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[New Amsterdam] シーズン1第4話。超ネタバレ。


一人の女性が襲われていた。呪文か何かを唱えている。上に跨った男がナイフを振りかざして彼女に突き刺した。そこで目を覚ましたジョン。夢だった。目の前にいた"36"に話して聞かせた。彼は周りの陸が見えない海の真ん中を一人泳いでいた。果てしない海に泳ぎ疲れていると、ボートが見えてくる。女性の声も聞こえてきた。そこに向かって泳いでいったら、突然クジラが姿を現して飲み込まれた。しかし、彼はクジラのお腹の中で生きていた。

心配そうな犬に嘘をついていたら、オーマーが入ってきた。

Omar: Maybe you can fool the dog, but that story ain't about you. That's Jonah.

旧約聖書のヨナ書の話である。彼はロバート・キャンプのことを調べてきてくれた。ニューヨークタイムズの2003年12月19日。サラと結婚したという記事が載っていた。相手が既婚とあっては、さすがに運命の人とは考えづらい。だがジョンは相変わらず楽観的である。結婚を25回もしてきたのだから。彼の電話に着信。

彼女はロバートと電話で話していた。どうも結婚生活はあまり上手く行っていない様だ。「大きな声を出さないで」と言っている。そんな彼女が手にしているのはジョンの検査結果の資料。発見があったのだろうか。彼女の下に急患が入ったので、そちらの方に向かった。

運ばれてきたのは、冒頭でジョンが見ていた夢の女性だった。到着したジョンは、彼女がささやき続けている言葉に耳を傾けた。犯人の事なのか。それとも違う事なのか。全く分からないまま、彼女は心停止状態になった。そこにサラが来て、彼女の治療を開始。


== New Amsterdam ==


ジョンが外で待っていると、サラが報告に来た。彼女は結局助からなかった。複数箇所の刺し傷があり、レイプされた痕もあった。「転職を考えた事がある?」と聞いているくらい、彼女は暗い表情をしていた。

彼は彼女が結婚指輪をしていないことに気づいた。仕事場ではしないだけと言っているが、ジョンには別居中であることがすぐに分かった。

Sara: Marriage... it's hard.
John: Yeah. Well... I've got the scars to prove it.

彼女はちょっと楽しそうだ。傷の話が出たついでに、体にあるいくつかの傷について尋ねた。心臓の上部にある傷。剣で刺された。肩の傷は、銃弾を受けたことによる。胃の方はショットガン。腕の傷は、庭いじりをしていて。と言うのは冗談で、ダガーでの切り傷。これだけの重傷を負って死なないとは、医者としてもラッキーとしかいいようがない。いや、アンラッキーと言うべきか。

John: Well, that'll depend on whether you'll have dinner with me tonight.

彼女は夜勤があるのでダメ。明日の夜はと聞いたら、仕事とプライベートを分けたいという事だった。もう一押し行こうとしたら、イーヴァが来てしまって終了。病院を出ると二人の関係について聞かれたので、彼女が自分に惚れてるんだけど気づいていないとだけ説明しておいた。単なる自信家なのか、経験からなのか。


話しながら道路に飛び出てみた。横から来た車が衝突しそうになったが間一髪で停止。イーヴァはヒヤッとしたが、彼は死なないのだ。

John: I have good karma.

Earlとは真逆なのである。


NYPDは彼女が殺害された現場を捜索。ジョンは早速地面を調べていた。ここは元々Lang Mesjeと呼ばれていた場所で、オランダ語で「長いナイフ」という意味らしい。そこで彼女がナイフに刺されて殺された。

かつて小川が流れていた事もあり、地面は砂質。だから靴跡がキレイに残るだろうと思って調べていたのだ。EMTのものでなければ、犯人の靴型である可能性がある。そこにサントーリ。現場に最初に来た警官によると、被害者の服はほとんど破られていた。警官である彼ですらも見たことないような量の血液が流れていたそうである。

Eva: What is it about women that scares men so much, they need to rape and kill to destroy it?

