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[LOST] シーズン4第6話。今週はジュリエット。Full Recapでおさらい。

ジュリエットがオフィスの一室で待たされている。ドアを開けて女性が入ってきた。彼女の名前は、ハーパー・スタンホープ(Harper Stanhope)。ジュリエットはここにセラピーのために呼ばれていて、今回が初日。お互いの事を知るための回で、本格的なことはなし。彼女自身はセラピーの必要性を感じていないと言うので、ハーパーは会話(talking)という体で行う事にした。

まず初めに、ここに来て一週間の彼女が最も好きになれないことを尋ねられた。

ジュリエット 「有名人みたいに扱われる事です」
ハーパー 「意外でしたか?今やあなたはみんなの噂になってますからね」
ジュリエット 「それは分かってます。私、注目の的になるのが嫌なんだと思うんです。疎外感というか孤独感というか、そういったものを感じるんです」
ハーパー 「皆があなたの事ばかり見ている気がしているのかもしれませんが、あなたはセレブリティじゃありません。だからしばらくすれば、ここにいる他の人達と変わらないんだって思うようになると思いますよ」
ジュリエット 「あの、それは分かってるんですけど、私はそういう意味で言ったんじゃ...」

ドアをノックする音。ハーパーが答えるとひげをたくわえたトムが入ってきた。ベンがジュリエットに会いたいと言っている。これはフラッシュバックだったようだ。ハーパーはミーティングを終了し、彼女に行くように言った。

ハーパー 「お話できて良かったです。ようこそ、この島へ」

二人は笑顔で握手した。

トムはハーパーが優秀な医者だということを経験から知っていると話した。彼に連れられベンの待つ場所に行くと彼は花を持って待っていた。そして彼の後ろには家。丸々一軒が彼女に与えられる。彼女は驚いているが、大事な研究を任せる博士なのでこういった待遇をしている。たった半年しかここにいる予定はないのに、ここまでしてもらうことに戸惑いすら感じているようだ。

ベン 「そうだね。家にいるような気分で過ごしてもらいたいんだ」

彼女の表情から少しだけ笑みが消えた。

現在の島。彼女がシェルターを建てるのに苦労していると、サンが手伝いに来た。もうすぐ島を出られるかもしれないのに、なぜこんなことをしているのか尋ねた。今晩寝る場所を確保したいだけらしいが、1日くらいジャックに頼んだりしないんだろうか。

その彼がやって来た。シャーロットとダニエルの姿が見当たらないらしい。荷物ごと消えたのだと言う。ジンによれば、彼らはジャングルに向かっていった。一体なぜ、彼らは何も言わずに去っていったのか。

Jin: You said they are friends.

島は雷が鳴り雨が降り出してきたが、分散して彼らの足取りを追うことにした。松明を持って、ジャック・ジュリエットとジン・サンの二手に別れた。

ジュリエットはジャングルに入ってすぐにジャックとはぐれてしまう。するとアノ声が聞こえてくる。不安になって彼の名前を呼んだ。だが振り向くと、そこに立っていたのはハーパーだった。「久しぶりね」と声をかけられた彼女は声も出せないまま固まってしまった。

Lost

彼女はベンからのメッセージを伝えに来た。

ハーパー 「あなたたちが探している二人、ファラデイとルイスはテンペストに向かっているわ。二人があのガスの使い方を解き明かしたら、この島の全員が死ぬ事になるわよ」
ジュリエット 「どうしてあなたが止めないの?」
ハーパー 「ベンがあなたに行かせたいって」
ジュリエット 「捕まっている彼がどうやって彼らがどこにいるかを知ったのかしら」
ハーパー 「ベンは今、自分が望むとおりの状況にいるのよ」

ジュリエットはこの言葉の意味をすぐに理解したようだった。諦めたような表情をしている。地下に閉じ込められているという状態が、彼にとって理想とはどういうことなのだろう。

