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[Dr. House] シーズン4第8話。とうとうあの病気が!? ネタバレ回顧録です。


コールとカトナーは脱出マジックを見に来ていた。Chinese Water Torture Cellと呼ばれるフーディーニが考案した水槽からの脱出だ。マジシャンは客席から一人、助手を呼ぶ事にした。カトナーが手を上げたが、隣に座っていたコールが指名された。水しぶきをかけられ、中身が本物である事を確認。

ではいよいよ。マジシャンは手錠をかけられ、足枷もつけられた。クレーンで引き上げられ、逆さ吊りで水の中に入った。しかし脱出を始める前に彼に異変が起きた。全く動かない。慌ててコール達は彼を中から出した。

ハウスはキックスクータに乗って講義室に入ってきた。暇だー。暇すぎる。面白い患者がいないので、新しい試みをやってみようと思います。って言ったらカトナーが先のマジシャンの話をしだした。ハウスは水に入った人間の心臓が止まった事よりも、コールが6時に家にも戻らず彼とマジックを見に行った事の方がショックである。

House: When I asked you to come see Mama Mia –

ちなみにそのマジシャンは心臓病になったことはないし、狭心症(angina)でもない。ERもそれを確認済みだが、ハウスは嘘に決まっていると言う。だってマジシャンってそういうものだから♪

で、肝心のチャレンジであるが、勝者は二人の名前を挙げる。そしてそのどちらかをハウスがクビにするというものだ。カトナーは患者が気になってしょうがないようなので、一人で行かせることにした。

House: If you're wrong, you're fired.

正しかったら残れるか、とカトナーが聞くが野暮な質問だ。ノーって言ったら患者を死なせるつもりかい。チャレンジの方はアンバーが異様なくらい乗り気である。なにせ自分の手で公式に蹴落とせるわけだから。

概要発表の前に。自らルールを破る医者は賞賛に値する。しかし本当のヒーローとはそのような賞賛を浴びたりはしない。無名のままひたすら頑張っているものだ。だって、ルールを破っているのがバレたら捕まるし。というわけで、そのように人に見つからずルールを破れる才能があるかテストします。

House: I need you... to bring me the thong of Lisa Cuddy. Not kidding. Thong. Cuddy. Go.

ええっ。でも一番怖いよね。自分の雇い主となる人間から下着盗むんだから。女性であってもヤバい事には違いない。

Foreman: It's how I got hired.

アンバー以外はやる気はない。全員やらなかったら勝者なしでいいじゃないか。「いいよー」って彼女は言っているが、信用できるはずもない。彼女がやってしまったら、他の3人もうかうかしていられない。頭を使いなさい。頭を。

カトナーはマジシャンの部屋に来た。弁膜逆流(valvular regurgitation)、壁運動異常、心臓構造の欠陥、いずれもなし。そこに13番が参加。「あなたにとってはいいニュースだけど、彼にとっては違うんですよ」とか言いながら入ってきた。病気でもない患者を治したってハウスは認めてくれないだろう。

彼女はここ数日、足に重みを感じなかったか尋ねたがそれもなし。息切れはなかったか。

Magician: Would it help if I puked?

彼は口からトランプを出した。「カードを1枚選んでください」とお気楽なので、どうして不安がないのか13番が聞いた。死のうが死ぬまいが辞めるつもりがないから、別に気にしていない。カードを戻してシャッフルしたが、彼の予想は外れだった。

カトナーはなんとしても病気を見つけるべく、経食道心エコー検査をすることにした。ちょっと財布を確認してもらえますか。マジシャンは彼から財布を受け取った。折りたたんであったそれを開けると火がついた。パタッと閉じて次に開けると、スペードのエースが入っていた。

Thirteen: That's my card. How did you do that?

さてさて、アンバーとタウブは作戦会議。男のタウブは非常にためらっている反面、アンバーはいつものように余裕である。

Amber: She can't keep her panties on if they're wet. We work together. One wins, protects the other.
Taub: Or I win by myself,

結局協力しないかに見せかけて、彼はカディにコーヒーをかけようとした。

Amber: Dr. Cuddy.

