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[クリミナルマインド] シーズン3第15話。超ネタバレ。


ペンシルヴァニア州ピッツバーグ。雷鳴響く中、女性が家に戻ってきた。電話をしている相手はケイト(Kate)のようだ。夫のポール(Paul)は家にいると言っているが、気配は全く感じられない。子供達を祖母に預けて、家には二人しかいないらしい。

雷が激しくなり、停電になった。電話を切って、ポールに呼びかける。返事はない。懐中電灯を持って彼を探した。2階に上がる。白い稲光。バスルームは水浸しになっていた。部屋の鍵はかかったまま。名前を呼んでも、何も返ってこない。

激しくドアを叩いた。一体何が起きているのか。ドアを破って中に入ると、彼は浴槽で死んでいた。水が絶え間なくあふれ出すバスタブの中で、ヒーターを抱えたまま。鼻から血を流している。

翌日になって警察による現場検証が行われた。そこに入った一人の刑事(Paul Schulze!)。彼は友人からもらった番号に電話をかける。相手はJJ。彼はピッツバーグ警察のロニー・ベイルマン(Ronnie Baleman)だと名乗った。どうやら彼はただの殺人事件だとは考えていないようだ。

Baleman: There's something going on in my town. Something's not right.

連絡を受け、ロッシがハッチを呼びに来た。彼は窓の外を見やり、物思いにふけっていた。パックされたバッグが置かれている。一日とかからないが、個人的な用事で時間が欲しいと言う。ロッシも表情から察したのか、特に異存はない。必要なだけ行って来いと言った。

ハッチは、息子のジャックと話しに行く事になっていた。まだ幼い少年だから、どこまで彼のことを理解してくれるかは分からない。与えられた面会時間は少なく、多くの事を話せそうにない。

Rossi: All he needs to understand... is that you love him.
Hotch: I'll join you when I can.

チーフを除いてミーティング開始。3ヶ月前、The Shadyside Rec Centerで火事があり、14人の子供がなくなった。JJがその時の記事を見せると、デリクも覚えていた。今回の事件との関係性。ここ3ヶ月間で5件の自殺があり、いずれもその火事で子供を亡くした親達だと言うのだ。そして冒頭で感電死していた男の名前は、ポール・ベイルマン。

デリクはそのまま自殺だと受け取ったようだが、スペンサーは2週間おきに起きている事からパターンがあると考えた。連絡してきたロニーはもちろんポールの兄。兄弟だから事件性を疑っているだけかもしれないし、連続して自殺が起きるのは何かがある可能性もある。

モーガンは否定的な意見なのに対し、プレンティスは自殺数が急増はおかしいと主張。ロッシも悲劇的な出来事の後に自殺は増えないと言った。付け加えるようにリードも過去の歴史について話した。二つの世界大戦後、ケネディ暗殺後、そして9/11後。人々は外の脅威から身を守るべく互いに寄り添うため、自殺は逆に急減した。

わずかでも疑問点が残るなら、なぜそういったことが起きたのかを彼らが知る権利がある。追い詰められたような表情で部屋を出るハッチを遠くに見ながら、ロッシは賛同した。デリクはソーシャル・サーヴィスにその話だけをしたらどうかとあまり乗り気ではないようだったが、ロッシは現場に向かう事をベイルマンに伝えてくれとJJに言った。


Criminal Minds



Rossi (V.O.): "There is no refuge from confession but suicide, and suicide is confession." Daniel Webster.

(Daniel Websterは1800年代中期の米国国務長官。)

デリクはハッチなら受けなかっただろうと飛行機の中でも言っている。今までの様にファイルがあるわけではないので、事実関係も一切分からない。そこでロッシが講釈する事にした。彼らが今手にしている偏見なしの事実。

ファイルはない。よって事件には見えない。ただ、1つの火事、14人の死、そして5人が自殺。全ては最初の火事につながっている。2週間おきに自殺があった。その裏に事件性があると見てもいいのではないか。

これに対し、子供を亡くした親が悲しみのあまりに自殺という手段で現実逃避を図ったとデリクは言う。だが、そこに何かがある。別の誰かがそうであるように見せかけた。悲劇の被害者をターゲットとする犯人の仕業。そのような人間。苦しみを持った人間を解放するために訪れる「死の天使」。

Spencer: An angel of death.

