TITLE LIST
BlogTitle

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


[New Amsterdam] シーズン1第1話。超ネタバレ。



John Amsterdam (V.O.): New York City. "Beautiful catastrophe," as someone once called it. I call it home.

== NEW AMSTERDAM ==

John Amsterdam (V.O.): Romance. Glamour. Excitement. This city has it all. When you've lived here as long as I have, you've seen what I've seen, cynicism isn't just a pose. It's what gets you through the day. And I've had a lot of days. And a lot of nights.

ジョンは一人の女性とタンゴを踊っている。彼はNYPDの刑事。二人はベッドを共にした。しかし、この女性は真実の愛を育む相手なのか?彼の長い物語は遠い昔に始まった。

John Amsterdam (V.O.): Some of us came here for love. Some for treasure. Most of us came for a new beginning, and brought our old ways with us.

1642年。場所はニュー・アムスターダム(New Amsterdam)。オランダ軍がネイティヴ・アメリカンを大量虐殺していた。ジョンは仲間が女性までも殺そうとする事に反抗する。邪魔をするなと彼はその男に心臓を剣で貫かれた。

あれから300年以上の月日が流れた。彼の胸に今もその傷は残っている。シャワーを浴びて犬と共に出た。犬の名前は"36"。35匹の犬が一生を全うするのを彼は見てきたのだろう。

John Amsterdam (V.O.): Life was cheap in New Amsterdam. It still is. And homicide, I've seen people kill for a qair of shoes.

彼がやってきたのは、オーマーズ(Omar's)というバー。店は60を過ぎたオーマーという男がやっている。彼は誰かに突き飛ばされて怪我をしていた。ニューヨーク・メッツ(メジャーリーグ)に賭けていたらしく、金の事で揉めていたそうだ。

ジョンがここ来たのは、新たに机を作るためだった。かつてジョン・コルトレインがこの店に来て、彼の机に座ったという逸話もあるらしい。奥の隠し部屋の扉を開けて、作業に取り掛かった。

John Amsterdam (V.O.): I've watched the world change. Best invention – indoor plumbing. Worst invention – the alarm clock.

翌日。彼はAA(Alcoholics Anonymous)に参加していた。15496日もの間、断酒していると報告したら、隣の男に冗談だと思われた。1965年からということになるが、21歳に43年を加えると最低でも64歳でなければならない。しかし、彼はどう見ても30代半ばくらいの男。

John Amsterdam: I look young for my age.

今度は街に出て写真を撮った。湿板写真のカメラだろうか。それを終えて、彼は事件の現場に来た。

John Amsterdam (V.O.): The more things change... the more they stay the same.

女性の遺体がある。腹から血を流して死んでいた。IDがなく、身元の確認は未だ。昨年、このあたりで4人が殺害された。プロの可能性もあるかもしれないが、ジョンはそれを否定した。長く生きている彼の勘なのか。死体からはヘリオトロープの香水の香りがしている。ジョンがそうと分かったのは、かつての女優サラ・バーナート(Sarah Bernhardt)がつけていたものだからだ。それを同僚に言ってもさすがに理解されなかった。

ヘリオトロープの香水は、この辺で働く女性がつけるものとは違っているらしい。それを教えてくれたのは、新パートナーのイーヴァ・マーケス(Eva Marquez)。ジョンは聞かされていなかったようだが、彼女と二人で事件の捜査をする事になった。マーケスという苗字を聞いて、先の同僚が気づいた。なんでもエディ・マーケスという全く無能な刑事の娘なんだそうだ。娘に遺伝してないといいけど、なんてからかっている。

彼女が家の玄関や隣人から集めた話を聞いている間、ジョンは遺体の女性が写った写真を発見した。鑑識に渡して調べてもらう。さらにプレートを発見。

"RILEY, EDDIE
US ARMY
055500894
A-
CATHOLIC"

とある。これも鑑識に渡した。ジョンはイーヴァに一応言っておいた。

John: Look, detective whatever-your-name-is, here's the way it goes – first week, you make an effort. Second week, you hate my guts. Third week, you put in for a transfer.