ジュリエット 「どうやて止めろって言うの?」
ハーパー 「銃を向けて引き金を引く」

ジャックが銃を持ってやってきた。ハーパーは自分がジュリエットの友人で、二人の行き先を教えに来たのだと説明したが、当然簡単には信用できない。またアノ声が聞こえる。二人がそれに気をとられていると、ハーパーの姿は消えていた。

フラッシュバック。ジュリエットは研究室で一人泣いていた。物音が聞こえる。誰かが箱に梱包している。彼女がその部屋に来ると、いたのはグッドウィンだった。左腕にひどい火傷を負っていて、ガーゼを探しに来ていた。発電所で働いている彼は、変圧器に触れてしまってこうなったのだと話した。

彼を椅子に座らせ治療する彼女。彼は彼女の顔をジッと眺めている。

グッドウィン 「バークさんですよね。産婦人科医の」
ジュリエット 「どうして知ってるんですか」
グッドウィン 「今朝、ヘンリエッタ(Henrietta)を亡くしたって聞いたもので」

彼女はまた涙があふれてきた。泣いていた理由はこれだった。彼女は妊婦が死んでいく原因を突き止め、止めるためにわざわざあれほどの待遇を受けて呼ばれたのだ。グッドウィンは一晩でどうこうできる問題じゃないし、彼女のせいじゃないと慰めた。

グッドウィン 「誰か話せる相手はいるんですか?友人とか?ハーパーなんてどうでしょう」
ジュリエット 「あの人は私のこと嫌ってますから。義務として話をしているだけで。彼女って嫌らしくて意地悪な人なんだと思います」 グッドウィン 「彼女は私の妻なんです」

知らなかったとは言え、ひどいことを言ってしまった。彼女は謝ったが、彼も特に気にしている様子はない。治療を終えた。妻の性格を分かっているのか、もし話したい事があったら自分が相手をすると言ってくれた。

ジュリエット 「私が彼女について言っていた事を奥さんに言わないって約束してくださるのなら、腕の怪我の嘘も内緒にしておきます。化学火傷だって事くらい、見たら分かりますよ」

少し怪訝そうな表情をしたが、笑って彼はOKした。最後にお互いの名前を教えあって別れた。

雨のジャングル。ジャックはジュリエットに連れられ、テンペストへ向かう。だが彼はその場所がどういうところか知らない。彼女は知らないほうが身のためだと警告したが、それで納得するジャックではないのはいつものとおり。

ジュリエット 「この島の電力を供給している発電所なの」
ジャック 「なんでそんなところに向かってるんだろう?」

彼は彼女の歩みを止めた。隠し事は全部話して欲しいと言うジャックに、困った様子で答えるジュリエット。

ジュリエット 「私のことを手伝って欲しいの。手伝ってくれる?一晩歩き続ければ、多分追いつけると思うわ」

彼もこういう表情には弱い。黙ってうなずいて、再び彼女の後を進んでいく。

ダニエルとシャーロットは小川に来ていた。雨は止み、周りは明るい。ダンは地図を見ながら道を確かめている。島の地図まで持っているらしい。

ダニエル 「もしうまく行かなかったらどうなるんだ?」
シャーロット 「ダン。顔を上げて。あなたならできるわ。行きましょう」

彼はここに来て以来、ずっと彼女の心配をしている。どうやらこれも彼女に言われるがままにやっている事のようだ。そこにケイトがやって来て鉢合わせ。ビックリする彼女にシャーロットは銃を向けた。ダニエルはすぐカッとなる彼女をなだめた。

少し経って、ケイトは水を汲んでいる。二人にマイルズはロックによって捕らえられたが、無事にやっていると話した。シャーロットの方は、今回の行動の目的を明かした。ジャックはサイード達と連絡を取ろうとしているものの、バッテリーが切れたために充電する必要が出てきた。そこでヘリから投げ落とした(墜落前に、重さを軽くするためにカバンを投げ捨てていた)スペアの入ったバックパックを探しに来た。しかし、ケイトは彼らの持っている電話機に緑のランプがついているのに気づいている。

そこでケイトは、ダニエルが持っているカバンについて尋ねた。見覚えのある黒のダッフルバッグ。借りたんだと言う怪しげな答えに、笑顔で答えるケイト。「見てもいいかしら?」