彼女の一声でカディが振り向いた。焦ったタウブはコーヒーを自分にかけてしまった。「ちょっと転んだだけです。ははは」と誤魔化して事なきを得た。全くこの女は恐ろしい。「時間があるんで、クリニック手伝いましょうか?」なんて彼女について行った。敵に回すならコチラが上手を取らないとダメなのだ。

カトナーの検査は、全く異常なしの結果が出た。心停止の原因がなく、ハウスにやはり水に沈んでいたからでしたと伝えなければならない。イコール、クビかもしれない。フォーマンに相談したが、患者を家に帰して、ハウスにそのまま報告しろと言われた。これはもはやケースではない。

あまりに彼が困っているので、肺を調べる事を勧めた。酸素飽和度の低下も心停止の原因になる。ERのドクターも救命処置に重点を置いていたため、そこまで調べていない可能性がある。MRIを行わせる。

アンバーはクリニックから内線電話。カディにナースステイションに来るように伝言してもらう。彼女はタバコに火をつけ、火災探知器に煙を吹きかける。これでは反応がないので、直接ライターの火を当てた。ステイションはスプリンクラーの水が出てきてパニックであるが、肝心のカディの姿はない。だって、タウブが先に彼女を外に連れ出していたから。ガラスのドアの向こうでは彼がニコニコして手を振っている。早くも泥仕合になってきた。おそらく彼女の更なる逆襲にあうことだろう。

カトナーの憶測では、肺が真菌に感染している。それをマジシャンに言ったら、「大学の時にもっとマッシュルームをやっとくべきだった」とジョークで返された。そこでうっかり言ってしまった。「死に掛かっている人はあまりジョークを–」 途中まで言って止めたが、医者が本音を吐露してしまってはいけない。本気に受け取られなかったが、MRIの中に彼を入れると胃が痛いと叫び出した。外に出して服をめくると、肌が紫色になっている。内出血しているのだ。

やっと念願の報告が出来る。結局、AB型の血液を3ユニットも輸血。それでもまだ足りない状態だった。傷口はなく、肝臓病かもしれない。ビタミンK欠乏かもしれない。理由は分からないが、

Kutner: The only thing we know for sure it's not... nothing.

何かが起こっていることは間違いない。13番も肝臓病の様に周期的に症状が出る病気、他には腸梗塞などを提案した。だが、彼女はファイルを落としてしまった。何でもないかのように振舞っているが、思わず"I got it!"と大声を出したり様子がおかしい。この異変はハウスだけが気づいているようだ。

彼一人だけが気づいている事がもう1つ。と、その前に。タウブとアンバーはカディの下着を取ってきた。黒。違う。ハウスは彼女が赤のブラをしていた事に気づいていたのだ!当然、下も赤である事が予想される。

Foreman: Do your research, people.

腸梗塞案を出した13番には賛同した。ここで終わりではない。あの下着がカディのものではないなら、一体誰の物なのか。想像に易い。

House: Hike up your skirt.
Amber: Wow, that's rude, even for you.
House: Hike it down then.

彼女は黒のブラをしている。何から何まで甘かった。さらにタウブと組んでいたわけだ。んん。ということは、彼女は今...それどころではない。マジシャンの方に話を移そうとするフォーマン。

House: Foreman, she's not wearing any underwear. You used to be more fun.

彼もお堅いな、って思ったらそうじゃなかった。

Foreman: She's not wearing any underwear... big deal. When she stops wearing clothes, then we can drop the medical stuff.

そゆことか。ハウスはMRIフィルムを要求したが、撮れぬまま終わってしまった。彼を中に入れることすら出来ないでいる。どうするか。

House: You guys ever wonder how he was gonna get out of that water tank?