彼女が嫌気を差して移動を申し出たくなるような彼の性格とは、一体どんなものなのだろう。それ以上に彼女の方も一筋縄では行かなさそうな性格のようだった。

ジョンが上の階に上がると、床に血滴が落ちているのを発見。銃を持って屋上に上がると、犯人の姿がある。ジョンは彼を追いかけていく。一階に飛び降り自転車に乗った男はしばらく走った後、乗り捨てて地下鉄に降りた。ジョンも後に続いたが、人ごみで見失ってしまった。

プラットフォームに映し出されるモニタの映像から、彼の位置を把握した。再び銃を構え柱の陰に隠れたエディに近づいた。騒ぎになる中、彼もまた銃を持って姿を見せた。だが犯行は否定する。今にも引き金を引きそうな彼に、ジョンは銃をしまって近づいた。

ジョン 「俺が最後に撃たれた時は、あれはHopkins&Allen製XL(リヴォルヴァー)だった。あの時代には、銃弾は銅で覆われていなかった。だから、血管に直接熱湯を注ぎこむようなもんだったよ」

狂気にも似た、それでいて冷静な彼の言葉に、エディは動けなかった。ジョンは彼の銃に手をかける。そこに電車が到着し、乗客が降り始めた。彼が銃を回収しようとすると、心臓が疼き始める。彼はその場で倒れた。エディは来た電車に乗って逃走。ジョンは意識を失っていった。

人が集まる中、一人の女性がやってくる。彼女は医者だと名乗った。心停止状態の彼を病院に運んだ。電気ショック処置が取られる間、ジョンの意識は過去に飛んでいた。あの時、仲間に刺されたあの心臓。あの時、死んだかに思えた。だが彼は目を覚ました。

周りにはネイティヴ・アメリカンの女性達が見える。彼の命を救うために、呪術の儀式を行ったのだ。そしてジョンが救った彼女は言った。あなたは歳も取らない。死ぬ事もない。ただ一人の女性と魂が結ばれるまでは。

現在。ジョンの心臓は停止した。死亡宣告がなされ、モルグに運ばれた。

John Amsterdam (V.O.): Trust me – all of it gets old. Except me.

彼は再び目を覚ました。今までにない体験だったが、彼はまた死ななかった。

この出来事を話すべく、オーマーの店に来た。自分に異変が起きたのはなぜか。彼に変わったところがないか見てもらった。

Omar: You look, uh... happy.

ジョンはニコニコしている。それもそのはずだ。妙な話だが、死に掛かったと言う事は、自分にとってたった一人の女性との出会いを果たした事を意味する。366年間でこんなことが起きたのは初めてだった。どこの誰かは分からないが、その女性は近くにいる。

ところが、オーマーは呪いの話を信じていなかった。真実の愛に出会うと老いて死ぬなんて、全然ロマンティックじゃない。シャーマンはその女性に出会うと心臓に直接感じる事になると言っていた。まさにこれがその事じゃないかと思ったが、オーマーはシャーマンが間違っているのかもしれんとまた否定する。昨日食べた中華があたっただけかもしれない。

ジョンが今までに感じた事のないような感覚に襲われたのは事実である。オーマーは、どうして死に至らなかったのか尋ねたが、それは二人の魂が未だ結ばれていないからだ。そこまでいって初めて老いが来て死ぬのだ。

すると今度は、「魂が結ばれる」の定義についてひっかかってきた。これは確かにそうだ。キスしたら?寝たら?子供を産んだら?そこまでは教えてもらっていない。それに彼女と正式に出会ったわけでもない。どこの誰かすらも分からない。それでも、自分の身で感じた確信が彼にはある。彼にはそれで十分だった。

オーマーは言った。もし彼女が見つからなかったら、前と同じように狂ってしまうだろう。あの時は10年も苦しみ続けたのだ。

John: I know this is hard for you.
Omar: No, I'm happy for you, man.

二人の間に何があったのかは分からない。だが、彼はこの瞬間を何世紀も待っていたのだ。

John: If I can find her, it'll all have value. Time... will have value.

彼が去った後、オーマーは1枚の写真を見ていた。ジョンと若き日の彼が写っている。

ジョンが歩いているという事は、問題がもう1つ起きている。彼がいた病院では、死体が脱走したということになっているからだ。彼を助けたディレイン(Dillane)も報告を受けたが、さすがに信じられない。普通に考えれば、誰かが盗み出した事になる。

John: You're in my chair.
Eva: Probably because I'm sitting at your desk.

