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[Dr. House] シーズン4第12話。シリーズ最高傑作!? Full Recapでおさらい。



ジューイッシュの結婚式が盛大に行われている。老若男女、多くの人に祝福されて新郎も新婦も幸せな時間を過ごしていた。しかし、彼女は血を流して倒れてしまった。


House



ウィルソンがエレベータのボタンを押そうとすると、杖がヌッと伸びてきた。

House: Cross-species mating. If you like Darwin and the Galapagos.

なんでも、彼とアンバーには多くの共通点があったりするらしい。Cutthroat Bitchなのに。

House: You cry over Dark Victory.
Wilson: Bette Davis, another strong, assertive woman.

(Dark Victoryは1939年の映画。主演は、Bette DavisとGeorge Brent。末期の脳腫瘍と診断された女性の恋物語。邦題は、愛の勝利。)

あんなに気の強い女なんてウィルソンの好みと違うじゃないか。愛情を貪欲に求めてくるような女性が好きだったはずなのに。

House: She's not dying, is she?

じゃあ2ヶ月。ウィルソンは100ドル賭けた。やっぱり止めようとハウスが言ったら、実は付き合って4ヵ月になると明かした。ええっ。4ヶ月間も隠していたのか。あのテスト期間中もずっと。ふーむ。こりゃ一度彼女に話をする必要がある。

House: I don't see that I have any choice.

ウィルソンは別に構わないと言っている。彼は付き合う女性のパターンを変えて、新たなチャンスを求めいんだそうだ。ハウスが疑り深いのは分かっているし、自分で疑問点を払拭してきたらいいという事だった。

部屋に戻って冒頭の女性のファイルを受け取った。38歳の女性。膀胱機能を失い、血尿が出ている。高い場所で倒れたために、足も骨折した。尿路感染症(UTI: urinary tract infection)にアンピシリンを、骨折にはギプスを与える事にする。

それよりも問題は、アンバーがウィルソンと付き合っているということだ。メンバーに聞いたら、タウブは知らなかったらしい。カトナーは知っていた。彼女を誘ったが、他の人と付き合っていると言われた。13番は興味がなさそうだ。カルチャ(culture: 培地)を調べてみたが、UTIは陰性。外傷やSTD(性病)の経歴もない。それなら腎臓ガン。CTは腫瘍も腎臓結石も検出しなかった。

House: I thought Amber scared you guys.
Kutner: She does. But she also has legs that go all the way up to Canada.
House: So do Canadians doesn't mean I wanna date one.

ナトリウム値が低下している。膀胱に子宮内膜症(endometriosis)があるのかもしれない(膀胱に子宮内膜と同じものが出来ている、という症状)。タウブは、ジューイッシュは結婚式の日に何も食べないで過ごすために、それが起きているのかもしれないと言う。ハウスは、体内に元からあった毒によって吸収されていったという案を出した。

House: Was it just the legs, or did you detect something resembling a soul?

患者ではなく、アンバーのことである。カトナーは一緒に仕事しているうちに彼女が段々気になってきていたんだそうだ。

Kutner: If there's a toxin in her, could be carbolic acid.

おっと。毒があるのはアンバーではなく、患者の方である。どちらでも取れるけど。これだけの石炭酸なら、やはり誰かに盛られたと考えられる。ハウスは別の可能性も示唆した。

House: Could have been a Cossack – if this was 18th century Poland and Cossacks were into household cleansers. Which is why it's more likely that the poisoner was poisonee.

彼女は38歳。伝統的な様式で結婚式を挙げた。ハシド派の女性は若くして結婚するのが通例で、それを繰り返す事によって他の女性も若くして結婚する事に義務感を感じる。ところが彼女は38歳まで結婚しなかった。そこで周りが無理矢理相手を押し付けて、結婚を済ませた、ということにしたのではないか。だとすれば、その事に嫌気が差し、自ら毒を飲んで死のうとしたという考えも浮かぶ。

13番はいつものことながら反対した。腎臓ガンの可能性があるので、まずはAI(Aromatase inhibitor: アロマターゼ阻害剤)を投与し、その間に膀胱鏡検査をして確認する。ハウスは許可したものの、同時に彼女の家を調べに行かせることにした。

House: Carbolic acid should be on the shelf right next to the regret and the self-loathing.