彼はカトナーを連れて外に出た。服は着ているが、一応アンバーを見ておいた。

マジシャンの消化器官には裂傷があり、脾臓は破れてしまっている。ハウスは自らORに入り、彼の体を調べる事にした。彼だけが気づいている事とは、一体。

House: Ladies and gentlemen, I have nothing in my hands, nothing up my sleeve. I do have something in my pants, but it's not gonna help with this particular trick.

彼が内臓を探ると、鍵が出てきた。彼は脱出に使う鍵を飲み込んでいた、というわけだった。金属で出来ているもんだから、電磁場を使うMRIの機械に入れば、当然中から裂けてくる。ハウスはカトナーをケースから外した。

ハウスはマジシャンに話しに行った。やはり死ぬと言う事に狼狽していたらしく、すっかり鍵のことを忘れていた。原因がはっきりし、彼が死ぬ可能性もなくなった。

Magician: Know my favorite time to lie? When my life hangs in the balance.
House: Your life doesn't hang in the balance. You know your life doesn't hang in the balance. Your reputation might hang –

ウマイ!となるはずが、一本取りかけたところで中断された。彼はまたトランプを一枚選ばせることにした。

Magician: Pick a card.
House: Too much trouble. Can I just pick my nose?

引いたのはスペードの6。デックに差し込んだ途端に彼は窓ガラスに投げつけた。ピタリと張り付いた最後の1枚。それがさっきのカードだった。しかもくっついているのはガラスの向こう。鍵を取り出せなくて失敗したが、手品の技が衰えたわけじゃないと言いたいらしい。しかし彼の鼻からは血が大量に流れ出ていた。

これで話が振り出しに戻った。彼はやはり病気にかかっている。鼻血も心停止もその兆候だったと考えられる。仕方なく、残念ながら、後ろ髪惹かれる思いで、下着ゲットチャレンジは中断。中止じゃなくて中断。

コチラも全員振り出しに戻ったかと思いきや、意外にもコールがすでに取ってきていた。真っ赤の。アンバーは疑われる前に自分のを見せた。こちらは青。

House: Pull down your pants.
Cole: You think I'm lying?
House: No. I wanna give you a reward. Yes, I think you're lying.

今は患者に集中。心不全と鼻血をつなぐもの。患者の家族に同様の病気を持った人はいない。狭心症もないし、以前にこの症状が出た事もない。アンバーは心臓そのものではなく、血管に問題があるのではないかと言う。結節性多発動脈炎(Polyarteritis nodosa, PN: 血管炎の1つ)なら心臓の病気は起こるし、高血圧(hypertension)になるため鼻血も出る。

これに対抗してタウブも意見を出した。こちらは簡単、コカインである。アトランティックシティのような大きなカジノでショーをやっている彼なら、やっていても不思議ではない。彼はカトナー(ずっとニヤニヤしていたので"gloater"というあだ名を頂いた)と共に彼の家(drug denって決め付けている)を調べる。一方のアンバーとコール(彼はまた"Big Love"と呼ばれた)は、心臓周りの血管に対して生検を行い、PNの検査をする。13番はオフィスに来るように。

Thirteen: Those aren't my panties.

そこではない。人前でうっかりした事をして、カッと来る。こういう症状は何が原因だと考えられるか。彼女は8歳の女の子が宿題を忘れてドキドキしていたからだと誤魔化した。医者は自分が病気にはならないと思いがちで、兆候が出てもついつい放っておいてしまう。患者には早く病院に来いと言ったりしながら、自分は向き合おうとしない。ハウスはチームのメンバーが病気を抱えているのは問題だから、自分で何とかするようにとだけ言った。彼女は目から血が出たりしたらすぐに診てもらう、と大丈夫である事を主張した。所詮自分の問題であるので、とりあえずここまでにしておく。

マジシャンの家は、手品の道具であふれかえっている。その中にウサギが入った檻がある。タウブは推測した。トゥラレミア(tularemia: 野兎病)。ウサギの皮膚についたダニが彼にくっついて、バクテリアを移した。そして心膜炎を引き起こした。解決。

ハウスは点滴の袋を持ってきた。中身はさっきの手品のタネを教えてくれるまで教えない。

House: Magic is cool. Actual magic is oxymoronic. Might not even be oxy.

oxymoron=oxy+moron。「頭が切れる」と「頭の回転が遅い」という相反する2つの言葉をつなげたこの単語は、自己矛盾語法という意味がある。さっきのマジックも外にいる誰かに手伝ってもらったというのがハウスの考えだ。彼は点滴のチューブをはさみで切った。呆然とするマジシャンだが、実はフェイクの方を切っていた!

