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[LOST] シーズン4第8話。今週はマイケル。Full Recapでおさらい。


ベンの家。突然自由の身となった彼と共に、皆が集まっている。アーロンを抱いたクレア、ルソー、アレックス、カール。さらにハーリーとソーヤー。そこにマイルズが手を縛られて入ってきた。連れてきた主は当然ロックだ。

ロック 「辛抱してくれて礼を言う。次にどう動くべきか考えるのに何日かかかる事は分かっていたんだが、現況をきちんと把握するまで動くべきじゃないと思っていたんだ。俺が知りえたことは、皆も知る権利がある。秘密は一切なし。

皆さんご承知の通り、彼はマイルズという。仲間の3人が1週ほど前にこの島に来た。そこで彼をボートハウスからここに移送して、彼らがここにいる目的を皆で聞き出そうと、そう考えている次第だ」

マイルズはベンを指し、彼が目的だと言った。

ハーリー 「そんなのとっくの昔に知ってるよ」
ソーヤー 「じゃあ、問題解決だな。いつコイツを引き渡す?」
ロック 「引き渡すつもりはない」
ソーヤー 「何でまた。どうしてよ?」
ベン 「それはね。彼らには、私を捕まえ次第、残り全員を殺すという命令が下っているからだよ」

ソーヤーは自分で聞いて驚いた。マイルズの真剣な表情が、真実を物語る。

クレア 「ちょっと待ってよ。じゃあこの人も仲間になるって事なの?それで彼を守るつもりなんだ?あなたを殺そうとまでした人なのに」
ハーリー 「そうそう。船のスパイが誰かだって教えてくんないし」
ベン 「マイケルだよ」
ハーリー 「えっ?」
ベン 「船のスパイはマイケルだ」

ソーヤーは眉をひそめた。にわかに信じがたいが、こんな嘘を言うとも思えない。

ソーヤー 「おいおい。女二人をあっさりブッ殺して、このチビ野郎を逃がしたあの男の事を言ってんのか?アイツはおまけに俺たちまで売り飛ばして、島から逃げて行っただろうが。あのマイケルかって聞いてるんだよ!」
ロック 「そうとも。ジェイムズ。あのマイケルだ」

夜明け前のカハナ。サイードとデズモンドが眠っていると、突如としてアラームが鳴り出した。飛び起きて外に出るとキャプテンが誰かを殴りつけている。どうやら勝手にゴムボートを使って船から逃げようとしていたらしい。

ゴールト 「私の許可なしに船を離れるな。こいつらをこうして殴ったのは、見せしめのためではない。諸君の命を考えての事だ。前に船を離れた二人の男がどうなったか覚えてるか?ミンカウスキはどうなった?エンジンを修復出来れば、すぐに戻れる機会が訪れる。それまでは全員ジッとしておくように!」

彼は「ジョンソン」に後片付けを命じた。他の乗組員は持ち場に戻る。ここでようやくサイードと話をする時間が出来た。

Sayid: Hello, Michael.
Michael: Not now, man.
Sayid: Yes, right now. Why are you on this boat?
Michael: I'm here to die.

彼の言葉と、「スパイ」であることをつなぐものとは一体何なのか。


Lost



集会は解散。ロックがマイルズを元の場所に移動させていると、ソーヤーが追いかけてきた。秘密はなしと言ったくせに300万ドルの話が出てこなかった。ケイトから聞いていたとは知る由もないロックは慌てて言い訳した。島に銀行がないから言っても意味がないと思った。それを聞いてマイルズが笑い出した。

ソーヤー 「何がおかしいんだ?」
マイルズ 「ライナスは金を手に入れる方法を見つけ出すと思うがな」
ソーヤー 「で、どうやって?」
マイルズ 「あいつは生きたいんだよ。考えてみろよ。先週は、お前があいつの頭に銃を突きつけてた。ところが今じゃのうのうとパウンドケーキを食っている。欲しい物は何でも手に入れる、そういうやつなんだよアイツは」

