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[Dr. House] シーズン4第9話。Game, game, game。ネタバレ回顧。


ハウスがソープオペラを見ていると、カディが入ってきた。

Woman (on TV): You're my child, and so are the quadruplets. And I'm not gonna give any of you up.

なんていうのとは逆に彼女はフェローを早くクビにしろと言う。期日は10日前だったのだが、なんだかんだあってまだ決定していない。大体そんな約束あったっけ?

House: Total amnesia.

テレビのルイーサ・マリア(Luisa Maria)だって4つ子を手放せないって言っているじゃないか。とか言ったらテレビを消された。それに知ってますか?

House: She keeps them. I read it online.

金曜日までに二人に絞るように。じゃあ木曜日に奇病にかかった患者を用意しなくてはならないな。しかし、彼女はこのテストが気に食わないらしい。会社だってインターンとして雇ってから本採用にするのに。

Cuddy: Who knows how they'll react to freak weather patterns?
House: They all did fine in the wind tunnel.

決めなかったらハウスの給料から差っ引くって言って、リモコンまで取り上げられた。じゃあ続きを見るか。リモコンが1つとは限らんのだよ。

Cuddy: And I move your parking space to the "E" lot.

仕方ないので病院で一番重い病気の患者を探す事にした。10分後に死にそうな男がいる。って言ったのはキャメロン。イカれた奴や銃で撃たれた奴やなんでもないのに来たという普通の人しかいないらしい。

そこにジミー・クイッド(Jimmy Quidd)というパンクロックのヴォーカルがいる。反復性外傷に自傷行為痕、熱に関節痛(arthralgia)に胸の過膨張、倦怠感、貧血。血便に血尿。すごいオンパレード。

House: I've died and gone to diagnostic heaven.

血液検査で酒とコカインとアンフェタミンにアヘン剤(opiate)が検出された。キャメロンはどうやって彼が38歳まで生きられたんだろうと不思議がっているのだが、、本人は28だと言っている。彼女は嘘だと思っているが、ハウスは異変に気づいていた。というわけで今回のケースはジミー。

講義室に行って説明。彼の症状と共に、これが最後のテストである事を発表。きちんと診断できた人間は正式採用になる。次点の人も有益度という判断基準によって決定される。今まで以上に積極的になるフェロー達。

心内膜炎(endocarditis)。肺と消化管に出血性の病巣があるから。閉塞性細気管支炎(bronchiolitis obliterans)。気管支に思いっきりヤクを吸い込んでいるから。細菌性髄膜炎(bacterial meningitis)。一応これだけの案が出た。全部を調べさせる。

フォーマンは単なるヤク中だから、これらの症状が出るのは当然だと検査を反対した。しかし、ここで問題なのは、ドラッグを使用して考えられうる症状が全て出てしまっている事である。風邪を引いて風邪薬の箱に書いてある症状が全て同時に出ているようなもんだ。何か隠された病気がそうさせていると考えるのが妥当じゃないか。

House: If he had 4 out of 20 possible symptoms, he'd be a garden-variety druggie. 20 out of 20, there's an underlying disease.

全部を調べようとすると彼の全身はあっちこっちを切開したりして大変な事になるから、やらない方が彼のためだとフォーマンは反対する。ハウスは一人あたり1つの診断、1回の検査のみを許可する事にした。

アンバーが気管支鏡検査法(bronchoscopy)をやりたいと率先してハウスに言ったら2ポイント失った。正解者は一人しか出ない。最初に行って正解を出してしまおうとしたり、人の結果を見てから決めたり。そういうのが入ると客観的に物事を見られないので、公平に行うようにする。これを理解していなかったカトナーも3点減点。これからは模型の眼球を持った人だけが治療や検査を行ってよいものとする。とりあえず1番手はアンバーにした。

House: I wanted to give you the serpent staff with the poison axe head, but I left it in my car.

フォーマンは今度はこの選抜法にまで口を出してきた。確かに今回の患者だけについて考えれば、このような治療法がベストと言うわけではない。しかし長期的な目で見れば、自分にとってベストのチームを組むと言う事は、最良の治療法を見つけ出すのに必要な事である。それが納得できないのなら、フォーマンも必要ない。

ホームズはワトソン君のところに来た(下記注参照)。助手の意見も聞いておこう。「アンバーはどう思う?」と聞いてみたところ、表情が非常に暗い。診断ミスをしたらしい。ライトボックスにはX線写真が貼ってある。3ヶ月前、ある男性を腺癌(adenocarcinoma)だという診断を下し、余命6ヶ月を宣告した。

House: So now you've got to tell him that he's way behind on his Christmas shopping.