House: The fun... is in knowing.

彼は頭が痛いと言い出した。ハウスが新しい症状かと聞いたら、自分で何とかすると手からヴァイコディンを出した。むむ。ポケットを探ってみると、中身は空っぽだった。マジシャンはそれを返すでもなく、手のひらをかざしただけだった。

全く面倒な患者である。

House: You eat a lot of beets, you have an electric toothbrush, and you sleep less than six hours a night.

ビートに含まれるレッドベタミン(red betamine)は歯垢となって歯にたまる。それを電動はブラシでこすっている。そして重そうなまぶたと年齢以上に老化した皮膚は睡眠不足を表している。こうやってハウスが説明して初めて先ほどのセリフは意味を成す。マジックはこれの逆で、説明されないで謎のままにすることに意義があるわけであるが、ハウス先生の考えは違う。

House: If the wonder's gone when the truth is known, there never was any wonder.

本当に面白い手品はタネを知っても面白いのだ。マジシャンが他人の手品を見て面白くないと思うんだろうか。手品用のウサギから野兎病にかかった事を教えた。抗生物質を投与し、数日間様子を見る。

House: Sorry to spoil the mystery.

ヴァイコディンを処方してもらいに来た。あ、カディだ。容器を足元に投げてみた。足がこんなだから屈めませんジェスチャーをしたら、取ってくれた。おお。スカートに下着のラインが浮かんでこない。アレは本物だったのか。コールに会ったか聞いたら否定した。しかし、彼女は赤い顔をしている。

House: Oh... my... God!

これはスゴイぞ。早速彼に聞いてみた。ひとまず彼の職は安泰。あとは蹴落とす人間を選ぶだけ。それはいいとして、一体どうやったのか。

Cole: Prayer, mostly.

まさかのまさかという選択肢。なんてことはあるのかい。

Cole: If I tell you, then where's the magic?

そこに他の面々がやって来た。マジシャンは失神したらしい。超音波検査によれば、心臓から出血している。100ccも抜き取らなければならない事態だった。抗生物質が効いていないとしたら、彼はトゥラレミアでも他の感染症でもない。

House: Excuse me. We were talking.

13番は血液が凝固しているという案を出した。アンバーはこれを受けて、術後に播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation, DIC: 全身で起きる血液凝固)を悪化させたのだとしたら、普通の生検すらも行えないくらい血液があふれ出すと付け足した。

心停止にDIC。タウブは癌の可能性を示唆した。胸をずっと調べているので、あったとしてもそこではない。13番はそう言ったのだが、ペンを持つ手が震えていた。ひとまず癌の場所を特定させる。

MRIに入る前のマジシャンは不安にさいなまれていた。多くの血を失って指の感覚もない。自分は明日死ぬんじゃないか。彼はそう考え始めていた。そんな彼を見て心配になるコールだったが、アンバーの心配は自分がクビを切られる候補に入る事である。決めかねているという彼を説得に出てみた。

私はmanipulativeである。すぐに勝負事をする。ビッチでもある。他人の失敗を持ち上げて非難する事もできる。でも、いい医者でしょ。他の人達と変わらないくらい。いや、それ以上よ。それが大事な事じゃない!

結局こうやって強がるしかない彼女を見て、コールは同情しているような顔をした。敬虔な信者だなぁ。博愛だ。彼は画像から新たな発見をした。腎臓、そして大腿部から出血している。いや、全身から出血している。

Amber: His timetable may be right-on.

