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[New Amsterdam] シーズン1第3話。超ネタバレ。


ジョンは、"36"を連れて通りを散歩中。

John: New York's always been full of people talking to themselves on the street. Back in the day, everybody worked hard for themselves. They were crazy. Nuts.

彼の言っている様子以上に、大きな声で言葉を発している男がいる。場所はユニオン・スクウェア。

Man: Delta tango zulu. Charlie... tango echo. Babylon.

意味は全く分からない。一方、ジョンの目的は、サラだった。彼女が店から出てくるのを待って、後ろからついていく。

先ほどの男が、さらに激しい様子で声を上げだした。

Man: I'm in Indian country, man. Street full of hostiles. Rosey dozey? I don't think so.

今度は露店の男に声をかけ始めた。頭が熱くなってきたから水が欲しいという。それをやるからどこかに行けと言うと、水を頭からかけた。

Man: Back to base! Back to base! Back to base! Back to base!

彼は発狂したかのように叫んだ挙げ句、倒れて病院に運ばれた。セイント・フランシス病院。迎え入れたのはサラだった。警官は、彼はガンジー像と話していただけだったのだが、突然おかしくなったのだと報告した。

ジョンは彼女の事を色々調べていただけで、話すことなくオーマーズに帰ってきた。コーネル大のメディカルスクールに通っていた事から、タンドリーをテイクアウトしたというところまで、イロイロである。あまりに熱心に調べていたので息子も少し呆れている。

John: Never had a coronary over a woman before.
Omar: Sometimes a coronary is just a coronary.

オーマーはどうして彼女に直接話に行かないのか尋ねた。それは、彼女の目の前で死んだからである。いきなり出て行ってなんと説明したらいいのか、彼は分からなかった。

Omar: You're gonna have some fancy footwork to do.

運ばれてきた男に、VA(Veterans Affairs: 退役軍人局)から来たプレンダー(Prender)というドクターが話を聞く。彼の名前は、ハロルド・ラマー・ウィルコックス(Harold Lamar Wilcox)。元二等兵。自分のシリアルナンバーは覚えていないらしく、復員する予定もないのでVAと関わりあいたくない様子だ。それを察した彼女は、自宅兼オフィスの住所が入った名刺を渡し、明日の5時に来るように言って帰っていった。彼は鎮静剤のせいか、非常に落ち着いて受け答えした。

サラは、やはりジョンのことを気にしていた。

John: Did you ever locate my John Doe?

名前が分からない男の事をJohn Doeと言うが(女はJane Doe)、名前が同じなのは偶然。心臓が停止して自分が死亡宣告までした人間が、歩いてどこかに行ったなんて簡単に処理できるものではない。

ジョンはイーヴァと車で待機中。彼女は母親に電話していて、週末ディナーにジョンも参加することになったらしい。彼女の母はクイーンズ・カレッジで歴史を教えている。ジョンもかつてコロンビアで教えていた事があったと話したが、また信じてもらえなかった。

ジョンがここに車を停めていたのは、サラのアパートの前だからだった。窓から彼女の姿も見える。だが、ここで彼に連絡が入る。事件発生。場所はプレンダーの家。被害者は彼女だった。頭から血を流して死んでいた。

ハロルドは彼女の家を訪れる約束をしていた。果たして、彼が犯人なのか。

== New Amsterdam ==

遺体の傍には、彼女のVAでの功績を表彰したガラス製の盾が落ちている。血が付着していて、これで頭を殴られたのだと容易に判る。戦争から戻ってきた軍人は、多くの問題を抱えて戻ってくるので、その辺と関係があるのかもしれないとサントーリ。彼も湾岸戦争に派遣された時、アンガーマネジメントに問題が生じた。

軍の経験ならジョンもある。海兵、海軍、湾岸警備。どれも海ばかりで、高所嫌いな彼は空軍系には入隊した事がないそうだ。彼は衝動的な殺人だと断定した。それでいて、個人的な関係があり、彼女が知っている人物。

遺体の発見者は彼女の夫。9時頃に連絡してきた。

John: My favorite part of the job. "Sorry for your loss. Got an alibi?"