彼と出会ってからずっと同じことの繰り返し。結局彼の思うようにしか、事は進んでいない。

家の中。アーロンの様子をカールと共に見ているアレックス。彼は彼女の腰に手をかけている。それを無表情で見ているベン。彼女が部屋を出ようとした時、話があると声をかけた。ルソーが止めようとしたが、アレックスが構わないと話を聞きに来た。彼は1枚の紙を渡した。

ベン 「これはテンプルへの地図だ。そこは避難所になっていて、この島に残された最後の安全な場所と言えると思う」
カール 「俺達は知らされてなかったぞ?」
ベン 「皆に話していたら隠れ場所の意味がないだろう。他の人間は皆すでにそこにいる。今すぐ出発すれば、一日半くらいでたどりつくはずだ」
カール 「安全だって言うなら、全員でそこに行かないのはなぜなんだ?ハーリー、クレア、それにあの赤ちゃんもいる」
ベン 「それはあのテンプルが彼らのためにあるものじゃないからだよ。カール。我々のためにあるんだ。今からここにやってくる人間達は、私のことを知っている。アレックス。私を捕まえに来ているのだ。そして邪魔するものは皆殺すつもりだろう。もしお前が私の娘だと知ったら、私を捕まえるために利用するはずだ。もう時間がない」
カール 「彼の言っている事はあっているのかもしれない」
ルソー 「私もそう思うわ。出発しましょう」

2人はすぐに賛成した。しかし、彼女はまだ信じきっていないようだ。

アレックス 「あなたはその人達の事を危険だって言ってたわ。あなたよりも危険なの?」
ベン 「ああ。でも、君の事は君の母さんが守ってくれる。だから行きなさい」

3人は家を出た。

船。サイードは他のクルーにマイケルの居場所を聞いた。機関室にいるらしい。デズモンドに知らせ、二人で部屋に向かう。彼は仲間の一人と共にエンジンを修理中。そこにいきなりやってきたので彼は焦った。

サイード 「船長が修理を手伝って来いって」
マイケル 「そうか。ありがとう。でも大丈夫だ」

ジェフ(Jeff)に圧力バルブを取りに行かせ、3人で話をする。サイードは彼を掴んで壁に叩きつけた。この船にいる理由を聞いたが、言っても理解されないと拒否するマイケル。サイードはこの船にたどり着いた経緯から話させる事にした。

フラッシュバック。マイケルはアパートにいる。何かをしきりにノートに書いていた。赤ん坊のウォルトを抱く自分の写真を見て、彼は外に出て行った。通りに止めていた自分の車に乗り込む。エンジンをかけるとラジオから曲が聞こえてきた。Cass Elliotの"It's Getting Better"。

胸ポケットにノートを入れて車を出した。埠頭近くの道をフルスピードで走っていく。

Michael: I'm sorry.

コンテナに突入した。マイケルは微動だにしなかった。ボンネットは開き、煙が出ている。あの曲だけがただ流れていた。

だが彼は目を覚ました。病院のベッドの上。クビは固定され、酸素チューブが挿入されているが、命は助かった。隣には見知らぬ老人がいる。そこにナースが入ってきた。

奇跡的に事故から助かったという彼女。自分の容態を聞くマイケルの目の前に立っていたのは、なんとリビィだった。マイケルは傷だらけの体で絶叫した。しかし目を開けると彼女の姿はなかった。

夢だったのか。同じ機械につながれ、隣には同じ男がいる。ナースが入ってきて電気をつけたが、それはリビィではなかった。彼女もまた、彼が奇跡的に助かったのだと言った。車から発見されたのは、例の紙切れ1枚のみ。IDすらも持っていなかったので、彼女は彼の名前を聞いた。

彼は黙っている。そこで彼女は、ウォルトに連絡しようかと切り出した。メモは彼に宛てたものだったからだ。彼は「ノー」と一言だけ反応した。彼女はそれ以上何も聞かずに、部屋を出て行った。

しばらく経ったのだろう。マイケルは、クリスマスの飾りがしてある母の家を訪れた。中に入りたいと言ったが、断られた。

マイケル 「彼に会いたいんだ」
ママ 「ダメよ」
マイケル 「話をさせてくれるだけで...」
ママ 「あの子に何を言ったか知らないけど、あんたと話したくないって言ってるわ」
マイケル 「母さん。あの子は僕の息子なんだ。会う権利が...」

