TITLE LIST
BlogTitle

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


[LOST] シーズン4第11話。今週はロック。


フラッシュバック。若い女性エミリー(Emily)が自分の部屋でレコードをかけた。Buddy Hollyの"Everyday"。音楽にあわせて踊り、口紅を塗る。彼女の母親が入ってきた。彼女はどこに行くのか聞かれ、「出かける」とだけ答えた。自分の年齢の倍くらいの男が相手なのだが、彼女は彼が好きでたまらないようだ。

土砂降りの中、母親の制止も聞かずに家の外に出た。傘も持たずにセーターを頭にかぶって道路を横切ろうとしたら、車に轢かれてしまった。彼女は病院に運ばれた。心配そうに見守るナースに妊娠6ヶ月だと告げた。

帝王切開の末、赤ちゃんは無事に産まれた。男の子。あまりにも未熟な状態なので、その手に抱く事は出来ない。

Emily: Name him, John. Please, his name is John!


キャビンに向かう3人。ハーリーは単純な疑問をぶつけた。一体誰がジャングルに小屋なんか建てるのか。そんなところに住んでいる人に何を聞きに行くのか。自分達を殺しに来る人に対してどうすればいいかを聞きに行くのだが、ハーリーは納得しているのだろうか。

それに1日中歩きっぱなしなのにまだ着かない。いつになったら着くかベンに聞いたら、ハーリーについていっているだけだと答えた。本人は適当に歩いていただけらしく、たまたま先頭に立っただけ。ベンは具体的な場所を知らないから、最後に見たハーリーに任せておけば大丈夫だと考えていた。

結局1日無駄にした。ベンは挙げ句にジョンにどうしたらいいかと尋ねた。辺りはすっかり真っ暗で行くあてもない。ここでキャンプすることにした。モンスターが襲ってくるジャングルのど真ん中で寝ることにハーリーは不安だったが、それ以外の要素は都合がいいからとロックは説得。船の人達が戻ってきたらどうするかは、これから考える。やっぱり小屋に行く必要があるのかもしれないと思うほど、無計画なロックである。

カハナ。ヘリコプターの音が聞こえてきたので、サイードはデズモンドを起こした。降りてきたのはキーミーと彼の部下達。傷を追ったあの男やフランクもいる。レイがけが人を見て一体誰がこんなことをしたのかと聞いたので、黒い煙に50フィートも持ち上げられ、内蔵を引き裂かれたのだと教えた。ため息交じりなのは、本人も信じがたいからだろう。

キーミーは、出てきたサイードに「島に何人の人間がいて彼らがどこにいるのか」と聞いた。もちろん答える理由は無い。キーミーが彼に詰め寄ったら、今度はゴールトが現れた。彼の姿を見るなり、銃を突きつける。

キーミー 「俺たちを売ったな?」
ゴールト 「何のことだ?」
キーミー 「ライナスは俺が誰か知っていた。俺の名前もな。全部知っていやがったぞ」
ゴールト 「違う。俺が教えたんじゃない」
キーミー 「じゃあ誰がやったんだ?」

二人はすぐにマイケルの部屋に入った。パイプに鎖でつながれている。彼の座っているべッドを蹴り飛ばした。キーミーはさらに彼を痛めつける。

キーミー 「俺が誰か分かっての事か?」
マイケル 「なんだ?」
キーミー 「俺の名前。俺の名前を知っているか?」
マイケル 「キーミー。マーティン・キーミー」
キーミー 「その名前をあいつに教えたのか?」
マイケル 「誰の事を言っている?」
キーミー 「ベンジャミン・ライナスだ。奴に俺の名前を教えたのか?」
マイケル 「ああ」

苦しむ彼に銃を構えた。ゴールトが止めたがためらう事をなく引き金を引いた。カチッ。カチッ。2回空音が響く。キャプテンは彼は唯一エンジンを修理できる人間だからと彼の必要性を説いた。どうしてそう分かるのか疑問を持ったキーミーに、それを破壊した男だからと説明した。彼は殺す代わりに顔を殴った。