クワっと骸骨が映った。コールはマジシャンが自分の死を予測しているなんてゾッとするなんて言っているが、ハウスは逆だ。原因不明の病気にかかっていながら「俺は死なない」って言った方がよっぽどスゴイ。それならまさに強心臓ってヤツだ。それならば、彼が手品師ではなくペテン師だと証明してやろう。自らの死を予測して死ななかったらタダの男、本当に死んでしまったら伝説になってしまう。そんなの認めない。

残留が決定したコールが考えもせずにくだらない意見を出したら、アンバーが同調した。指名されないように必死になっているのが見え見えなので、一喝しておいた。

House: If you're gonna kiss his ass to protect your ass, at least wait until he's had a good idea.

カトナーは彼が輸血の直後に怯えた様子だったと話した。汚染血液が使用されていれば、DICまでも説明できるのではないか。

House: I predict all your pagers go off... right now.

鳴らなかった。適当なことを言って当たるくらいなら苦労しない。フォーマンは彼の免疫グロブリンレベルが低い事に気づいた。心不全に加えて肺に液体が溜まっている。さらに内出血。考えられるのは、アミロイドーシス。それにしては出血量が多すぎるとアンバー。それでも手の感覚がないと言っていた。コールは失血によるものだと思っているが、確実ではない。

おっと。全員のペイジャが鳴り出した。ハウスが仕掛けたのではない。マジシャンがまた発作を起こしたのだ。一人は彼を安定させる。残りは彼の医療記録を10年さかのぼって調べ、関節の痛み、疲労などアミロイドーシスに関わる症状を洗い出す。

フィン(Finn)の処置はコールとカトナーが行う。痙攣大発作を起こしていたのだと話し、抗けいれん剤を投与すると説明。彼はなんとか意識を保っている。脈が落ちて安定してきた。

カトナーもアンバー同様、自分が落とされるのではないかと不安を抱いていた。コールはまだ決定しておらず、「ここにふさわしい人間を残すつもりだ」なんて真面目な男である。カトナーは馬鹿馬鹿しいと言った。優秀な奴を残せば自分が落ちるかもしれないから、ダメな方を残せばいいじゃないか。それをすると次の回で見る目無し、って落とされる気がするんだけど。自分はその優秀な医者ってのに当たらないからと、アピールだけはしておいた。

Kutner: And I'm your friend. And how are you gonna explain to your kid that I can't take him to the zoo next week because you got me fired?

息子を出すなんてアンバーよりヤらしい説得だ。ますます遠のいている気がする。ちょっと患者から気を逸らすと、彼はまた発作を起こし始めた。側腹痛(flank pain)、さらに腎機能が低下。

Kutner: Also... Amber's a racist.

この大事な時に...

その頃、ハウスはウィルソンの部屋でフーズボールをやっていた。ハウスのペイジャ予想の理由は簡単である。原因が判らず、まともな治療を施していない患者は悪くなる一方だからだ。ただ、なぜ全員同時なのかは分からんけど。

ハウスはそれよりコールとカディのことが気になっていた。まさかホントにヤっちゃったんだろうか。remotelyに。

Wilson: It's still legal in the blue states.

この病院があるニュージャージーは、民主党優勢なので。彼女と彼はほとんど面識がない。しかしウィルソンはそこに隠された何かを発見していた。

Wilson: You know, in some cultures, hiring people to steal someone's underpants is considered wooing. You should move there.