彼女は怒りに満ちていた。


フラッシュバック。1813年、ブロンクス(Bronx)。ジョンは馬車の御者をしていた。屋敷の前で止まると、酔っ払いの男ダースト(Durst)が降りてきた。彼が家の中に入るのと入れ替わりに女性が出て来た。二人は恋仲のようだが、人知れず付き合っている。今晩会うことを約束して、その場は別れた。

現在。ジョンは被害者の女性マリー・ワース(Mary Worth)が死ぬ間際に発していた言葉の一部を聴き取っていた。ラテン語でほとんど分からなかったものの、Salve Reginaだったことから彼女が修道女だったことは間違いなさそうだ。

ジョンがなぜローマカトリックのことについて知っているのかサントーリに尋ねられたが、あの辺りにursulinesが住んでいた事から推測したと誤魔化した。イーヴァにははっきり言うのに、彼には結構適当だ。彼女達は1812年にコーク(Cork)から移り住んできた。


検死官マンク(Mank)によると、複数の刺し傷に加え、腕と首に打撲傷があった。犯人と格闘した時についたと思われる。凶器は、ノコギリの刃状ナイフ。精液の跡と爪の下にはさまっていた髪の毛からDNAを調べる事にする。膣も激しく裂かれていた。

Mank: I hope you find this guy.


フラッシュバック。ジョンが部屋で読書していると、誰かがドアのところに立っている。約束どおりファニー(Fanny)は来てくれた。彼が中に招き入れようとしたが、彼女の様子がおかしい。何があったか尋ねても、「誰にも知られてはいけない」と泣き出してしまった。

現在。イーヴァの下にDNAラボから連絡。マッチがなかった。ジョンは連続殺人の線もあると見て、ニュージャージー州も調べさせる事にした。一方の靴跡の方は救命士とはマッチせず。大きさからして身長180cmくらい。靴底が特殊な形状をしているし、幅が随分広い。糖尿病を患っていて、足が腫れているからかもしれない。

DNAの方はニュージャージー・シティから1件、ホーボーケン(Hoboken, NJ)から1件。さらにジョンに緊急の連絡が入る。新たな事件が発生。アップタウンの方で起きた。被害者はまだ生きている。


ジョンとイーヴァはフランシスに来た。被害者女性アマーティア(Amartya)は処女だったため、ショックはなおさら激しかった。彼女から話を聞くことになるが、彼女もまた「誰にも知られてはいけない」と言っている。

彼女はデザイナーで、37thと8thのところでファッションの撮影を行っていた。アップタウンでタクシーに乗ったのだが、運転手がタイヤにトラブルがあると言って公園で停車した。手伝ってほしいと言われて様子を見に外に出ると、髪を引っ張られて襲われた。

犯人はパチュリ油(patchouli oil)というインド特有の油のにおいがしたと言う。男に犯された彼女は、ナイフを持った彼の手を噛んで隙を作り、ひざを蹴って逃げ出した。暗かったのでしばらく木の陰に隠れ、その後この病院に駆け込んで来たのだった。

病室に彼女の姉のシャーヴィ・ヴィクラム(Charvi Vikram)が来た。彼女は家族の問題だからと避けようとするが、昨晩すでに一人が殺されている。このまま捕まえられずにいると、新たな犠牲者が出るのは明らかだ。

男の身長は高く、白人。さらに聞こうとすると、シャーヴィが止めに入った。家族への心配はあるものの、犯人への憎悪はあまりないようにも見える。タクシーの番号を聞くと、下2桁"x98"という部分しか覚えていなかった。一刻を争う自体だが、この事件を公にするなと姉が大声を出し始めたので、これにて終了。ジョン達は連絡先を置いて病室を出た。

John: Amartya, think of the next victim.


フラッシュバック。ジョンは厨房を訪れ、キャサリン(Catherine)にファニーのことを尋ねた。何か知っているようだが、彼には話せない事情のようだ。そっとしておいた方がいいのだと言う。彼はキャサリンが家族を養うために、小麦粉を盗んでいる事を知っていると言って無理矢理話させる手段に出た。

Catherine: Durst's favorite sport is deflowering. That's the only flour he cares about. 13 years ago, it was my turn. Now it's Fanny's.

今回の事件もまた、ジョンがかつて体験した出来事を思い起こさせていた。本当はイーヴァ以上に事件解決への思いは強いのかもしれない。

現在。タクシーの免許証番号とSpecial Victimチーム(性犯罪専門)のデータベースから、一人の男が浮かび上がった。3年前に性的暴行罪で逮捕されたのだが、被害者が協力を拒否したため釈放されていた。名前はフィリップ・ロング(Phillip Long)。ニュージャージー在住で、身長は190cm。


タクシー番号"4x98"を追跡。男は車を置いて逃走した。イーヴァ、サントーリ、ジョンは三手に別れて彼を追い詰める。しかしイーヴァが彼に捕まってしまった。ナイフを手にして、近づくジョンとサントーリをけん制する。

ジョンはすぐに彼の持っているナイフがアーミーレンジャーナイフだと指摘した。特殊形状で刃はノコギリの様にギザギザになっている。彼もかつて所属していた。彼女を殺すと脅しているが、レイプした人間しか殺せない事も分かっている。さらに、糖尿病を患っていることを指摘すると、彼は一瞬気を緩めた。イーヴァがフィリップの靴を踏みつけて反撃。ジョンは腕を切られてしまったが、彼の腕を押さえつけて無事逮捕。


傷口はもちろんサラに縫ってもらう。他に医者がいたが、直接彼女を指名した。

John: You really think I got stabbed just to see you? Now, that's a little narcissistic.