ところが彼の病状は一向に悪くならなかった。全て再検査してみたのだが、生検は偽陽性だった。病巣も無害で、タルクを吸入した事による物だった。

House: Medical clemency. Interesting.

ともかく死ななくて良かったわけだが、なぜそんな事が起きたかは非常に興味深い。ウィルソンは"good"や"great"ではなく、"interesting"という言葉を使った事に不満である。

House: Why aren't other people able to just be interested?

つまらなくなりそうなので部屋を出た。

アンバーは男性用のレストルームの前で待っている。患者が中にいるらしい。そこに13番がやって来た。アンバーは何の疑問もなくドラッグが原因だと決め付けて調べようとしている。「もし過去に気管支ガンにでもなっていたら、ガンだと思っただろうけど」と特別考えて行動しているわけではなさそうだ。では、ハウスに成り代わって。

Thirteen: Okay. You're an idiot.

idiotついでに言っておいた。そんなにドラッグアディクトだと思っているなら、なぜ酸素タンクを持った患者をバスルームに一人きりにしているのか。案の定、爆発が起きた。ライターを持ってジミーは倒れていた。

ウィルソンは例の患者マッケンナ(McKenna)を部屋に呼んでいた。そこに珍しく白衣を着たハウスが入ってくる。覚悟を決めた患者にどうやって彼が伝えるか、楽しみである。とはいえ、いい知らせなのでウィルソンはためらわずに全部話した。はは。"You're fine."って言われてもポカーンとしている。彼とハウスの顔を交互に見ながらようやく言葉を放った。

McKenna: I don't get it.
House: Cool.

こういうの、Grey'sでもありましたな。間違えて告知したら仕事辞めて駐車場つきの家を出払ってしまったって人。結局病院がアイスランドに家を買って決着してた。アレと一緒だ。彼も家を売り払い、3回もグッバイパーティを開いた。ヴェネツィア行きの航空券も買っていた。おっとそれはいいじゃない。

House: You can still use those if you're alive.

しかし家を売らないとなれば、仲買人に違約金として6000ドルを支払わなければならない。もうそんなお金は彼には残っていなかった。「知らせてくれてありがとう」と呆然としたまま彼は帰っていった。これにはウィルソンもショックだった。だって生きられるのに。こんなにうれしい事ないはずなのに。そのために仕事しているのに。

Wilson: I – I – I would have thought the living would mean more than the expenses.
House: It's not about the money.

ハウスは部屋に戻って、ホワイトボードに点数票を書いていた。Bitchのところに17ポイント。アンバーが入ってくると「17ポイントもあるんですか?」と喜んでいる。これは100点スタートなんです。先の爆発で80ポイント近く失った。フォーマンはハウスが別件の仕事を入れておいたので、ここには参加しない。どの道この競争に反対しているから、どうってことないだろう。

問題は、次に目玉オヤジをゲットするのは誰かである。アンバーはまだ検査を終えていないから自分だと言っているが、13番が猛烈に反対。あの爆発の後で気管支鏡検査法をやったら、喉頭痙攣(laryngospasm)を引き起こしかねない。だったら開胸して生検するとアンバーが反発。自分が失敗したから手術するのかとさらに13番。女の戦いが盛り上がってきたので、ハウスはボードの裏に隠れて様子を見守る。

アンバーはこっそりタバコを吸おうとした患者が悪いからいいじゃないかと主張。13番は中毒患者が何かを吸おうとするのは、もはや本人の責任ではないと逆の主張をした。論点がずれてきたのでハウスが介入。ジミーにはニコチンパッチを貼り、アンバーに検査の許可を出した。

フォーマンがロビーにいると、チェイスがやって来た。ハウスが呼び出した場所以外に本人がいるため絶対に捕まらないので、ジッとする事にしたらしい。

Chase: So... you've decided to focus on solving the problem in Darfur.

