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[グレイズアナトミー] シーズン4第15話。ワイアット先生、超ネタバレです。


Meredith (V.O.): The problem with being a resident is... you feel crazy all the time. You haven't slept in years.

メレディスは当たり前の様にワイアットの部屋に入った。

Meredith (V.O.): You spend every day around people in massive crisis. You lose your ability to judge what's normal...

クリスティーナはアパートの部屋に掃除機をかけていた。キャリーがキョトンとしていると、早く荷物をどかしなさいって怒られた。随分機嫌が悪そうだ。

Meredith (V.O.): In yourself or anyone else. And yet people arconstantly asking you to tell them how they're doing. How the hell are you supposed to know?

アレックスはレベッカに朝食を出した。おいしくってもベイビーがいることにしなきゃならないから、とりあえず戻してみた。嘘を重ねるのも大変そうだ。

Meredith (V.O.): You don't even know how you're doing.

メレディスはセラピーを止める事にした。彼女はワイアットをクビにするだけだと言っているが、先週ズブリとやられたのが相当堪えたらしい。何かを放棄するという事自体をやらないと頑張ったが、先生は先生である。

メレディスの母親は父親を捨てた。その父親はメレディスを捨てた。その彼女はボーイフレンドを捨てた。病院の記録を見ると、何回か命も捨てている。これはもう体全体に染み渡っている性格以上のものである。Quitter。それを指摘されたので改めてワイアットをクビにすると言った。

Dr. Wyatt: Now we're getting somewhere.

やっと事が動きだした。先生はやはりプロである。


リチャードはチーフ・インターンのジョージに今日は全て彼の代わりを務めるように指示した。なぜならばウォルター・タプリー(Walter Tapley)というリチャードの先生が来るからだ。エリカは彼がそんな神様の下で働いていたと聞いて驚いた。さらにその彼がSGHに来る。

Richard: We need something impressive.
Erica: I will stab someone in the chest if I have to.

彼女にそう言わしめるほどの人物とは一体どのような人なのだろう。

デリクはメレディスが考えた新しい方法に期待を持っていた。もうすぐボトルを開ける日も近いと元気付けたが、どうにも落ち込んでいる。臨床試験の結果が堪え始めていると思ったデリクは自分一人でやろうとかと言ったのだが、彼女は断った。「私、簡単に止めたりしない!」ってワイアットに証明しなきゃならんからである。

今週の患者はグレタ(Greta)。彼女のボーイフレンド、アンドレイ(Andre)の飛行機がキャンセルになったので手術を数時間ほど先延ばしにして欲しいと言う。彼女の腫瘍は重く、放っておけば後数ヶ月の命。それでも彼と一緒に過ごしたい。自分の愛する人と過ごす時間を大切にしたい。手術を止めると言っているわけではなく、彼を待ちたいというだけなのでデリクは許可した。


レベッカはマークを呼ぶように頼んでいた。そこにイジーが通りかかる。ようやく彼女を見つけたので、アレックスを罠にはめるまねは止めろと怒った。病院の規約上、イジーはアレックスに話していなかったのだが、「彼には何でも話していいわよ」と堂々としている。どうも彼女は本気で妊娠していると思っているらしい。イジーが再検査を勧めると、やると言って彼女も自信満々である。一体どちらが真実なんでしょう。


グレタの妹がデリク達の所に来た。アンドレイという人物は存在しない。4ヶ月前にクルーズに行った時にソウルメイトに出会ったと話しているのだが、写真もないし彼を見た人もいない。4ヶ月前といえば、彼女の症状が始まった時期と重なる。アンドレイを待っていても彼が現れることはない。今すぐ手術を受けるように説得して欲しいと彼女はデリクに頼んだ。


ジョージが立っているとアレックスがタプリーがいるのかと聞かれた。ノー。嘘ついてるって言われた。続いてメレディス。彼女も同じ事を聞いた。ノー。嘘つき呼ばわりされた。これもCIの仕事だからいいや。彼は平然としている。


キャリーはクリスティーナをメレディスのところに連れてきた。掃除もろくに出来ん女がいきなり掃除を始めてえらい目に遭っている。問題ないとメレディスは言ったが、彼女だけがタプリーに会いたくないと言っている。ようやく彼女も重大さに気づいた。とは言うものの、二人とも似たような状況にある。

Meredith: Cristina... are you in the dark place?
Cristina: Yeah.
Meredith: Me, too.