シャーロットはニコニコしながら許可を出した。相変わらずおかしな関係であるが、ケイトは構わず中を見た。中から出てきたのはガスマスク。これは何かと尋ねようとしたら、後ろから銃で殴られて気を失った。彼女の冷徹な行動に唖然とするダニエル。しかし、「何よ」とすごまれて彼は何も言い返せなかった。

ジャックに聞かれ、ジュリエットはハーパーがセラピストだと話した。そんな職業の人間まで置いていて、彼はビックリしている。

Juliet: It's very stressful being an Other, Jack.

自らをOtherと呼んだのは何か意図があるんだろうか。妙な感じがした。

ジャック 「セラピストに対しても敵意を見せていたようだけど」
ジュリエット 「あなたにだって話したくない過去の出来事があるでしょ」
ジャック 「そりゃね。ファイルのやつ、全部読んだだろ」
ジュリエット 「ジャック。私のファイルは絶対見たいと思わないと思うわ」

彼氏のケータイはチェックするけど、私の見られるのは絶対イヤ的なズルい女のニオイがする。いや、それ以上の何か怖い過去があるんだろうか。

フラッシュバック。ジュリエットが顕微鏡を覗き込んでいるのを、随分近い距離でベンが見ている。どうも妊娠の二期目(4ヶ月目~6ヶ月目の間)の間に、母体免疫が活性化している(普通は逆で、胎児に影響を与えないよう低下する)。そのために白血球の数は激減。それは免疫機能が胎児を攻撃してしまっているかのようだと彼女は言う。

ベンは彼女に代わって顕微鏡を見せてもらった。何食わぬ顔をして、テーブルの上の彼女手に少しだけ触れてみたりする。全くその気のない彼女は、そっと手を振り払った。原因について説明しようとすると、グッドウィンが入ってきた。彼は明らかに彼女に会いに来たのだが、ベンがいて少し不満そうだった。対照的にジュリエットはニコッと笑っている。

イーサンが病気でライ麦タマゴサンドが余ったから、ジュリエットにあげようと思って来たのだと言っている。でも多分、彼女のためにわざわざ作ってきたのだろう。しかし彼女はもう食べたからとそっけない。挙句にハーパーと10分後に会うことになっていると言う。

よろしく言っておいてと言う彼の笑顔は若干硬い。仕方なくベンにいるかと聞いたが、彼も要らないと言っている。諦めて彼は帰っていった。ベンはニヤニヤしている。女の愛情も計算で手に入ると思っているんだろうか。それともすでに二人の関係に気づいているのか。

ハーパーとジュリエットのセッションが始まった。ベンについてどう思うか尋ねられた彼女は、彼は素晴らしい男で良くしてもらっていると語った。しかし、ここから様子が変わり始める。

ハーパー 「当然よね。あなたは彼女にそっくりですもの」
ジュリエット 「なんですか?」
ハーパー 「あなた、私の夫と仲良くなったみたいね」
ジュリエット 「彼も素晴らしい人です。よく助けてくださるし」
ハーパー 「いつから寝てるのかしら?」
ジュリエット 「何言ってるんですか?」
ハーパー 「いい?私はそんなに間抜けじゃないわ。いいなさいよ。いつから寝てるの?」
ジュリエット 「やってられないわ。終わりにさせてもらう」

彼女が立ち上がろうとすると、ハーパーが立ちふさがる。

ハーパー 「馬鹿にするのも程々にしなさいよ。傷ついたフリなんかして。知ってるのよ。あなたをつけてたんだから。見たわよ」
ジュリエット 「ごめんなさい」
ハーパー 「そんなことはもうどうでもいいわ。今大事なのは、いいこと。良く聞きなさいよ。もしグッドウィンとこれ以上関係を続けたら、報いが来るってことよ。彼に傷ついて欲しくないの」
ジュリエット 「彼を傷つけるだなんて、そんな...」
ハーパー 「あなたのことを言っているんじゃないの。ベンの事よ」