彼はこうしつつもタウブやハウスの様子を伺っている。このゲームを止めるつもりだと言う彼だが、それこそがこのゲームにおける君の役割だとチェイス。鋭い指摘である。ゲームに参加する人間全員がゴールに向かっている必要はない。邪魔するものがいてもOKだ。

フォーマンはタウブ達に呼ばれ、ジミーの部屋に来た。生検どころか大暴れして準備すらも出来ない。アンバーにもう一方の腕を試してみたらどうだと言ったら、そうではなく患者自身が問題だと言っている。彼は自分で本当か試してみた。右腕に簡単に注射を刺せた。やはりこの左腕に何かあるのだ。袖をめくってみると、彼は腕全体にニコチンパッチを貼りまくっていた。これを隠そうとしていたらしい。

じゃあ問題は解決できる。そうアンバーは思った。ところが、タウブが指先を見たら、血栓が出来ている。体内を移動している血栓。彼女は生検をする前に自分の診断が間違っていた事に気づいた。

ハウスの部屋でミーティング。血栓が肺や心臓に達すると死に至るかもしれない。何の解決にもならず、誰でも知っていることをわざわざ言ったのでカトナーは10点減点して87点。患者が苦しんでいる時に時間を無駄にしてはいけません。なお、フォーマンがタウブについて回っているので、彼ごと切ることにした。やむを得ない。

血液中に分裂赤血球(schistocyte)が見つかった。これによりDIC(播種性血管内凝固症候群)が血栓を起こしていると判る。ではDICの原因が何かを探る。アンバーはドラッグに不純物が入っていたのではないかと提案。ドラッグにこだわりすぎたため、これで彼女は完全にポイントを失った。別の症状について考えているから、ポイントをリセットしてほしいとの事であるが却下。アイボールは別の人間に移る。

これに対し、13番はマラリア案を出した。彼はここ何年も出国していないが、しばらく時間を置いてぶり返す事がある。ドラッグによる症状だと思われた出血や倦怠感、発熱も説明できる。脱落したアンバーは自分が正しい事を主張したが、彼女はすでに一度失敗している。アイボールは13番へ。

House: Manipulative bitch, you're wanted in the loser's circle.

彼女を部屋に呼んだ。どうしてドラッグ中毒者を嫌うのか。彼が何をしてここに来ようと患者である事には変わりない。別に嫌おうが好こうがどちらでもいいが、いずれにせよ明確な理由があるはずである。それを尋ねた。自分の人生を放棄しているからだと答えた。

House: 'Cause he's setting his own terms? Not living in fear of every pop quiz?

そういいながらヴァイコディンを飲んだ。彼だってドラッグに依存している。まんまと嵌った彼女はもうクビになるつもりでいる。そこで次の質問。どうして負けるのが怖いのか。これも勝つのが好きだろうがどうでもいいわけで、知りたいのはその理由である。これを尋ねた。

ある日、フットーボールの試合を見ていて、勝者は実に幸せそうに見えた。自分もああなりたいと思ったわけだ。それは理解できる。だが、今回の患者は本当に不幸だろうか。どう見ても彼なりに幸せそうにやっている。

Amber: He's an idiot.
House: He's a happy idiot. That screws with your world view.

ハウスはそこに彼女が彼を嫌っている理由を見出した。どう見ても負け犬にしか見えない彼が、幸せそうに生きている。人間、勝者だけに幸福が訪れると思っている彼女の価値観を真っ向から否定する存在、というわけだ。

全くの他人同士がチームを組んで、人の命を救おうとしている。こういった物の考え方や価値観を知ることも大切だとハウスは思っているのだろう。だから肯定も否定もせず、彼女の考えが聞きたかった。

Amber: Mommy didn't love me enough. Daddy expected too much from me. Something! Let's assume that's true. I get how that can make me a screwed-up person. But how is my willingness to do anything to get the right answer bad for my patients? Or put in terms you can understand, how is it bad for you?

自分の性格を親のせいにしている。とはいうものの、一応自分の信条に基づいて答えを探し出そうとしている事は間違いなさそうだ。ハウスは彼女の話を聞くと言うより、ずっと観察していた。

13番はタウブに仕事を頼んだのに、彼はハウスの薬を受け取りに来ていた。どうせ患者は命を粗末にしているし、彼のことを心配するより自分の職の心配をしようという腹だ。彼以外の患者なら考えるが、今回は別らしい。患者によって差別をしている事に13番は医者として不快感を示した。挙句に自分の時間をもっと有効に使いたいと偉そうな事を言っている。しかし病室に戻るとジミーの姿はなかった。タウブのせいで、より時間を無駄に使う事になりそうだ。

ハウスはウィルソンの部屋で音楽を聞いていた。ジミーが作ったパンクロックである。ウィルソンは苦悶の表情を浮かべている。彼はこれを自腹でリリースしたのだが、これじゃダメだ。

House: He wanted people to listen, but apparently didn't want people to enjoy listening.