お互いを確認しただけで何の解決にもならなかった。


エリカはタプリーの部屋に来た。彼の考案したバイパス手術をいつも使っているので、ことさら感動も大きい。しかし、彼はただ遊びに来たのではなかった。大動脈弁狭窄症(aortic stenosis)、僧帽弁狭窄症(mitral stenosis)、三尖弁逆流(tricuspid regurge)を煩っていた。心臓の二つの弁を交換し、三尖弁を治療する必要がある。

彼はカルテ、エコー検査結果、胸部X線写真も持って来ていた。さすがの神も自らを手術する事は不可能。周期的な心房細動、肺高血圧症、左心房に血栓があり、同僚では手に負えないと言っている。彼らはタプリーにノーと言うが、リチャードなら断れないと思ってここに来た。


Grey's Anatomy



エリカはリチャードに絶対無理だと言った。資料を見なくても彼の肺血圧の高さだけで、すでに不可能である。このままやったらタプリーを殺した執刀医として歴史に名が残る。リチャードが「黒人の医学生にチャンスをくれた彼のおかげで今の自分がある」スピーチを言う前に制止し、やらないと宣言した。しかしタプリーを見殺しにした医者として歴史に名前が残りますぞ。


あのセックスは最高でした。とローズは思ったのだが、なぜかデリクに避けられている。疑問に感じたら直接本人に聞いてみる。アレ以降、電話すらもしてこないのは全部患者を失ったからであると彼は言い訳した。しどい。後で会いたいと言う彼女に一応OKした。

Mark: You didn't call her?
Derek: When was the last time you called a woman after having sex?
Mark: Yeah, well, that's gonna change. I'm turning over a new leaf.

きっとベイリーの一件が効いたのだろう。心を入れ替えるそうです。おー。みなさん、よーく覚えておきましょう。合言葉は、"new leaf"ですよ。


リチャードはタプリーの手術をエリカが拒否した事を二人に伝えた。

Richard: She thinks she's gonna kill him.
Derek&Mark: Lightweight.

彼女の決定をどうこう言える立場ではない。それと彼にはもう1つ問題がある。女性と寝て翌日に彼女に電話してみたが、彼女がかけなおしてこない。ガッカリさせてしまったんだろうか。留守電が壊れたのだろうか。

Mark: See, the chief calls the next day.
Derek: You don't have to call her back.

いやー、そんな良い人と巡り会ったんですかい。と言っていたが、当然それはアデルである。あちゃー。もう一回かけたら切羽詰ってるって思われる。だから電話ではなくEメールを送って、ディナーに誘う。下心なしで、自信を持って、セクスィに。いやロマンティックに。雰囲気があってコージーなレストランをいくつか知っていると便利ですなぁ。


リチャードは、スタタタっと走っていくジョージを呼び止めた。タプリーの心電図測定とエコー検査をヤンにやってもらうことにしたと報告。ついでに彼に頼みごと。メールの原稿を書いてもらう。彼女は強い男性が好きなので、ディナーに来るように言う。Confident-Casual-Sexyに。

Richard: Tell her... tell her the train is leaving the station, and she better get on it. Yeah.


イジーはアレックスに本当のことを伝えた。今回もやはり陰性。彼はレベッカが吐いたり胸が大きくなったりしているので間違いないと思っている。検査もイジーの考えも間違っていると否定した。さらに自分の事は放っておいてくれと彼は怒ってしまった。


メレディスはワイアットの部屋に来た。自分のチャートを返して欲しいと言うのだが、彼女は他の人のセラピーを行っている最中。それにクビにするというのは認められず、放棄しただけ。戻りたければきちんと予約を取ってからにしなさいと諌められた。ドアを閉められたので、自分で開けるとそこには彼女が座っていた。

Erica: Make an appointment, Grey.