彼女はやっと気づいて恐怖した。ベンは自分に気がある。二人の関係を秘密にしていたが、もしバレてしまえば彼女を奪ったグッドウィンが大変な目に遭ってしまう。軽い気持ちで始めた不倫だったが、とんでもない事になってきた。それにしてもハーパーがこれほど恐れるのは、過去に何かあったからなのだろうか。

宿舎。ロックがウサギをさばいていると、クレアがアーロンを抱いて話しに来た。知りたいのはマイルズについてである。彼は、こうやって食料や水を与えて有用な情報を引き出そうとしているのだが、遅々として変わらない状況にクレアが業を煮やしていた。

クレア 「やり方が間違っているんじゃないかって思うんだけど。あなたは仲間の一人を殺したし、ベンは撃った。今度は人質。誰が見ても敵対心むき出しじゃない。私だったら脅かしている風に見えないんじゃないかなぁ」
ロック 「それは無理な話だ。クレア」
クレア 「ジョン」
ロック 「チャーリーが言っていた事をちゃんと覚えているか?」
クレア 「チャーリーが言ってたのは、あの船が誰の物ではないかって事だけじゃない。誰の船か知りたくないの?」

彼は何も言わず、作業に戻った。

地下室のベンは、ロックから渡された"VALIS"を読んでいる。彼が食べ物を持って入って来た。チキン切れでウサギだと説明。「番号ついてなかっただろうな」と確認したが、ジョンは何のことだか分からないので、なんでもないと誤魔化した。15分で食事と着替えを済ませろと指示して部屋を出ようとすると、ベンが話しかける。

ベン 「革命は始まったかね」
ロック 「何のことを言ってるんだ?」

彼は簡単に食いついてきた。

ベン 「君は今やリーダーだ。大変な立場にあるのは分かっている。他の人間が君の決定に対してあれやこれやと憶測で物を言ってくるのにいちいち対応しなくちゃならない。始まりはなんでもない。疑問はこっち、人の話はあっち。だから少しでも注意を怠ると、すぐに君の手に終えないような暴動が起きる。間違いない。君にプランがないなんて知ったら、仲間はすごく怒り出すだろうね」
ロック 「お前にはプランがあるようだな」
ベン 「私にはいつだって計画があるよ」
ロック 「320万ドルを集めるのもそこに入っているのか?」

これにはベンも反論できなかった。してやったり顔のロックは1ドルを渡して、ここから始めたらどうだと嫌味を言った。彼が去ろうとするとまた話を続ける。

ベン 「私なら君を助けられるがね。ジョン。同じ興味というのかな。少なくとも共通の敵ってヤツだ」
ロック 「それが船にいる我々のトモダチだと言いたいのか」
ベン 「彼らじゃないよ。彼らの上にいる人物だ。俺をここから出してくれ。見せかけの自由だっていい。ベッドで寝て、食器で食ベさせてくれるだけでいいんだよ。約束する。船の上にいる人間たちについて知っていることを全部...」
ロック 「それだ。そこが問題なんだ。お前の約束の言葉なんて信じられん」

何か意を決したように立ち上がったベン。

Ben: Alright, then. I guess I'll have to show you.

フラッシュバック。ジュリエットは水着で泳いでいる。ビーチに上がってきてグッドウィンと二人きり。シートを敷いてワインや食べ物を用意していた。二人はベンにもハーパーにも秘密でこの関係を続けていた。グッドウィンは夫婦仲が冷え切っているのか、彼女に話してしまいたいようなのだが、問題はそこではない。ベンなのだ。彼はいつも子犬のごとく彼女の後を追いまわしている。だから彼が彼女を好きなのは、島の全員が知っていた。ジュリエットは気づいているのは自分だけだと思っていたが、実際は違う。関係が明るみに出れば、いい恥さらしになる。ベンの怒りも大きいだろう。彼女はますます不安になった。