日が変わったところで関係が急に進むはずもない。彼女は、指紋や犯罪データや失踪者リストから、例の遺体の身元を捜していた。しかし、ジョンは彼女が行方不明になったのではないと言う。エディと直接話した彼は、そうでないと感じたようだ。

それを確かめに行くため、ジョンは一人で外に出ることにした。とは言っても、彼にはパートナーがあてがわれている。彼女は勝手な行動を取る彼との間にルールが欲しいと言った。

John: You sound just like my last 609 girlfriends.

おそらく数は正確なものだろう。冗談にしか聞こえないが。

彼が来たのは遺体が眠るモルグ。検死医から話を聞く。弾は腕頭静脈(brachiocephalic vein)と内胸動脈(internal thoracic artery)を貫通していた。38ミリあたりの口径のものだとおもわれる。あちこちに打撲傷と防衛傷があった。さらに爪に塗料の様なものが付着していたので、ラボに送ったとのことだった。

ジョンは死体が動かされた可能性を尋ねたが、遺体を見る限りそれはない。検死医の彼女があくびをした。生まれたばかりの赤ちゃんがいるらしく、中々眠れないようだ。ジョンは低音の声を持った男性の声を聞くのを勧めた。午後10時にNPR(National Public Radio)。瞬時にこういった機転が利くのも、長年生きてきたからだろう。

発見がもう1つ。彼女の手に紫外線を当てると、スタンプの痕が浮かび上がる。"THE PENMAR"という部分だけが辛うじて読み取れる。というわけでそこに来た。

ジョンはそこがアンダーグラウンドのクラブだと知っていた。禁酒法時代に隠れて酒を売っていた場所、スピークイージィ(speakeasy)だったのだが、今も名前は変わらずクラブとして存在していたというわけだ。イーヴァになぜ知っていたのか聞かれたので、至って素直に答えた。

John: I used to drink here.

二人はバーテンダーに写真を見せ、彼女についての情報を聞く。彼女は奥から遺体女性の写真が載った雑誌を持ってきてくれた。celebutant("celebrity"+"debutante": お金持ちや有名人と付き合うことで、自分も有名になろうとする人。Paris Hiltonはコチラの意味でのセレブだと思う)になるべく、色んなパーティに参加していたようだ。名前はクローイー・カールトン(Chloe Carlton)という。

彼は写真を見て、また昔を思い出していた。

Shaman: In all of time, there is only one person you were meant to be with. We feel this. We know it. But we do not know how to find the one.

必ずそこに彼女はいる。感じる事が出来る。その存在も知っている。しかしどうやってその人を探し出すかが問題なのだ。彼は倒れた駅のホームで同じ時刻に待っていたが、「彼女」は現れなかった。

夜。YMCAのプールで泳いでいたら、イーヴァがやって来た。とっくに閉まっている時間なのに、彼は貸切で泳いでいる。彼女はクローイーが写った銀行の監視カメラの写真を手に入れていた。殺害された当日の朝、銀行から1万ドルを引き出していたことも判明した。写真にはエディと共にいる姿がある。彼女はさらに、6日前に質屋から受け取った同じ金額
の小切手を現金にしていた。

John: Only question is... what is she selling?

ニューヨークの質屋は一晩中開いている。今から調べに行く気はないが、あまりに熱心なので彼女に質問した。彼女は麻薬の潜入捜査を希望していたのだが、殺人課に配属になっていた。多くの人間が殺人課に来る事を希望するのに、彼女は麻薬課に入れなかったと不満を持っていたからだ。理由はあっさりしたものだった。死んだ人間のために犯人を捕まえても、その人は帰ってこない。

イーヴァは、逆にどうしてジョンが殺人課を希望したのか聞いた。パズルを解くのが好きだから。これだけだと推理小説が好きな人と変わらない。もう1つ大きな理由がある。彼の興味を引き付けて止まないもの。

John: Death. Likes to play hard to get.

彼は本気でそう思っているのだが、やはり呆れられてしまった。彼自身もちゃんと分かっている。少しくらいマシな事を言わなければならない。帰ろうとする彼女に一言だけ言った。

John: You have a good energy about you, Eva. It's true.