Lost



ジャングルは朝を迎えた。誰かが木を切る音でロックは目を覚ました。他の二人はまだ寝ている。一人で様子を見に行った。斧を持って作業しているのは、ホーリス・グッドスピード。ベンの父親に島での仕事を紹介し、二人を連れてきた張本人である。ただ、ベンのパージによって死んだはずであるが、もちろんロックには知る由もない。

ロックは彼に名前を尋ねた。ホーリスだと名乗った彼は、ここに住む場所を建てているらしい。DI(The Dharma Initiative)と切り離した環境を作るためだ。と言いつつ、DIの制服を来ている。「訳わかんないだろう」って彼は笑った。一瞬向こうを向いて振り返ると、鼻血を流している。

ホーリス 「だって私は12年間も死んでいたんだからね」

そう言ってまた木を折り、別の木に呼びかける。不思議な行動だがロックはその木を見て気づいた。さっき彼が切っていた木だ。なぜかもう生えている。ホーリスはさらに妙なことを言った。

ホーリス 「私を探すんだ、ジョン。私を見つけろ。そしたら彼を見つけることが出来る」
ロック 「誰を?」
ホーリス 「ジェイコブさ。彼は君の事をもう長い間待ち続けているよ。私はホーリス。グッドスピードだよ、ジョン」

彼はそう言ってまた同じ木を倒した。

ロックは目を覚ました。ハーリーは寝ているが、ベンは起きて座っている。ロックは急いでハーリーを起こした。

Hurley: Mallomars.

ロックがお告げをもらっている間、彼はチョコに包まれたマッシュルームを食べる夢を見ていたようだ。彼に行き先が分かったと言ったら、ベンが鼻で笑った。

ベン 「私も前は夢を見てたんだけどねぇ」


フラッシュバック。エミリーは保育器に入れられたロックを心配そうに見ている。隣には彼女の母親も付き添っていた。ナースが来て、ベイビーは元気だと教えてくれる。病院史上最も早期に産まれながら、感染症や肺炎にかかってもその都度撃退したすごい力を持っているらしい。ミラクルベイビーと呼んでいるナースもいる。

ジョンは今日にも保育器を出て、いよいよ母親の手に抱ける運びとなる。少し考えて、エミリーは出来ないと言い出した。そして部屋を飛び出していった。こうなる事を予期していたのか、平然とタバコを取り出して口にくわえるミセス・ロック。養子に出すには誰に話せばいいかとナースに聞いた。

彼女に禁煙ですと指摘されても、全く動じない。振り返ると窓越しに男が立っていた。父親かと聞かれても、エミリーの母親は知らなかった。それもそのはず、そこにいたのはリチャード・アルパートだったのだ。今も昔も全く変わらないその姿。彼は笑ってうなづいた。

目的は決まったが、なぜ自分がここにいるのか今ひとつ納得行かないハーリー。小屋が見えるからだらと言うロックの答えも、的を射ているようでそうではない。そこで彼は考えた。どうして自分達に小屋が見えるのか。

ハーリー 「俺たちの頭がすごくおかしいからだと思うわけよ」

嫌な答えだったのか、ロックは彼を見た。ハーリーは話を変えた。

ハーリー 「どうやって小屋の場所が分かったの?」
ロック 「分かったわけじゃない。小屋にも行かない。先にピットストップする」
ハーリー 「ピットストップ?どこでよ?」

ベンは何も言わず二人の会話を聞いている。そして次の言葉から少し気になり始めた。

ロック 「ダーマ・イニシアティヴに何が起きたか考えた事あるか?
ここには少なくとも1000人の人が住んでいたはず。ステイションを管理したり、家を建てたり、君の好きなランチ・ドレッシング(ranch dressing)を作ったりね。ところがある日、彼らは忽然と姿を消した。どこに行ったと思う?」