グッドウィン 「僕はここから1キロも行かない場所で、化学薬品を扱う仕事をさせられている。スイッチ一つでこの島の全員を殺す事だって可能だ。それにベンはやるべき事でいっぱいだ。僕達のことなんて、頭の片隅にもないさ」
ジュリエット 「ただ彼が怒り出すんじゃないかって思えてしまって...」
グッドウィン 「ベンがどうするって言うんだい?」

そして飛行機が墜落したあの日を迎える。昨シーズンの16話目("One of Us")にこの前日の話があった。ということは、今は彼女が島に来て3年目。グッドウィンはイーサンと共に墜落現場に送り込まれる。指示を傍らで不安気に聞くジュリエット。それ見たことか、と言わんばかりの強いまなざしでハーパーは彼女を見ていた。彼が選ばれたのは能力を見込まれたのではなく、ベンの嫌がらせによるものだったようだ。

ジャックとジュリエット。言葉どおり一晩中追跡したようだが、まだ追いつけずにいた。「どうもおかしい」とジャックが言っている場所は小川の辺り。ケイトのうめき声が聞こえてきた。彼女は頭から血を流して倒れていた。彼女を介抱するジャックの姿は、医者のそれとは何か違う。それを感じ取ったのか、ジュリエットは水を取ってくると言ってその場を去った。

治療の間、二人はお互いの状況を話した。話を合わせると、発電所に向かっていた彼らがガスマスクを持っていた、ということになる。ここでジャックがジュリエットがいないのに気づいた。水ならすぐそこにあるはずなのに、声をかけても返事がない。彼は銃を取り出してあたりを探した。

ロックはベンをリビングに連れてきた。手はロープで縛り、一切の騙しはなしだと念を押した。何かを見せたいと言ってもジャングルに連れて行って逃げようとしたり、シャーロットの時みたくいきなりズドンもないようにと警戒心だけは見せておく。自由を口にした割に、手を縛られたままの状況に不満そうなベン。ロックはまた仲間の下に逃げるんじゃないかと思っているようだが、彼にはそのつもりはないらしい。彼らが彼をリーダーとして認めているなら、とっくの昔に奪還に来ているだろうと言うわけだ。

壁に掛けられた絵の後ろ側を指示した。そこには金庫がある。番号は36、15、28。開いた。中にはビデオテープが1本だけ。タイトルは"RED SOX"。上書きした物が秘密のタネである。

再生して中身を見る。黒のリムジンが映っている。中から降りてきたのはチャールズ・ウィドモア。ペニーの父親こそがあの船の持ち主だった。そして彼がこの島を探そうとしていたと言うわけだ。前回のエピソードで彼は、The Black Rockの日誌を競り落としていた。あの船はこの島にある。日誌を解析して、この島の存在にたどり着いたんだろうか。

ビデオには続きがある。彼が降りた後、目隠しをされた男が連行されていた。ベンの仲間の一人らしく、不運にも捕まったとだけ彼は説明した。

ロック 「ウィドモアはどうやってこの島の事を知ったんだ?」
ベン 「分からないけど、とにかく彼は知っている」
ロック 「何が目的なんだ?」
ベン 「ジョン。3ヶ月前、フロリダのゲインズヴィル(Gainesville)で、古い住宅街の脇で聖母マリアの形の斑点模様が発見された。噂が広まると5000人以上の人が一目見ようとそこを訪れたそうだ。君は飛行機の墜落から生き延びた。車いすに乗っていた人間が、次の瞬間にはジャンピングジャックしてるんだよ。斑点で5000人なら君を見に何人来るだろうねぇ。チャールズ・ウィドモアはこの島を開拓したがっている。そしてこの島を自分の物にするために何でもやるだろうね」

また例の早口で畳み掛けるような口調。ビデオではチャールズがその男を殴り倒しているのが映し出されている。ロックの顔が痛みを感じ取って歪んでいた。あれだけのことをしながら平然と車に戻るチャールズ。最後にチラッとカメラの方を向いたところで、映像は砂嵐になった。

ベンは金庫からファイルを持ってきた。ロックも驚いた表情をする。何もなかったはずなのに。そこにはあやふやな部分や推測の域を出ないものも含め、彼に関する全てが収められている。情報はここにあるだけの物しか存在せず、それをロックに差し出すと言う。

Ben: I'm sorry I didn't tell you all this sooner. It was the only bargaining chip I had left.