彼はそんな話より、本棚にあった彼女の本""New hope for post-traumatic stress disorder"に興味を示した。PTSDに関するそれはマーサ・フォックス(Martha Fox)との共著で、何か関連があると見たらしく持って帰ることにする。

イーヴァとジョンは医者の夫から話を聞く。監察医によれば、死亡推定時刻は午後5時から7時の間。その時、彼はSloan-Ketteringのオフィスにいた。同僚と話したり、患者と面会していた。8時過ぎにオフィスを出て、家に戻った時に彼女を発見した。彼の専門は、癌。一応、彼の患者の方も調べるものの、特別怪しそうな感じではなさそうだ。

妻のエヴリン(Evelyn)の方も、精神科医としての患者は上流階級の神経質でおとなしいタイプの人ばかりで、大半が女性だった。軍人のカウンセリングの方は無料奉仕でやっていて、働いていた病院はセイント・フランシス病院。同僚の名前はサラ・ディレインだと教えられた。

ということで、彼女に話を聞きに来た。正式に真っ当な形で、彼女と対面できる運びとなった。エヴリンの件で来たと話したら、彼女はすぐにジョンの顔に気づいた。

Sara: Have – have we met?
John: I have one of those faces.

イーヴァがエヴリンの仕事について聞いていたら、彼女は彼に名前を聞き返した。どうも何かが引っかかっているようだ。エヴリンの患者の名前は、守秘義務があるため裁判所の許可なしでは公開できないと言う。ジョンは、殺人事件の捜査は時間が全てだから、ヒントになるものだけでもいいから教えてもらえないかと頼んだ。

ロニー・アマデイ(Lonny Amadee)という男。エヴリンの心配の種だった。彼は暴力的で、パラノイド。幻覚を見るし、彼女にご執心でもあった。だから無理にでも薬を投与するのだと彼女は言っていた。彼の症状はまさに、外傷後ストレスによるもの。そこから怒りが生み出た。

John: They used to call it soldier's heart.

かつて戦争によるストレスをそう呼んでいた。彼の脳裏には昔の出来事が一瞬だけよぎった。ここで彼女に急患。

ジョン 「お時間がある時に、お聞きしたい事があるんですが」
サラ 「私も聞きたい事があります。じゃあ...」
ジョン 「僕が電話します。約束」
サラ 「待ってます」

彼女は患者の方に向かっていった。一緒に来たイーヴァはポカーンである。サラは彼の顔をじっと見ているし、ジョンは彼女を誘ったりしている。会ったばかりなのに。

今度はアマデイのところへ。彼はタトゥ・アーティスト。エヴリンが彼に投与しようとしていたのは、βブロッカーらしい。交感神経を遮断する方法を取るつもりだったようだ。

彼がPTSDになったのは、イラクのアンバー(Ambar)地方での体験が原因だった。彼らの仕事は、道路脇の死体を回収しモルグに持って行くというもの。そして家族が身元を確認し、葬式が行える。はずだった。

それは、ブービートラップだった。仲間の二人がひざから先を吹き飛ばされ、医者が手当てするのを目の当たりにした。彼の頭からその光景が消えなかった。なのに、どうして彼はそれを忘れるために薬を飲まなかったのか。

そんなことをしても彼が見た現実は変わらないからだ。彼にとって最も辛い記憶は、仲間の事ではなかった。運んでいた死体は、子供だったのだ。たった8歳の子供が戦争で死に、トラップに使われた。

フラッシュバック。1862年、アンティータムの戦い(Battle fo Antietam)。ジョンは、足を負傷した兵士の手当てをしている。脚を切断しなければ、彼の命は助からない。拒否する彼に薬をかがせ、ジョンは自らノコギリを引いた。

現在。今後は、ロニーのアリバイを調べ、ガールフレンドからも話を聞くことになる。イーヴァはPTSDの経験はないらしく、ジョンの方はここ300年程はなったりならなかったりの繰り返し。

Eva: Seriously.
John: Ok. 350.