警察署に突然FBIエージェントが5人もやってきたので、騒然となっている。どうやらベイルマンが無断でやったようだ。「心理解剖」(psychological autopsies)をやるため、スペンサーは彼が集めた資料に目を通す事にした。彼とJJ以外のメンバーは、ポールの家を調べる。どうもロニーの行動は快く思われていないので、彼をここに残していく方がよさそうだ。正式な事件でもないし、事件性があるかどうかという全くゼロの状態から現場を見る意味でも、彼を連れて行かないのが得策だと判断した。

数少ない資料の中で、ロニーがこれが自殺ではないと判断したものに弟の日記がある。最後のページを見ても、それらしき文章はない。スペンサーはそこから始めることにした。

ポールの家。ロニーの指示で、事件後一切の物が手をつけられていない。エミリーとデリクが2階を調べ、ロッシは妻から話を聞く。毎年秋に行われる子供向けのダンスがある。非常に人気があってチケットを取るのも困難だが、大好きだという子供たちのために手に入れた。そこで火事は起きた。

今度は、それがきっかけで自殺したと思われる他の家族と個人的な付き合いがあるか尋ねた。彼女の顔が強張る。ポールはこんな風に家族を置いて死んだりしないとだけ言った。鬱でもなかったし、少なくとも一人で勝手に死んで行くようなタイプではなさそうだ。

スペンサーは5件の死についての資料を調べ、自殺か他殺かの判断をする。1958年に取り入れられたこの方法は、92%の精度でもって法廷で採用された。

バスルーム。ドアは内側から鍵がかけられ、こじ開けられたドアは妻によるもの。窓の下は7mほどであるため、犯人が飛び降りようと思えば多少難はあるものの、そこから出られる。バスタブに入れられたヒーターがつながっていたのは、漏電遮断器(GFI: ground-fault interrupter)のない110V仕様のコンセント(outlet)。

1930年代の古い家とは言え、中は改装されている。デリクが所有している4つの家も全てGFIをつけているので、電圧の高負荷がかかっても自動的に電気が落ちるようになっている。犯人はこの部屋のコンセントにGFIが付いていない事を知っていたのかもしれない。奥さんによれば、ポールの仕事は建設業。さらに疑惑は深まった。

署のロニーは、もし自殺でないと分かったらすぐにメディアに発表したいと言い出した。それによる悪影響も考えられるとJJが指摘すると、彼は人々に知らせる必要があると怒り出した。彼女としては完璧な証明となるものがあればやるし、それでなくても街の人は連続自殺の事をすでに知っている。また、むやみに発表して犯人がFBIの存在を知る事になれば、問題はややこしくなる。彼は証拠となるものは次の死体かも知れないと言い残して部屋を出て行った。

スペンサーはこの言動に、個人的な動機が強いために正しい行動がとれないと危惧した。本当に連続殺人犯であれば、街中が同じ反応するとJJは言うが、果たして真相はどうなのか。

母親が小さな息子ジェイキー(Jakey)と暮らす家。壁には火事の新聞記事が貼られ、未処理と思われるコンセントも映し出されている。訪問者が来た。彼女は男を迎え入れ、息子を紹介する。キョトンとしている彼を置いて、彼女は男のバッグがあるという別の部屋に移動した。

ジェイキーは母親が出てくるのを待っている。出された飲み物を半分くらい飲み干した。しかし彼女は姿を現さない。電気が消えて、部屋が暗くなる。月の薄明かりに照らされて、少年は泣き出した。隣の部屋で、母親は窓から身を投じた。

翌日。彼女の死体があがった。デリクたちの推測が始まる。もし、子供がいる家に知らない男が入ってきたら、息子を守るべく彼女は戦ったはずだ。だが、死体に防衛傷はない。窓から飛び降りたとあれば、自殺の線が第一である。それでも残る、隣に幼い子供を残して母親が死ぬのかと言う大きな疑問点。

発見者は彼女の夫だった。ジェイキーが椅子に座っているのを見つけたが、彼には一切の傷はない。犯人がいるとすれば、今までと同様に苦しみから解放するという目的でやっている。子供自身はその対象ではない。それに書置きと思われる類のものは出てこなかった。ロッシは火事の影響を受けた家族全員に連絡するよう指示した。

デリクはやはり自殺だと見ていた。耐えられなくなった母親が自殺するのは、毎日の様に起きている。エミリーは今回の件について違う見方をしていた。ポールの家では、過去の物は整理されていて現在の物は雑に置かれていた。強度の鬱、あるいはトラウマに悩まされている人間の傾向だ。だが、今回のベス(Beth)の家は違う。本棚、食器棚、どれもきちんと整頓されている。心の方も整理され、次への一歩を踏み出した証拠だ。ただ、彼女にも自殺以外の出来事がどうやって起きたかが説明できないでいた。