彼女の表情が更に厳しくなる。

ママ 「あたしゃ、あんたが死んだと思ったんだよ。飛行機が海の真ん中に落ちてさ。なのにあんたはピンピンして立派になって立ってるじゃないか。他の人にあんたやウォルトの事を話せやしない。それに、本名で探したらあんたに連絡できないときた。

あの子はあの子で、ほとんどあたしに話してくれないし。でもねぇ。あの子は夜中に大声出して起きるんだよ。それで大丈夫だよ、って声をかけてあげるのはいつもあたし。

いいかい?あんたがこの2ヶ月以上どこをほっつき歩いて、何が起こってたのかちゃーんと説明するまで、ケンリってのをあきらめるんだね!」

マイケルは何も言わずに立ち去ろうとしたが、一言だけ伝言を頼んだ。

Michael: Will you tell him I love him?

彼女は了解して、そそくさと家に入っていった。呆然としながら歩き出すマイケル。2階からウォルトが様子を見ていた。しかし彼が振り向くとカーテンを閉めて、奥に消えた。マイケルはただただ悲しい表情を浮かべてその場を去った。

彼は質屋に入った。ジンからもらった時計を差し出し、値段を聞く。裏のハングル文字を見て、なぜ「中国語」が入っているのか尋ねる店主。マイケルは韓国人にもらったのだと説明したが、それをわざわざ売ろうとしている事にいささか疑問を感じながら300ドルを提示した。

マイケル 「金が欲しいんじゃないんだ。銃だ。弾と銃をくれ」

彼は紙袋を持って路地裏に入った。中から銃と弾を取り出し、弾を込めた。震える手を抑え、強張る体で銃を喉下に突きつける。安全装置を外し、引き金を引こうとしたその時、男が声をかけてきた。

今の時刻を聞いたかと思えば、次には彼はマイケルの名前を呼んだ。

Man: Come on, Michael. How about for an old friend?

電灯の明かりに照らされた彼は、トムだった。 あまりの事に言葉も出ないマイケル。

トム 「マンハッタンねぇ。せっかく島から出してやったのに、また島暮らしかよ」

マイケルは立ち上がるなり彼を撃とうとしたが、腕を掴まれ弾は別の方へ飛んでいった。トムが話を再開しようとすると、今度は殴りかかった。しかしこれも返り討ち。倒れた彼に大人の話し合いをしようと手を差し伸べるトム。マイケルは応じたフリをしてシャンパンのボトルで頭を殴った。ヒットしたが、すぐに銃を突きつけられて終了。

車で自殺しそこない、ウォルトにも会えない彼は絶望していた。その銃で撃ってくれと、自ら頭に突きつけた。だが彼を殺すためにトムは来たのではない。その手を振り払った。

マイケル 「どうやって俺を探し出したんだ?」
トム 「俺達がお前を家に帰してやった張本人なんだぞ、マイケル。本気で後を追わないって思ってたのか?」
マイケル 「どうしたいんだ」
トム 「お前の助けを借りたい」
マイケル 「俺の息子を誘拐した野郎を手伝う理由なんてない」
トム 「俺達は彼を無事に帰してやったじゃないか。マイク。お前がそれを失くしちまったんだろう?」

遠くでサイレンの音が聞こえる。トムは鼻血を拭いた。

トム 「息子に話したんだろ?あの二人の女にした事への罪悪感を抱えきれなくなって、10歳の子供に話したって言うのか!それで自殺しようなんて考えてるんだろ?あの子の目がそう言ってるってか?お前が殺人者だって知っているからか?」
マイケル 「消えてくれ!」
トム 「悪い知らせがあるんだよ、アミーゴ。君は自殺なんか出来ない。あの島がそうさせないんだ」
マイケル 「なんつった?」
トム 「どれだけ死にたいって思っても、どんな方法を試したとしても、死ぬ事は出来ない」