ウィルソンは空白のliability release form(負債譲渡書類?)とチェックブック(小切手帳)を用意していた。どうやら責任を感じて、あの6000ドルを肩代わりしようとしているらしい。他の人間にチェックを切ることくらいあると言うが、どうみても怪しい動揺ぶりだ。

Wilson: I handed the guy a death sentence.
House: He's not distressed with a death sentence. He's distressed with a life sentence.

彼は3ヶ月間、患者をひどい目に合わせてしまったと後悔している。しかしハウスは、「3ヶ月間、彼を特別な存在にしてやったじゃないか。君が金を払うのは、それまで退屈な人生を送っていた男が、君なしではまた退屈な生活に戻ってしまうことに対するものだよ」と説明してやった。

そこに13番とタウブがやって来た。失踪の報告ではなく、他にも検査しなければならないことがあればついでにやりますというなんとも怪しいものだった。

House: You lost the patient.

バレバレである。他の優秀な医者が発見できないような病気を発見する男ですよ。タウブは遺失物取扱所を調べさせる...13番は一緒に来るように。レコードを再生して部屋を出た。

彼女は彼女でアンバーと正反対に、非常にヤク中患者を好んでいる。医者として放っておけないと言うが、答えになっていない。彼にはドラッグだけではなく、他にももっと見るべき部分がある。素晴らしい考えだが、なぜそう考えるのか。先ほどと同様、その奥の部分が知りたいハウス。

彼は患者で、彼女は彼の事を全く知らない。それでも好む理由は何か。今回もまた、ハウス自身も含めた質問である。あのような姿になっている男が、まともな過去を持っているというのか。その人に見せたくない部分を隠すためにドラッグを使っていると答えた。

Thirteen: Drugs are always a mask for something else.
House: That's the dumbest thing I've heard in my life.

彼女が去った後、ハウスは得点を100から102にした。ニヤリ。

13番とタウブが彼を探していると、声が聞こえてくる。その場所は小児科。子供を集めて何かをやっている。マラリアは感染しないので、ちょっと様子を見ることにした。何のマネかは分からないが、とにかく集まった子供達が喜んでいる。少なくとも子供の心は掴んでいるようだ。しかし、程なく彼は倒れてしまった。二人が呼吸と脈を調べたが、一切問題なし。彼に何が起きたのか。

ハウスがHugh Laurieの曲(!!)をピアノで弾いていると、カディが入ってきた。

House: Dr. Cuddy. That face that launched a thousand long faces.

(クリストファー・マーロウ(Christopher Marlowe)による戯曲「フォースタス博士」("Doctor Faustus": ファウスト参照)において、トロイのヘレンの幻を見た博士が言った有名なセリフ、"The face that launched a thousand ships."から来ている。もっとも、今回はlong facesであるが...)

彼女は患者が逃げ出したと聞いて、縛り付けるなりちゃんと管理するように言いに来ただけだった。ハウスはここで本音を言った。4人全員を残したい。あくまで2人と言う彼女だが、それはハウスの意見に反対しているだけじゃないかと彼は言った。

House: Who would you pick?

彼は本当に決めかねていた。今まで絶対彼女の意見を聞かなかった彼が、逆に彼女のアドヴァイスを求めた。

House: You're a bureaucratic nightmare, you're a chronic pain in the ass, and you're a second-rate doctor at best.

そこまで分かっていながら、彼女に聞いたのだ。

Cuddy: Taub and Kutner.

タウブはハウスに正面から向かってくる。嫌なやつだが尊敬に値する男。カトナーは今迄から分かるとおり、ハウスと同質の医学に対する哲学を持っている。こんな男を二人も雇うのは責任者としては面倒であるが、ハウスの役には立つ。という理由で二人を指名した。

カトナーと13番が帰ってきた。血液検査によりマラリアではないことが判明。ただ、DICが赤血球の断片化によって起きている事を突き止めた。あとはその原因を調べる。ハウスは憶測ではなく、ジミーの見舞いに来ている男を調べた。

House: Hey, I was wondering if you guys know Girl from Ipanema.