セラピーに通うほど、頑張って仕事しているのである。


今のところ手術の予定はなし。とりあえずタプリーを落ち着かせておく必要がある。ステーキを食べたいって言ってるらしい。十分元気だな。肺機能検査(PFTS: Pulmonary Function Tests)と動脈血液ガス(ABG: Arterial Blood Gas)検査をアレックスに、中心静脈ライン(Central Line: 採決のために入れるチューブ)をクリスティーナに任せた。タックが鼻を垂らしていると連絡があったので、デイケアセンターにはジョージを派遣する。

ところがクリスティーナはセントラルラインをレキシーにやらせると言い出した。彼女はこれをやったことがないのだが、指示を出したっきりどこかに行ってしまった。インターンの面倒まで放棄し始めた。大丈夫なんだろうか。


メレディスはデリクにグレタのことを聞きに来た。彼はまだ話していないらしく、あと3時間で手術をする。アンドレイの夢をもう少し見させてあげたいのは山々だが、手術が終わればそれは消えてしまう。彼女はそういったファンタシーの中に愛は存在するものだと言うのだが、現実の恋愛はいいことばかりはないのでもう少し待ってあげたい。

Derek: Good to know.

彼女は痛みを乗り越えるというより、避けることに頭がいってしまっているようだ。二人の距離はまだまだ離れたままである。


ジョージがタックを連れて帰ってきた。風邪だと思っていたら、別の子にパンチをかましたらしい。グラムクラッカーを巡ってのことである。14ヶ月の子供だけどデイケアセンターの人に呼び出されることになった。一体何を言って聞かせればいいのか全く分からないベイリーだった。

Bailey: My son punches other children. Perfect.


レキシーはジョージに相談に来た。彼は事情を聞いて自分でやると言い出した。それをそばで聞いていたクリスティーナは、チーフに続きタプリーに媚を売っているのだと批難した。それでレジデントに昇格できるのかとまで言っている。自分で全く何もしない人間が他人のことを言い始めたら相当危険だ。

挙げ句には、彼がこの惨めな状況を抜け出す唯一の方法はバークがいてくれることだと言っている。彼のことを分かってくれるバークがいればどうにかなるかもしれないが、彼はもう行ってしまった。彼女はジョージを主語にしているが、自分のことを言っているだけ。何とも悲しい風景である。


デリクはマークに聞いてみた。俺は彼女と付き合っていた時、幸せだったんだろうか。彼女とはもちろんメレディス。マークだったらすぐに前のことは忘れて、カジュアルにやれる。どうして自分はそう出来ないんだろう。彼の助言はこうだった。

Mark: Allow yourself to grow with Rose – share experiences, build memories.

これが彼の言う"new leaf"なんだそうだ。前と言っている事がほとんど変わってないじゃないか。もっと頑張りたまへ、と言ってデリクは去っていった。


ジョージはレキシーと共にセントラルラインの準備を始めようとしたのだが、タプリーは手術をしてもらえる気満々になっていた。そこにリチャードが来てアミオダロン(不整脈の薬)を投与しなさいって言ったから、さあ大変。「何で今から開胸手術する人間にそんなもんをぶち込むんじゃあ!」って怒り出した。「お前さんはわしが見込んだチーフじゃない。今すぐ手術しないならわしゃ帰る」とジタバタするので、もう一度エリカを説得する事を約束した。


メレディスも徐々にクリスティーナが心配になって来た。もはや手術を観察もしない。ちょっとくらいタプリーの側にいるだけじゃ何の意味もなくて、彼の下で働かないとスターにはなれないからだとクリスティーナは言う。レキシーがメレディスに相談に来たが、「顔だけかしこまっても何も言わないわよ。ダディに捨てられなかった子が捨てられた彼女のところに来てもうっとしいだけ」ってメレディスの代わりに追い返した。Losing her mindな彼女はどこまで沈んでいくんでしょう。


同じカフェテリアにいるキャリーのところにマークが来た。2分後に3階のコールルームへゴー。彼女はエネルギー全開だったが、彼は「食事を楽しみましょう」って言った。ぽかーん。ミールって食事以外の意味がありましたっけ状態。

Mark: I've turned over a new leaf. From now on, if you want this, you're gonna get this, too.