彼はマイケルに銃を渡した。

トム 「信じないって言うのなら、試してみればいい。お前さんにはやらなきゃならないことがあるんだがな。マイク。死ぬのが無理だって分かったら、俺はホテル・アール(the Hotel Earl)の最上階にいるからな」

彼はそう言って去っていった。

マイケルは銃を持って、アパートの部屋に戻った。テレビではゲームショウの番組を放送している。ウォルトとの写真を前に、彼は銃をこめかみに突きつけて引き金を引いた。1回。2回。何も起こらない。薬室を調べてみたが、弾は中に入っている。6弾全発。目をつぶってもう一度試した。やはり結果は同じ。

するとテレビの放送がニュースに切り替わる。815便の機体が発見されたと伝えている。深海の映像。ブラックボックスを回収できないことや、324人の乗客の命も機体と共に失われた事が伝えられた。

ニュースを見終わるや否や、マイケルはホテルに向かった。思ったより早かったな、と言う彼は別の男と部屋にいた。名前はアートゥロ(Arturo)というらしい。二人は頬にキスをして、トムは彼を外に行かせた。豪華な部屋には豪勢な食べ物や酒が並んでいる。

トム 「食事は自分で好きにやってくれ。本島にそんなにしょっちゅういられるわけじゃないからな。だからここにいる時は、好き放題やらせてもらっているんだよ」
マイケル 「お前らは島と行ったり来たり出来るのか?」
トム 「一部の人間はな。飲むか?」
マイケル 「あの飛行機が海の底にあった理由を聞かせてくれ」

トムは笑った。

トム 「あれはお前が乗っていた飛行機じゃない。ニセモノさ。ウィドモアって男があそこに沈めて、墜落事故そのものをでっち上げたというわけだ」
マイケル 「でっち上げだと?なんでそんなことを...」
トム 「その男が、本当の飛行機がどこにたどり着いたか知られたくないからさ。自分だけの秘密にしたいらしい」
マイケル 「それを信じろって言うのか?」
トム 「弾が頭蓋骨に跳ね返ったか?それとも銃がぶっ壊れた?」

彼の言っていた話は本当だった。それでも尋ねた。

マイケル 「証拠を見せてくれ」
トム 「何だって?」
マイケル 「そのウィドモアって男がやったという証拠を見せてくれって言ってるんだ」

トムは1冊のファイルを渡した。そこには写真が入っていた。掘り起こされた墓地の写真。

トム 「それはタイの墓地で、ウィドモアが必要な300体以上の死体を掘り上げた場所だ。それはダミーの会社から旧型の777(ボーイング機)を買った時の物だ(マイケルは購入記録を見ている)。で、その航海記録は、その飛行機を欠片も回収できないくらい深い海溝に沈めたあの貨物船のものだよ。それだけの死体を掘り起こすのに、一体どれくらいの金がかかってると思う?」
マイケル 「俺にどうしろと?」
トム 「数日後、1隻の貨物船がフィジーに入港する。それもウィドモアの船だ。彼がとうとう島の座標を発見し、そこに向かうものと我々は捉えている。

だから、おめでとうと言わねばならんな。マイケル。上陸許可は終わりだ。船での仕事に移ってくれ」

Tom: Meet Kevin Johnson. You're joining the crew in Fiji as a deck hand.

彼はパスポートを渡した。マイケルの写真、Kevin Johnsonの名前が入っている。

マイケル 「潜入しろってことか」

トムは無言でうなづいた。

マイケル 「なんでまたお前らのために働かなけりゃならないんだ?」
トム 「ウィドモアが島を発見したら、島の住民はおしまいだからさ。瞬きを2回とせんうちに、全員を殺すだろうからな。お前さんは自分のしたことの罪を購い(あがない)たいんだろ?だったらこれが唯一のチャンスだ。彼らの命を救えるんだからなぁ」

マイケルは島に戻りたくないと、部屋を出ようとした。

トム 「島に戻れと言ったのではない。デッキ掃除するためにあの船に乗るんじゃないんだ。マイケル。いいか。乗っている全員を殺しに行くんだよ」

フィジー。"KAHA"と名前が削れてしまっている船の前でタクシーが止まる。降りてきたのはマイケル。帽子を深くかぶり、荷下ろし作業をしている近くを通ると、男が声をかけてくる。ミンカウスキだ。マイケルは自分が甲板員だと説明し、お互いを自己紹介した。

