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[グレイズアナトミー] シーズン4第12話。こっちから書いちゃいました。Welcome back!


Meredith (V.O.): We like to think that we are rational beings... humane... conscientious... civilized... thoughtful.

分別がきいて、思いやりがありつつ、良識や教養もあって、品もありながら...思慮深い。自分がそんなだと思っている人間は、存外そうじゃない事の方が多かったり。

メレディスは精神科医のセラピーを受けていた。とは言うものの、座ったきり一言も発せず。何でも、セラピーってのは行くだけで十分意義があるって論文を読んだから。先生に「座ってるだけで問題が解決するって思ったのか」と尋ねられて、「問題なんてありません」と答えちゃった。次に来る質問は当然、「じゃあ何でここに来たの?」

Meredith (V.O.): But when things fall apart... even just a little... it becomes clear – we're no better than animals.

アターッ!とジョージが奇声を上げて、百裂拳をかましている。何かと思えばゴキブリだった。そうそう、彼は晴れてレキシーとアパートを借りる事になったのでした。彼女の方は、ゴキブリくらい何よと気にする様子はない。若干汚いが、修繕すればいいじゃないか。でもお金の問題が、ということで彼の方もなんだかイライラしている。アタッ!と今度は仕留めた。

一方のマーさん。たいした問題ではないと言いつつ、もう5週間も良く眠れない日々が続いていた。

Shrink: Five weeks since what?

ストがあってから。じゃなかった。彼女が話すまでもなく、先生は知っていた。どうやら噂は精神科まで広がっているようだ。デリクのせいでこうなったんじゃないと否定してみたけど、再び「なんでここに来たの?」と聞かれて困った。渡りに舟。ペイジャが鳴ったので、今日はここまで。コンテスト、をやっておるらしい。

Meredith (V.O.): We think... we walk erect... we speak... we dream... but deep down, we're all still rooting around in the primordial ooze, biting, clawing, scratching out an existence in the cold, dark world like the rest of the tree toads and sloths.

文明は進めど人類自体は思っているほど進歩していない、のかな。

リチャードも「コンテスト」に気づいている。タックを抱いて病院に来ているベイリーに尋ねてみた。レジデント達はここ2週間、ずっと病院に居続けて、ポイント制のサージカルコンテストに参加している。彼女はとぼけたが、言っている側からイジー達が早歩きしてORに向かっている。

リチャードはlion fightと称した。それにしては随分かわいいライオンだけど。ベイリーは息子をデイケアに連れて行き、50人のレジデントの面倒を見た上に、手術も4つ予定に入っている。ライオンがほっつき歩いていても知っちゃこっちゃない。

Bailey: I'm not zookeeper.
Richard: Keep your animals under control.

ああ、か弱き獣達。急に立ち止まったと思ったら、視線の先にはデリクとローズの出勤姿がある。

Cristina: She's wretched... and mean.
Meredith: She's not.

見え見えの嘘をつかれると、返ってとげになります。なので、イジーはナース達の噂で二人が「まだ5回しか」デートをしていないと知らせた。やればやるほどドツボにはまる慰めの言葉。こういう精神的に来ている時は、夢中になれるものに没頭するのがよろし。

コンテスト再開。そこにジョージも入ってきて、イジーが髪をバッサリいったのに気づいた。チーターみたいに早く動けるんじゃないかと思って、昨晩思いっきりやった。この髪の毛が好きだった彼には結構ショックな話である。

George: You chopped off all your hot hair for a stupid contest?

それにしても、何のコンテストをやっているんだろう。しかし、彼はレジデントではないので、詳細すら教えてもらえなかった。ただ、"Rock star contest"とだけ。彼女達の興奮度合いもさることながら、今晩で終わるコンテストにはベイリーから贈られる賞もあるんだそうだ。無論、こちらも不明。

あはは。うふふ。と笑いあってデリクとローズは別々の職場へ。それを見ていたマークは、腑に落ちない。彼女の何がそんなにいいのか。

Mark: Is it the hot sex? Is she an animal? Is she a bobcat?

あらあら、彼のお眼鏡にはかなわないとおっしゃる。でもデリクにはそれなりの理由がある。

Derek: She's amazing. Hot, sweaty. Very dirty, hot, sweaty sex.