彼はなぜずっとこうやって本当の事を言っているんだろう。

ロニーの彼女の話では、彼女は彼と一緒にいた。イーヴァはこの話を嘘だと思っているが、ジョンはそれなら凶器から検出された指紋をAFISにかけるというのも信じられないと言う。世の中に二人として同じ指紋を持った人はいない、という理論上の仮定であって実際に調べたわけではないからだ。彼に電話が入った。イーヴァを置いて一人で署を出た。が、イーヴァも当然ついてきた。

Eva: It pisses me off when he does that.
Santori: Better get used to it. So unkind.

電話の主は、サラ。ハロルドがプレンダーと約束していた時刻は午後5時だから、検死官の死亡推定時刻と一致する。イーヴァはルーテナントに連絡しに行った。

なので、ジョンとサラは二人で話をする。初めて。ハロルドがいつ話せるようになるか聞こうとしたら、いきなり来た。

サラ 「どうやって死んだ状態から起き上がってERを出たのか教えてもらえるかしら?」
ジョン 「心臓発作になったのは覚えてます。プラットフォームであなたを見かけたことも。天使の様な女性が僕に舞い降りたのも。優しさと気遣いに満ちていた。あなただったんでしょう」
サラ 「私は単なる医者です。天使なんかじゃないですよ。だから心配して当然です。地下鉄で心臓発作になったんですから。その次に覚えている事は何ですか?」
ジョン 「病院で目を覚ました。モルグで」
サラ 「あなたは死んでいて、モルグで目を覚まして、起き上がって立ち去ったと」
ジョン 「そういうことになります。そんな経験ありませんか?」
サラ 「患者が死から蘇ったっていう?さすがにありませんよ。ないです」
ジョン 「ERドクターをやってどれくらいになるんですか?」
サラ 「3年です。話を変えないで下さい。私が自分の手であなたを助けようとしたんですよ、刑事さん」
ジョン 「それはどうも」
サラ 「でもあなたを救えなかった」
ジョン 「救ってくれたんだと思いますよ」
サラ 「心臓が止まってました。だからどうする事も出来なかった」
ジョン 「僕が死んでなかったのは、明らかじゃないですか」
サラ 「血液の働きが気になりました。変則的で」
ジョン 「変則、ですか」
サラ 「鉛のレベルも。ネイティヴ・アメリカンの遺伝子マーカーもあった」
ジョン 「僕の6代前の祖母がレナピ(Lenape: インディアンの部族)の血を引いてたから」
サラ 「レナピね」
ジョン 「マンハッタンの原住民です」
サラ 「その土地をオランダに売り渡した人達でしょ」
ジョン 「そういう昔話になってますけど、そんなことはなかった。そうだ。もう少し検査してみたらどうですか?」
サラ 「いいんですか?」
ジョン 「あなたが個人的にやってくださるなら」
サラ 「もちろんです」

上々の滑り出しだ。

準備が整ったので、ハロルドから話を聞く。彼は約束はおろか、エヴリンのことすら覚えていないと言う。通りを歩いていて、気づけば病院。事の顛末を病院の人から聞かされたのだが、記憶から消えていた。彼は時々、こういう不安定な状態になるらしい。ジョンはひとまず引き上げた。ハロルドは2、3日病院で様子を見てもらう。

オーマーズに行くと、多くの客でにぎわっている。ジョンがうれしそうな顔で入ってきたので、オーマーにすぐに彼女に会ったのだと気づかれた。死んだのに死ななかった状況の説明を後回しにして、自分の事を話しただけだと言ったらまどろっこしいと笑われた。

John: Spare me. I hate getting parental advice from my children.

ジョンに連絡。指紋にヒットがあった。だが、彼の顔が浮かない。

John: Usually I can tell when someone's lying to me.
Omar: Must be losing your touch.