タウブとフォーマンは彼女の家に来た。タウブは、自身もジューイッシュであるものの、ハウスの意見に一部賛同している。信仰心があるのはいいが、あまりにも徹底しすぎると受け入れがたい部分も出てくる。洗浄剤はすべてオーガニック。当然ながら石炭酸のものなど一切ない。

彼らの様な人々がどうやって付き合うか。フォーマンはこうやって価値観の同じ人間を紹介してもらい、面倒な部分を取り払って付き合えるのは楽じゃないかと考えている。しかし、時間を長く過ごすと、相手の細かい部分が見えてくるのが現実だ。長く一緒にいればそういった部分が出てくるのは当たり前で、気にする必要ないとフォーマンは言うが、実際はそこが問題なのだ。

Taub: Surprises kill – which is why I only commit when there are no more surprises.
Foreman: And you have no more surprises for your wife.

相手が知って驚くような意外な部分が完全に無くなるまで結婚しない。現実的にはありえないだろうと思うだろうが、だからタウブは嫌気が差しているのだ。

タウブはランジェリーを発見。フォーマンはロックのプロデューサー陣の中にある彼女の名前を発見。ロック。セックス。次に来るのはもちろん、ドラッグ。糸口が少し見えてきたか。

13番とカトナーは彼女から直接話を聞く。彼女がハシド派になったのは、わずか半年前。Baal Teshuvah(過去の行いに対し懺悔し、改心した信者)だと自ら言った。音楽業界の話をしたら、あっさり認めた。ヘロイン。ここ数ヶ月はやっていないし、それは夫のヨナタン(Yonatan)も知っている。ありがちな「今の君が好きで、過去の君じゃない」という感じらしい。

ハシド派になったと言っても、クラスを2つ受けただけ。それだけであっさり音楽ビジネスから撤退したとはにわかに信じがたい。音楽だけでなく、テレビ番組や映画といったものは、チャラい(frivolous: こんな訳語でいいんかな)から一切見たり聞いたりしない。

ドラッグの影響は数ヶ月経ったところで完全に消えるものではない。ヘアサンプルを抜き取って、残存する毒素がないか検査する。それにしても、カトナーはショックを受けていた。

Kutner: So you can never watch Star Wars again.

Houseだって見られません。

アンバーが自宅に戻ってくると、人の気配がする。

House: Wilson had a key.

一体彼の下で何を学んでおったのだ。予想される事じゃないか。コートを脱いだら思いっきり"McGill"って書いてある。なるほど。それでカトナーがさっき、「カナダ」と言っていたのか。McGill Universityはカナダの名門大学である。

彼女の目的は、性格から分かるとおり非常に簡単だ。ウィルソンを利用してハウスにまとわりつき、自分をクビにした事を後悔させようというものだ。しかし、ハウスにこういうことを仕掛けるとどうなるか。それもまた明白である。

Amber: Which is it, House? Am I in this for you... or am I in this for him?
House: Give him back his sweatshirt. Pit stains don't become you.

彼女が来ているスウェットシャツがウィルソンの物だって事くらい、当然彼も知っている。わざとらしい。どんな結末になるんでしょうか。

病院に戻ってくるなり、カトナーとタウブが報告に来た。治療の効果はなし。検査から、子宮内膜症ではないことも判明。さらに髪の毛から残存ドラッグも検出されなかった。タウブは、音楽業界という厳しい世界に生きていた彼女だから、他にも何かやっていたのではないかと言う。症状としては、クリオグロブリン血症(cryoglobulinemia)あたりが考えられる。

これに対し、ハウスはポルフィリン症(porphyria)の兆候があることを示唆した。彼女は抑えられな怒りがこみ上げてきたりしないし、泣いたり不安症になったりもない。カトナーは単にお寺に駆け込んだだけだと言った。

本当にそうだろうか。ハウスは言った。そもそも宗教とは、理不尽な信仰であり、根拠のない希望を与えてもらうことが多い。それに加え、彼女が走ったのはユダヤ教の中でももっとも極端とされる派のひとつ、ハシド派なのだ。ドラッグなんか使っていた過去の生活を嫌いになって、いきなりここにたどり着いたのか。マソキストにでもなったか。人は変わるとカトナー。人は変わらないとハウス。

変わりたい。変わらなければならない。だけど出来ないのが人間。それが彼の持論だ。カトナーは、タウブが6ケタ収入を蹴って整形外科医から転進した事を持ち出したが、それは離婚を恐れたから。離婚、すなわち変化である。今までの生活が変わってしまうのが怖かった。彼自身もそれを認めている。

Taub; You don't suddenly choose crazy without suddenly being crazy.