(邦題は「イパネマの娘」。有名なボサノヴァですよね。)

腕には注射の痕がある。ジャケットからは注射器が出てきた。彼らはこれを共用していたのだ。

House: Next time make sure you bring enough for the whole class.

彼の血液がついた注射器でジミーに注射したため、断片化が起きていた。というわけでDICが原因ではない。振り出しに戻り、全てを調べなおし。病室に戻って彼を縛り付けておこうと思ったら、彼はベッドから落ちて苦しみだした。呼吸不全。13番の推測は当たっていた。これはドラッグによるものではない。

ランドリールームで思案する。血栓はドラッグによるものだが、血液を吐いたり呼吸困難に陥る原因が分からない。アンバーはまたドラッグじゃないかと言うが、それならとっくにフォーマンに聞いているところだ。彼はこの場所を知らないから心置きなくやれる、と思いきや彼が来た。アンバーをつけたタウブをつけてたどり着いたらしい。あーあ。

出血障害。呼吸困難を引き起こすが却下。感染症。LPで違うと証明されている。ハウスが裏でやらせていたらしい。ズルイ。13番は真菌による髄膜炎。カトナーは、慢性肺塞栓症(chronic pulmonary embolism, CPE)。呼吸不全も肺からの出血も起こる。

ハウスは13番からアイボールを受け取って彼に渡そうとしたが、アンバーは彼がPES(Post Embolic Syndrome)ではないことを知っていると暴露。D-Dimer値が正常なのだ。カトナーはそれだけでちがうとは決められないと反論したが、彼女は13番の様に色んな検査をした上で1つの案を出す方法を取りたいと要請した。

彼に行くはずだった40ポイントがアンバーの下へ。検査はフォーマンが行う。と反論し続けていた彼に無理矢理指示を出してみた。

Foreman: Anything I can do to help your game.

おいおい。どうしたんだ。

House: He's not gonna run the tests, is he?
Thirteen: I don't think so.

彼の役割はこのゲームの邪魔をする事だ。というわけでハウス自ら超音波検査する。

Jimmy: So what's wrong with me?
House: You mean besides your music?

彼は客のためではなく、自分のために音楽をやっているらしい。なのにステージの上でも演奏している理由は何か。ハウスは言った。人生には3つの選択肢がある。

House: Be good, get good, or give up.

だが彼はそのどれも選んでいない。何かをしようと試みなければ、失敗する事もない。彼はそれだけの話だと言う。彼の音楽を好きだという人間もいるが、多くの人間が彼の音楽を嫌っている。そういう人間に限って、何かを台無しにしているとか、無駄にしているとか言ってくる。嫌いなくせになぜわざわざそんなことを言うのか。彼は疑問に感じていた。

彼の心臓の近くには特異な腫瘍が出来ていた。彼の音楽ほど変わってはいないが、それを聞いた彼はなぜか笑っていた。音楽が好きかどうかは気にしているが、生死のことなど全く気にかけていないジミー。

House: Maybe the answer is that simple.

ウィルソンはマッケンナに来てもらった。しかし彼は小切手を破りだした。こんな小さなお金ではだめだと言う。彼によって人生を無茶苦茶にされた。彼に死を宣告されてからの3ヶ月は、まさに今を生きているようだった。幸せだと感じる事が出来た。それをなんでもなかった、もっと生きられると台無しにされてしまったと言うのだ。

Wilson: You're suing me not for the wrong diagnosis, but for the right one?

ハウスの診断は正解だったようだ。二重にショックを受けた。

ハウスはカトナー、タウブと3人で考える。クリニックに鳥インフルエンザ(avian flu)のような症状を持った患者が来たため、他のメンバーは隔離中。50ドルで。本題の診断。塞栓の線は消えた。しかし、エコー検査の画像がぶれているため、特定するための材料が足りない。カトナーはもう一度やってほしいと頼んだが、却下。5点減点。鎮静剤を与えてから再検査して欲しいという意味だと訂正するも、アヘンのせいでほとんど呼吸できない状況の彼にそんなものを与えたら死んでしまうと怒られた。患者を殺そうとしたのでさらに10点減点。

一方、タウブは先天的な欠陥という案を出した。血管が気管支を取り囲んでいるのではないかというのだ。ハウスはアイボールを渡した。ではどうやって調べるか。MRIで血管のきれいな画像を撮る。20点減点。彼が自分で患者が震えているから写真はあてにならないと言ったばかりだ。MRIの方がもっとひどい写真になる。

Taub: We have to get a picture.