そこは大親友のマーク。彼女とまだ寝ていない事をあっさり見抜いた。殊勝な事に、二人の関係が本気になるまで彼女にお預けを食らっているそうだ。そういうところがまたいいんですな。実際の行為に及ぶより、この期待感が男をくすぐるのであります。

Derek: Anticipation, my friend.

彼は彼女にマジだな。多分。

3人が着替えていると、アレックスが遅れてきた。彼らはアニマルなのだ。起こしてあげるなんて優しい事をするはずがない。

Cristina: Yeah, it's dog-eat-dog, Karev.

と言っていたら、キャリーがエリカと一緒に出勤。クリスティーナ、たまらなく不安になる。5回も彼女の名前を呼んでしまった。キャリーは昨夜もエリカと出かけたものの(おそらく男のストリップクラブだ)、遅くなりすぎて帰れなくなったからエリカの車に乗せてもらってここに来た。二人ともすっかり友達になってしまっている。

キャリーは同じアパートに住んでいるものの、クリスティーナはコンテスト参加のために病院にずっと居たからこのことに気づけなかった。コンテストそっちのけで焦る彼女。

Izzie: I don't need sex 'cause this competition is my orgasm.
Cristina: You know what? I should be hanging out with Hahn.

絶対誘われないと思うけど。

本日最終日を迎えたコンテスト。現在、クリスティーナが首位に立っている。大興奮中のイジーは26ポイントも遅れを取っていた。基本的に手術を観察しているだけの彼女は、1回当たり3ポイントしかもらえない。手術に参加しなければならないのだが、中々思い切って自分から言い出せないのがネックになっていた。

と言ってる側から救急車到着。真っ先に飛び出して行ったのは、首位を走るヤン・ライオンなのでした。頑張れイジー。

運ばれてきたのは、オーティス・シャロン(Otis Sharon)という61歳の男性。足首を腫らした状態で道に倒れこんでいた。それを聞いてクリスティーナはあっさり放棄した。これならやれるわ!イジーが飛びついた。どこからどう見ても転んで足をぐねったとしか思えない彼に手術の必要性があるはずない。彼女に手を出すなと言われるまでもなく、誰もやろうとはしなかった。

Izzie: I see a medical mystery. 80 points.

しかーし。ベイリーがやって来て、彼女達が呼ばれた理由が彼一人だったと聞かされる。本日、真面目に働いているのはイジーだけということになる。獲物がかかるのを待っているだけ、と言われて中に入ろうとしたら、1台の車が到着。

血まみれの男と運転手、助手席に女性一人。彼らはキャンピングの途中に熊に襲われた。救急車を待っていられず、自ら病院まで車を飛ばしてきた。運転手もさることながら、後部座席の男が危ない。クリスティーナが運び出そうとすると、彼女の手に腸が飛び出てきた。

Cristina: Intestine in the hands!


Grey's Anatomy



後ろに乗っていた兄のスコット(Scott)は、すぐに手術を受けさせる。弟が小熊に触れていたら、母熊が登場して大惨事になった。弟のフィリップ(Phillip)は、自分の責任を感じている。彼に襲い掛かってきた母熊を兄が助けようとして、彼の方がひどい目に遭ったしまったからだ。

その頃、イジーはミステリーを探していた。シャロンは道を歩いていたら急に倒れてしまって、気づけば救急隊員がそこにいた。何かあるゾ。最近部屋がグルグル回るような経験をしたか。ちょっとだけ。筋肉の痛み、疲労感、熱、頭痛。これもある。

彼は仕事で東海岸とを往復している。外国ではないが、ダニや蚊に噛まれたりしたか尋ねた。湖の側に住んでいるから、そういうことは日常茶飯事らしい。ただの捻挫で転んで頭を打ったくらいに思っていたであろう彼は、あまりの必死な彼女の表情に不安になった。

Izzie: There's no need to panic, Mr. Sharon. We're gonna take this one step at a time, okay?

二カッと笑って、なぜか自信満々である。

クリスティーナ達の手術は終了。彼らは熊によるものだということに疑問を感じているようだ。エリカの方は別件でロス手術(ross precedure: 病気や傷で使えなくなった心臓の大動脈弁を肺動脈弁で置き換える手術)を控えている。スコットは、敗血症(全身に感染症を起こしている症状)であるため致死量の出血を覚悟しなければならないが、容態が安定するまで彼には触れることすら出来ない状況なので、1時間毎の状況を報告してもらうことにした。もちろん、クリスティーナが名乗り出た。

Alex: You don't get points for sucking up to an attending, Yang.
Cristina: Oh, shut up.