ヘマティン(hematin: 造血剤)の投与と共に瀉血(phlebotomy: 血液を対外に排出させて治療する方法)を施す事にした。

と相成ったのだが、このジョナサンだがサタンだか分からん夫が反対した。他のドクターを用意してくれと言うのだ。おお。おたくの神は病気を治し賜らんのかい。確実にこの病気だと証明できないと治療をさせたくないんだそうである。しかも推論がハシド派に移ったからというので、頭に来ている。この宗教は人をお許しになる、という教えはないみたい。

彼はカディに直談判に来た。とはいえ、ハウスもそこにいる。

House: If you prefer, I can give your wife my second-best diagnosis.

患者が聞きたいって思う事を言うくらいなんてことはない。それで病気が治るなら楽チンだ。カディはカルテを見て、クリオグロブリン血症だと断定した。彼女も偉くなったもんだ。

大体ハシド派には613の義務がある。全部理解するのに一生かかるらしい。つまり、彼はそのほとんどを理解せぬまま、神を信仰している。自分にとって都合のいい部分だけを先に理解し始めて、神だと崇めているとハウスは指摘する。だったら話は簡単だ。この病院では俺がヤハウェなんだから。

House: So you will trust my diagnosis and you'll let me treat her, because in this temple, I am Dr. yahweh.

というのは彼にとって都合が悪いから理解しない事にする。他の医者を出してくれと言うので、クリオグロブリン血症治療のためにインドメタシンを投与する事をカディは決定した。

まあ勝手にやればいい。人は変わることはない。と言い続けるハウスも変わることはない。

House: For example, I'm gonna keep repeating people don't change.

アルコホリックが酒を止めるのだって、自分が死んでしまうからだ。自らの意思でやめたいと思っているわけでもなかろう。変化は心の健康を表している、なんてカディが御託を並べていたら、ハウスのペイジャが鳴った。治るはずなのに一体何の用なんだ。

彼女は呼吸困難に陥っていた。カディはクリオグロブリン血症ではないとようやく悟ったらしい。ヨナタンは何が起きたかとビックリしている。

House: Better ask Him.

神は何でも知っている。

というわけで、翌日。ドクター・ヤハウェを中心にディファレンシャル。一晩中酸素を吸入し、彼女の呼吸は安定した。酸素飽和度(O-Sat)も95まで回復。肺に症状が出たとなると、ポルフィリン症ではない。ウェゲナー肉芽腫症という案もあるが、精神面の影響は全くない。13番は、今回の件に精神は関係ないと見ている。

要するに過去の彼女が偽りで、現在の彼女が本当かもしれない、という意味で変わったと言いたいらしい。結局真相は分からない。治療の方が先決だ。もしルーパスなら、心臓にも症状が出てくるはず。彼女にストレステストをして、心臓発作が起これば彼の診断が正しい事が証明できる。タウブはウェゲナーだと考えているらしく、少し待ってみてもいいのではないかと言った。しかしハウスの意見が間違えている事も証明できないし、クラッシュカートを用意する事にした。

ハウスがフュージョンの流れるバーに来ると、なんと!ウィルソンとアンバーがいた。あら偶然。ノートには別のレストラン名を書いていたのだが、あっさり割れた。結構選択肢が少ないのね。

Amber: Hi, Greg.

病院を離れたから、別にこう呼んでも構わない。なるほど。

House: I call you cutthroat bitch... well, quod erat demonstrandum. And I speak in Latin because I don't try to hide what an ass I am.

彼女の方から一緒の席に座らないかと言い出した。もっとも肝心の席は混み合っていてまだ取れないので、ウィルソンの制止も聞かずにメイトルディに話し合いに行ってしまった。

言わんこっちゃない。ウィルソン自身も結構堪えてきているんだろう。

Wilson: She tends to treat every event like it's the last copter out of Saigon.
House: She's the anti-Wilson. She's a force for evil.

彼女は席を確保したようだ。他に客が一杯待っているのに。それを見てウィルソンは笑っている。待てよ。実は彼はこういう性格を好んでいる。これはもうセックス目当てじゃない。彼女の性格そのものを気に入っている証拠だ。計画的で、結果を考えない、他の人間をあざ笑うかのような行動。ハウスはとんでもない事に気づいた。

House: Oh, my God. You're sleeping with me.