船員のチェックインをしているネイオミのところへ彼が連れて行ってくれた。

マイケル 「出勤してきました。ケヴィン・ジョンソンです」
ネイオミ 「ネイオミ・ドリットです。よろしく。アメリカから来たんじゃないですか?」
マイケル 「ニューヨークです」
ネイオミ 「アクセントで分かりました」
マイケル 「マンチェスターですか?」
ネイオミ 「なんで分かったのかしら。また後で会いましょう。そうそう。そこの木箱の1つはあなた宛でしたよ」

そこにはKEVIN JOHNSONと書かれた箱が置いてある。ネイオミが寝室に運んでもらう手筈をしてくれた。

船に乗るとマイルズが座っていた。

マイルズ 「あんたはケヴィンて名前じゃないんだろ?」

焦った表情のマイケルだったが、バレていたわけではない。

マイルズ 「心配すんなよ。この船の80%の人間が何らかの嘘をついてるからさ。オレンジ食うか?」

マイケルに電話がかかってきた。トムからだ。荷物の受け取りを確認した。一日二日待って、公海上に出てから事を起こせという。あの箱の中身は全員を殺すためのものらしい。電話からトムの耳にネイオミの声が入ってきた。

トム 「ほぅ。もう誰かと会ったのか。名前を聞いたり顔を覚えたりして、ビビり始めてるんだな」
マイケル 「そんなところだ」
トム 「じゃあもう少し名前を言ってやろう。サン、ソーヤー、ジャック、クレア、そして彼女のベイビー。彼らの命を救う唯一の方法が、その船に乗ることだ。それとも戻ってきて息子に彼らを死なせたって話を聞かせるつもりかい?ゲームの始まりだ。やるか、それともやめるか?」
マイケル 「やるよ」

少し考えてから答えた。

トム 「それでいい。電話を切って、仕事に向かえ」

マイケルは電話を海に投げ捨てた。もう後戻りは出来ない。

船は海に出た。デッキに一人いると、フランクとネイオミが言い争いをしている。ヘリに乗って彼女が先に行くと言うので、もめているらしい。間もなく終えて、彼はマイケルのところに来た。

自己紹介をし、マイケルは船に乗った目的を「ちょっとした冒険を探すため」と言った。だが、事情が少し変わる。

フランク 「その冒険にこんなのはどうだ?オーシャニック航空815便って、聞いたことあるか?」
マイケル 「ええ」
フランク 「じゃあ海の底で発見された機体が、815便じゃないって言ったらどうする?」
マイケル 「あの飛行機は何なんですか?」
フランク 「月に着陸したのを嘘だと言ってるやつらっているだろ?それと同じだ。あっちは本当に着陸してたけど。だから俺はこの旅に参加することにしたんだ。この船の持ち主のチャールズ・ウィドモアは、俺の事を信じてくれているんでね。815便はまだどこかにあると信じている。どうだろう。乗客の中に生きている人間がいたら、なんて想像できるかね?」

マイケルは自室に入った。目の前に置かれた箱、そしてそれを開けるための鍵を見て考えていた。

マイケルがデッキ掃除をしていると、いきなり銃声が聞こえてきた。3人の男がマシンガンを撃つ練習をしている。キーミーやオーマーだ。マイケルがキーミーにレスキューのために行くはずじゃなかったのかと尋ねたら、モップ掃除でもしてろと馬鹿にしたような目で追い返した。マイケルの目つきが変わる。このままではジャックたちが殺されるのは間違いない。

部屋に戻って箱を開けた。中にはケースがあった。外ではまだ銃声が聞こえる。ケースを持って機関室に入っていく。燃料タンクの前にケースを置いて、それを開けた。工具の下には爆弾がある。

Michael: You can do this, man. You can do this.