ジョージ君のイライラはさらに増している。レキシーがいる保管室に来て、自分も参加したくてたまらないとぶちまけた。そこにイジーが来たもんで、ますます腹が立ってきた。彼女は26点を逆転するのに足首を捻挫した人を手当てすると言うもんだから、アハハと笑ってやった。

彼女は彼女で、それなりの算段がある。前にキャリーが同じような患者を受け入れた際、後に栄養失調の上に潰瘍で穴が開いているのが判明し、挙げ句に手術台で死んだということがあった。今度は失笑である。死んだらポイントもらえないじゃん!

当然ながら彼女の中では、別の病気を抱えているという都合のいいところだけが今回当てはまるはずなのだ。もし、このミステリーが解ければ、たちまち80ポイントゲット。逆転優勝。ジョージは単なる捻挫だって言ってるけど、それ以前にクリスティーナがポイント取ったら優勝できないような気が...

そんな中、レキシーはアンダーパッドを発見して、名案を思いついた。

George: Underpads soak up urine.
Lexie: Or... it could be a place mat.

使用済みでなければいいんだけど。

Lexie: Fruit bowl.

彼女が手にしたのは、簡易トイレである事は言うまでもない。キャハ。

メレディスはフィリップに書類の記入をしてもらった。この後はジョージがX線検査をすることになる。彼女の方は奥さんを待合室に連れて行く。この二人、新婚なのだが色々ワケありだと分かる。

Phillip: She's my rebound girl.

誰かと別れた後にショックから立ち直るために付き合いたくなることってあるでしょう。アレです。それを新妻の前で見知らぬ医師に言っちゃう、みたいな。彼と彼女は知り合ってわずか10日で結婚したんだそうである。

メレディスと部屋を出た彼女は泣いていた。彼の様にキュートでリッチな男性が、自分と結婚してくれるなんて信じられなかった。そうは言っても別れたばかりの男に近づいていって、心の隙間に入り込んだからこそ出来た話で...どこかで聞いた話よね。という表情で興味を示すメレディス。彼女は額の辺りをすりむいている。手当てでもしながらもう少し話を聞いてみようと思ったのだが、彼女が帽子を脱いだら頭の一部がめくれてしまっていた。

CT画像に異常はないものの、傷は深い。熊の爪にやられたのに、興奮状態でアドレナリンが過剰分泌し痛みを全く感じなかった。彼女は結婚したばかりで不安になるが、記憶に障害が出たり、見える傷が残ったりするような事はない。デリクは後のことをマークとメレディスに任せてさっさと出て行った。マークも手術の必要すらないし、後はメレディスが面倒を見てくれると言って部屋を出た。と、その前に。

Mark: He and Rose won't last.

リバウンドマンになっちゃ、やーですよ。

スコットの容態はまだ芳しくなく、低体温症に加え、腸が腫れている。リチャード達が処置を行い、ICUに運び入れる事にした。体が酸性状態になれば、破裂した箇所や傷口を縫合する事ができるようになる。その役割を巡ってアレックスとクリスティーナがもめた。ベイリーは仕方なく二人にやらせる。

Bailey: This man was a chew toy for a grizzly bear. There'll be enough to go around.

傷だらけの男にシドイ。それ以上にリチャードはこの状況を危惧していた。

そういえば、物色して回っているレキシーちゃん。ついには廊下にかかっている絵まで拝借してしまいました。おいおい。

シャロン。X線写真を見る限り、骨にほんのわずかな亀裂が走っているだけ。それでもイジーはESR(erythrocyte sedimentation rate: 赤血球沈降速度)の上昇とCRPS(Complex Regional Pain Syndrome: 複合性局所疼痛症候群)の可能性を示唆した。おまけに膝も腫れていると言う。これはもう炎症ですよ、とキャリーにまくしたてた。

彼を落ち着かせつつ、連絡できる人はいますかと聞いた。さすがにここまでくると不安が募る。検査結果の方はカリウム値が下がっている。キャリーはK-Riderを投与し、骨髄の白血球から膝の腫れの原因を調べるよう指示した。

Callie: Good luck, Mr. Sharon.