彼はショックのあまりに店を出て行った。

その頃、タウブはトレッドミルでロズ(Roz)にストレスをかけていた。さらに負担をかけるように言うと、彼女が少し変わり始めた。

Roz: I am going harder, damn it.

夫も気づいている。タウブに尋ねた。もし、ハウスの言っている事が正しかったらどうなるのか。ルーパスだという診断になるため、治療する事は可能だ。だが、彼の心配はそこではない。病気を治せば、前の彼女に戻ってしまうのではないかというのだ。それはありえなさそうだと答えると、また確実じゃないのかと落胆した。ハウスがいたら、"He knows."って言いそうだけど。

タウブは他の誰かを見つけることも可能だと言った。彼にとっては一人だと信じているが、3回のデートで何が分かると言うのか。彼は結婚して12年。結婚した時と変わらず彼女を愛している。しかしヨナタンは、もっと彼女を愛すべきだと言う。相手を知れば知るほど、相手を愛さなければならない。「やはり彼もか」顔のタウブ。そう決められているから、というシステムから抜け出せないでいるのだ。ウィルソンみたいに変えることは出来ない。

結局、心臓発作は起きなかった。だが、彼女は足を押さえて床に倒れこんだ。心臓ではなく、足に症状が出てきた。一体、彼女の本当の病気とは。

ハウスのルーパス案を否定すると共に、ウェグナーの線も消えた。神経絞扼(nerve entrapment)によるものだとすれば、血栓というのがフォーマンの考えである。血栓を探すためにMRI、更にfMRIも行う。血栓でなかった場合、虚血性脳梗塞の兆候を発見できるかもしれない。

fMRIの画像を見ながら、フォーマンと13番が話をする。左右の脳は同じ動きをしている。caudal structure(脳の中心線上)も問題なし。フォーマンも疑問を持っていた。本当に彼女は変わっていないのか。セックス、ドラッグ、R&R。そこから600のルールを持つ神への信仰。

13番は人間はそんなに簡単なものじゃないと言う。自分の事を10の言葉で言い表す事が出来る人間などいないだろう。彼はそうやって自分を秘密にしておきたいだけじゃないかと言った。ハウスが前に言ったように、秘密となる部分を明かしていくことを嫌がっているのではないか。

Foreman: I'm sure you have many reasons to keep yourself a mystery, besides the fact that you're bisexual.

冗談のつもりで言ったら、彼女が黙り込んでしまった。淡々と作業を進める。

Foreman: People who have a problem with boxes are people who don't fit in them.

彼はこういうゴシップネタを言いふらすようなタイプではない。大丈夫だと言っていたら、ハウスが入ってきた。

House: How's our mental Yentl?

(邦題「愛のイェントル」。主演Barbra Streisand。女性が学問をする事を禁じたユダヤ教の教徒であるイェントルが、学問をするために男に扮して神学校に入るという物語。)

MRIもfMRIも病気の原因を見つけ出せなかった。すると今度はもう一度点滴をしろとハウスは言う。それ自体に意味はないが、彼女がマソキストならこうやって痛みを伴う事を喜ぶかもしれない。そうすれば彼の理論が正しいと証明できるし、違っていても正しくなかったと言う証明になる。MRIと同様、可能性を否定する事も次の診断につながる。

点滴の針の部分をフォーマンが押さえた。彼女は全く痛みを訴えない。それどころか、fMRI画像を見ると辺縁系(limbic system)にある快楽中枢部分が赤く反応している。あんなに強く抑えているのに。13番が不満そうに彼女に話を聞きにいくと、彼女は祈っていたのだと言う。針を押さえる前にフォーマンが謝ったので、悪い事が起きるのだと思ったからだった。つまり、祈りを捧げた事で快楽中枢が刺激された事になり、彼女はマソキストどころか信仰する事に快感を覚えている。

13番の考えが正しいかに思われたが、彼女を起こそうとしたら突如、脈と心拍が落ち始めた。心不全を起こしている。しかしそれは一瞬の出来事だった。急に安定した。おかしい。ハウスはもう一度、彼女を立ち上がらせた。するとまた、脈と心拍が落ちる。寝かせるとすぐに安定する。何かが分かりそうな感じがした。ハウスはもう一度彼女を立ち上がらせた。

ひとまずフルドロコルチゾン(fludrocortisone)とエフェドリン(ephedrine)を投与。

Kutner: It's "Planet of the Apes".