彼はその人達が埋められた墓を見せた。

ハーリー 「あああ。何があったんだよ?」
ロック 「彼がやったんだ」


フラッシュバック。彼は5歳くらいに成長し、メリッサ(Mellisa)という姉や弟、母親も出来た。しかし一人静かにバックギャモンで遊んでいる彼は孤独そうだ。土砂降りの中、リチャードがやって来た。「いい子にしてなさい」という母親の語気はかなり強い。しつけが厳しいのか、彼に当たっているのか。

彼女が去って、二人きりで話をする。リチャードだと名乗り、特別な子供のみが通える学校を経営していてジョンを勧誘しに来たのだと言った。少年は興味深そうな表情をした。リチャードが部屋の壁を見ると、1枚の絵が描かれている。黒い煙に襲われた男の絵。現代で起きた事件に酷似している。彼が描いたのか尋ねると、小さくうなずいた。リチャードの方は、改めて確信したようにも見える。

続いてアルパートはバッグから物を出してテーブルに並べた。野球のグラヴ、本("Book of Laws")、砂の入った小さなボトル。コンパス。漫画("Mystery Tales"。"Hidden Land"と書かれている)。そしてナイフ。

リチャード 「どれが君の物か教えてくれるかな?」
ジョン 「もらっていいの?」
リチャード 「違うんだ。君の持ち物はどれか、僕に教えて欲しいんだ」

ジョンは良く分からない様子だったが、全部を眺めて考えた。ボトル。コンパス。どうも違う。本。漫画。ナイフを手に取ってみた。そしてリチャードの顔を見たら、改めてそれでいいか確認された。

ジョンは黙ってうなずいた。リチャードはガッカリした表情でナイフを取り上げた。出したものをそそくさとしまい、帰り支度をした。様子を見に来た母親にも「我々の学校には行けるほどではありません。時間を無駄にしてすみませんでした」と言って帰っていった。

母親はあれほど言ったのに何かをしでかしたと思ってジョンを責めた。全く理解できない状況にジョンはうなだれるばかりである。


現在。ロックは言われたとおり、骨の中からホーリスを探した。夢の内容を聞かされていない二人は、何をやっているのか意味不明。

ハーリー 「ここでロックを撃って、殺そうとしたんだろ?」
ベン 「そうだ、ヒューゴ。君が立ってるその場所に立って引き金を引いた」

感情のない声。目の前に広がる死体の山。ハーリーは後ずさりした。

ベン 「あの時、意味がないって気づくべきだった。ちゃんと考えていなかった」
ハーリ- 「それがこの人達も殺した理由なのか?」
ベン 「私が殺したんじゃない」
ハーリー 「アザーズがダーマの人を殺してないんだったら...」
ベン 「彼らがやったのは確かだが、私の決定じゃない」
ハーリー 「じゃあ誰の?」
ベン 「彼らのリーダーだ」
ハーリー 「あんたがリーダーだと思ってたけど」
ベン 「ずっとそうだったわけじゃないんだよ」

ロックはようやく"Horace Mathematician"と書かれた服を見つけた。その胸ポケットから紙を取り出した。ロックは夢の話を聞いて思った。ホーリスが建てていたのはあの小屋だったのだ。紙は家の設計図と地図。小屋に行く方法が見つかった。


船。キーミーが「鍵をよこせ」と言ってゴールトともめていたら、フランクが来た。例のけが人メイヒューズ(Mayhews)が死んだので、一体何が起きたのかと船員の間では波紋が広がっている。キーミーは、「俺が何とかしていると言っておいてくれ。あんたはヘリコプターに給油してくるんだ。フランク。また戻るからな」と答えた。