もう運の世界なんですか?とビビりまくりのシャロンさん。可哀想過ぎる。家に帰りたいと言い出した。挙げ句に30歳に戻ってタバコを止めるか、20歳に戻ってタバコを吸い始めないようにするかしたいと半泣きになっている。コーヒーもジャンクフードもビールも止める。前の奥さんがうるさく言っていたように健康に気を使う。そして聖人のようだった彼女に逃げられないようにして、60歳以降も生きていたい。彼の果てない妄想が続いた。

60歳で病気で肥満で一人ぼっちで病院でビクビクしながら、美人女医に手を握られながら死んでいくんだ。僕が死んじゃうような恐ろしい病気が何かを調べるんじゃなきゃ、彼女の様な人が僕の手を握るわけないじゃないか!

Mr. Sharon: I... I want to go home.

アレックスとクリスティーナは縫合手術を巡って奔走中。ドタドタ走っていながらもキャリーの姿を見つけてクリスティーナがまだ言っている。いつからアタシのメンターとオトモダチなんですか。

キャリーは白々しいメンターという言葉をバッサリ否定。あんた、ひどいあつかいうけてるじゃない。それに汚い犬っころの様な姿になって病院に住んでいなきゃ、今頃とっくに答えを知っているでしょ。って、手厳しい答えをした。

そうこうしている間にアレックスが一人でエレベータに乗って行っちゃった。このコンテスト、大丈夫なんでしょうか。

メレディスとジョージ。フィリップと奥さんの面倒をそれぞれが担当する。彼女はジョージに奥さんの方を任せたいと言う。彼女は疑っている。熊に手を出して怪我をし、自分でここまで運転してきた。その男は彼女を10日間しかしらないのに、リバウンドガールだと知りつつ彼女と結婚した。こんな話があるだろうか。

メルの診断は脳腫瘍である。そ、そんなぁ。ジョージは俺だってそういう結婚したけど、腫瘍はなかったよと否定した。彼女があまりに熱心なため、彼は奥さんの担当を受け入れた。とは言うものの、ポイントほしさにただの骨折を神経異常に摩り替えているのだと考えた。フィリップの脳に異常があってそれを解決すれば、逆転優勝。そんなイジー的な考えを否定するメレディス。

George: I'm gonna watch you try to turn a broken hand into a neuro problem just so you have a reason to talk to Shepherd?

熊よりえげつないハートをえぐる口撃。神経と言えばシェパードさんですものね。彼女は大声で否定したが、そこにセラピーの先生が通りかかった。もはやゴシップではなく、直接現場を見た。「ほらね。やっぱり彼が問題なんじゃない」という目で見られた。がっくし。

ローズが大きな花を持って廊下を歩いていたら、デリクにぶつかりそうになった。

Derek: I should be getting you more gifts?
Rose: A grateful patient gave them to me, but since you're asking, I do like a nice box of chocolates.

冗談を言い合えるって素晴らしい。でもやっぱり花よりチョコっすか。

Derek: You're gonna die of a diabetic coma, and I don't want any part of it.
Rose: Cheapskate. Crackhead.

師匠クラスの答え。僕のせいで君が糖尿病になって死ぬのは嫌だから。McDreamyが言えばこそ成立するこのお言葉。彼女は冷静なフリをしていたが、彼が去ってレキシーに思わず口走った。

Rose: I love him.

レキシー、呆然。立ち聞きしたメレディスはもっと呆然である。ま、いっか。レキシーはこの花も頂いていった。姉としては別に病院のものを持っていっても気にしないと言ったのだが、この花は違う。

Meredith: Stop stealing crap from the hospital.

ICUでスコットの容態を見る。徐々に回復して来ているようだ。アレックスとクリスティーナが縫合手術をしているのだが、リチャードがちゃちゃを入れた。さらにアレックスがクリスティーナがエリカに報告に行っていない事をバラした。彼女は部屋を出て、彼が残りをやる。ますます競争が激化しているのに、リチャードは笑っている。反対姿勢を見せていたのに。

Richard: Well, from time to time, I like to go to the zoo.

クリスティーナは10秒くらいで報告を終え、急いでICUに戻っていった。また1時間後に報告に行かなければ行けない。

これを見てマークもコンテストをやりたいとデリクに話した。もちろん、彼と言えば女である。デリクもまだローズと寝ていないってので、別の女性を手にする事が出来るかコンテスト。

Mark: One woman, 10 points. 2 women, same time, 20 points. You get out in the morning before anybody wakes up, 5 point bonus.