最初のthisで下半身を指差し、次のthisで頭を指した。そこにエリカが来た。ということで、彼の脳みそを試してみた。スリーサムを考えておるであろう。ビデオで撮影してみてはどうだろう。うふふってエリカと寄り添った。ぬぬぬぅ!っと来たが、マークはこらえて席を立った。10分後に当直室に来るんでしょうか。losing his mindである。


リチャードが来た。このままではタプリーを死なせるか、手術で死なせるかどっちがいいか。エリカは前者を選んだ。おい。彼の頭もボチボチ頂点に来ている。どうして俺の周りの女はみんな言う事を聞いてくれないんだ。キャリーは何回も席に立とうとするし、エリカは手術をやらんと言う。おまけにアデルはまだ電話を返してこない。彼もまた、losing his mindである。


こちらのlosing her mindな女性。デリクはグレタに説明した。腫瘍が出来ると現実と想像の境目があやふやになる。アンドレイもごっちゃになって生まれた男性だと言ったのだが、彼女は彼の存在を良く思わない妹の差し金だと思っている。

彼の写真があるか尋ねると、彼女は日記に描いたアンドレイの絵を何枚も見せてくれた。デリクはこれはまずいと思った。しかしメレディスは写真がないと指摘した。日記や書き物をよくやるのかとか、それはハイパーグラフィア(hypergraphia)という症状なのだとか彼の制止も聞かず余計な事を一杯言ってしまう。

彼女はギリシャの島を遊覧するクルーズに乗っていた。サントリーニで乗客たちは降りた。戻らなければならない時間になって彼女は船に駆け込もうとしたが、靴が片方脱げてしまった。時間がないから彼女はそのまま船に乗り込んだ。やがて夕食の時間になり、アンドレイは彼女を見つけてくれた。あの時落とした靴を持って。

もはやシンデレラの世界である。だがその後、彼女は意識を失って記憶がなかった。アンドレイが運んでくれたと思っていたが、実際はバスルームで倒れていた彼女を女性客が見つけた。グレタは思い出せない部分を突かれて怒り出した。

彼女に投与した血清の効果は3時までに切れてしまう。メレディスはそう説明したが、デリクはなぜかそれを否定した。それどころか3時まで待つのだと言う。王子が現れるのか。魔法は解けてしまうのか。彼は3時までは待つとメレディスに残して部屋を出て行った。ローズの呼びかけにも気づかない彼もまた、losing his mindなのだった。どうしたの?


レベッカはマークに顔を診てもらった。自画自賛するほどの出来栄えに、自分でも感動した。そりゃそうだ。あんな顔になったらすごいわな。しかし彼女は不満を感じていた。顔はスゴイんですが、それと釣り合うオッパイがない。おまけにこの貧乳はアタシの性格に合わないとまで言っている。性格と胸って比例するんか。妊娠中の彼女にどうやって手術を施すんでしょう。


メレディスはトイレまでワイアットを追いかけていった。カルテを返せ、それはセラピーで、の押し問答。何も話さなくてもここまでやっているだけで十分セラピーは必要そうだ。そこにレキシーが来た。「許す!」と一言吐いた。ひどい目に遭おうが、親がひどかろうが、理想の姉とは全然違ってようが、愛する姉だから許す!だそうである。彼女が去って、2時にセラピーの予約を入れておいた。


エリカはタプリーの前でリチャードに言った。この事を調べに来るリポータ全員に、彼が言ったから彼女は手術したのだと伝えて欲しい。彼女の考えは正しいのかもしれない。しかし、タプリーは他の誰でもない旧友のリチャードにこれを頼みたかった。もし、自分が死ぬ事になっても、彼にサヨナラを言って欲しい。泣かせる師弟愛。


マークはイジーに話を聞いた。妊娠していないと知って、彼は急性ストレス障害(ASD: Acute Stress Disorder)なのではないかと考えた。トラウマとなる出来事があった後、鏡で自分を見る度に別人が写っている。精神的なダメージが募りに募った。前に産んだ子供がいなかったかのように振舞っていたのも、そのせいかもしれない。もう一度妊娠検査をし、彼は精神科医をあてがうことにした。


ジョージは文面を作ってリチャードのところに持ってきた。そもそもそういうことが得意ではない彼に頼んだのが間違いである。

George: "Dear Adele, eat with me. The love train is leaving the station, and you know you want to take a ride – take a ride on my love train."