それが現在ロッシ達が考えている事。どのような方法で男が家に入ったのか。彼女が入れたとしか考えられない。少なくともそうせざるを得ない状況に置かれていた。彼女だけではない。今までの事件の犠牲者全員が、犯人を家に入れていたのではないか。

エミリーも考えた挙げ句、犯人を中に入れ、飲み物を出した彼女に逆に薬を飲ませたという案に行き着いた。すぐにガルシアに連絡。一時的に麻痺させるか無抵抗状態にするドラッグで、毒物検査にあがってこないものを調べてもらう。

スペンサーはある証拠品を見つけていた。ディードレ・ノラード(Diedre Nollard)という飛び降り自殺を図った女性。保険の書類。1ヶ月前に近所の人に書いた手紙。1週間前に夫に送ったバースデイカード。そして、死体の上には遺書。全ての筆跡は一致している。

ただ、彼には気になることがあった。「がっかりさせるような事をしてごめんなさい。許して欲しい。あなたを裏切ってしまった。」という内容が書かれている。いかにもそれらしい言葉だ。だが筆跡鑑定によると、夫に当てたバースデイカードの書き方と似ているのだと言う。つまり、楽しい事柄を書く時の筆跡なのだ。スペースの間隔が一定していて、"T"の横棒が長くいい意味での興奮を表している。5階まで登って飛び降りようと考えている人間のものとは正反対である。

これを聞いてロニーはすぐに自殺ではないと断定した。彼女だけでなく、全ての事件についてである。他の人間も同様であるか調べる必要があるのだが、彼の中ではすでに結論付けられてしまっている。今にもメディアに発表しそうな勢いなので、JJが自らやると言った。そこにデリク。ハッチが到着したので全員外に集合。

火事の犠牲者の家族だけでなく、その悲しみを分け合ったと思われる人々、100人以上に知らせを出した。犯人は悲しみを抱く人間にターゲットを絞っている。誰が生きるべきか、死ぬべきかは彼が決めている。苦しむ人を救ったと自分の中で殺人を正当化し、これらの人々が自分以外の人間によって救われることはないという強い信念を持っている。

よって、逮捕されたとしても自分の行いに罪悪感は一切ないだろう。犯人像としては、30代の白人男性。律儀で率直、協力的。それでいて特に目立つような存在ではない。犠牲者となった人々は、全員彼を家に迎え入れている。ロニーはポール達はそのようなことをしないと言う。だとすれば、相当巧妙な手口で家に入った事になる。

どの事件も家に侵入した様子はないし、格闘したり逃走した跡もない。個人的な関係を押し出して時間を稼いだと思われる。このようなタイプの犯人は、医療関係や警察に従事している人間であるかもしれない。だから外に連れ出して話をしている。

すぐに犯人を特定しにかかるような事はせず、泳がせて向こうから出てくるのを待つ。ロニーは焦りを見せるが、急がば回れと言うことだ。スペンサーはガルシアに火事の報告者を調べてもらっている。

犯人は頭が切れる。それに被害者達のスケジュールを把握し、習慣的な行動も知り尽くしている。全てをコントロールした上で物事を行いたいタイプだ。被害者の死に方、時刻、死体の置き方においてまで統制を取っていたと思われる。非常に警戒心が強く、常に周囲を見張っていて、リスクを避ける。人目につかないように行動する。犯人がどうやって被害者達の生活の中に溶け込んでいったかを探ることが、犯人特定への道となる。

子供を失った家族達は、集まってそれぞれの悲しい思いを語り合っている。おそらく犯人はこの中にもぐりこんで、誰がどういった人間であるのかを詮索しているのだ。

BAUは子供を失った家族を個別に呼び出していった。犯人の目的、意図などを話した。彼の特徴、近づき方。彼らが見知った人間であるはずだが、情報は得られない。

その頃、犯人はまた動き出していた。ミーティングで悲しみを語った男は、おそらく息子が所属していたであろう少年野球チームの練習を見ている。そこに近づく別の男。彼の震える手を確認し、彼に同情の言葉をかける。

デリクの下にガルシアから連絡。毒物検査の詳細を自ら調べた結果、薬は一切検出されていなかった。そこで彼女は筋肉・神経系の麻痺薬が使用されたと考えた。サクシニールコリン(succinylcholine)やヴェキュロニウム(vecuronium)といった、すぐに体に吸収されるものの、検査では発見できないタイプの薬品。

Garcia: Plus, plus, also, and I called me up Mr. Coroner and said, how would you do this? And he says, by injection. So I say, hey, guy, wouldn't that leave a mark? And he's all, "hold up." And then he goes and looks at Beth Smoler's body and finds the mark. A hole, right in her hairline.