どこのやねん。キューアイですよ。QI。下着盗んで求愛する文化なんてすごい発想だな。誰かが不倫は文化だと言っていたそうだが、アレより圧倒的だ。多分。

そこにカトナーが入ってきた。腎不全に陥り、ナトリウム欠乏になって発作を起こした。腎不全はアミドイローシスによっても起きるのでハウスが正しいはずだが、彼の過去にはそういった物は一切なかった。ということは、カトナーが出した汚染血液が正しい事になるのか。いやそうでもない。心臓や肝臓の方が説明できなくなってしまう。

ウィルソンもハウスのアミドイローシス理論を証明する前に、血液を調べた方がいいと勧めた。順番として彼の方が正しくないと分かってからでもいいということだ。それに骨髄移植を先にやって血液汚染だった場合、免疫システムを無意味に崩壊してしまう恐れがある。

しかしハウスは断固自分の理論を押した。皮下脂肪生検をやらせる。せめて血液バンクに行って調べさせて欲しいと13番が言ったら、彼女の右手が震えていた。慌ててポケットにしまったが、ハウスは見逃していなかった。とりあえず2時間だけ時間を与える。そんな無茶なとカトナーは反対したが、Big Loveならやれるぜと言って強引に行かせた。無駄な検査に2時間やるだけでもありがたいと思いなさい。で、残った二人はフーズボールの続きに興じる。

コールが検査をしていると、今度はタウブが飲み物を持ってきた。

Taub: It's not a bribe.

これが本命ではない。彼は封筒を差し出した。

Taub: This is a bribe.

100万ドル、ではなく5000ドル。ハウスはコールの判断基準で自由に決めてよいと言っていたので、金に訴えでてみた。子供を一人で育てている彼にはお金は必要だ。「君の息子が行っている学校も知っているよ。いくらかかるかも。写真も見た」と彼もまた、息子作戦を取った。金自体はさほど問題ではないかもしれないが、息子という弱い部分を攻めるのは今後にどう影響するんでしょうか。

赤血球ダメージはなし。バンクの方も問題なかった。残り32分で血液そのものを調べる。ハウスがやって来た。コールの皮下脂肪生検もネガティヴだったと話したが、実際の臓器を調べないで分かるかいと却下。最初からそうする気はないのだ。13番は感染症にかかっていたら放射能治療を施せば死んでしまうと、アミドイローシス案に反対。さらにあと丸一日欲しいと言い出した。

彼らはハウスが急いでいる理由が全く分かっていない。彼は明日にも死ぬのである。今治療しなければもっと早いかもしれない。ハウスは待てても患者の病気は待ってくれない。というわけで時間を3分あげた。いや、やっぱり今すぐやるように。

これにフォーマンが反対した。彼が言い出したことなのに、今となっては自分が間違っていたと言うのだ。もう我慢ならない。最終手段に出た。ハウスの血液型もAB。フィンと同じ物を自分に輸血する。何もなければハウスが正しい事が証明できる。

House: How much tainted blood do you think they keep in here?

彼が正しければ、即アミドイローシスの治療をする。

13番が輸血の準備をする。ハウスは彼女の財布を覗いていたことを明かした。ランチを買う金を探していて、ではなくそこには彼女の母親の写真があった。歳にして32歳くらい。新しい写真に換えていないということは、彼女が亡くなったのかもしれない。

Thirteen: So's Grover Cleveland.

ちなみにアメリカの元大統領です。Googleで死亡記事を調べたら、長い闘病生活の後、New Haven Presbyterianで亡くなったとあった。彼女がかかっていたのはハンチントン舞踏病(Huntington's chorea: 全身の不随意運動などを症状に持つ遺伝病)。

13「今回の件が終われば、ここを去ります」
ハ「その必要はない」
13「自分の心や体の統制が取れなくなっていく医者なんか必要ないでしょう」
ハ「ハンチントンだけが震えの原因じゃない」
13「偶然だっておっしゃるんですか?」
ハ「うちのチームで君だけはデカフを飲んでるんだよ。ファイルを落としてから、私が入れ替えておいた。手が震えるのはカフェインでハイになっているからだ」

いつの間にか、こんな事をやっていたのか。いずれにせよ、彼女は死ぬ運命にあるかもしれない。だが問題はハンチントン病のテストを彼女が受けていないということだ。親がそうであれば遺伝している確率は50%。病気だと判れば怖くて何にも挑戦できないかもしれない。だから知らないまま、飛行訓練やらキリマンジャロ登頂やらハウスのチームへの参加に思い切って挑戦しているらしい。