全く何のひねりもない文章。諦めて自分で書くことにした。


一応、マークはコールルームの近くに来た。キャリーはウズウズしている。そこで彼は「どうしてずっとセックスが必要なのか考えた事がある?」と聞いてみた。みんな彼に聞いてみたい疑問だったのだが、彼の方が聞いている。おかしー。彼女曰く、ごちゃごちゃした頭がスッキリするんだそうだ。最良の薬である。

コールルームのドアを開けた。ところが中で座って話がしたいと彼は言う。何を話すのって体をゆすりながらキャリーが聞くので、さっきのお返しをした。例のスリーサムについてである。ベッドの上でエリカの仮面を引っぺがし、スクラブキャップを破いてあのブロンドの髪を引っつかんでヒーヒー言わしたい!って言ったらドン引きされた。作戦成功。キャリーは自ら去っていた。知恵をつけましたな、師匠。


そんなイケナイ妄想をされているエリカは、リチャードと共にORにいた。いよいよ開胸の始まり。

Richard: Don't screw it up.
Erica: I'm gonna kill you.


セラピーに来たメレディスはいきなりデリクの事を話し始めた。グレタの妄想が気に食わないと思って部屋を出たと考えた。妄想の男性と浮気したみたいな感じだったと言った。えらい解釈だなぁ。

それを聞いたワイアットは、二人の関係を放棄したのは彼ではなく、メレディスの方だと言った。自分はやり直したかったが彼がローズとキスしたから、彼の方が悪いと彼を責める。しかし、先生はおっしゃった。人は過ちを犯すもの。彼女は何もしないで彼が失敗するのを待って、関係を放棄する理由を作らせるのを待っていた。

さらに彼女の中に潜む自滅的な心についても触れた。去年、溺死しそうになったのがいい例である。彼女は患者を救うためだと言ったが、心のどこかに死ぬ事を望んでた自分がいる。人は生死の狭間に近づきたくないと思うもの。しかし彼女は自ら飛び込んだ。そしてなるようになって欲しいと願った。

彼女は自分の命を粗末にしている。自ら手首を切るところまでは行かないが、軽率な行動をしているのは確かだ。それは母親に役に立たない人間だと罵られ、自分でもそうだと思い込んでいるからだろう。もし、この問題に本気で向かい合わなければ彼女はいずれ命を落とす事になる。

認められない彼女はカルテを返して欲しいと言った。ワイアットはこれ以上責任を持ちきれないと思ったのか、彼女にそれを返した。

Meredith: And don't ever talk about my mother again.

セラピーや相談は、自分が言って欲しい事を言ってもらうために行くのではない。それだったら友人をバーに誘えばいいだけの話。聞きたくないことを他人に言ってもらうべきなのだが、彼女はそれを受け入れる準備をしてワイアットのところに来たのではなかったようだ。


血液が漏れ出した。バイパス手術に切り替える。血栓があった左動脈が破れていた。やはり手術をしたのは失敗だったのか。エリカはリチャードのせいで名声が下がる事を責めた。しかし作業は一瞬で終了。血液の漏れは一切なし。彼女は出来ないと感情的になっていたが、気づけば上手くいっていた。

Richard: You were saying?


デリクは5時を過ぎるまでグレタと共にアンドレイを待った。彼女は時計が間違っているのではないかと思った。彼の飛行機が遅れているのかもしれない。電話してこないのは、飛行機に乗っているからかもしれない。彼女は色んな可能性を考えた。彼が来ると信じていた。

しかし現実は違う。デリクは腫瘍がそうさせているのだと教えた。アンドレイがそもそもいなかったことも教えた。彼女はショックのあまり泣き出した。ようやく事実を受け入れた彼女は、涙が止まらなかった。遠くに見ている妹とメレディスに、彼は小さくうなずいた。


タッカーがタックを連れてベイリーのところに来た。彼のパンチ癖は随分前からで、タッカーに対してもやっていたらしい。それを話してくれなかったと彼女が言ったことから口論が始まった。手術には口出ししない代わりに、自分の育て方に口を出すな。彼は3時間に1回しかセンターに顔出ししない彼女を責めた。慌ててジョージがタックを連れ出しに来た。

彼女は家庭を支えるために働いている。働いていると子育て出来ないし、キャリアは待ってくれないからここで頑張っている。だからその子育てという素晴らしい仕事を彼にやって欲しいと言うのだが、彼には一日中鼻を拭いたりオムツを替えたりするのが耐えられなかった。それをやるのが当たり前だと言うミランダ。仕事が好きだから働いているだけだと言うタッカー。

外で待っている二人にも聞こえるほどの大喧嘩だった。男の口から言ってみて改めて分かる主婦業の大変さ。世のご主人方も奥さんの頑張りを認めましょう。ってデボラさんからのメッセージ。二人はこの先もずっと分かり合えないままなのだろうか。