翌日。ジョンが出勤すると、同僚のサントーリ(Santori)が不満をこぼした。エディは軍に入る前から、犯罪を犯していた。GLA(Grand Larceny Auto: 自動車の窃盗)、強盗に暴行。それでもジョンは殺人だけはやっていないと否定した。しかしそれなら銃を持って逃げる理由もない。彼が犯人なのか、そうではないのか。意見が二つに分かれた。

イーヴァも証拠がエディを指していると、これに賛同している。ジョンが彼の無実を信じている理由は、あの時自分を撃たなかったからだ。自分のガールフレンドを殺して逃げ、目の前には追いかけてきた刑事がいた。なのに彼は何も言わず電車に乗って逃げた。彼の目を見ても殺人者のものではない。

彼女はすでに質屋にも行っていた。店内の写真から、クローイーが売ったものが判明。ヴィンテージものの装飾用プラチナとダイアモンド。ベゼルと宝石が数珠つなぎされたブレスレット。写真を見ただけで4.5カラットくらいだとジョンは言った。

Eva: You learn that from one of your 609 girlfriends?
John: One of my wives.

何人と結婚していたか聞かれたので、1回に一人とだけ答えておいた。ともかく、そんな高価な物をエディがプレゼントできるはずがない。それに彼女はセレビュータントなので、どこかのお金持ちにもらったのかもしれない。

ジョンとイーヴァはクローイーの母親の家に来た。感情的になっていて、自分の気持ちなんか一つも分からない刑事に協力できない彼女。しかし、ジョンも結婚を何度も繰り返す間に同じような経験をしていた。息子がもうすぐ6歳になるという時に、彼を亡くした。

John: It's pain without end.

ジョンはブレスレットの写真を見せた。彼女はトビー・ハードウィック(Toby Hardwick)というホテルの経営者の息子と付き合っていた。別れたのが数ヶ月ほど前。エディと出会ったからだった。女をとっかえ引返していたトビーと違い、本気で付き合ってくれる相手に出会えたと言っていたらしい。

彼と連絡が取れないので、父親が新たに建設中のホテルの現場にやって来た。トビーは数日前からスキー旅行中だった。1万ドルのブレスレットのことも知らないようだ。甘やかしすぎてダメな息子だとは分かっているものの、殺人を犯すような子ではないと父親としての普通の話しか聞けなかった。

二人は塗料を調べているラボに来た。1940年代頃までイタリアで生産されていたマダガスカルレッド。芸術家が使うような代物だが、今では鉛が含まれているため使用を禁止されている。溶剤を調べると、水洗浄したアマニ油と金箔が含まれていた。金箔の方は、画家が自分の署名代わりに入れていたものだ。

分子の劣化の具合から、1930年代と思われる。そんな絵が置かれた場所で彼女は殺され、その直前に絵を引っかいた。だとすると、彼女が殺されたのはエディの家でない事は間違いなさそうだ。可能性は2つ。誰かによって死体が動かされたか、エディが誰かにハメられたか。絵を直接探す事は出来ないが、画家を探す事は出来る。ジョンには心当たりがあるようだ。

その画家の息子の家に来た。家は絵が沢山飾ってある。これらを描いたのは、彼の母親だった。彼女はアルツハイマーを患っているものの、未だ生きている。彼女のいる部屋に近づこうとするジョンは、やはり彼女を知っているようだ。

John: Hello, Julianne.

彼女は病気のせいか、彼を見ても分からない。だが、彼は彼女の絵の事も知っている。マダガスカルレッドを使うのは、特別な委託を受けた時。その壁画をどこで描いたか尋ねたが、彼女は覚えていなかった。場所は分からなくても、どんな絵を描いたか聞くと彼女はジョンのあごをなでた。

Julianne: Do I know you?
John: Not anymore.

彼女がその壁画を描いたのは、Davenshire Hotelのプレジデンシャルスイート。80年代になってそのホテルはハードウィックに売却された。トビーとつながった。令状を取って、そのスイートを捜索する。

家を出た二人が帰ろうとすると、ジュリアンヌが追いかけてきた。彼女はジョンを覚えていた。息子はアルツハイマーの症状だと思っているが、彼女の記憶は確かだった。ある日突然、彼は彼女をおいて出て行った。彼のために多くのことを犠牲にしてきたのに、彼は姿を消した。しかし、彼女はこうも言った。彼と出会ったその日から、こうなることを知っていたのだと。ジョンは自分の記憶を手繰り寄せて、その時の様子を思い出したようだった。