すると彼女は異変に気づいた。ハウスが汗をかいている。額に触れると熱がある。やはり血液が問題だったのか。

肺炎球菌かもしれない。カトナーはそう言うが、ハウスは一切検査させない。これは輸血に対する反応であって、病気になっているわけではない。「医者は自分が病気だと認めたがらない」と彼が言った言葉を持ち出したが、症状はフィンと異なる。彼は発熱して汗をかいていたのではなく、全臓器から出血してたのだ。

自分がいたら患者に集中できないだろうと立ち上がったら、めまいが起きた。口の中が乾いていく。これは、他ならぬ麻薬と同じ症状。彼はそう言いながら床に倒れた。

13番とコールで治療に当たる。彼女は他のドクターと違って、彼に媚びたりしなかった。彼が勝手に決める事だし、どうせ私が言ったって無駄でしょ的態度である。無駄な心配はしない主義だった。コールは彼女を一人残して出て行った。

Cole: I'm gonna run some stains. He'll be less of an ass to you.

ハウスは間もなく目を覚ました。

House: That's a little much for a first date.
Thirteen: Obviously, you've never dated me.

彼女はまだ肺や腎臓のサンプルを取っていないが、必要なのは肝臓だと言って腹に針をズブリとやった。あの冷徹な目がたまらない。どうやらフィンから直接取れないために、彼の方から取ろうと言うわけだ。

House: You drugged me.
Thirteen: You drugged me.

恐るべき女である。だがこれだけでは終わらない。サンプルを持って出て行った彼女が置いていった手袋を持ち出した。DNAを調べればハンチントンかどうか判るだろう。

ハウスが自室にいるとウィルソンがやって来た。

Wilson: Stopped by the lab. Your mutinous team is starting to worry about life on Pitcairn Island.

Pitcairn Island(ピトケアン島)はイギリスの元植民地だった島であるが、あのチームはそこまで反抗的ではないだろうに。結局、生検の結果は完全クリーン。全く異常がないことが証明され、翌朝9時から放射線治療(irradiation)を行う。

ウィルソンは、前の電気ショックに引き続き、またも命を危険にさらしたと非難した。今度ばかりは全身に汚染血液が回って死ぬかもしれなかったのだ。

House: I usually like to give the lethal blood to Foreman, but I'm the only one who's type AB.

AB型は誰からももらえるから自分が一番適合していると言うわけだ。逆にウィルソンはO型。誰にでも与えられるだけ。

House: No wonder you're paying three alimonies.

何気なくジョークを言ってみたが、その前の部分に引っかかったウィルソン。どうして彼がO型だと知っていたのか。自分と逆の性格を持っているから言ってみただけ、と言っているが彼は疑っている。別件で血液を検査したのではないか。

ハウスは否定した。しかし、血液型が何型かなんて会話、普通の人間はしない。理由無く人に血液型を聞くことなんてないのだから。

House: There's no reason to ask anyone their blood type.

ハウスはようやく思いついた。急いで放射線治療に向かうフィンのところに来た。彼は選ばせた。秘密を守ったまま死んで行くか、タネを明かして生きるか。

Finn: I'm taking it with me. See, that way, it stays magic.

彼はハウスの意図を理解していなかった。自分が死ぬと思い込んでいる彼だが、実際はそうではない。彼に血液型を聞いた。A型。

House: Trust me. It's way cooler to know.

単純な話、違う型の血液を輸血していたのだ。DICや臓器不全も説明がつく。血液検査をしたが、型まできちんと調べていなかった。彼が調べたのは抗体。A型の抗体が発見されたからてっきりA型だと思い込んでいた。そして今、フィンの体はB型の抗体も作るようになっている。それはA型の彼にAB型の血液を与えたからだ。

これによって原因は分かった。よって彼はアミドイローシスではない。

House: I finally have a case of lupus.