イジーは超音波エコーでレベッカの子宮内を見せた。まだ早すぎて見えないと言うのだが、同じ6週目の女性の写真にはしっかり胎児の姿が写っている。遅れてアレックスが入ってきた。ようやく事情を飲み込んだ彼は、イジーを部屋の外に出して二人きりで話をする。

アレックスは自分の目で検査結果を確認した。β-HCGが一度も上がっていない。彼女は流産したのではなく、そもそも妊娠していなかった。それを聞いた彼女は、「流産」したのだと泣き始めた。彼女の心はすでに正常な判断が出来ないほど擦り切れていた。アレックスは彼女を抱きしめ、大丈夫だと慰めた。彼女もまた、losing her mindな状態であった。


グレタに対しても前回同様、同時にウイルスを注入する。しかしすぐに血圧が上昇。徐脈(脳に血液が十分送られない状態)になってしまう。マニトール1g/kg、ラシックス20g/kg投与。頭蓋内圧の上昇を抑える。そこにナースが報告に来た。

Derek: Is there a problem, Dr. Grey?
Meredith: Andre's here.


「オリアリー」(タプリーはずっとジョージをこう呼んでいる)は彼の部屋に走って入ってきた。頑張っていると誉められたが、本筋と違う部分なのでインターンに逆戻りしたからだと事情を話した。

Tapley: Learning is like, um, healing, it happens over time. Listen. Keep running. But not because you want to cut corners. Because it makes you a better doctor.

こうやって人生のヒントを与えながらリチャードを育ててきたのだろう。ジョージは神妙な面持ちで聞いていた。リチャードに術後エコー検査の結果と未処理の器官逸脱場所がないか確認するように言われ、彼は部屋を出た。ニヤッとしてまた廊下を走っていった。


レキシーが廊下に座り込んでいるクリスティーナを発見した。相変わらず散々言われたが、この世界では自分だけが頼りだから放っておいてくれと言っている。そこでレキシーはタプリーの手術に参加し、彼の心臓を見るという貴重な経験をしたと話した。彼女が言うように皆自分の力でやっているのなら、彼女にも奪えない物がある。レキシーの体験も思いもプライドも。


ジョージはベイリーに、タプリーの術後検査結果が入ったファイルを渡した。そこにはタッカーがまだいる。彼女は息子と一緒に過ごしたいからだと言っているが、その表情は浮かない。彼はタックを預かるから、思いっきりタッカーとやり合って来たらどうかと言った。


アレックスはイジーの服を探していた。レベッカはもう2-3日泊まるらしく、着替えが必要になった。彼女が偽装妊娠していた事も精神科医が必要な事も分かっている。イジーから服を受け取った彼は、自分で着替える事すら出来なくなった彼女の服を着替えさせていた。アレックスはこの先どうするつもりなのだろう。彼もまたlosing his mindである。


ジョージはタックを抱いたままリチャードにも報告。明日の委員会、タプリーのエコー、ハーンが彼を診ていることを報告。タックについて聞かれたので、ベイリーと付き合っているという明らかな嘘をついた。トーレス先生との離婚が成立し次第、ベイリー先生とヴェガスに行ってきます。

複雑な事情がある事を理解してくれたが、問題がまだあった。アデルが返信してきてくれたのだが、これがまた誤字だらけ。アイツもまだまだじゃのう、って思っていたらメールを見る方向を間違えていた。Emoticonを知らなかったらしい:-D

これは顔を左90度に傾けると意味が分かるんです。彼女が送ってきたのは";-)"。ウィンクしているわけだが、これを誤字だと思ったようだ。つまり彼女は喜んで誘いを受けてくれている。彼のメールは上手く行ったので、ご満悦である:-)

Richard: O'Malley. Good work today.