ジョンは、オーマーの家で机の製作を始めた。そこに彼が入ってくる。

ジョン 「ヴァンパイアがどうして鏡に映らないか、自問ことがあるかい?」
オーマー 「今週はないな」
ジョン 「あまりにも心が痛むからだよ。何年、何世紀と変わらない自分の姿。自分以外のものが年老いていく光景。愛を求めても、必ずそれを失ってしまう。人は死んでしまうものだから。死があってこそ、生の意味があるんだとさ。神様も人が悪いよな」
オーマー 「あの地下鉄の女の子はどうなった?」
ジョン 「プラットフォームには数百人の女性客がいた。それに彼女がその人だと言うのも可能性の話。空港に向かう途中で、どこかへ行ったきりかもしれない。推測ばかりでどうにもならないよ。彼女を見つけるのは不可能だってことなのかもしれないね」

オーマーはジッと聞いているだけだった。ジョンは机を完成させ、再び地下鉄を調べに行った。どうしようもない。そう思ったが、ふと顔を上げるとそこにはカメラが設置されていた。

令状を取って、スイートを調べに来た。新しく塗られたばかりのペンキに跡がある。犯人がそこに立っていて彼女ともみ合いになり、彼女を殴った。その勢いで彼女が壁に打ち付けられたと思われる。

Eva: Shouldn't we wait for crime scene?
John Absolutely.

と言いつつ、壁のペンキをはがしている。

一方の病院。彼が運ばれてきた時の記録を調べている。ヘモグロビン値は通常をはるかに超え、鉛は120マイクログラムもある。これで死んでいないというのは不思議だ。血液型もRZRZ。ネイティヴアメリカンが持つ型だが、その部族が消えたと同時に、この世にその血液型を持つ人間もいなくなったはずだ。

Male Doctor: So, somebody's pulling our chain?
Dillane: Hope so.

何から何まで冗談に見えるのは、仕方のないところだろう。

ジョンが壁の塗料を削ると、壁画の一部が顔を覗かせた。彼は微笑んだ。壁画を見たイーヴァは、そこに描かれた男がジョンに似ていると言う。その彼は鏡に映る歪んだ自分の姿をジッと見ていた。何かある。椅子でぶち割ると後ろには通路があった。

ホテルで一番のスイートに隠れた入り口を作るのは、よくあることらしい。そのことをトビーも知っていたのだ。彼を呼んで事情聴取する。

彼は部屋を予約してないと言ったが、彼はそこでパーティをしたことがあり、ホテルにも名前を登録されている。そこに弁護士が入ってきた。例のごとく余計な事は話すなと言うのに反し、トビーは完全にパニックになって聞いてないことも話し出した。

彼にはクローイーの他に、愛する人がいた。彼女が殺された夜、その人と別の場所にいたらしい。名前を聞いたが彼はためらった。鏡の向こうには自分の父親がいる。しかし、自分の無実を証明しなければ、犯人になってしまう。

Toby: His name is Brian Shaw.

聴取が終わり、トビーは父親に相当な怒りを買っているように見える。ジョン以外の目には。

Eva: What do you think his father's saying to him?
John: He's telling him he loves him.
Eva: Aw, a romantic.
John: I can read lips.

サントーリが来て、ブライアンがトビーのアリバイを証明したと告げた。これでまた、エディ・ライリーが第一容疑者に戻る。やはり彼が犯人なのか。

ジョンはまた、ニューヨークの街並みを写真に収めに来た。彼は毎年同じ場所で、同じ風景を撮っている。それはハードウィックホテルが建っている場所。変わり行く景色の中で、そのビルも姿を変えていった。ビルですらも変わるのに、ジョンはずっと変わらないままだった。

ジョンが車で待っていると、イーヴァがコーヒーを買ってきた。エディがPenmarで発見された。そして、彼のいとこがそこを経営している事も判ったそうだ。今、サントーリが逮捕に向かっている途中だと言う。ジョン達は現場に向かった。

到着すると彼は撃たれて救急車に運ばれているところだった。死んではいないが、再び逃走しようとしたためにやむなく撃ったとのことだ。さらに彼が持っていた銃は.38口径のものだった。

サントーリはジョンに、いい勘をしていたが時には見たままのこともあると今回の教訓を説いた。ジョンは、礼を言ってあっさりそれを受け入れた。今までと態度が変わったことに、違和感を感じるイーヴァ。彼が受け入れたのは「勘がいい」という部分だけで、その勘も以前とは変わっていない。エディはクローイーを殺してはいない。彼はその確信を持っている。