自分に言い聞かせながらコードを入れる。7-1-7-7-6。赤いExecuteボタンを押そうとすると、一瞬だけ音が聞こえた。誰かいるのか。辺りを見回すと、またリビィが現れた。「やめなさい。マイケル」と一言だけ言って消えた。もう彼女の姿は一切ない。

不安になったが、気を取り直してボタンを押した。

Michael: I love you, Walt.

残り9秒。カウントダウンするまでの間、目をつぶった。4-3-2-1-0。何も起きなかった。出てきたのは1枚の紙。それを開くと、

"NOT YET"

と書かれていた。また彼は死ぬ事が出来なかった。

マイケルは自室に戻った。ボールで壁当てをしていると、ミンカウスキがやって来た。

Minkowski: What, you going Nicholson on us?

映画"The Shining"で、主演のJack Nicholsonが同じような事をしていた。自分の言った事が理解されなかったので、ミンカウスキはわざわざそう説明した。

ミンカウスキ 「次は、斧持って奥さん追いかけるんだろう」
マイケル 「俺は結婚してない」

ボールを取り上げた。

ミンカウスキ 「邪魔してすまんな。でも君に連絡が入ってるんだ」
マイケル 「連絡?」
ミンカウスキ 「ああ。本島の方からだ。無線室につないでくれてるらしいよ」
マイケル 「何かの間違いだと思う。誰も俺がここにいるなんて知らないんだから」
ミンカウスキ 「うーん。でもこの船でケヴィン・ジョンソンって言ったら、あんた一人だしなぁ。誰か君がここにいること知ってるって事だな。どうしても話がしたいって言ってたよ。ウォルトって言ったっけな」

ミンカウスキに連れられ無線室に来た。個人的な件だから一人きりにしてくれと頼んだ。彼は快く事情を理解して使い方を説明し、外に出て行った。急いでヘッドセットをつけて、話しかける。

マイケル 「ウォルト?」
ベン 「大変申し訳ないんだがね。彼はまだニューヨークにいるよ。君は俺から逃れられないんだよ。マイケル。聞いてるかい?」
マイケル 「お前が俺をこの船に乗せて、爆破するように仕向けたんじゃないか。なのにボタンを押したら、フラグ(flag: 付箋)が出てきた」
ベン 「本当に爆弾を起動させたのか」
マイケル 「爆弾じゃなくて、冗談だろ!」
ベン 「その船には無実の人も乗っている。自分のボスがモンスターだとか、良心の欠片もない殺人者だとか、もっととんでもないことに加担させられていることとか知らずにいるんだよ。私はそんな男と自分は違う、ってところを君に見せなければならなかった。私は戦いに身を置いたら、勝つために何でもやる。でも無実の人間を殺したりはしないんだ」
マイケル 「アナ・ルシアやリビィはどうなんだ?彼女たちも無実じゃないか」
ベン 「あれは君がやったんじゃないか。誰もやれとは言っていなかったのに。でも私は君を責めたりしないよ、マイケル。君の息子を捕まえていたんだからねぇ。男が息子のためにやらないことなんてないだろう?」
マイケル 「俺にどうしろって言うんだ?」」
ベン 「その船に乗っている人間全員のリストを作って欲しい。次に連絡する時に、それを教えてくれたまえ。それから今君が座っている無線室を破壊してくれ。クルー達が連絡手段を失って混乱している隙に、機関室をやる。船が島に近づく手段を失くせば、君の友人は安全ってわけだ。僕のためにやってくれるかい、マイケル?」

マイケルは考えた。考えた。考えた。

マイケル 「ああ」
ベン 「それなら、自分も善人の一人と思っていいんじゃないか」

人を殺した罪を購うために、また殺人を犯す。無実の人ではないと言えど、そんな人間が善人と呼べるのだろうか。それを良心と呼んでいいのだろうか。彼は頭を抱えて泣いていた。

現在のカハナ。彼は全てを話した。サイードもデズモンドもショックを受けていた。

サイード 「つまりだな。お前はベンジャミン・ライナスのために働いていると」
マイケル 「ああ。そういうことだ」

サイードは彼の腕を掴んで、ゴールト船長の部屋に連れて行った。おそらく、ベンの計略で、「島の人間を襲う船」ではなく「島から脱出する手段」を奪おうとしたと考えたんだろう。サイードは洗いざらい話した。815便の生存者である事、2ヶ月一緒に過ごして上で裏切った事、無線室を破壊した事、機関室も破壊した事。名前もケヴィン・ジョンソンではないという事。本名はマイケル・ドーソンであり、裏切り者である事をバラした。ゴールトはジッとマイケルの顔を見ている。