人がサルで、サルが人で。人は立ち上がれば脈や心拍が上がるものなのに、逆の事が起きている。血尿。膀胱調節不能、足の痛み、精神の急変、心拍の逆行動。

フォーマンは褐色細胞腫(pheochromocytoma)を出した。尿中にカテコールアミンがないので、即刻却下。13番は全身性硬化症(systemic sclerosis)。相変わらず精神面を無視している。彼女は祈っていたが、だからと言って痛みがなかったはずはない。タウブは彼女に賛同し始めた。自分は嫌がっている様式だが、彼女にとってはいいものだったのかもしれないなんて。

House: You drank the Manishevitz-flavored kool-aid.

Manishevitzはユダヤ人が食べる食事kosherを提供する会社。信仰という理不尽な事象を論理的に説明しようとしたって意味がない。ここでカトナーが案を出した。

Kutner: If the toaster's not working, wiring could be bad.

トースターと配線...!? 不整脈が血流に問題を引き起こしているならば、彼女が立ち上がった時に脈や心拍が落ちる。さらに精神状態にも影響する。彼女の心臓を電気生理学検査する事にした。

House: Find where the wiring's verklempt.

(verklemptは感情がこみ上げすぎて、話したり出来なくなることらしい。ドイツ語から。)

ややっ。ウィルソンが来た。ホテルに聞きに行ったら、すでに出て行ったと言われた。

House: Moved in with C.B.?
Wilson: No, apparently, I moved in with you.

彼はハウスと付き合っているようなものだと認めた。長年付き合っているカップル。だから、女版ハウスのアンバーと付き合うことに何の抵抗もないわけだ。

Wilson: Amber is exactly what I need and you would agree if you weren't mired in self-loathing topped with a thin crust of megalomania.

おいおい。それは違う。アレは自分に似ているかもしれないが、ハウスとは違う。ウィルソンが彼女に魅力を感じたのは、

House: She's a needy version of me.

だからだ。このneedyという部分に強く惹かれているのは、昔と変わっていない。彼は付き合いだしたのは4ヶ月前と言ったが、カトナーは4週間だと言っていた。彼がクビにした後である。当然、職を失ったわけだからお金に困る。ほら。needyじゃん。本人はneedyではなく、bad situationだと言い訳している。

Wilson: There's a difference.
House: Not to your libido.

性欲の化け物やで。ウィルソンは立ち去ろうとしたが、あることに気づいた。彼がハウスに同調する度に、新しい話題に切り替える。何かを避けているのではないか。いやいや。突っ込んで聞こうとして止めた。

Wilson: C'est la vie. And... I use the French because... you're an ass.

ラテン語のお返しされた。ま、いっか。

カトナーはタウブと共にロズの心臓を調べる。右心房に不整脈はない。右心室も異常なし。冠状静脈洞(coronary sinus)も同様。カトナーが検査をしている間、彼が大学時代にSFにのめりこんでいた事を話した。中でもStar Trekにはまっていったらしい。

Kutner: By senior year, I was D'Har master in the Klingon Empire.

彼は自分が好きになった事に没頭し、他人に何かを言われようともそれを続けていた。そんな彼の目には、タウブの変化が見えたようだ。ハシド派に改宗するつもりもないし、ただ彼らの考えがそれほどおかしなものじゃないと考え始めただけだと彼は言った。彼女は宗教によって急激な変化を遂げたのに対し、ハウスは変わらずメンバーをいじめている。

ロズが話し出した。

Roz: No loshon hora.

他人の悪口やゴシップを止めろと言う事らしい。一度放った言葉は、一生残る。やがて、自分の発言を後悔する日が来てしまう。彼女は本当に教えを守って生きているのだ。ますますタウブは彼女の変化を信じてきている。

結局全ての血管に問題は見られなかった。壊れたトースターの配線が大丈夫なら、電力網に問題があるのかもしれない。家族性自律神経失調症(Riley-Day syndrome: 遺伝性の自律神経失調症の一)。体温調節の発汗検査を行う事にした。

ここで、事情が少し変わる。ゴシップはダメだと言っていた彼女が、バイセクシャルの話を聞いたと言い出した。ハッキリと誰とまでは言わなかったが、彼女はそれをinterestingだと言う。やはり心の奥底では、彼女は変わっていないのか。

ハウスはウィルソンの危険を知らせにカディのところに来た。

House: I need you to sleep with Wilson.
Cuddy: Good morning.