やりました。とうとうです。シーズン1の第11話。ここに初登場してから3年。長かったですなぁ。生理食塩水で洗い流し、A型の血液を改めて輸血する。ステロイドも投与。

House: He'll be back hoodwinking idiots in no time.

彼は手のひらに杖をくっつけて見せた。

さて、ビッグラヴ、運命の発表。ハウスひざまづいて、真っ赤なカディの下着を差し出した。

House: Use their power wisely, my Lord.

一人目。アンバー。驚いている様子だが、あふぉか。

House: You're everyone's pick.

次。カトナー。ビックリした。正当な理由でなくてもいいとは言っていたが、まさかの展開である。彼の「血液がおかしい」理論は結局正しかった。それに友人でもある。理由は聞かないと言っていないので、聞いてみた。答えられない。

カトナーはカディにとって問題となる要素を持っている。電気ショックを素手で与えて感電したり、墓を掘り起こしたり。そこでカディは下着を売る代わりに、彼をクビにするという契約を結んだ。

House: Your scheme was brilliant. And you're fired.

ルールを破るのがハウスのやり方だと反論したが、他人が勝手に作ったつまらんルールを破れと言っているだけで、彼自身のルールを破っては元も子もない。力を振りかざす女帝カディを打倒するのが目的だったのに、彼女と手を組むとはあってはならぬ行為である。

House: Let her greedy fingers into my cookie jar, which, sadly, is not as dirty as it sounds. Thanks for playing.

結局自分の勝ちにこだわりすぎて、状況も目的も把握できなかった。オマケに患者の病気の特定までやらなかったとあってはどうにもならない。タウブ達は彼と握手して別れを告げたが、カトナーは何も言わず講義室を出て行った。

ハウスの部屋に13番が封筒を持って入ってきた。例の結果である。彼もまだ結果は知らない。

Thirteen: I don't want to know.
House: No. You're afraid to know.

誰でもいつかは死ぬ。しかしその日がいつかを知っているのと知らないのとでは、雲泥の差がある。ハウスはロトの番号を教えてくれる人がいたら厚意に甘えると言うが、彼女の場合は違う。彼は答えを求める事によって何かが変わり、嫌な出来事が起こるの減らす事が出来ると思っていた。それは間違いではない。でも疑問となることが無くなってしまって、探す答えがなくなったらどうなるか。死ぬと判ってしまえば、彼女にはもう希望がなくなる。知らないうちは希望が残されている。

彼女はその思いだけを伝えて、結果を見ずに部屋を出て行った。ハウスはゴミ箱に封筒を捨てた。

[END]

[感想]

血液型って輸血・献血の時以外ほとんど話題に上らないし、IDカードに載っているわけではないので、こういう事が起きるわけですね。話も面白かった。テストはハウスの根本にある考えに基づいているので、彼の性格や裏に隠された意図が明らかにされて楽しい。この症状はなんだと思いますか、なんてのは筆記試験であって、医者の資質を見極めるのは別のところにあるんですねー。

13番の結果をハウスは知っているんだろうな。でも自分の死と向き合えない人間が、人を救えないと思ってるんだろう。患者だって死ぬかもしれないって思って病院に来るわけだし、そういう時に告知できないとかなったら困りそう。彼女はもう残らないかもしれないなって思いました。医者も一人の人間、と言えばそれまでなんだけど。

また次回。

---
Writer: Sara Hess
Director: Lesli Linka Glatter

Star:
Hugh Laurie as Dr. Gregory House
Omar Epps as Dr. Eric Foreman
Robert Sean Leonard as Dr. James Wilson
Lisa Edelstein as Dr. Lisa Cuddy

Anne Dudek as Amber
Peter Jacobson as Taub
Olivia Wilde as Thirteen
Edi Gathegi as Cole
Kal Penn as Kutner
Bobbin Bergstrom as Nurse

Guest Star:
Adria Johnson as Nurse #2
Joe Ochman as Surgeon
Mandy McMillian as Nurse #1
Noelle Drake as Ilana
Steve Valentine as Finn

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