だから。さらにマイナス40点。

House: You were doing better before you had a good idea.

では写真を撮らずにどうやって彼を調べるのか。チェイスのところに来た。彼に開胸してもらって直接見るのが早い。

Chase: So I kill the patient on my operating table. You get to keep testing your team and I take the heat from Cuddy.

なんだ。話が早い。それで彼の血管異常が見つかれば、その場で取り除いてやればいいわけだ。ハウスはついでに誰を雇うべきか聞いてみた。タウブの前でそれを言うのかよー、と言っているので、タウブはアピールをしてみた。

もし今手術を行わなかったら、患者は死ぬ。その場合、チェイスの責任は当然問われない。そしてみんなは、彼が何もしなかったから関係ないということを知る。さらにそれがハウスにクビにされた腹いせだったと言う事を知るに違いない。

もちろん手術を断ってもそれが理由であるはずがないのだが、噂とはそういうものだ。タウブは中々の策士である。

Chase: Keep him and Amber.

彼のお墨付きを頂いた。

手術開始。胸を切開して心臓を調べたが、血管異常ではない。ただ、リンパ節が異常に肥大化している。これが腫瘍に見えたものの正体だった。ここで患者の容態が変化。濃厚赤血球(pRBCs: Packed Red Blood Cells)を2ユニットとドーパミンを投与。様子を見ているハウスの下にフォーマンが来た。

Foreman: So... how's your game going?
House: It's not whether you win or lose.

考慮する症状は2つ。呼吸不全と肥大化したリンパ節。フォーマンもミーティング参加しているので、ゲームは終わりかとアンバーは聞いた。そうではない。患者の命が終わろうとしているのだ。緊急事態であることを把握しなければならない。フォーマンは二人を決めてゲームを終わらせ、全力で治療に当たるべきだと言った。

House: Thirteen, Kutner. I'm sorry. Go home.

あせった二人は必死にアイディアを出した。呼吸窮迫症候群(respiratory distress syndrome, RDS)。アナフィラキシー・ショック(anaphylactic shock: 例えば、蜂に刺されて毒が回った際、免疫が出来る。次に刺された時、この免疫が過剰に反応する事でショックに陥る。アレルギーの一種)。免疫システムによる定期的な刺激によってリンパ節が肥大化。

結局、ドラッグの不純性に戻ってきた。それによって引き起こされた免疫システムの過剰反応。それで全ての説明がつく。ハウスはそれでいいのか尋ねた。13番は確信を持ってうなずく。

House: That firing thing. It was all a dream.

ジミーがドラッグを入手した場所を探し出し、何が含まれているか調べるよう指示を出した。さらにジメルカプロールを投与し、重金属中毒を解毒する。

アンバーは彼から購入場所を聞きだそうとしたが、死ぬ事をなんとも思っていない彼は教えない。彼の様な人間を嫌う彼女との対話が始まった。彼は大人になりたいなんて思っていない。ドラッグもやった。酒を飲んで喧嘩もした。しかし後悔しているのは、それ以外のこと。彼女の様な人間に嫌われている事も知っている。だからどうしたというのだ。

アンバーは聞いた。それは一体どのようなものなのか。彼女には想像も出来ない世界。彼の答えは簡単だった。

Jimmy: It means you have no regrets.

ハウスが部屋で彼の曲を聞いていると、ウィルソンが入ってきた。相変わらず嫌そうな顔をしているが、ハウスはそうでもない。

House: This guy's amazing. There's not one redeeming note.

ウィルソンはマッケンナというよりも弁護士の方に呆れていた。生きられると分かって訴える弁護士などいるんかい。皆がテレビの様なマトモなローヤーではないのだ。弁護士資格がないんじゃないかと疑っているようだが、持っていない弁護士もいるかもしれんとハウス。

Wilson: I think he has a medical degree.