フランクは何のためにまた行くのか分からない。理由を尋ねたが燃料を補給しろと同じ事繰り返しただけ。ずっとこの調子なのか、フランクは諦めて指示に従った。

ゴールトは、キーミーがいない間に病気が起きた事やレジーナの投身自殺を初めとする船員の奇行についても話した。彼の部下が襲われた事と関係しているかもしれないという不安があるが、キーミーは一切気にしていなかった。

鍵を渡すのを拒否すると、無理矢理奪い取った。あれほど部下に厳しかったゴールトもなすがまま。重要書類が保管された引き出しを一緒に開けるために鍵は2つあったのだが、何の意味もなかった。

彼が取り出したのはセカンダリ・プロトコルの書類が入ったバインダ。ダーマの印がついている。内容はライナスの行き場所について。ウィドモアはそんなことまで知っているらしい。島に火をつけた場合、ライナスが向かう場所はただ一つ。

ゴールトはキーミー達が連れてきた人を運ぶ仕事を請け負ったはずだった。火をつけるとまでは聞かされていなかったのだ。文句を言う彼を一切無視。銃の修理を命じてキーミーは部屋を出て行った。

メイヒューズの遺体が運ばれていくのを見て、デズモンドはサイードに聞いた。銃弾の痕もつかずに殺されている。一体何が起きたのか。サイードは知らないと答えた。キーミー達が戻ればそれも解決しに行くんだろうと彼は考えているようだ。

船長が来てオーマーに武器庫に行くように命じた。サイード達の監視をしていたが、キーミーが呼んでいる。ゴールトが代わりに監視する事にし、彼を行かせた。彼のサットフォンが鳴っている。

彼が言ったのを確認し、ゴールトは二人に話をする。船の地下に食料保管室があって、二人入ることが出来る。水も食料も用意したからそこに行くように言った。サイードはマイケルの安否を尋ねた。彼の様にならないためにもキーミーから隠れる必要がある事を説いた。

サイード 「隠れるのは意味がない。あんたのゾディアック・ラフト(Zodiac raft: Zodiac社のラフト。リンクは大きな音が出ます)をくれないか。そうしたらビーチから人を運べる。俺達の命を守るには、島から人を助け出すしかない」
ゴールト 「10分後、コンテナで会おう。ボートは海に出しておく」


ジャングル。もうすぐ日が暮れる。ロックが無理矢理ハーリーを連れてきたのは、小屋の位置を知るため。地図が手に入って彼の用は済んだから、ビーチに戻るように言った。自分の意思に反して危険を冒させたくないし、帰るチャンスである。しかし、ハーリーもこのまま一人で帰るのは不安だと言った。ということで、彼は同行することにした。

ベンはロックに物言いたげだ。要求どおり、何かと聞いてやった。

ベン 「彼が残りたいと自分で思っている。悪くない。中々のもんだ」
ロック 「俺はお前じゃない」
ベン 「確かに、違うねぇ」

ハーリーが成り行きで決めたのか、元々そうしたかったのかは本人にしか分からない。


フラッシュバック。ロッカーから出してくれと声がする。先生が開けると、中には大きくなったジョンがいた。チアリーダ達が笑っている。顔に怪我を負っている彼は、いじめられているようだ。

先生に呼び出されたが、何があったかは話さなかった。本題は別にあった。ポートランドにあるミテロス・ラボラトリーズのアルパートが優秀な生徒を探している。ジョンは名前を聞いてすぐに思い出した。

新しいサイエンスの世界に招きたいという趣旨で、今回サマーキャンプを開く。しかし、そうした科学おたくっぷりがいじめられる原因なんだとジョンは言った。科学の才能があるらしく、コスタ・メサでの展示が評価を受け、再びその名前を聞きつけてきたらしい。
ジョン 「僕はサイエンティストじゃない。ボクシングとか釣りとか車とか。スポーツが好きなんです!」
先生 「ちょっと聞いてくれるかな。先生が君の歳くらいの頃に、誰かに言って欲しかったなあってことがあるんだ。ラボで試験チューブとかビーカーとかに囲まれるような人種になりたくないかもしれない。でもそれが君なんじゃないか。ジョン。君はプロムキングになれやしない。クォーターバックになんかなれないだろう。君はスーパーヒーローにはなれないんだよ」

彼はこの頃から同じセリフを言うようになった。

John: Don't tell me what I can't do.