検死官によれば、注射を打つしか投与方法はない。となれば当然、針の穴が残るはず。彼が遺体を調べたところ、予想通りベスの髪の分け目から穴が見つかった。これほどの薬ならば医学・薬学関係の人間が浮かんでくるが、オンラインで簡単に手に入るものだと言う。

検死官をもってしても、一切の証拠を見つけることが出来ない代物だ。ただ、これを打たれた人間は、筋肉のみが麻痺し脳が麻痺する事はない。自分の体が動かなくなるという意識は保たれる。犯人はその中で、無力になったターゲットが自殺したように仕立てる。このような殺し方は、彼が殺人行為に栄誉の感覚を抱いていない事を意味する。被害者にこの苦しみから解き放たれる瞬間を体感させているからだ。

カーティス(Curtis)と言う男は、すでに犯人の手に落ちていた。体は動かせないが、彼の言葉は耳に入ってくる。

「その感覚、分かるよ。いつ終わるんだろうってね。悲しみが毎秒のように襲ってくるくる。そして痛みが体を覆いつくすんだ。終わらせたいのなら、君自身で終わらせればいい。だからそういう目で僕に訴えかけてたんだろう、カーティス。

僕には分かったんだよ、君がそうしたいって思ってたことを。僕にどうして欲しいのかも。こんなに長い時間かかって申し訳ない。でも大丈夫だ。もう、終わりにしよう。カーティス。そろそろ時間だ。苦しみから解き放たれる時が来たんだ」

彼はその手に銃を持たされ、後に死体で発見された。

あごから銃を撃って死んでいた。弾は口を通って脳まで貫通している。後頭部の髪の分け目を調べると、やはり針の穴があった。さらに部屋には書き置きもある。ここまで来て、ようやくモーガンも納得した。この事件には犯人がいる。

早速、スペンサーが遺書を調べた。全ての文章が同じ調子で書かれている。人が死のうとしている時に、このような心理状態になることは極めて異常である。強制的に書かされたような部分はなく、文章中でも誰かに別れを告げるような記述はない。誰かに宛てたものではないとさえ彼は言った。

これは自分に対する償いの文章かもしれない。"The Five Stages of Grief" (Elisabeth Kübler-Ross博士が命名。下記注釈を参照)のような自己支援グループのプログラムの一環で書いた可能性がある。だが、そういったグループはAA(Alcoholic Anonymas: アルコール中毒者更生会)などと同様、全て匿名である。

ガルシアに調べてもらったが、今晩アルコホリックを支援する団体が開く事になっている集会の数だけで91。ピッツバーグ周辺地域だけでこれだけの数がある。地域、参加頻度、宗教など、細かく分けられているために数が多いのだ。

その中で悲劇的な出来事を起因としたアルコール・ドラッグ依存や鬱病になった人を対象とするプログラムに絞った。Shadysideから2マイルの半径内に11件。匿名団体であるため、それ以上の特定は出来ない。人海戦術に出る。

犯人の特徴を伝えて参加者から情報を引き出そうにも、似たような人間ばかりが集まっているために中々これといったものに当たらない。それだけ完璧に溶け込んでしまっている。その中に弟の自殺話を持ち出した男がいたというのがあった。ロッシはそれをチームに持ち帰った。

話によると、男は立ち上がって強い語気で語った。男の家族は貧しく、15歳まで寝室を皆で使っている家だった。その話はハッチやデリクも聞いていた。犯人は色んなグループに参加し、同じ話を繰り返している。

ピーター(Peter)と名乗り、父親はBrassardで教授をしていた。兄弟は同じ部屋の別々のベッドで寝ていた。父親が階段を登ってくると、いつもきしむ音が聞こえてくる。そして彼はジェイムズ(James)のベッドに入り、性的虐待を加えた(原語はmolest。英和を見ると性的「いたずら」とあるが、これは完全なる猥褻行為であり、場合によっては虐待も含む)。恐怖を覚えたピーターは、端で寝たフリをしていたという話。この兄に起きた出来事が本当ならば、それこそが彼の殺人の始まりだと考えられる。