本当に最後の切り札かどうかは怪しいところだが、ともかく彼は秘密を公開した。しかし、ロックには初めに尋ねた疑問がある。あの船にいる仲間とは一体誰なのか。「いいだろう。だが、腰を下ろしたほうがいいと思うよ」

ケイトはシャーロット達が進んだ後を辿ったジュリエットが残した跡をさらに辿っている。概算では、彼女は彼らに遅れること1時間半。歩きながらジャックは尋ねる。

ジャック 「何かあったのか?」
ケイト 「何て?」
ジャック 「ロックのところにどうして残ったんだ?」
ケイト 「知らなきゃならないことがあったからよ」
ジャック 「教えてくれるつもりなのか、それともこのままなんでもないってまた歩き続けるのか、どっちなんだい?」

彼女は立ち止まった。

ケイト 「船の人間が私の正体を知っているか確かめたかったの。逃亡者だって事が知られているのか。殺人の指名手配犯なんだから」
ジャック 「で、どうだったんだ?」
ケイト 「知ってたわ」

ジャックはなんとも言えない不安そうな表情をした。彼女には島を出た後も大きな問題が待っている。たくましい彼女は何事もなかったように、また追跡を再開した。

Kate: We should keep moving. God knows where Juliet is.

ジュリエットがテンペストに到着。他とは違い随分古そうな建物である。配電盤のワイヤが切られていた。二人はすでに中にいるのだろう。ドアは滑車式になっている。引き下げるとドアが開いた。銃を構えて中に進んでいく。

ドアの中に入った。と思ったらフラッシュバック。そこはベンの家。彼はなんだかうれしそうだ。彼女はパンを焼いて持ってきた。オーブンからハムを取り出す彼は小躍りしそうで少し奇妙である。ディナーパーティだと思って彼女は来たのだが、実際は二人で夕食ということだった。口のうまい男が「友達一杯来る」って言ったら大抵嘘である。真面目な彼女は騙された。

何はともあれ「パーティ」は始まった。彼はザックとエマの面倒を良くみてくれていると感謝の弁を述べた。この姉弟は、飛行機の墜落後、アザーズに誘拐されたのだった。昨シーズン、ジャックが檻に入れられた時にはシンディと共に彼を観察に来ていた。

姉弟はそもそもLAにいる母親に会いに行く途中で、この惨劇に見舞われた。幼い彼らは母親のことを良く聞いてくるのだが、ジュリエットはどうしていいか分からない。ベンはそのうち聞かなくなると冷たい答えをした。彼女は二人がここにいるべきかどうかすらも悩んでいるのだが、彼はリストに載っているからそうすべきなんだと子供だからと言う感情は全く持ち合わせていない。

ジュリエット 「テイルセクションのリストの人は全員捕まえたでしょ。グッドウィンはどうなるの?潜入して3週間になるけど」

彼の顔から一瞬笑みが消えた。ハムを切るナイフの手も止まった。再び笑顔を作り直して答える。

ベン 「彼はアナ・ルシアという女性を推していてねぇ。彼は彼女がここの貴重なメンバーになれるなんて思っているらしいんだけどね。僕や君は良く分からないところだ。彼女にすごく熱をあげていてさ。なんだかいけない感じさえするよ」
ジュリエット 「イーサンを失った後じゃ危険だわ」
ベン 「グッドウィンはどこにも行かせないよ、ジュリエット。急いで戻ってくる理由なんてないしね。でも、もうすぐ任務も終わりだ。約束するよ」

俺が彼よりも上だ。そんな自信と嫌らしさに満ちた笑い顔を見せた。

テンペスト。ジュリエットが中に進むと、赤色灯が点滅している。スワンの時と同じ声で警告メッセージ。

"Warning. Computer switching to manual operation. This attempt is unauthorized."