カハナ。フランクはマイケルの部屋に入ってきた。

フランク 「どうして言わなかった?」
マイケル 「何をだ?」
フランク 「お前が815便の生き残りだって事を」
マイケル 「信じないと思ったから」
フランク 「俺が信じると思わなかっただと?俺は海の底から見つかった飛行機が偽者だと思ってるたった一人人間だと言ったろう。それでも俺が信じると思わなかったってのか?」
マイケル 「あんたを信用できるか分からなかったんだよ。あんたのボスが飛行機を置いたくらいなんだからな!」

ポイントを突いた。フランクは笑って彼を起こしてやった。

マイケル 「聞いてくれ。頼む。あの男を連れて行かないでくれ。あのキーミーって男を」
フランク 「あいつの事は俺に任せな」
マイケル 「あいつを連れて行くな!やつは島の全員を殺すつもりでいる。全員だぞ!あんたの良心もとがめるだろう。信じてくれ」

フランクは彼と共に部屋を出ると、キーミーは体に小型の装置を付けてもらっていた。フランクが「エンジンルームに連れて行く」と言ったら、オーマーがドアを閉めた。

コンテナ裏にいるサイードとデズモンドのところにゴールトは来た。コンパスを渡し、「3-0-5の方向に行け」と言った。ファラデイによれば、これしか安全な経路はない。ラフトがない分については、サイードが盗んだとキーミーに報告しておく。

しかしいざとなって、デズモンドはためらった。3年も島で暮らした彼は、2度とあの地を踏みたくない。ペニーがここに向かっているかもしれない今、再び戻るような事はできない。

サイード 「最初のグループと一緒に戻ってくる」
デズモンド 「方向間違うなよ」
サイード 「大丈夫だ」

ゴールトが行けと言っている。サイードは船からボートに乗り込み、島に向かっていった。


夜のジャングル。あと200ヤードほどで予定地に着く。しかしベンはそれに疑問を持っていた。またキャビンが動いているのではないか。ジョンはそういうお告げだから大丈夫だと思っているが、お告げを受けた数ではベンの方が多い。

ベン 「私もたくさんの事を言われてきたよ。選ばれし者だとか、特別だとか。結果はどうだ。脊椎に腫瘍が出来るわ、血まみれの娘を手にするわ」
ロック 「私も可哀想だと思う」
べン 「こういう出来事って言うのは、起こるべくして起こったのだ。運命なんだよ。君もすぐに分かるだろう。選ばれた人間にのみ訪れる結果があることをね。運命ってやつは、気まぐれビッチなのだから」

ロックが辿ってきた道のりも、運命のいたずらなのか。ハーリーが小屋を発見した。3人はついにたどり着いた。


フラッシュバック。ロックはリハブの最中だった。今日の分が終わると、男が車椅子を持って来てくれた。「あきらめてはいけません」と彼は言うのだが、ロックは脊椎をやっている。不可能はないといわれても、98%の確率で足の感覚がもどることはない。絶望的な彼はそもそも8階から落ちて死なずに済んだ。男は彼のファイルを読んだそうだが、ミラクルベイビーについても書かれていたのだろうか。

男はアバドンだった。彼がなぜ、ここでこうしているのかは全く分からない。

アバドン 「お聞きしますが、奇跡を信じますか?」
ロック」 「いや。奇跡なんて信じてない」
アバドン 「信じるべきですよ。私にも1つだけ奇跡が起きたんです」

アバドンは階段の前に車椅子を止め、エレベータのボタンを押した。階段下を見て、思わず椅子を握り締めた。

ロック 「部屋に戻りたいだけなんだが」
アバドン 「あなたに必要な事分かりますか?Walkaboutに出る事です」
ロック 「Walkaboutとは?」
アバドン 「自分探しの旅とでも言うんですかね。オーストラリアの奥地に行く。使えるのはナイフと自分の頭だけ」