見たまま、という言葉を借りれば、こういう予想も出来る。エディが家に帰ってくると、クローイーが死んでいた。慌てて助けようとしたが、時すでに遅し。そこで終わればよかったのだが、助ける際に全身に血が付いてしまった。運悪くそこに警察が到着。前科ともあいまって、彼が犯人に仕立て上げられた。そんな彼だから、誰も彼の言うことを信じてくれない。怖くなって銃を頼りに逃げ出した。

では、誰が彼女を殺したのか。唯一とも言える条件は、あのプレジデンシャル・スイート(presidential suite: ホテルで一番のスイート)に入る事が出来る人物。隠し通路の存在を知っている、トビー以外の人間。浮かび上がってくるのは、彼の父親ピーター(Peter)。彼はクローイーと関係を持っていた。ジョンはトビーの聴取からそれを知ったのだと言う。

Eva: When? I was there, I didn't hear him say that.
John: I didn't say I heard him.
Eva: I'm not sure lip reading's exactly admissible.

どうやらあの時に読唇術で知ったのは、親子の愛だけではなかったらしい。

ジョンはエディの病室に来た。彼は捕まったからこれ以上殺人の罪を着せられなくて済むと、すでに諦めの境地に入っていた。

ジョン 「殺したんじゃないんだろう。彼女のことを愛してたから」
エディ 「誰かを愛したことありますか?」
ジョン 「ああ」
エディ 「違うんです。なんていうか、彼女が側にいない時、溺れたようになるような。そんな感覚を感じた事ありますか?」
ジョン 「いや、ないな」
エディ 「僕らの愛は、そういうものだったんです」
ジョン 「誰が彼女を殺したのか知ってるんだろ、エディ?でも、警察ってやつを信じてない。全ては仕組まれている。そうだろう?」
エディ 「だから、僕はここにいるんでしょ?」
ジョン 「残念な事に、今のままじゃどうする事も出来ない。ドクターが逮捕手続きに移れるほど、君は元気になっているって言ってたしな。ズボンをはけよ」

ジョンは彼を外に連れ出した。車に乗ろうとすると、ホームレスの男が金をせびってくる。それに気を取られた隙に、エディはジョンを後ろから襲って銃を奪った。言われるがままに手錠と車の鍵を渡し、エディは逃走。残されたジョンは、「ホームレス」に起こしてもらった。

Omar: Been a while since we did something like this. It feels good.

イーヴァの車が到着。彼の後を追跡する。作戦は成功するか。

彼が来たのはやはりピーターの部屋だった。彼に銃を向けると、金で解決しようとするピーター。しかし、それでクローイーが戻ってくるわけではないとエディ。ピーターは隙を見て銃を払い、上に逃走した。遅れてジョンが到着。

屋上から聞こえてくる怒声の方へ向かっていく。エディはピーターをひざまずかせ、犯行の全てを話させた。

ピーター 「誓ってもいい。あれは事故だったんだ。彼女が私を捨てるって言うもんだから。それで色々あって、どうにもならなくなってしまった。すまない」
エディ 「それで、彼女を撃ったのか。死体を俺のアパートにゴミの様に捨てたって言うのか!」
ピーター 「そうするつもりはなかったんだ。エディ。助けてくれ」

ジョンがやって来た。

ジョン 「エディ。銃を下ろせ」

エディはピーターに向かって引き金を引いた。反応はない。

ジョン 「弾は入ってないんだ。終わりにしよう。今日、誰かが死ぬことなんてないんだ」

遅れてイーヴァが到着し、ピーターを逮捕。

イーヴァ 「待っててくれるはずじゃなかったわけ?」
ジョン 「嘘ついたんだ」

彼女も笑っている。嫌気が差すというより、慣れてきたようだ。

後日。ジョンは、クローイーの家に来た。あの時、エディの部屋で拾った彼女の写真を母親に手渡した。

ジョン 「多分これが必要になるんじゃないかと思って。どうしたら前に進めるかっておっしゃってましたよね。やれることをやればいいんですよ。仕事に行って、友達に会って、料理を作る。そして朝、目覚める。ある日、何かが変わる。理由は分からないけど、そういうものなんです」

一方、オーマーはジョンに作ってもらった机を買い取ってもらう交渉をしていた。オリジナルの"Benwaar"の作品が完璧な形で残っているとあって、鑑定人も驚いている。15000ドルを提示した。

オーマーをただの年寄りだと思ったようだ。彼は同様の"Benwaar"の作品がオークションでいくらで売れたのか、インターネットで調べていた。87000ドル。すると6万ドルを提示してきた。取引成立。

Dealer: Thing about great art, it's timeless. It's as if the artist was speaking to us today.