彼は今日もある集会で話していた。ある日、部屋に入った彼の目に入ってきたのは、手首を切ったジェイムズ。シーツは真っ赤に染まり、血はいたるところにこぼれていた。兄の訴えかけるような目。それを見て、彼は悟った。彼を解放してやらなければならない。

悲しみと痛みから解放するための慈悲殺人。話に出てくる名前は、おそらく本物だろう。PeterとJames、そしてBrassard。これらを頼りにガルシアが調べる。ロッシはこの地域出身の人間かもしれないと推測した。

スペンサーは犯人に対する考えを述べる。彼の様なタイプは同じ出来事を何度も何度も繰り返す。もしこの話が本当だとしたら、キーとなる出来事は最初に起きた事件。彼らもジェイムズが自殺ではなく、ピーターが殺したのだと気づいた。そして火事が起こり、自分と同様の悲しみを抱く人間が現れたのを知って自分が止められなくなった。ジェイムズのように助けを欲していると彼が感じた人間をターゲットにして、殺害を繰り返した。

当初は、きちんとしたタイムラインを守っていたのだが、ここ2件の殺人は数日しか空いていない。彼の思いは日に日に高まっている。ガルシアは当時の新聞記事を発見した。そこには自殺がキャンパスを揺るがしたとある。彼らは構内に住んでいたのだ。

新聞に書かれていること。彼の自殺はペンシルヴェニアの歴史上、最も若いものになってしまった。彼の父チャールズ・レディング(Charles Redding)は教授であることも確認できた。彼女は調べているのは当然これだけではない。彼の現住所も突き止めていた。

Emily: Ha ha. I love you, Penelope Garcia.
Garcia: Ha. Get in line.

チームは現場へ急行。突入した。中には誰もいない。ということは、今現在もどこかの集会に参加していることになる。数あるミーティングからどうやって短時間で特定するか。エミリーが無数のメモが張られたクローゼットを発見した。

カレンダーにはベスやカーティスの名前があり、×印をつけて消してある。さらに、グループのミーティングスケジュールが時刻・場所と共に記されていた。それぞれのグループが対象とする人々も書かれている。ほとんど毎日、ビッシリ埋まっている。

ベス、カーティスの下にローリー・アン・モリス(Laurie Ann Morris)という名前がある。エミリーは彼女の夫と話したばかりで、彼女の名前には×がついていない。彼女が次のターゲットかもしれない。

彼女の電話にはつながらない。夫も職場をすでに離れていた。彼の携帯電話にかけ、ローリーと一緒か尋ねた。彼女はミーティングに参加中。居場所を聞いて、チームはそこに向かう。

その頃、すでに集会は終わり、ピーターは一人で帰る彼女に話しかけていた。彼女は止めようとしてもタバコが止められないと言っている。それを聞いた彼は、いずれ止め時が分かると意味深なセリフを残して、その場を去った。

建物にはチームが到着。だが、中には彼女達はいない。離れた場所にある駐車場の車に乗り込んでいたからだ。そこには車が故障したと困った様子の彼がいる。AAA(American Automobile Association)を呼ぼうかと聞いたら、彼は別の方法を考えると言う。

BAUはようやく彼女が少し前までこの建物にいた情報を得た。彼女は男と話しながら駐車場に向かった。そこにつながる出口は3つ。分かれて向かう事にした。彼女は自ら彼を車の後ろに乗せた。家に入ったのと同様の手口だろう。車種はブルーのChevy。近づくチーム。痛みから解放させてあげられると彼女に銃を突きつけるピーター。

エミリーは彼女の名前を叫んだ。声は届かない。追い詰められた彼女が取った行動。

Laurie: You think you can help me?

アクセルを思い切り踏んで、建物に向かった。チームの目の前で猛然と突っ込んでいったが、中のローリーの意識はあった。後ろに乗っていたピーターをデリクがつまみ出して逮捕。彼はやはり自分は悪い事はしていないと言っている。

エミリーは放心状態のローリーに話しかける。彼女は、本当は死ぬつもりだったのかもしれない。確かに娘のアリー(Allie)は死んだ。その事実を受け容れられない彼女は、もうどうでもいいのだと言った。しかし、彼女には息子がいる。

Emily: Don't lose him as well.

そこには愛する夫と息子が待っていた。

事件は解決した。誰も相手にしてくれなかった自分を助けてくれた事に感謝するロニー。だが意外な事実を知らされることになる。ポールは殺されていない事が判明したのだ。ピーターの家を調べても、彼の名前は出てこなかった。スペンサーは彼の日記を読み、心理解剖した結果、自殺だと断定できた。彼には簡単にその事実を受け入れられなかった。一言だけ礼を言って、彼は去っていく。

Emily (V.O.): "The most authentic thing about us is our capacity to create, to overcome, to endure, to transform, to love, and to be greater than our suffering." Ben Okri.