白のハズマット防護服にガスマスクをかぶった人間がコンピュータを操作している。再び警告。

"Warning. Manual entry override denied. Repeated attempts to access storage tanks will result in comtamination."

ガスの入ったタンクの制御システムを書き換えようと試みているのだ。じっと見ていたジュリエットは、銃を持ってその人物に後ろから近づいた。声をかけると振り向いた。切羽詰った様子のダニエル。コンピュータから離れるように言うが、彼は出来ないと答えた。

"Manual override failed. Counter measures will begin."

彼は無視してコンピュータを操作する。彼女はガスマスクをしていないのだ。このままいくと彼女は死ぬ。

"One minute until contamination."

残り一分。彼女は彼のガスマスクを剥いだ。だが、ダニエルはガスを撒こうとしているのではなく、不活性化しようとしているのだと言う。残り40秒。ガスより前に後ろからシャーロットが襲ってきた。タンクで殴りかかってきて、本気である。二人はもみ合ったが、戦いではジュリエットに分がある。シャーロットのマスクも剥いで、銃を構えた。

残り20秒。彼女もまた同じ主張をした。この毒でベンに殺されるの恐れた彼女は、いざという時に使えないようにしようと考えていた。彼女はベンが過去にこれを使っていたのを知っていた。昨シーズンの20話目("The Man Behind the Curtain")、ベンが父ロジャーを殺したあの毒ガスの事を指しているんだろう。あの時は缶に入れていただけだが、テンペストは島全体をやれるものらしい。

残り10秒。5秒。3秒。2秒。止まった。画面にはこうある。

MASTER CAUTION RESET
NO CURRENT ALARMS
SYSTEM PRESSURE WITHIN NORM PARAM
TANK INTEGRITY TESTS REPORT SECURE

無事に成功したようだ。ホッとした様子のダニエル。シャーロット。ジュリエットは殴られた口をぬぐって、不満そうだ。ジャックに隠していることをバラされたからだろうか。彼女達はこの島から報告を受けているのは間違いないことが分かった。後どれほどの情報を持っているのか。

ジュリエットが研究室に一人でいると、ベンが入ってきた。彼女はミカイルが置いていったジャックのファイルを読んでいたところだった。彼が優秀な脊髄手術の執刀医であり、腫瘍の摘出の経験も豊富である事を知り、ベンを救えるんじゃないかと言う。だが彼の表情は暗い。自分の病気を治せる人間がいるかもしれないのに、どうしてなのか。彼女が疑問をぶつけると、彼は彼女を外に連れ出した。

丘を登っていく二人。テイルセクションを襲撃し、ピケットとトムにビーチを離れた彼らを追わせたところ、これを発見した。腹を杭で突き刺されたままのグッドウィンの死体。彼女は取り乱した。パニックになった。

ジュリエット 「何があったのよ!」
ベン 「分からないんだ。見た者もいない。彼らが仲間じゃない事に気づいてしまったんだろう。君の言うことを聞いておくべきだったね」
ジュリエット 「どうして私にこんな物を見せるの?どうして私をここに連れてきたのよ?」
ベン 「なんだい?奥さんじゃなくて、って意味か?」

彼女はようやく彼の本当の恐ろしさ、そしてハーパーの忠告を理解した。だがあまりに時は遅すぎた。去ろうとする彼に彼女は言った。

ジュリエット 「分かってたんでしょ。こうなるって知って彼を送り込んだのね。彼を死なせようとして!どうしてなのよ?」
ベン 「なぜって?僕が君を連れてくるのにあらゆることをやって、ここにいさせてあげるためにあれだけのことをして、まだそんなことを聞くのかい?どうして君は僕の物だって理解してくれないんだ?好きなだけそうしているがいいよ」

彼もまた哀しい男だった。物を与えれば彼女の気持ちが掴めると思っていた。彼は人の心を操ることに長けている。だが心を開いて愛情を注ぐということを知らなかった。自分の口で愛を伝える事すら出来い彼は、彼女に恐怖と嫌悪感を植え付けただけだった。