彼の勘は今回も当たっているのか。それとも科学が勝るのか。

ジョンがハロルドの尋問を行う。ヒットしたのは彼だった。彼のジャケットに付着していた血液を指摘すると、鼻血だと言う。ジョンはプレンダーのものだとかまをかけた。血液の検査結果は未だあがっていない。

ハロルドは途切れるような息で事実だけを話した。彼女の家に話に行ったが、彼女ともめたりはしなかった。倒れた彼女を助けようとして、血が付いた。あの盾も手にしたことも認めた。彼女は何か言おうとしたまま、息を引き取った。彼は終始、彼女を助けようとしたのだと言う。

しかし彼は彼女を殴った事を覚えていない。ジョンは兵士の足を切断した時の事を思い出していた。やりたくない事をやらねばならなかった。今回の件で言うと、エヴリンが彼に何かをさせようとしたのか。病院に送って薬を打ったことが引き金となって、彼女を殺したという推論。

ハロルドの記憶は全くない。ジョンの誘導にただ「そうかもしれない」と繰り返した。彼女を殺したと思うのか。それとも実際に殺したのか。そう聞かれてこう答えた。

Harold: Yeah, I remember now. I... I did. I killed her.

フラッシュバック。脚の切断手術は終わった。同僚は彼をねぎらった。一人の男の命を救ったかもしれない。だが血にまみれた彼の顔は浮かないものだった。

Man: If he lives, he'll thank you.
John: He'll curse me first.

現在。ジョンは"Operation Enduring Freedom"のサイトを調べていた。アフガニスタンで行われた作戦らしく、そこにハロルドは参加していたのだ。Silver Starをもらった彼に何があったのか。

フラッシュバック。兵士ウォルト(Walt)は目を覚ました。熱は引き、感染症もない。妻のマリー(Mary)に手紙を書いたらどうかと言ったが、彼は脚のことが気になって乗り気ではない。加えて幻肢(phantom limb: 無くなった脚がまだそこにあるかのような感覚に襲われる症状)にもなっていた。その感覚はすぐに消え行く。

Walt: That's just what I'm fixin' to do, doctor.

人は皆、遅かれ早かれこの世から消えて行く。彼は早い時期にそうなる事を望んでいた。

現在。気を取り直してサイトを調べる。プレンダーに関する記事がある。

John: Lucas vs. Prender.

彼女は医療ミスで、訴えられていた。その事を夫に聞きに行く事にした。

エヴリンは、記憶がどのように行われるかにも興味を持っていて、本を書き上げたところだった。すでに出版社も決まっていた。彼女は先の訴訟を受けて、自分がひどく誤解されている事に気づいた。そこで、退役軍人達を相手に、奉仕活動することにしたのだった。

recovered memoryとは呼び覚まされた記憶である。何らかの理由によって消えた記憶や、患者自身が閉じ込めた記憶を呼び覚ましたものだ。一方、PTSDはその逆で、思い起こしたくない記憶が勝手に蘇ってくる。そこでrecovered memoryの研究をPTSDに生かし、ヴェテラン達の治療に役立てていた。夫と出会った時はすでにこれを行っていたものの、詳しい内容までは知らないとこのことだった。そこで、彼女の研究に詳しい人を紹介してもらった。

ジョンとイーヴァはマクヴィティ(Dr. MacVittie)のところにいる。訴訟について尋ねた。ルーカスとはエヴリンが記憶回復を行っていた患者で、訴訟を起こされた時、彼女とマクヴィティはパートナーを組んでいた。

マクヴィティ 「私は彼女の事を気に入っていたんですが、許す事は出来ません」
イーヴァ 「なぜですか?」
マクヴィティ 「逃げるか患者を放っておくかすればよかったのに、撤回を申し出たんです」
イーヴァ 「撤回?」
マクヴィティ 「患者に謝った上に許しを請いに行ったんです。そして患者に家族の下へ帰るよう勧めた。罪を犯したようなもんだ。彼らを混乱させ、傷つけた。ひどい目にあわせたんです」
イーヴァ 「スーザン・ルーカス(Susan Lucas)はどうなったんですか?彼女の父親が虐待していなかったと、プレンダー先生が認めてしまった後の話です」
マクヴィティ 「私が受け持つ事になりました」

彼に番号を渡し彼女に連絡を取ってもらって、向こうに意志があれば電話をかけてもらうことにした。その件の後に、エヴリンと彼とのパートナーシップも穏便に解消。彼の方は、現在も記憶回復を行っている。何年も治療の効果が現れない傷の深い患者もいるそうだ。