(Ben Okriはナイジェリアの詩人。)

帰りの機中、ロッシはハッチにジャックについて尋ねた。彼は息子にただ、「一緒にいられない」とだけ告げた。息子はハグして「大丈夫だから」と彼なりに理解してくれた。

Rossi: Smart kid. Like his dad.

デリクはベスを発見した時のエミリーの異変に気づいていた。あの時何を考えていたのか。彼女は時々思う。本当に自分達が何かを変えることが出来ているのか。それに彼は答えた。4つの敷地を持っている理由。

Derek: If I'm not kicking down doors, I'm smashing down walls. At the end of the day, they both make me feel like I'm changing something. To the better. Good enough?
Emily: Good enough.

[END]

[注記]

The Five Stages of Griefについて。Wikpediaを参照。精神科医Elizabeth Kubler-Rossが著書"On Death and Dying"で紹介された悲嘆の5段階説。想定されるのは、「自分が時期に死ぬと判った」場合。

Denial: "It can't be happening."
Anger: "Why me? It's not fair."
Bargaining: "Just let me live to see my children graduate."
Depression: "I'm so sad, why bother with anything?"
Acceptance: "It's going to be OK."

1つ目は「否定」。「有り得ない」「信じられない」と事実を受け入れられない状態。2つ目は「怒り」。「どうして自分にこんなことが起きるの?」「不公平だ」という自分にのみ不幸が訪れたということに怒りを感じる状態。3つ目は「交渉」。「子供の卒業式を見るまでは生かしておいて欲しい」という一見譲歩にも似た心境。4つ目は、「鬱」。「悲しすぎて、他の事がどうでもよくなる」という放棄しそうな状態。5つ目は、「許容」。「これからは大丈夫」とようやく乗り越えて次に踏め出せる心境。

だそうです。自分が死ぬ場合でなくとも、悲しみそのものにはこういう段階があるらしい。自分が悲しみにくれた時に、どこかの状態にいるのではないでしょうか、って話。その段階によって対処する方法が違うらしいんですが、賛否両論・諸説あるようです。

[感想]

最後のデリクのセリフの意味が全然分からないんですが。誰か教えていただけませんか。4つの土地を持っている理由とどう関係があるんだろう。廃屋かなんかが立っている土地を買って、それをつぶして新しい家を建てたみたいな意味かなぁ。はっきりと目に見える変化を作ったよと、自分に言い聞かせるために。全然違うか。

"True Night"ほどではないが、結構普通なエピソードだった。ピーターが幼くして起こした殺人を、大人になった今なぜ火事をきっかけに行うようになったのかが良く分からなかった。他にも色んな事件や事故があるでしょうに。彼が死の天使になった動機より、突然殺人を再開した理由が知りたいなと思いました。

あと、エミリーは子供を亡くしたりしたのかな。えらく感情的になっていた。彼女の過去はまだ描かれていないので、今後への布石になっているのかもしれません。

"higher power"というのは、神様のような人間より上の存在のことなので、そういう存在に成り代わって生殺与奪を決めたというエピソードタイトル。

また次回。

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Writer: Michael Udesky
Director: Felix Enriquez Alcalá

Star:
Matthew Gray Gubler as SSA Dr. Spencer Reid
Thomas Gibson as Unit Chief Aaron Hotchner
Paget Brewster as SSA Emily Prentiss
A.J. Cook as SSA Jennifer "JJ" Jareau
Kirsten Vangsness as Analyst Penelope Garcia
Shemar Moore as SSA Derek Morgan
Joe Mantegna as Senior SSA David Rossi

Guest Star:
Craig Patton as Man #1
Brynn Horrocks as Woman #1
Susan Hull as Woman #2
Paul Schulze as Det. Ronnie Baleman
Zakareth Ruben as Beth Smoler
Scott Michael Campbell as Peter Redding
Myk Watford as Curtis Fackler
Renee O'Connor as Pam Baleman
Rod Britt as Coroner
Tim Cummings as Man #2
Brandon Ford Green as Stuart Sankler
Blake Robbins as Jonathan Morris
Jennifer Aspen as Laurie Ann Morris
Leslie Fleming-Mitchell as Smoker

©MMVII, CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
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