ジュリエットとシャーロットが外に出ると、ちょうどケイトが到着。ジュリエットは仲間だと言ってみたものの、思いっきりぶっ飛ばされたケイトは納得できるはずがない。あれしか方法がなかったと言うシャーロット。ダニエルがこの施設の危険を取り除いたんだと説明した。中に来れば命を救ってやったことが分かるだろうと言うんだが、最初からいっしょに連れて行く選択肢もあったのではないだろうか。

そこにジャックも来た。彼も当然納得していない。シャーロットの言っている事が本当か、ケイトに確かめに行かせた。彼はジュリエットの顔の傷をなでる。彼女もまた話した。

ジュリエット 「彼は私に二人を殺させようとしてたの。ベンが二人とも殺せって」
ジャック 「あいつがどうやって君に話せるんだ?」
ジュリエット 「知らないわ。でも彼は私に連絡する手段を知っていたし、彼らがどこに行くのか、何をしているのかも知っていた。この意味分かる?あの人達はベンと戦うためにここに来たのよ。でもベンが勝つわ。ジャック。彼が勝ったら、あなたは私の側にいたいなんて思わなくなる」
ジャック 「なんで?」
ジュリエット 「だって彼は私を自分の物だって思ってるからよ。彼は私があなたの事をどう思っているか知ってるわ」

あの男はその気になれば何だってやる。彼女は彼がグッドウィンのようになってしまうと感じたのか、悲しい顔をした。じっと見つめるジャック。キスした。

Jack: He knows where to find me.

彼にはいつでも立ち向かう心づもりがある。二人は抱き合った。

ハーリーとソーヤーはホースシューズをして遊んでいる。杭に蹄鉄を投げる輪投げの様な遊びだ。世界大会まであったりする。ソーヤーはうまいこと行っているもんで自慢げだが、ハーリーが投げると地面に跳ね返って杭に引っかかった。ロトで運を使い切ったかに思えたが、まだ小さな運は残っているようだ。

談笑しているのも束の間、ベンが外を歩いているのを見かけた。着替えを持って歩いている。誰に言ったのか知らないが、ニコニコしながら「また夕食の時に」と声をかけて自分の家に戻っていった。

Sawyer: What the hell are you doing out?

[END]

[補足]

文中に出てきたジャンピングジャック(jumping jack)は知っている方もおられると思いますが、ジャンプした時に両手を頭の上で合わせ同時に足を開き、次のジャンプで両方閉じる。という繰り返し運動。エアロビみたいの。StonesでもWANDSもありやせん。

[感想]

ジュリエットはああいう恐怖心から彼に付き従っているんですね。グッドウィンは子犬の様に追い回していると言っていたが、周りが気づかないところがまた周到すぎて怖い。

ジュリエットのフラッシュバックだったわけですが、彼女は島の外に出られなかったのかな。これからやるんかな。最後までベンに振り回されて終わってしまいそうな人なんですけど。

冒頭だったので読み返して思ったんですが、ジュリエットは誰に似ているとハーパーは思ったんでしょう。そっくりだと言っている。それ以降は一切触れなかったんですけど、一瞬の事で忘れてました。

また次回。

--- Director: Eric Laneuville
Writer: Drew Goddard, Christina M. Kim

Star: Rebecca Mader as Charlotte Lewis
Elizabeth Mitchell as Juliet Burke
Jeremy Davies as Daniel Faraday
Matthew Fox as Jack Shephard
Yunjin Kim as Sun Kwon
Daniel Dae Kim as Jin Kwon
Jorge Garcia as Hugo "Hurley" Reyes
Naveen Andrews as Sayid Jarrah
Terry O'Quinn as John Locke
Michael Emerson as Benjamin Linus
Emilie de Ravin as Claire Littleton
Josh Holloway as James "Sawyer" Ford
Henry Ian Cusick as Desmond Hume
Evangeline Lilly as Kate Austen

William Mapother as Ethan Rom
Brett Cullen as Goodwin
M.C. Gainey as Tom Friendly
Alan Dale as Charles Widmore

Guest Star:
Andrea Roth as Harper Stanhope

Thanks to TV.com
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