イーヴァは最後に1つだけ聞いた。スーザンの父親が彼女を虐待していた件について、プレンダーが間違っていたと思うか。彼は一瞬たりともその事を疑った事は無かったと答えた。親が子供にそのような事を行うほど重い罪はないとさえ言った。その語気は未だに彼女を許していない様子である。

ジョン達はスーザンの父親に話を聞きに行った。娘から学校や仕事の事で悩んでいると相談され、親として話を聞いてやっていたら突然性的虐待をしていると、会ったこともないセラピストに責められた。それから人生が狂い、家族や友人を失った。

もちろんプレンダーを訴えたが、当事者適格(standing)が無いということで裁判すらも行えなかった。弁護士費用も返ってこなかった上に、娘とは10年間も連絡が取れなくなっていた。

全く無関係のジョン達にさえも彼の語気は強かった。ハロルドと言う容疑者がいるものの、彼が犯人であるとも考えられる。イーヴァはそれでもハロルドが犯人だと考えているが、ジョンは違う。彼は戦争のヒーローであり、エヴリンは彼を救おうとしていた。殺人と結び付けるには隔たりがある。捜査を続ける理由はもう1つあった。ジョンはハロルドを見て、昔知っていた軍人を思い出したのだと言う。

John: Someone I failed.

フラッシュバック。サリヴァン(Sullivan)という男は、ジョンが脚を切断した患者。彼はかつての日常生活に焦がれて、やつれはててしまっていた。Soldier's Heart。戦争を経験した彼もまた、その病気に冒されていた。病気を緩和させるためには、彼の話を聞いてやらなければならないのだが、ジョン自身もまた同じ病気を抱えていた。

現在。自分が告白まで導いたハロルドの容疑を自らの手で晴らそうとするジョン。彼にスーザンから電話がかかってきた。イーヴァと共に向かう。

彼女はプレンダーに診てはもらっていたものの、自分の記憶は確かだという。彼女はミスを認めて謝ってきたが、スーザンは父親に虐待された記憶がある。彼はそれに対する責任を取らなかったし、プレンダーに責任を押し付けた事も覚えている。

父親が彼女を殺す可能性について尋ねると、十分にあるとスーザンは答えた。破産寸前である上に、妻も家を出ようとしている。それも全てプレンダーの責任だと考えているからだ。

一方のスーザンは、彼女に救われたので恨むどころか感謝していた。彼女が誤りを認め何もなかったかのように振舞ったのは、事実と違う事を言ったからではなく、事実が悲惨すぎてこれ以上責任がもてないと思ったからなのだと言う。虐待の事実をなかったことにすれば、治療もしなくて済む。少なくともスーザンはそう思っていた。

署に戻って話をする。サントーリは相変わらずハロルドが犯人だと考えている。凶器の指紋と自白が根拠。イーヴァは、スーザンの父親ジェイムズ(James)が犯人だと思い始めている。犯行の動機が十分だし、当日の夜のアリバイもない。ジョンは、そのどちらでもなかった。スーザンは家族を崩壊させられた上に、その原因となった虐待の事実がなかったという告白を受けた。彼女もアリバイがないし、その日どこにいたかの記憶がないと言っている。

DAもハロルドで行こうという考えになっているため、時間がない。ジョンはハロルドを尋問した時の映像を今一度確認してみた。あの時は思わずやってしまったが、誘導尋問に他ならない。自白の信憑性が問われる。

John: Which is exactly what Prender did to Susan Lucas and her family.