ジャングル。ルソーを先頭にアレックスとカールは移動している。彼が喉が乾いたと訴えるので、彼女は2分間の休憩を許可した。ルソーは地図を広げ、周囲を確認している。

落ち着かない表情のカールに気づいて、アレックスが尋ねた。

アレックス 「どうかしたの?」
カール 「分からないけどさ。嫌な予感がするんだ。君のお父さんがハメようとしていたらどうする?」
アレックス 「父さんから命令されるのって、あなたが思ってるのとと同じくらい嫌なの。でも同時に、彼が私に傷ついて欲しくないって思ってるのも分かるの」
カール 「じゃあ、僕達にも共通点があるって事だね」
アレックス 「あなたも言わないって約束してくれたら、私も秘密にしておいてあげる」

二人は笑顔を取り戻した。だが、何か音がする。もう一度音がすると、水を入れたボトルに穴が開いて水がこぼれだしていた。次の一発でカールが胸を撃たれた。

アレックスは泣きながら介抱しようとするが、彼は即死していた。銃弾はまだ飛んでくる。ルソーは彼女を連れて木の陰に隠れた。気が狂いそうになる彼女に、ルソーが言葉をかける。

ルソー 「彼は死んだのよ。いい。私の手を握りなさい。そして3つ数えたら、走って逃げるわよ。できる?愛してる。愛してるわ、アレクサンドラ。行くわよ?1。2。3」

彼女の手を握って立ち上がった瞬間、ルソーは撃たれて倒れた。ジャングルの中を何かがうごめいている。一人残されたアレックスは、茫然自失となって観念した。両手を挙げて叫ぶ。

Alex: Wait, wait, don't! I'm Ben's daughter! I'm his daughter!
[END]

[感想]

すーげー。何だ、この盛り上がり。改めて、今シーズンのLOSTは凄いわ。

チャールズはどこまで知った上で、この計画を練ったんだろう。マイケルさえも死ななかったと言う島の力まで把握してもののだったのかな。じゃないと815便の機体欲しさにはやらないよねぇ。

避難所であるテンプルには、ダーマの印が入っているので、中には特別な装置や施設もあるのかな。実は撃ってきたのは前の仲間だったりして。ルソーはまだ死んだか分からないし。また謎が増えたり。

しかしサイードは短絡的だな。ベンの側か、ベンの敵かでしか分けてない感じがする。第三者的な立場でもっと裏で動けばいいのに。そういう感情的な弱さや、計画性の甘さを持っている部分も好きだったりするんだけど。

放送はひとまずここで中断。次回は4月24日となります。いよいよ、O-6の全容が明らかに。どうやって島から戻ったのかも分かるらしい。たまらないよ!

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Director: Stephen Williams
Writer: Elizabeth Sarnoff, Brian K Vaughan

Star:
Harold Perrineau Jr. as Michael Dawson
Ken Leung as Miles Straume
Henry Ian Cusick as Desmond Hume
Josh Holloway as James "Sawyer" Ford
Emilie de Ravin as Claire Littleton
Michael Emerson as Benjamin Linus
Terry O'Quinn as John Locke
Naveen Andrews as Sayid Jarrah
Jorge Garcia as Hugo "Hurley" Reyes

Tania Raymonde as Alex Rousseau
Mira Furlan as Danielle Rousseau
Cynthia Watros as Libby
M.C. Gainey as Tom Friendly
Blake Bashoff as Karl
Marsha Thomason as Naomi Dorrit
Kevin Durand as Keamy
Anthony Azizi as Omar
Fisher Stevens as George Minkowski

Guest Star:
Grant Bowler as Captain Gault
Galyn Gorg as Nurse
Jill Kuramoto as Female Anchor
Starletta DuPois as Mrs. Dawson

Thanks to TV.com

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