガンはその部分を取り除いても意味がない。根っこをやっつけなければならない。

House: Just one truck comes in and only comes from one home. Al Gore would be appalled. The home...

ホームが右目なのだ。というわけで、彼らが行うのは眼窩内容除去術(orbital exenteration)。ウィルソンを連れて患者の下へ。

メラノーマ=皮膚ガンではない。色素細胞がガン化した物がメラノーマなのである。色素細胞は虹彩と同じ細胞。目からガンが広がることは不思議ではない。日焼け止め塗って全身を服で覆ってもサングラスをかけていなかったら皮膚ガンになるのは有名であるが、それと同じ理屈なのだ。

Patient: Why not? What else can God throw at me?
House: Hail, locusts, smiting of the first born. Of course it all depends on how evil you've been.

目を除去して放射線治療を受ければ、彼の命は数ヶ月ある。彼はすでに歩くことも食べることも出来ない。そして今度はガンによる痛みと嘔吐が襲ってくる。しかし死んでしまえばそれもなくなる。彼は絶望していた。生きる喜びを失っていた。だから死という苦痛からの解放を心待ちに残りの人生を生きるというのだ。

House: You think you're gonna sprout wings, and start flying around with the other angels? Don't be an idiot. There is no after, there's just this.

ウィルソンはこの発言に怒っていた。彼のささやかな願望に水を刺したからだ。ハウスはそんな幻想的な話を信じ込んで何になるのかと反論した。

House: He shouldn't be making a decision based on a lie. Misery's better than nothing.

ハウスが本当に悔しいのは、目の前にいる人間が救えないことである。彼は97秒男の様子を見に行った。ナイフを見つめてじっと考えた。何も出来ずに悔しいのはフォーマンも同じ。ホワイトボードを見つめて考え込んでいた彼は、彼女のベッドを移動させた。

翌日、彼の肺にチューブが挿入されることになった。肺炎で肺が膨張したために、酸素が十分に供給できていないからである。そこでチューブで溜まった液体を抽出しようとしたのだが、出てきたのはきれいな液体である。ガンなら出てくるはずの血も混じっていない。ハウスに連絡しようとしたら、逆にアンバーのペイジャに呼び出しが入った。

彼女が部屋の前に来ると、ピカッと光った。慌てて中を見るとハウスは倒れていた。コンセントにはナイフが突き刺さっている。

ミーティング。担当はウィルソン。ハウスの心臓は約1分止まっていた。アンバーの処置で問題はなかったが、彼の意識はまだ戻っていない。ウィルソンが代わりに彼の患者の診断を進めていく。

ハウスは目を覚ました。

Wilson: You wanted to kill yourself?
House: I wanted to nearly kill myself.

97秒男の言っていたことがずっと気になっていたらしい。その彼と話したいと言うのだが、彼は1時間前に亡くなっていた。事故で全身傷だらけの身で電気を流し続けたりしていたのだから、無理もない。しかしハウスが彼に会いたいというのは何かが起きたからである。彼が言っていた物を見たのだろうか。真相は語られなかった。

ガンだと思われた患者の病気は、好酸球性肺炎(eosinophilic pneumonia)だという結論に至った。ブレナン(Brennan)という男のドクターが出した意見だと思われる。シクロホスファミドの投与はすでに始められていた。

ハウスの方にも鎮痛剤の追加を処方する。

House: I love you.

彼はウィルソンにそういった。一体何を見たのか。

薬は投与された。息も絶え絶えで苦しみ続けている。彼は13番が言うのも聞かず、ずっと話していた。自らの死を早めるように。彼の下にはいつも傍にいた介護犬が連れて来られた。最後の力を振り絞って、頭をなでる。そして時を同じくして、彼は息を引き取った。

ハウスのところにアンバーが報告に来た。彼が死んだことが伝えられた。ところがハウスは患者を見に行くと言う。

House: Dead is not a diagnosis.