部屋を出たジョージはタックに自慢した。色々大変な一日だったけど、ようやったと誉めてもらった。よく分かっていない彼だが、少なくともアンクル・ジョージにパンチをかますことはなかった。彼の前では非常におとなしい。


デリクはメレディスと共に妹とアンドレイに状況を説明した。腫瘍に達する事は出来たものの、それが脳の腫れを招いた。MRI検査をしたところ、腫れは脳に損傷を与え彼女が目を覚ます事はなくなってしまった。

メレディスは彼の存在を信じず、待たなかったことを詫びた。あまりにもキレイな話すぎて信じられなかった。彼は彼女が髪をなびかせ、片方の靴だけで船に登っていくのを見て、おとぎ話のようだと心をときめかせた。人生で最も美しい出来事。彼は純粋にそう感じた。

おとぎ話の主人公はいつだって目を覚ます。彼はそうなると信じていた。だが現実は厳しかった。メレディスが言っていた現実の愛。そこにはファンタシーはなかった。

Meredith (V.O.): Don't wonder why people go crazy. Wonder why they don't.

シンデレラの手を握って涙を流す王子様。メレディスは居ても立ってもいられなくなって、部屋を出て行った。それを見ているだけのデリク。


Meredith (V.O.): In the face of all we can lose in a day... in an instant... wonder what the hell it is... that makes us hold it together.

マークがエレベータを止めると、エリカとキャリーがいた。キャリーが「彼がずっとスリーサムのことばかり言うの」と言い、「あなたは一度に二人は扱えない」とエリカが言う。「出来るけどやらないよ」と言うマーク。エリカは本当か確かめた。キャリーに本気でキスしてみた。

Erica: Too much for you.
Mark: Damn it! On call room right now.

呆然としたままのキャリー。これは計画になかったらしい。Losing her mindな彼女。"new leaf"はどーしたマーク?


デリクはローズの姿を見つけた。彼のディナーの誘いを断る彼女。彼女が怒るのも無理はない。しかしデリクは二度と同じ事を繰り返さないと誓った。

Derek: Can't this just be easy? Fun? We don't need that... fairy-tale thing right now. We just need a little happy.

人は許し許されて前に進んでいく。現実の愛には傷みも伴う。それを理解している二人は手をつないで病院を出た。


ワイアットの部屋に戻ってきたメレディス。彼女はすでに泣いていた。

Meredith: My mother tried to kill herself when I was a kid... after the love of her life disappeared. I never told anybody that before.
Dr. Wyatt: Okay.
Meredith: So you think I'm broken? Fix me. 'Cause I'm no quitter. Let's go.

ようやく彼女は自らの足で一歩を踏み出した。失った心を取り戻すために。

[END]

[感想]

タイトルをちょいちょいはさみ込んでみました♪

今週もジョージとアレックスだなー。ジョージのあっちこっちにぶつかりながらとりあえず前に進んでいる感じがいい。アレックスの見返りを求めない感じ。愛って言うより同情に近いのかもしれないけど、彼のそういう面が今までみられなかったので良かった。

ワイアット先生がどんどん存在感を増していっていいですね。"Monk"のチャールズみたいにちょくちょく出てきて、相談に乗ったりしないかな。准レギュラーで。

ますますデリクとローズが近づいてるんですがどうなんでしょう。なんかしばらくこのままでもいいじゃないって思ってたら、来週にはフィナーレ。マークとエリカの不思議な関係も楽しいし、レベッカを含め全体的にあんまり動きがなくてもいいかなーって思った。とはいえ、Elizabeth Reaserは新しいドラマが決まったので、今シーズンで終わりかな。

それよりクリスティーナはなんとかならんもんかいの。自分で悩むのはいいけど人に考えを押し付けたりする人は嫌いなもんで、あんまり見ていて気分がよろしくない。いやいや、あれはレキシーへの『同情からの人気度アップ作戦』なのかも。

リチャードっていいおじさんだなーって思いつつまた来週。"Supernaural"や"Lost"がないとは言え、2時間なのでアップは時間がかかると思います。皆様、よろしゅうに。

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Writer: Debora Cahn
Director: James Frawley

Star:
Patrick Dempsey as Derek Shepherd
T.R. Knight as George O'Malley
Sara Ramirez as Calliope "Callie" Torres
Eric Dane as Mark Sloan
Sandra Oh as Cristina Yang
Brooke Smith as Erica Hahn
Chandra Wilson as Miranda Bailey
Katherine Heigl as Isobel "Izzie" Stevens
James Pickens Jr. as Richard Webber
Justin Chambers as Alex Karev
Ellen Pompeo as Meredith Grey
Chyler Leigh as Lexie Grey

Guest Star:
Amy Madigan as Dr. Wyatt
Elizabeth Reaser as Rebecca/Ava

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