ロックは笑った。

ロック 「私は歩き回ったり出来ない。気づいてなかったかね。私は障害者だって事に」
アバドン 「それがあなたですか、ロックさん?私はWalkaboutに出た時と帰って来た時と、考えが全く変わってました。私は自分という人間が何によって作られ、本当の自分とは何かを見つけ出しました」
ロック 「その結果、ここで病院勤務をしているのだと」
アバドン 「私はただの勤務員ではありませんよ」

彼はロックをエレベータに乗せた。

アバドン 「時が来れば、あなたも私の言うことに耳を傾けるでしょう。その時は再び出会うことになる。そして、あなたは私に借りが出来たと思うでしょう」

これが彼の身に起きた奇跡なのだろうか。怪訝そうな表情でロックは彼の顔を見ていた。


キーミーの部隊が武器を大量にヘリに積み込むのをデズモンドが遠くで見ている。オーマーはドクターのレイにビーチから受け取ったモールス信号について話した。あの医者が喉を切られて岸に打ち上げられたという話。確かに妙である。

フランクは、島を攻撃にするためにヘリコプターは出せないとキーミーに言った。相変わらず「殺すぞ」と怖い調子で言っているが、フランクも自分にしか操縦できない事を知っている。

すると彼はレイの喉を切って海に投げ捨てた。ビーチから送られてきたメッセージの出来事が目の前で起こった。脅しをかけるキーミーだったが、銃声が響いた。修理を終えたゴールトが彼に銃を構えている。

しかしここでキーミーの腕についている装置に気づいた。他の船員にそれを尋ねた時に、一瞬気がそれた。キーミーは隣にいた男の銃を取って、ゴールトを射殺してしまった。フランクは仕方なくヘリコプターを出す事にした。コクピットに乗り込んだフランクはカバンのサットフォンの電源を入れて、再び隠した。


ビーチ。ジャックが立って食べているので、ジュリエットから怒られた。彼はまだ歩き回れるほど状態が良いわけではない。お腹が減ったとはいえ、縫合した傷口が開いてしまっては元も子もない。

Juliet: Doctors are the worst patients.

ヘリコプターが近づいてくる音がする。全員がテントから飛び出して、海の方を見た。そしてそれは、上から何かを落としていった。カバンからノートやフランクが電話を入れていた小さなバッグが見つかった。電話機にはヘリコプターの位置が示され、キャンプ地から遠ざかっていくのが分かる。ジャックはついて来いという意味に取ったが、本当にそうなのだろうか。


ベンは小屋には入らないと言い出した。島はベンに病気を与え、ロックの病気を治した。彼の時代は終わり、ロックの時代になった。ハーリーもロック一人で行かせることに賛成した。松明を置いて小屋に向かう彼を見つめる二人。