全身傷だらけの体で彼の下へ向かっていく。ところで、彼はなぜあの時彼女を呼んだのか。理由は簡単である。彼女が最もこの仕事を欲しているのは明白だ。それを決定するのは他ならぬハウス。彼が死んで一番困る人間を呼べば、絶対に助けてくれるだろうと考えた。彼女とは似て非なるほど圧倒的にmanipulativeな男である。

線虫駆除の薬イベルメクチンを与え、患者は一時的に回復の兆候を見せていた。その後、血液がグリーンだと判明。抗体やステロイドにも反応しなかった。一体何が起きていたのか。よく見ると一緒にいた犬が動いていない。彼も死んでいた。

犬の種類はイングリッシュ・シェパード。コリー種とは少し違うが、MDR1(multidrug resistance protein: P糖蛋白質)は共通している。イベルメクチンをコリー種に与えてはいけない。同様にMDR1を共有する犬に対しても同様である。テーブルを動かすと空のカップがあった。犬の歯型がついている。

冒頭で13番が渡した薬を彼は飲んでいなかった。死にたいと思っていた彼は、病気を治したいとは思っていなかったのだ。そして彼女はそれを確認していなかった。患者が自分の目の前で薬を飲むのを確認することは基本的な事項である。特に彼の様に死にたいと言う願望がある患者ならなおさらだ。それを怠った彼女はショックを受けていた。

ハウスにも責任の一端はある。彼は彼女の指導医であるし、患者が亡くなった時に、彼は感電のためにベッドで寝ていたのだから。カディが言うように、競争をしていなかったら彼は助かっていたかは分からない。とはいえ責任があるのは事実である。

フォーマンの患者は助かった。数日の間に退院できる。しかしシェイファーはそれを認めなかった。彼は確信を持っていたと言うのだが、そうであるとは言い切れない。

Shaffer: If every doctor did whatever his gut told him was right, we'd have a lot more dead bodies to deal with.

わずかでも勘である部分があったことは否めない。二度とやらないと誓う彼だったが、同じことは繰り返されると言う彼女。なぜなら正しいと思ったことをやって助かってしまったからだ。一度成功してしまうとこの事から頭から離れなくなる。必ずどこかでこれを思い出して、同じ過ちを繰り返すことだろう。フォーマンはクビになった。

13番はモルグにいた。そこにハウス。彼女達の診断は間違っていなかった。しかし自分の見落としで死んでしまったことが、彼女の頭から離れない。彼は生きていたかもしれない。犬も死ななかったかもしれない。これからは常にどんな小さな出来事でも確認して行う。ハウスの教訓だった。クビになることを覚悟していた13番。

House: If I was gonna fire you, I wouldn't be giving you the lecture. I know you're not gonna let anything like this ever happen again. I'll see you tomorrow.

彼は、検死のために開胸された遺体に向かって一言言った。

House: I'm sorry to say "I told you so".


[END]

[感想]

文中にも書いたようにウィルソンのセリフの意味がよく分からなかった。説明できる方、教えてください。お願いします。

不治の病が扱われると命について考える、というテーマによくなります。実際に経験しないと分からないという中で、健康である自分がどうやってそれに向き合うかというのは難しいですね。聖書には、賢い人間は死についてよく考える(馬鹿は今を生きるだけ)、とありますが、苦痛や恐怖と向き合うのは怖いですよね。

13番がクビになるかと思いきや、ハウスはそうしなかった。何か大きな期待を寄せているんだろう。ライターが本当に描きたい成長していく医者像の1つなのかな。

また次回。
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Director: David Platt
Writer: Russel Friend, Garrett Lerner

Star:
Jesse Spencer as Dr. Robert Chase
Jennifer Morrison as Dr. Allison Cameron
Robert Sean Leonard as Dr. James Wilson
Hugh Laurie as Dr. Gregory House
Omar Epps as Dr. Eric Foreman
Lisa Edelstein as Dr. Lisa Cuddy

Anne Dudek as Amber
Olivia Wilde as Thirteen
Peter Jacobson as Taub
Kal Penn as Kutner
Carmen Argenziano as Henry
Edi Gathegi as Cole
Andy Comeau as Brennan
Bobbin Bergstrom as Nurse

Guest Star:
Brian Klugman as Stark
Meera Simhan as Jody
Melinda Dahl as Twin
Caitlin Dahl as Twin
Charlie Hofheimer as Almore
Kathleen York as Dr. Schaffer
Mary Kate Schellhardt as Female Fellow
Reynaldo Rosales as Handsome Fellow
Douglas Spain as Latino Fellow

Music: "Not As We" by Alanis Morissette

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