プレンダーもまた、このように記憶を誘導したのか。ジョンはハロルドに、彼が殺人を犯していないと告げた。彼の記憶は確かではない。依然として自分がやったのかやっていないのか、分からないでいた。

フラッシュバック。兵営所でサリヴァンは銃を周りに向けていた。足を失い、元の生活に戻れなくなった彼はとりつかれたような表情をしている。ジョンは彼を助けると言ったが、彼にとって助かるとは足があって健康な状態で妻の待つ家に戻る事。彼は言っていた。早くこの世から消えてしまいたいと。近づくジョンの目の前で、自らの胸を撃った。ジョンの腕の中で、彼は死んでいった。

現在。ハロルドは、彼女を殴ったと思っているがそれは記憶違いである。彼の記憶は断片的で、それを誤ってつなげてしまったのだ。ガラス製の盾を持ち、彼女は彼の腕の中で死んだ。その間の記憶は彼にはない。彼は自分が殺したと誘導されただけで、実際は他の誰かがやった。ジョンは真犯人を捕まえて、それを証明すると約束した。

ということで、フランシス病院にやって来た。本題の前に、サラの下を訪れる。いきなりだったが、彼女もまんざらではないようだ。地下鉄の時と違って、彼女と会っても脈が少し上がるくらい。通常の反応だろう。

Sara: It is racing.
John: Told you.

プレンダーと共にPTSDセラピーの論文を書いたドクターから話を聞く。プレンダーはトラウマが記憶に与える影響に強い興味を示していた。トラウマとして残る出来事は、アドレナリンによって脳裏に焼きつく。アドレナリンが上昇すると共に、心臓が激しく鼓動し、脈も急上昇する。兵士や犯罪被害者、9/11を体験した人間は脳だけでなく体でもその恐怖を覚えている。当然、ジョンも同じ経験をしていた。

エヴリンがrecovered memoryの研究を突然翻したのは、とある患者の記憶を呼び覚ました時だった。患者の母親が隣人の赤ん坊を殺し、焼いて朝食にして患者の女性に差し出したというのだ。彼女は、自分の研究が単なる興奮状態を引き起こし、患者が抱く破壊的妄想を呼び覚ますだけにすぎないと気づいた。それで自分の過ちを認めたのだった。その時のパートナーはマクヴィティ。その事で彼とかなりの「けんか」をしたと彼女は言った。

穏便と言う表現とのギャップを調べるべく、ジョンはプレンダーの家に行った。鍵がかかっているので、勝手に開けて中に入る。スペアキーの隠し場所まで教えてもらっているのだから、別に構わないだろう。

Eva: I wish we had a warrant.
John: There's an old one in the glove compartment if it makes you feel better.

探すのはエヴリンが出版する予定だった本の原稿。発表されてはまずい人間がこの事を知り、彼女に取りやめるように迫ったが断られたので、彼女を殺害。これがジョンの描く筋書きだ。犯人も頭にあるが、それは見つかってからのお楽しみ。

一見、どこを探しても無いように見えるが、彼女の使っている机は普通のものとは違う。南北戦争時代に使用されていたキャンペイン・デスクと呼ばれるもの。兵士達は戦争時代、機密文書をしまっておく隠し場所を必要としていた。だから、引き出しに隠し底を作っていたものだ。ジョンは自らの経験から、あっさり発見した。

Eva: You are a freak of nature.

原稿を読んでみると答えは出た。マクヴィティ。

彼から話を聞く。エヴリンが本を書いていたのを知っているか尋ねると、彼は知らないととぼけた。そこで、ジョンはカバンから現行の1ページを彼に渡し、名前があることを教えた。しかし、そこには彼の名前はない。改めて別のページを渡し、彼に確認させた。


マクヴィティ 「こんなゴミみたいなもの。名誉毀損もはなはだしい」
イーヴァ 「どのページだったっけ?」
ジョン 「プレンダー博士がマクヴィティ博士がこのセラピーがいんちきだと糾弾しているページだよ。呼び覚ました記憶は間違っているとね」
イーヴァ 「それを医療ミスって呼ぶのよね?どの患者さんだったかしら?」
ジョン 「スーザン・ルーカスと彼女の家族さ」
イーヴァ 「これが出版されれば、家族はマクヴィティ博士をすぐにでも訴えるでしょうね」
ジョン 「ありもしない虐待の治療を未だやっている。違法に、非道徳に、倫理違反ですか。他にどう言ったらいいんだろう?」