真面目にやっている彼に、人生のスパイスを。そんな考えなのだが、あまり乗り気でないようだ。ということは...?

Derek: I am truly a worse human being for knowing you.

イジーは、シャロンの背中に注射。怯える彼だったが、彼女の方も本気である。もし自分が治せなかったら、自分より優秀な医者を連れてきて、絶対に治させる。元気になったら前の奥さんに電話して、もう一回チャンスを与えてもらうように頼む。そして、今度は彼女の言うとおりにして、健康な余生を送る。ここまでが彼女のプランなのだ。

メレディスはフィリップを連れてICUに来た。兄貴の方は弟がミッドライフ・クライシス(midlife crisis: 中年が感じる危機意識。若い時期を終え、これから老い始める事を感じる。両親が亡くなり、子供が家を出て行った頃に陥りやすい)を抱えていると思っていた。それで熊に手を出す暴挙に出たと考えた。彼女も、だから突然結婚したのかと妙に納得している。

フィリップは否定したが、処置中の兄と険悪な雰囲気になりそうだったので、クリスティーナが彼を追い出した。実際はアレックスとの縫合競争に集中できないからである。現在彼女がリードしているが、時間が来たので再びエリカに報告しに行った。廊下を走らないように注意するリチャード。この二人が競り合えば、動物園はもっと楽しくなるに違いない。誰が優勝するんでしょう。

ベイリーはイジーがシャロンの骨髄を抜き取ったと知って驚いた。なんでそんな大げさな事になっているのか。彼女の推測はもちろん、コンテストに勝つためのポイント欲しさにやっている。しかし、イジーは反論した。彼はわずかながら熱や頭痛の症状を訴えている。もし、膝だけを治療して病気のまま家に帰してしまっては大変な事になる。コンテストに勝ちたいのは山々だけど、それと同じくらい髄膜炎や脳炎が手遅れの状態で発見されて欲しくないのだと熱弁を振るった。

そこまで言われては、止めるわけにも行かない。情熱を掻き立てるのには良かったが、ちょっと行き過ぎている気もする。

George: When you hear hoofbeats, think horses not zebras, right, Dr. Bailey?
Bailey: Exactly, O'malley. Exactly.

メレディスの方だって本気だ。フィリップが書類に書いた内容を見て気づいた事がある。書いている時に目を細めていた。なのに書いている字は小さすぎて、判読できないほどだ。彼の耳の両側に指を出し、ゆっくり前に持ってくる。見えた時点で声をかけさせる。顔の前に持ってきたところでようやく見えると言った。

Meredith: Tumor!

思わず万歳した。腹痛い。

彼は馬鹿馬鹿しいと否定した。熊に触ったからという理由でそこまで疑われるのかと。妻のジェニファー(Jeniffer)は、彼のことを10日間分しか知らないから全く分からない。視野が狭いので熊がいた事に気づかず触れたのか、それとも分かっていてそうしたのか。後者の可能性もある。つまり、物事に正しい判断を下せないというのも腫瘍の症状の一つである。いきなり結婚したのもそのせいかもしれない。

ジェニファーは分かっていながらも傷ついた。自分みたいなただのウェイトレスと彼が結婚するなんて脳がおかしいからとしか思えない。少なくとも彼女にはそう聞こえた。メレディスは否定もせず、MRIを受けることを勧めた。フィリップは拒否したが、妻の方が受けるようにと言う。

彼女は彼の行動が病気によるものだったのか、それとも本当に自分を愛しているからなのか。それをMRIで確かめて欲しいようにも見えた。そこに真実の答えがあるのかは分からないけれど。

クリスティーナが矢継ぎ早に報告をして去ろうとすると、エリカが呼び止めた。彼女はコンテストが理由だと知りつつ、あえてなぜ急いでいるのか聞いてみたりした。ここでクリスティーナに究極の選択。現在、スコットの縫合をしている彼女は、このままそれを終えると優勝できる見込みである。しかし、弁の置換手術を今からやるので、見せてあげられるチャンスがある。これは心臓外科医を目指す人間にとってはまたとない経験となるはずだ。

Cristina: I'd be happy to watch, Dr. Hahn.