彼女も知っているが、あまり気にしていない。

House: He's combining two of his worst qualities – his love for me and his love for need.

この病院を管理する人間として、彼の様な優秀な人材をダメにしてはいけない。彼女は会計畑の人にいい人が何人かいるからと、寝るのは否定した。そこかい。ああやって困った女性に手を出して、最後には裏切ってしまう。その事に罪悪感を感じる。だからまた他の困っている女性に気が行く。この悪循環。40歳くらいで、病院官僚なのに、誰とも付き合っていないような女性とか、ここらへんにいないだろうか。

カディは話をしたらいいんでしょ、と言う。違う。彼には性欲もあるのだ。彼女はウィルソンが変わろうとして本当に変わってしまうのを恐れているのではないかと指摘した。自分に出来ない事を彼がやってしまう。

House: People don't change just because they wish they could.

ダメ元でも変わろうとしているウィルソンが気に食わないんじゃないかと言われた。挙句に、

Cuddy: You're the long-distance runner of neediness.

とまで言われてしまった。本当にそうなんだろうか。

13番が検査の概要をヨナタンに説明した。彼女は今、暖まった部屋にいる。それに伴ってロズの体温も上がる。本来ならそれを下げるべく汗が出てくる。そうするとモニタに移る彼女のサーモグラフィの色が変化するはず。もしそうならなければ、神経に異常があることになる。

説明を終えると彼は、彼女の肌をこのような形で見るのは冒涜に値するのではないかと不安がった。彼女の今の状況を考えれば彼女のそばにいることが大切だし、彼女もそのようには考えないだろう。13番がそう言ったのだが、彼は納得しなかった。自分達の伝統には何か意味があって、目的があってあのようになっている。だからその意味を理解せずに破る事は出来ないというのだ。彼は彼女から視線を逸らした。

彼女に異常が発生。体温の上昇は止まってしまった。発作を起こしている。それだけではない。彼女はあまりの寒さに全身を震わせていた。

Kutner: Return to "The Planet of the Apes".

発作は低体温症から起きているとして、低体温症の原因を探らなければならない。感染症。運ばれてきた時、彼女の白血球数に問題はなかった。ここで何かに感染したのか。彼女の体は常に逆の反応を示している。

House: Her body's Wilson.

13番はいっそ家に帰したらどうかと言った。それはやりすぎだ。感染は体内に何かが増えるという事だ。本来追い出されるべきものがそうされない。これが何かの逆だとしたらどうだろう。体内にあるべきものが欠けているとカトナー。酵素かホルモン。フォーマンはコルチゾールじゃないかと言う。アディソン病。全ての症状を満たす。13番がコルチゾール刺激検査を行う事になった。

カディはウィルソンに話に来た。こういう話題は彼女の方が得意かもしれない。

Cuddy: Are you sure she doesn't wanna just take you back to her lair, hang you upside down, and deposit her eggs in you?
Wilson: Excellent disguise, House.

彼女が車で送ってきたり、主導権は向こうが握っているからして、あながち間違いじゃないかもしれない。ハウスの真似をしているものの、彼女が言っているから結構重い。ウィルソンの性格と、彼女の様な悪魔的要素はかけ離れている。彼はカディにも、本気だし幸せであると言った。

彼は多くのガン患者に辛い宣告をして来ている。なのに、彼女には本当のことを言えないのかと痛い所を突かれた。アンバーは自分を1番にしてくれることに異様なまでに固執する。ウィルソンは、自分と一緒にいてくれる人間を必死に探している。この二人がこのままいくと、彼は死ぬまで彼女の要求を満たし続けさせられる事になるだろうとカディは宣告した。

Cuddy: Until all that's left is a Wilson chalk outline on the floor.