鑑定書につける写真には、もちろんジョンの顔がある。彼こそが他ならぬ"Benwaar"なのだから。

ジョンはイーヴァとバーに来ていた。彼はAfzal Molassesのピーチの香りのパイプを吸っている。

イーヴァ 「マクマナスが前のパートナーに起こった事を話してくれたわ。あなたに自殺願望もあったって言ってた」
ジョン 「そうなの?」
イーヴァ 「一緒に働くんだったら、お互いを信用しないといけないと思うんだけど」
ジョン 「その心配は必要ないと思うよ。長くここにいないだろうから。麻薬課への応募は却下されたわけじゃないしね」

彼は封筒を手渡した。

ジョン 「君のお父さんが隠してたんだ。娘を守ろうとしたんだろう。3ヵ月後に再応募できる」
イーヴァ 「そうするわ」
ジョン 「多分、配属になるんじゃない。でも、どうしてなんだ?誰にいいカッコしようとしてるんだい?」
イーヴァ 「あなたにだけよ。アムスターダム」
ジョン 「そんな必要ないのに」
イーヴァ 「どうやってこの事を見つけたの?」
ジョン 「それが俺達の仕事じゃないか。終わりを迎えたいって思う人に、それをもたらす。君にもそれが必要だと思ったからね」

彼もまたそう願う人の一人なのだ。

John: Closure. It's what we all want.

彼はまた駅の映像を調べていた。自分が心臓発作で倒れた時、集まってきた人々。その中に自分にCPRを施してくれた女性がいる。だが上からの映像で顔が見えない。髪の色と白い服。今度は電車から降りてくる乗客を調べた。やっと見つけた。彼はその名を知らないが、モルグのある病院にいたドクター、サラ・ディレイン(Sara Dillane)。

Shaman: You will not grow old. You will not die. Until you find the one, and your souls are wed.
John: How will I know when I find her?
Shaman: You will feel it, here. In your heart.

あれから366年。彼の終わりなき旅は愛する人と共に終えることが出来るのだろうか。

[END]

[感想]

とりあえず、1話目書いてみました。結構いい感じがする。設定もさることながら、過去と現在のつながりを事件を通して描いていくのは、面白い試みだと思う。しばらくこれで楽しもう。

なんかジョンとイーヴァの関係は、Lifeのチャーリーとダニに似ているな。チャーリーの方が、強烈な味があるけど。3ヵ月後、って言ってますが、そこまでドラマが続いてくれるんでしょうか。

オーマーが言ったように、愛する人を見つけたら死ぬってのもロマンティックではないですよね。だからこそいいのかもしれない。真実を知った彼女がギャップに苦しむみたいな。それを知られまいと隠そうとするジョン、とか。

また次回も書きたいと思います。FOXは女性ドクターと言ったらサラなんでしょうか。

他へ移動>>
にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ
---
Director: Lasse Hallstrom
Story: Allan Loeb, Christian Taylor

Star:
Zuleikha Robinson as Eva Marquez
Nikolaj Coster Waldau as John Amsterdam
Alexie Gilmore as Dr. Sara Dillane
Stephen McKinley Henderson as Omar

Robert Clohessy as Detective Tony Santori

Guest Star: Christian Corp as Rebecca
Kristin Griffith as Mrs. Carlton
Luis Antonio Aponte as Detective Perez
Daniel Raymont as Max Fishie
Kathy Searle as Female Bartender
Tamara Podemski as Indian Woman
Carla Rae Holland as Older Indian Woman Crone
Malachi Weir as Travis
Greg Stuhr as Antique Dealer
Eric William Morris as Toby Hardwick
Paul Diomede as A.A. Man
Alessandra Balazs as Woman on Platform
Stephen Schnetzer as Toby's Lawyer
Judith Roberts as Julianne
Justin Grace as Eddie Riley
Tom Mason as Richard Hardwick

Music:
"Island: Come And See" by The Decemberists
"Your Heart Is An Empty Room" by Death Cab for Cutie

™FOX.com and ©FOX and its related entities. All Rights Reserved.
スポンサーサイト


home

Design by mi104c.
Copyright © 2017 アメリカドラマ 411, 2007- All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。