背に腹は変えられない。まして彼女の方から声をかけてくれたのだ。ためらうことなく参加を申し出た。

イジーはエラい所にはまってしまっていた。検査の結果は全部正常。普通なら何もなくてよかったとなるはずが、何かを見落としていると考え込んでいる。仕方なくジョージがそれが何かを教えた。やる必要のない検査をやった事である。メレディスも同じ事をしていると指摘したら、尚更焦りだした。

ジョージは鼻で笑っている。優秀な医者は第六感が働くと彼女は言ったが、そういう医者は止め時もきちんと把握していると返した。彼女はこの病気がどうこうというより、今の状況そのものに危機感を持っている。

心臓外科に行けと言われてそれをやり、既婚の男とセックスしろと言われてやった。こんな扱いを受け続ければ、いずれは居場所がなくなる。だからなんとしてもこのコンテストに勝って存在感を示すのだ!という激しい思い込み。

ジョージはメレディスに呼び出された。こちらの方は本当に腫瘍があることが発見された。相当大きい。彼女は彼にこれを教えて詫びろと言っているのではない。彼にある頼みごとがあった。彼女は封筒を渡した。

アレックスはリチャード監視の下、一人で縫合作業をしている。

リチャード 「お前は負け犬だなぁ。カレヴ」
アレックス 「どういう意味ですか?」
リチャード 「技術がないってわけじゃない。ちゃんとしたものを持っている。負けん気だけは強くって、ファイターだ。俺はそういうところが好きだけど。負け犬みたいなやつを見てるとつい応援したくなるんだ」
アレックス 「ファイターだってのは認めますけど、負け犬じゃないですよ。この人と同じです。彼が熊をけしかけたわけじゃない。弟がやったんです。だけど、彼はここにいる。他の誰かのせいで、命と戦っているんです。でも、彼は負け犬なんかじゃないでしょう。なんて言うのかな。ひどいカードを切られたから、戦うのに余分に苦労しているだけじゃないっすか」

スコットは心臓発作を起こした。

腫瘍と言えば、シェパード先生。だけど彼女は自分の足で行く事が出来なかった。デリクは封筒と共にそのメッセージを受け取った。

フィリップとジェニファー。メレディスと共に来たリチャードの口から、スコットの悲しい知らせが伝えられた。自分の行動が招いた悲劇。彼は泣き出してしまった。さらに二人を襲う事実。彼は脳腫瘍を抱えている。悪性グリオーマ(malignant glioma: 悪性神経膠腫)。この病気は特に、行動に影響を及ぼす。すでに手術する事は不可能なほど肥大化してしまっていた。

彼の今までの行いは確かにおかしなものだったかもしれない。しかし、止まらない号泣だけは彼の本当の感情だった。自らの兄を死なせてしまったことに対する報いだと、彼はその事実を受け入れた。

それは同時に彼の彼女に対する愛情も不確かにしてしまった。ジェニファーが恐れていた通り、突然の結婚は病気が原因だということになる。メレディスは、真実を知っているのは彼女自身だけだと言った。彼の全ての行動が否定されてしまったわけではないのだから。

イジーは検査に全く異常がなかったことをシャロンに告げた。一体あれはなんだったのか。死ぬかもしれないという恐怖に陥ったのに、結果は感冒かもしれないなんてあまりにひどすぎる。別れた奥さんの事を考えたりするきっかけになってよかったじゃない。とはならなかった。

Mr. Sharon: She was a castrating bitch,and I never missed her for one day since she left! Not until today! And I missed her today because if we were still together, she would've shot me dead a long time ago, and I wouldn't have had to gone through the hell you put me through!

まるでおかしなラボで実験台にされているラットのようだとまで言って怒っている。処方箋をもらって早く帰りたい。でも感冒だったら人に移す可能性があるから点滴打って休んだらどうかと、イジーは火にガソリンをドブドブと注いだ。

Izzie: I'm sorry! I'm sorry! I'm really, really sorry.

これでメレディスの勝利が確定的である。アレックスとクリスティーナの言い争いを平静を装いながら見ている。それでもクリスティーナは自分が優勝したと確信しているようだ。そこにベイリーがやって来た。

Bailey: Congratulations... Grey.

腫瘍発見により80ポイントを獲得し、わずか3ポイントの差で彼女が逆転。そして気になる優勝商品。Tada!!