マクヴィティは紙を破り捨て、激怒した。

マクヴィティ 「もしこれが出版されるような事があれば、彼女の夫や原稿の所有者、編集者や出版社全部を訴えてやる!」
ジョン 「僕達はただのメッセンジャーですよ」
イーヴァ 「だから私達は訴えられない」
ジョン 「彼に出来ることは...」
イーヴァ 「私達を殺すことでしょうね」

彼の犯罪が立証できたわけではないので、指紋を調べる事にする。間違えて渡したフリをした原稿できっちり指紋を取らせてもらった。18にも及ぶ特徴点が、凶器の物と一致した。イーヴァがサントーリを連れて、彼を逮捕しにいく。

Eva: He just loves shrinks. What are you gonna do?
John: Doctor's appointment.

レナード・マクヴィティ(Leonard MacVittie)は無事に逮捕された。ジョンは、サラに全身の検査をしてもらった後、ハロルドに会った。彼はもちろん釈放され、ジョンに感謝の弁を述べた。

John: Thank YOU.

ハロルドには何のことか判っていないが、彼には整理しなければならない過去の出来事あったのだ。ちゃんと専門医に見てもらうように言って、別れを告げた。Soldier's Heartに悩まされる人間を、きちんと治療できる本当の医者。

John: Find somebody.
Harold: All right.
John: Somebody who knows what they're doing.

フラッシュバック。ジョンはショックを引きずっていた。確かに足を切断してサリヴァンの命を救う事は出来た。しかし、彼の心の傷を治す事までは出来なかった。同僚の男が言ったように、彼のそばに居て話を聞いてやるべきだったのかもしれない。その男は、落ち込む彼に自分で出版したという本を渡した。

"Leaves of Grass"

彼は今もその本を持っている。その事をオーマーに話した。劇中では明かされないが、Walt Whitman(ウォルト・ホイットマン)その人であることは明らかだ。日本では「草の葉」として翻訳・出版されている。その初版本なのだから、現代となっては相当な価値があるかもしれない。

Omar: Better strike while the iron is hot.

売るなら今だが、そんな思い出の品を彼が手放すはずもないだろう。

彼は、検査の結果を聞きに、サラの下を訪れた。彼女の家を知っているので近所まで行ったのだが、彼女は男性と歩いていた。

Sara: Robert, this is detective Amsterdam.
Robert: Detective.
Sara: Detective, this is my husband Robert Camp.
John: Pleased to meet you.

彼と彼女の運命はどうなって行くのだろう。

[END]

[感想]

事件の解き方とか、機転の利かせ方が面白かった。彼の過去を明かしながら、事件を解決しながら、サラとの関係を描いている。結構楽しめる作品。

サラ役のAlexie Gilmoreって、なんだか不思議な雰囲気がする。何とは言えないけど、個人的にすごく特徴的な表情をするなぁと思いました。

続々とドラマが帰ってきましたが、こちらの方も続けてみようと思います。案外、今シーズンのPrison Breakより面白かったりして。

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Director: Bobby Roth
Writer: Eric Overmyer

Star:
Nikolaj Coster Waldau as John Amsterdam
Zuleikha Robinson as Eva Marquez
Alexie Gilmore as Dr. Sara Dillane
Stephen McKinley Henderson as Omar

Robert Clohessy as Detective Tony Santori

Guest Star:
Bruce Altman as Dr. Lewis Prender
Joanna P. Adler as Tech
Thomas G. Waites as James Lucas
Nick Westrate as Sullivan
Michi Barall as Martha Fox
Alice Barrett Mitchell as Dr. Evelyn Prender
Georgia X. Lifsher as NYU Student
Stivi Paskoski as Lonny Amadee
C.J. Wilson as Walt Whitman
Lauren Fox as Susan Lucas
Orlando Jones as Sgt. Harold Lamar Wilcox
Mark Blum as Dr. Leonard MacVittie
Aaron Ramey as Stockbroker
Chazz Menendez as Uniform Cop
Rock Kohli as Vendor
Christa Scott-Reed as Woman #1
Kari Swenson Riely as Woman #2
Emily Dorsch as Nurse
Richard Short as Robert Camp

Music:
"Someday the Wind" by Fauxliage

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