殺人現場の人型のチョーク。かなり痛烈できつい宣告だが、彼はちょっとうれしい驚きをしている感じだった。

13番がロズの様子を見に来た。おなかのあたりを触ってみたら、少し腫れている。するとロズが突然苦しみだした。注射針を刺して抜き取ると、血が出てきた。彼女は内臓出血を起こしている。彼女は死を予感したのか、無心に祈りの言葉を繰り返していた。

チェイスが落ち着いたロズとヨナタンに説明する。MRIで内蔵出血は確認されたが、その場所を特定するには至らなかった。最良の方法は、切開する事。しかし、それは出血を止めるだけで、病気の原因を探るものではない。あくまで時間を引き延ばし、ハウスが診断できる時間を作るだけ。

彼女は手術を拒否した。日没までは受けない。それにどうせ死ぬのだろうと諦めかかっている。安息日を少しでも夫と過ごしたい。彼女の希望だが、ヨナタンは彼女を説得し始めた。ユダヤの教え(the Torah)では命を大切にせよとある。

彼女は本当に自分が求める人に出会うまで、38年という長い月日を待った。だからあと8時間くらい待てる。その間にどうなるか、あとは神に任せたい。人生だけでなく、自らの命までもハシドの聖典に託すという選択をした。

チェイスはハウス達に報告。もはやマソキストではなく、自殺願望にも等しい。去ろうとする彼に言った。

House: We need you.

のこり数時間しか残されていない。おやおや。まだチェイスがいる。今日は言ったことの反対の意味を取る日ですよ。必要ないからこう言っただけ。

House: Seriously, we need you.

13番は肋骨の先天異常をX線で調べることを提案した。それでは血尿は出ない。却下。タウブは自殺願望ではないと否定する。夫との新たな人生に意義のある生活を見出そうとしているのだと言う。フォーマンは、依然として会ったばかりの彼にそこまでするかと呆れている。カトナーは、タウブも彼女に会ったばかり故に、惚れたんじゃないかと茶化した。死んだ彼女を自分の星に連れ帰って、溶岩の海に埋めるんだろうと。

彼女の信仰心がいくら美徳であっても、生きていなければ意味がない。これはハウスがいつも言っている事だ。生きていてこそ、全てに意味がある。するとチェイスが戻ってきた。

Chase: Joshua got God to make the sun stand still. No reason God can't speed it up. And, by God, I of course mean you.

Joshua 10:12より。神はヨシュア一人の願いを聞き入れ、戦いが終わるまで太陽を沈ませなかった。ハウスはニヤリとした。

House: Told you we needed you.

タウブは彼女に日没を知らせた。部屋に連れ帰り、ディナーを取らせる。病院の窓は全て布で黒く覆われていた。まるで夜であるかのように。祈りを捧げ、challahを口にすれば、手術を開始する。

ハウスは待っている間、アンバーを呼び出した。今回の症例を解決し、ウィルソンと別れれば、雇い入れるという条件を提示した。

Amber: Why do you have to believe I have an ulterior motive?
House: For the same reason I believe that crack whores can have sex for crack.

目的が別にあることなど、誰しもにあることだろう。彼女は人生において、愛情と尊敬はどちらかを選ぶものだと思っていた。ところが、ウィルソンと出会って両方を手に出来ると感じた。それがあればフェローシップはいらないと、彼女はウィルソンを取った。

ホワイトボードを見た彼女。診断はDIC(disseminated intravascular coagulation: 播種性血管内凝固症候群)。

House: You've changed.

彼の下にいた時は、答えを探すのにもっと必死だった。血小板値が通常だから、DICたりえない。彼女はがむしゃらで人を蹴落としてまで残りたいと思っていたあの頃と変わってしまったようだ。ハウスは笑って彼女を送り出した。

ロズはヨナタンと共に儀式を行う。8時間も経っていないのに、彼女は苦しそうだ。カトナーは包虫嚢胞(hydatid cyst)を調べた。いや、それは肺に影響が出るだけで、膀胱は違う。フォーマンとタウブが戻ってきた。白血球数は依然通常値。手術まで時間がない。原因がまだ特定できない。

夫が祈りを捧げても、死なせてしまっては無に帰する。小腸軸捻(volvulus)なら出血はある。しかしそれなら便秘になっていたはずだ。真性赤血球増加症(polycythemia vera)。赤血球値がもっと高くなければならない。血小板減少症(thrombocytopenia)。滴定濃度が通常値。パーキンソン病だと、血尿が説明つかない。

ハウスは彼女はマソキストではなく偽善者だと言った。命を保つということは、他の何よりも前に来るという教えがあるはずなのに。彼女は自分にとって都合がいいものだけを信仰しているに過ぎない。それはタウブも認めた。彼女は神がそこに在る、と信じている。だが彼女は今にも死のうとしているのだ。

House: Things aren't where we want them to be just because we want them to be there.