と出てきたのはキラッキラのペイジャ。おお。スパークルですよ。赤と銀の。これは代々レジデントからレジデントへ受け継がれてきたもので、向こう3ヶ月、全ての手術のコールはこれにしなければならない。そして、それを受ける優先権も彼女に与えられるのだ!

好きな時に手術に参加できるという夢の様なペイジャ。

Bailey: Enjoy the power, Grey. Now may I recommend you all go home? You smell, you greasy, you need to bathe, and I'm sick of looking at you. Even my 1 year old here is sick of looking at you. Isn't that right, bug? Sick of looking at your little, ugly faces.

言いたい放題言って帰って行った。メレディスは今回の一件があって、あまりうれしそうではない。だったら私に俺にとなったが、結局彼女は何も言わず持ち帰りましたとさ。

エレベータ。マークはデリクに言いました。「俺、彼女好きじゃない」って。そもそもセックスなしで付き合っているという状況が理解できない。一体何が目的なのか分からない付き合い方をしている女が気に食わないというわけだ。

アディソンとセックス禁止の約束を交わしたまま、彼は彼女と別れた。なんとそれ以来、お楽しみなし。デリクも別れたから彼に相手が出来るまでと決めて待っていた。なのに寝ていないとなれば、いつになったらヤれるか分からんじゃないか!

Derek: You're having trouble getting laid, and you need my help.
Mark: I can get laid. I can get laid whenever I want. I do get laid whenever I want. That's the point. Women are everywhere.

世の中にごまんと女性がいるのに、なんでさせてくれないローズと付き合う必要があるのか全く理解できないマクスティーミーなのであった。

ただ、こんなアホな事を話せるのもデリクだけ。相変わらず、大丈夫なのかこの二人的関係であるが、彼は真剣そのもの。知っておきたいのは、ローズについて本気なのかということだ。デリクは「分からないけど、そうかもしれない」と答えた。マークもそう思っているなら、「彼女にチャンスをやろう」と言った。どういう立場なんだ。

Mark: You're pathetic, and I'm a lesser man for knowing you.
Derek: That's my line. You can't use my line.

セリフをチョコっと変えてパクってみたが、それは認めてもらえなかった。俺はセックスできずに狂い死んでいく君を見たくない!って言えばよかったのに。何はともあれ、デリクかなり本気のようだ。

居残りをしているイジーの下にリチャードがやって来た。コンテストに夢中になりすぎて事務作業がたまっていることや、やらなくていい検査に12万ドルもかけたことも彼は知っている。挙げ句に負けてしまい、患者を怒らせる結果になって踏んだり蹴ったりの状況に彼女も相当落ち込んでいた。自分のやったことを後悔し反省しているようなので、彼も深くは追求しなかった。

実はリチャードも同じコンテストをやって2ポイント差で負けた。彼の時代からこういったコンテストは存在した。

リチャード 「コンテストはライオンファイトなんだよ。だから顎を上げて、背筋を伸ばして、堂々と歩きなさい。ちょっと位、気取って歩けばいいんだ。傷をなめようなんて思っちゃいけない。勝った人を祝福してあげればいい。

君が負った傷は立派に戦った証拠じゃないか。ライオンファイトの中で戦ったんだよ、スティーヴンス。勝てなかったからといって、吠え方を知らないわけじゃないだろう。おやすみ」

彼女の中に確かに残る何かがあれば、彼女はそれを糧に成長していけるだろう。本当に優秀な医者は、そんな傷を多く抱える人なのかもしれない。

Meredith (V.O.): There's a little animal in all of us, and maybe that's something to celebrate. Our animal instinct is what makes us seek comfort, warmth, a pack to run with.

クリスティーナがアパートに戻ると、そこにはハーンの姿があった。キャリーと楽しげにワインを飲んでいる。クリスティーナは彼女に何か言おうとしたが、今は二人だけの時間だった。近づいているのか遠のいているのか分からない距離感。彼女はそっと自分の部屋に入っていった。少しだけ、二人のことを気にしながら。

Meredith (V.O.): We may feel caged... we may feel trapped... but still,as humans, we can find ways to feel free.