玄関に置かれたランプに火を灯し、それを持って中に入った。顔が見えないが、誰かが椅子に座っている。ジェイコブかと尋ねると、違うという答えが返ってきた。

 「しかし、彼の代わりに話すことは出来る」
ロック 「お前は誰だ?」
 「私はクリスチャンだ」

明るみに顔を出すと、それはクリスチャン・シェパードだった。ロックは彼の前に腰を下ろした。

ロック 「どうして私がここにいるか知っているのか?」
クリスチャン 「もちろん。あなたはどうです?」

ロックは少し考えた。

ロック 「選ばれたからだ」
クリスチャン 「全くその通り」

床がきしむ音がした。ランプを照らすとそこにはクレアがいた。

ロック 「クレアか?」
クレア 「そうよ、ジョン」
ロック 「こんなところで何をしてる?」
クレア 「心配しないで。大丈夫だから。彼と一緒だし」
ロック 「ベイビーはどうした?」
クリスチャン 「ベイビーはしかるべき場所にいる。ここではないけれど。彼女を見たことは誰にも話さない方がいいと思う」
ロック 「なぜ?なぜ彼女は...」
クリスチャン 「悪いがその時間はない。船の奴らが戻ってきている最中だ。ここにたどり着けば、そんな疑問なんてどうでもよくなる。だから一番気になることを聞くってのはどうだ?」
ロック 「どうしたらこの島を救える?」

クリスチャンがクレアの顔を見ると、彼女は少し笑った。彼もまた笑っている。

外のハーリーはアポロバーを取り出した。ちょっと迷ったが半分に割って、ベンにやった。彼も一緒に食べた。そこにロックが出てきた。

ベン 「彼はやるべきことを教えてくれたか?」
ロック 「ああ。教えてくれたよ」
ベン 「で?」
ロック 「島を動かして欲しいそうだ」

[END]

[補足]

Walkaboutは、そもそもオーストラリアの習慣で、13歳になった時に出る冒険の事。期間は半年で、野生地で過ごす。アボリジニ達の昔の生活を体験するために、決められた道や様式を真似るのが通例らしい。

[感想]

でかいなー。島を動かすって。謎がでかすぎる。

死体が流れ着いた後でレイを殺したわけなんですが、ダニエルが言っているようにタイムラグがあるのかな。ヘリコプターは普通に登場してたけど。それにオーマーはどう思ったんだろう。

あとは小屋のクリスチャン。ベンにはジェイコブが見える場所でも、別の人が行けば違う人物が見えるのかも。ハーリーが入ってたら違う人が見える?3人で入ったらどうなってたんだろう。それにクレアは頭にちゃんと傷がいっていたけど、本物なんでしょうか。だから島から出なかった?

暇を見つけてはちまちま"The Wire"を見てまして、シーズン3の半ばまで来ました。アバドンがダニエルズに見えて仕方なくなってきた。一緒にロンダが出てくるんじゃないかと思った。ありえないけど。

それでは、またー。次回は3時間エピソードの1時間分のみ放送。

---

Writer: Kyle Pennington, Elizabeth Sarnoff
Director: Paul Edwards (III)

Star:
Jorge Garcia as Hugo "Hurley" Reyes
Naveen Andrews as Sayid Jarrah
Henry Ian Cusick as Desmond Hume
Harold Perrineau Jr. as Michael Dawson
Daniel Dae Kim as Jin Kwon
Michael Emerson as Benjamin Linus
Matthew Fox as Jack Shephard
Josh Holloway as James "Sawyer" Ford
Evangeline Lilly as Kate Austen
Elizabeth Mitchell as Juliet Burke
Terry O'Quinn as John Locke
Emilie de Ravin as Claire Littleton
Yunjin Kim as Sun Kwon

Kevin Durand as Keamy
Lance Reddick as Matthew Abaddon
Jeff Fahey as Frank Lapidus
Anthony Azizi as Omar
Grant Bowler as Captain Gault
Marc Vann as Doc Ray
Doug Hutchison as Horace Goodspeed
Nestor Carbonell as Richard Alpert
John Terry as Christian Shephard

Guest Star:
Amanda Carlin as ER Nurse
Charlie Wyson as John Locke (Age 5)
Rebecca Tilney as Emily's Mother
Holland Roden as Emily
Mandy June Turpin as Florence
Sarah Duval as Melissa
Matthew Pedersen as Physical Therapist
Patrick Torres as ER Doctor
Phil Abrams as Gellert
Caleb Steinmeyer as John Locke (Age 16)

Thanks to TV.com

COPYRIGHT © ABC, INC.
スポンサーサイト


home

Design by mi104c.
Copyright © 2017 アメリカドラマ 411, 2007- All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。