そこにあってほしいと思うものが、必ずそこにあるわけではない。あるべきものがそこにないのだとしたら。ハウスは思いついた。

ORに運び込まれる前のロズを止めた。彼女を立ち上がらせる。脈と心拍が落ちていく。だが、ハウスがおなかの辺りを持ち上げると値が元に戻った。手を離すと気を失いそうになる。ようやく原因が分かった。腎下垂(nephroptosis)。別名、遊走腎(floating kidney)。

腎臓は血管や腸につながっている。前からこの病気を患っていたのだが、うまい具合に宙吊りになっていて症状が出なかった。ところが結婚式で祝福を受ける際に、大きく体を揺らされた(お神輿みたいなの)ことによって、腎臓が完全に垂れ下がってしまったのだった。それ以来、立つと数センチ下がり症状が出て、寝ると安定して収まるようになった。

検査や手術は必ず彼女を寝かせて行っていた。だから発見できなかったのだ。超音波で確認して、後はチェイスに元の位置に戻す手術をしてもらえば大丈夫。

Roz: That's... it?
House: Mazel tov. Couple hours surgery, you'll be ready to push out those 14 children.

ふぅ。一件落着。そうだそうだ。

House: You do it both ways, right?
Thirteen: What?

超音波検査を立った状態と寝た状態でやるって意味ですよ。何を動揺する事があるんでしょう。ふふ。ウインクして検査に行かせた。

ウィルソンの部屋に行った。

House: I've decided you could do worse than a female proxy for me.

一言だけ言ってエレベータを降りると走って追いかけてきた。暗にアンバーのことを認めているのだ。それは同時に人は変わる、という意味なのか。ウィルソンでもない。アンバーでもない。だとすれば、変わったのはハウスだということになる。

ウィルソンは驚いた。

Wilson: Do you know what this means?
House: That you made one go dating choice. The fabric of the space/time continuum could unravel.

さらにそれはウィルソンとハウスが培ってきた長年の関係も変わっていく事になる。

Wilson: I could form a long-term connection that isn't with you. And since you put the darkest possible construction on everything, you could end up losing a friend. You've thought of all this.

あまりの事に彼は尋ねた。自己犠牲しているのかと。

House: I'll sacrifice a lab rat, I'll sacrifice a fly, and I'll sacrifice $200 on a mudder at monmouth park. I don't sacrifice self.

バカな事を聞いてはいけない。例えそうであっても自らそうだと言わないのがハウスなのだ。

House: Shabbat shalom, Wilson.
Wilson: Shabbat shalom, House.

[END]

[感想]

ウマイ!逆説の手法を用いて、チェイスに"We need you."なんて言ったり。最後のウィルソンとのシーンも良かった。1時間を通してのHugh Laurieの演技が素晴らしかった。

Shabbat shalomについて。shabbatは、sabbathという言葉から連想されるとおり「安息日」。shalomはpeaceつまり「平穏」という意味です。

最後にCBの姿が出てこなかったけど、これからどういう形で登場するんでしょう。ウィルソンのGFというだけじゃ何かつまらないし。彼女が"It's gonna be awesome."と言ってましたが、こういう結末があったからなんだなー。納得。

そもそも"Don't ever change"というタイトルそのものが逆で、人は変わるもんだというテーマだったというラストが面白かったですね。

次回は、4月28日。楽しみに待ちましょう。

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Director: Deran Sarafian
Writer: Leonard Dick, Doris Egan

Star:
Hugh Laurie as Dr. Gregory House
Robert Sean Leonard as Dr. James Wilson
Omar Epps as Dr. Eric Foreman
Lisa Edelstein as Dr. Lisa Cuddy
Jesse Spencer as Dr. Robert Chase

Bobbin Bergstrom as Nurse
Anne Dudek as Amber
Peter Jacobson as Taub
Kal Penn as Kutner
Olivia Wilde as Thirteen

Guest Star:
Laura Silverman as Roz
Kirsty Pape as Female Guest #2
Eyal Podell as Yonatan
Heather Joy Sher as Female Guest #2
Faye DeWitt as Mrs. Silver
Yossi Mintz as Rabbi
Yanky Lunger as Cantor
Brent Katz as Uncle Moishe

Music:
"Waiting on a Friend" by The Rolling Stones
"Jerry Weintraub" by Waldeck
"Nani, nani" by Accentus Ensemble
"Niggun of the Alter Rebbe" by Eshet Chayil


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