おやおや。ばれちまったか。

ウィルソンは自分が責任を取ろうとしていたのに水を差されたと怒り出した。ハウスはハウスで、患者には患者の人生があると言う事を教えるためにやっていた。なんでも自分の思うとおりにしようとするのが好きだから、このゲームも考え付いたとウィルソンは非難する。しかし、ハウスにも彼の行動に対して考えがある。彼が6000ドル払おうとしたのは、これで痛みが消えると思ったからだ。全ての失敗の責任や患者の人生、友人のミスまで全部背負い込もうとしている。それを聞いたウィルソンは、ハウスはその痛みから逃げようとしているだけだと返した。彼は患者より医者の方がそういった痛みに向き合う必要があると考えている。ハウスはその逆をやっているというわけだ。

Wilson: Dying's easy. Living's hard.
House: That can't possibly be as poignant as it sounded.

ハウスはジミーのことがあってか、少し笑っていた。そこにカトナーがやってくる。依然、ドラッグの入手場所は不明。ジメルカプロールも効果なし。判ったことと言えば、彼が捨て子達の住む家でボランティアをしていた事くらい。医学的な情報は全くなかった。それをわざわざ報告してきた事にハウスが文句言ったら、ウィルソンが早く自分の仕事やれと追い出した。

講義室に戻り、次の発表。タウブとアンバーをクビにする。きちんとした答えを出さない限り、これはジョークでは済まない。それは13番やカトナーも同じ。二人もクビにした。結局何の原因も究明できず、彼が死ぬと言う事しか分からない。誰が告知するか聞いても頭を抱えるだけ。どうせ死ぬ事を心配しているわけではないし、仲良くしている子供に伝えてもらうことにした。部屋を出ようとするハウスは、ふと何かを思いついた。

House: He works with abandoned kids?
Kutner: Is it medically relevant?
House: I think so.

ハウスは4人を連れ、カディの部屋に来た。脳の生検をやりたい。昨日ORで死に掛かった男の頭蓋骨に穴を開けて調べるのかと唖然としている。もち。彼らを連れてきたのにも理由がある。誰一人欠けても答えを得ることが出来なかったからだ。ハウスが一人で来たんでは、彼女が何の罪悪感も抱かないまま優秀な医者をクビにしてしまう。

アンバーは患者をルーザーと思っている。13番は、ウィナーだと思っている。普通の男が問題を抱えているだけ。タウブは大人になれば立派になると思っている。カトナーは、自己免疫に問題がある、と一人だけ医療的なのを取り上げた。ともかく、この4人の答えは全員間違っている。そこに、捨てられた子供達のところで働いていると知って出てきた考え。

House: Plain old measles. Constant exposure from hanging out with Oliver Twist and his lot.

ワクチン注射を受けていたとしても、長年ドラッグを使用している彼の免疫機能は低下している。発疹や熱もドラッグ中毒によるものとして扱われていた。しかし実際は麻疹(はしか)に冒された彼の体が、異常なまでに反応している。だから彼はおかしくなってしまったのだ。

それでもカディは神経学的な兆候がない限り、生検は認めないと言った。ハウスが正しければ、ウイルスは脳にいる。アンバーは患者がいつも唾を飲み込む仕草をしているとフォローを入れた。実際に彼のまねもして見せた。そこで、意図的に彼の発作を引き起こす事が出来たら認める、という条件を出した。

カトナーはライトをチカチカさせて脳に嫌な刺激を与えようとしたが、ハウスはもっといい案があるとスピーカーを持ってきた。

House: I don't do it for you. I do it for me.

彼は自分の曲を聞いて痙攣を起こした。作戦成功。すぐにORにて生検を行う。あとは講義室で。

ハウスが戻ってきた。レコードをセットして音楽をかける。ムーディなアクースティックギターの音色。

House: Amber, please stand.
Amber: You didn't call me bitch. Is that bad?

彼女は他の誰よりもこのゲームに長けていた。しかし彼女は誤った理由に基づいた行動を取っている。確かに彼は結果が全てだと言った。

House: You were wrong. 20 years ago, this was recorded by Jim Moskowitz, who later became known as Jimmy Quidd. Loves kids, apparently has a heart, perhaps even a soul.

ジミーの音楽は変わってしまったが、心までは変わっていなかった。しかし彼女は彼の姿に囚われすぎて、本当の彼を見つける事は出来なかった。もし彼女がハウスの下で働けば、誤った行動によって職を得たために、これからも同じ過ちを犯し続けることだろう。そして今度はジミーの生き方を履き違えて、ただの負け犬になる事を願うだろう。

House: You're fired.