ジョージがレキシーとのアパートに戻ると、すっかりきれいになっていた。でもそれは働く病院から拝借したものばかり。あまり使われてはいない物ばかりだけれど。彼女は勝手にやってしまった事を気にしたのか、報告したいならそうしても構わないと言った。

彼女は彼女なりに精一杯のつもりでやった。ジョージがメレディスの家の様な広い家に戻りたいならそれでもいい。ここにはない物があって、友人と呼べる人もいる場所。もちろんゴキブリなんて出ないだろう。でも、ここにだって物はある。ゴキブリだって捕まえればいいし、今から二人が関係を築けば友人だっていることになる。

彼女には彼しか友人と呼べそうな人がいなかった。自分の家にも戻れない。借り物ばかりの家だけど、たった一人の友人とこの家を自分の家と呼びたい。彼女はそう語った。

George: I complain a lot, don't I?

ジョージも文句を言うのを止めると宣言した。彼女にここまで言わせてしまった自分に反省。この場所からまた出発する。今度は良い部分を見つめて、不満を言わない男に生まれ変わる。

Meredith (V.O.): We are each other's keepers.

テレビも盗んでこればよかったけど...壁に固定されていた。

Meredith (V.O.): We are the guardians of our own humanity.

メレディスのペイジャが震える。パソコンの画面を見ていた彼女は、確認することなくそれを切った。

翌朝。デリクとローズは二人で出勤した。キスをしてそれぞれの職場へ。メレディスはそれを遠目に見ていた。

Meredith (V.O.): And even though there's a beast inside all of us...

何事もなかったかのように彼女に声をかけるデリク。彼女はフィリップを助ける方法を探していた。まだ人間ではテストすらも行われていない稀な方法。臨床試験を受けてくれる患者を見つけることも、ラボの作業も、結果を調べる事も自分は出来るが、どうしても神経外科医の手が必要になる。

彼女が知りうる中でベストと呼べるのはデリクだけ。二人の関係を戻すためにやっているわけじゃないし、探そうと思えば他の医者に頼む事も出来ると言った。彼女はただ、一人の人間の命を救える方法に賭けてみたかった。デリクは書類に目を通した。

Meredith (V.O.): What sets us apart from the animals is that we can think, feel, dream and love. And against all odds... against all instinct... we evolve.

メレディスは、セラピーを受けていた。ようやく話を始めることにした。人は考え、感じ、夢を見、愛する。どんな状況もどんな本能も乗り越えて、人間は成長していく。

[END]

[感想]

戻ってきましたー。おもろすぎるわ!って言いたい。おなか抱えて手を叩いて笑った。でも久しぶりに書いたので、ちょっとだけ緊張した。おかしな文になってませんか。

マーのVOは、Houseの12話みたいに人は変わらないと冒頭で書きつつ、最後には変わった人々の姿を見せるという感じと同じでしたね。

個人的にはジョージとレキシーだなぁ。損な役回りというか、ちょっと置いていかれているような部分があるので、二人の生活が盛り上がっていくのは楽しそう。ルームメイトって今ひとつ恋愛感情に発展しづらいし、この二人がくっつくのはないのかも。

後はリチャードの言葉が良かったです。あれこそメンターと呼べる人で、ああいう上司にめぐり会えたら最高じゃないっすか。メンターとの出会いは人生を変えますもんね。

って、デリクの話は?と思ったそこのあなた。なんかこう彼が試されてる感がありません?でもローズみたいな女性だったら待っちゃう男心。策士なのではないかと思われるけど、レキシーに訳も分からず"I love him."って告白してみたり。普通に病院内でキスしてたのが自然でよかった。逆にこの二人が上手く行かないと悲しく感じたりして?

それではまた次回。マークとエリカはくっつかないのかよ~。そっちが気になる。

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Writer: Zoanne Clack
Director: Rob Corn

Star:
Patrick Dempsey as Derek Sheperd
Sandra Oh as Cristina Yang
Ellen Pompeo as Meredith Grey
James Pickens Jr. as Richard Webber
Chandra Wilson as Miranda Bailey
Sara Ramirez as Calliope "Callie" Torres
Brooke Smith as Erica Hahn
Chyler Leigh as Lexie Grey
Eric Dane as Mark Sloane
T.R. Knight as George O'Malley
Katherine Heigl as Isobel "Izzie" Stevens
Justin Chambers as Alex Karev

Guest Star:
Troy Westbrook as Paramedic
Steven Flynn as Scott
Clea DuVall as Jennifer
Lauren Stamile as Rose
Cheech Marin as Otis
Jason O'Mara as Phillip
Amy Madigan as Dr. Wyatt


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