彼女は涙を浮かべていた。彼は負け犬なのではない。自分なりの幸せを見つけた結果が、あの姿だっただけなのだ。自ら進んでいくべき道ではない。

House: Thirteen, please stand. You're fired.

彼女の言っていた事は正しかったかもしれないが、今の彼はやはりドラッグ中毒者。どれだけ良く見ようとしてもその事実には変わらない。ハウスはこうも言った。2つのスポットに4人の応募者。3つの空席があれば君を選ぶ。

House: Game over.

ジミーは目を覚ました。そこには私服姿のアンバーがいる。彼が麻疹にかかっていたのでコルチコステロイドを投与したと話した。彼女はずっと窓の外を見ている。クビになった彼女は彼を治療する事は出来ない。

Amber: Trying not to care.
Jimmy: Yeah. Well, that's not easy.

人は心のどこかで、必ず誰かの事を気にかけようとしてしまう。

ハウスが講義室にいるとカディが来た。彼女が勧めた2人を雇ったわけだが、彼なら逆のことをすると思っていたらしい。それにフォーマンを加えて全員男。差別とも取られかねない。女性を雇えと言うので、それなら2人雇いたいとやはり4人にこだわるハウス。

Cuddy: Hire thirteen.

やっと彼女は気づいた。男だけを雇えば、絶対こう言って来る。ハウスはそう読んでいた。彼女の口から言わせてみせた。

Cuddy: Well, at least the games are over.
House: How long have you known me?

ニヤリ。まだまだ甘いな。ハウス先生はコントロールの天才なんだよ!

[END]

[注]

ホームズとワトソンについて。有名な事だと思いますが、今更ながら説明を。このドラマの主人公は医学界のホームズという設定で生まれました。Holmes⇒Homes⇒家⇒House。という連想でこの名前がつきました。さらにホームズと言えば、助手のワトソン。John Watson⇒James Wilson。という連想で、Houseの助手であり友人というポジションの彼には、Wilsonという名前がつきました。だからいつもタチの悪いホームズと人のいいワトソン君、という感じてみているんですが、みなさんはどうなんでしょう。

[感想]

というわけで3人の採用が決定しました。Anne Dudekがいなくなるのは寂しいところですが、中々のメンバーになりました。視聴率も良いし、豪華に雇っちゃったな。

免疫不全も怖いんですが、免疫の過剰反応と言うのもあるんですね。風邪引いて熱が出る時、あれも体がウイルスと戦っているためにそうなっていますが、その何十倍もの強いのが入って来たら死ぬ事だってありえます。

アンバーはいつも物事を勝ち負けや正誤で判断してしまっているので、どこに行っても同じようなことになりそうなタイプです。自分の信念の出所も結構微妙な感じで、医者そのものに向いてない性格というか。ドラマとしては面白かったですけど。

また次回。

---
Director: Deran Sarafian
Writer: Eli Attie

Star:
Hugh Laurie as Dr. Gregory House
Omar Epps as Dr. Eric Foreman
Jennifer Morrison as Dr. Allison Cameron
Jesse Spencer as Dr. Robert Chase
Lisa Edelstein as Dr. Lisa Cuddy
Robert Sean Leonard as Dr. James Wilson

Bobbin Bergstrom as Nurse
Anne Dudek as Amber
Kal Penn as Kutner
Peter Jacobson as Taub
Olivia Wilde as Thirteen

Guest Star:
Jeremy Renner as Jimmy Quidd
Matt DeCaro as McKenna
Nick McCallum as Fred
Eli Bildner as Chris
Alex Weed as Ian
Boris Kievsky as Club Owner
Raf Mauro as Doctor
Darren S. Kim as Parent #1
Dina Defterios as Luisa Maria
Tanika Brown McKelvy as Parent #2
Kes Reed Miller as Kid #1
Olivia Everhard as Kid #2
Spencer Bridges as Kid #3

Music:
"Nicotine Caffeine" by Alan Milman Sect + Man-Ka-Zam
"Kicked Out" by Pussy Galore
Hugh Laurie piano composition
Hugh Laurie guitar composition
"Spirit in the Sky" by Norman Greenbaum

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