彼女は俺に惚れている、というナルシシストぶりは隠しておいた。彼の他の検査結果も帰ってきたらしく、血小板レベルが通常の10倍、factor-8(myostatin: 筋肉量を抑制する遺伝子)が非常に低い。

John: I love it when you talk medical.

彼女は笑っている。二人の仲は順調のようだ。


ジョンはイーヴァと共にスタジオを訪れた。犯人を逮捕したので、顔を見て確認してもらうためだ。DAはDNAに加えて、物理的証拠があればすぐに片付くと言っている。唯一の目撃者でもある彼女が認めれば、連続強姦殺人事件も終わりを迎えることが出来る。場合によっては証言もしてもらう必要があると言ったら、彼女はためらった。挙句にカメラマンのベン・ロビンソン(Ben Robinson)がやってきて邪魔が入ったので、気が変わったら連絡するように言ってスタジオを後にした。


フラッシュバック。ジョンはファニーの下を訪ねた。ダーストは酔っ払っていたものの、強い力に抵抗する事はかなわなかった。

Fanny: I tried to fight him.
John: Did you?

ジョンは彼女をどう慰めていいのかすらも分からないでいた。彼の心無い言葉に、唯一心のよりどころにしていたものを失ったとファニーは泣きながら部屋を出て行った。

現在。6人の男が並べられ、アマーティアが顔を確認する。3番。フィリップが選ばれた。2歩前に出させ、改めて確認した。この男が自分をレイプしたと彼女は断言した。暴れる男を取り押さえ、連行されていく。ワンウェイミラーだとはいえ、彼女は怯えていた。誰かに言えば殺すと男は言っていたからだ。イーヴァは二度と彼女に触れさせないと誓うのだった。


イーヴァは初めてオーマーズに来た。ジョンは彼女の事をオーマーに全く話していなかった。彼女は彼に色々興味があるようで、オーマーとどれくらいの付き合いかとかアノ前世ジョークは何なのかと聞いたりしている。「死んでもいいみたいじゃない」と彼女が言ったら、「そうでもないよ」とオーマーが返す。

事件が終わってくつろいだひと時。ジョンも加わってこれからと言う時に、ニュースが流れた。DNAの証拠不備により、フィリップが釈放。ゴシップサイトの情報から目撃者がアマーティア・ヴィクラムだと特定され、写真まで流れてしまった。今までの努力も彼女との約束も全てが台無しになってしまった。


ジョンは早速スタジオを訪れた。彼は、ファニーとの間にあった出来事を話した。あの時、彼女が求めていたものは平穏と保護だった。だけど彼はそれを理解していなかった。そして彼女を傷つけてしまった。だから今度はアマーティアのためにそれを守る。

シャーヴィが来て、中断。警察による保護もつけると約束したが、家族の問題だから自分達で彼女を守ると別の場所へ連れて行ってしまった。彼女はインド人であるから、慣習やしきたりもあるだろう。だが、そこまで家族の問題だとこだわる理由はなんなのか。


フラッシュバック。キャサリンやファニーが夕食を食べているところにジョンもいる。彼女も強く振舞っているのか、自分からジョンに声をかけた。そこにダーストが来た。一瞬にして雰囲気が悪くなる。今度はファニーの妹のジョアンナを毒牙にかけようとしていた。ジョンは彼にワインを差し出して、邪魔を入れた。

Durst: Watch yourself, coachman. What's mine is mine.

現在。アムスターダムの下に電話が入った。アマーティアがわざわざ連絡してきてくれた。オーマーズで話を聞く。彼女も以前大きな屋敷で働いていて、独立できるようになってから家族をこちらに呼んだ。小さな町に住んでいた彼らに家を借りてあげたのだが、あまりにもアメリカ人が多く、また都会過ぎたためになじめなかった。だから小さなインド人が住む町Jackson Heightsに引っ越した。家族は姉と共に店を経営している。

そんな家庭を持つアマーティア。彼女の名前は偶然にもimmortal、つまり不死身・不滅と言う意味があるそうだ。ジョンは警護をつけることと、その手筈が整うまでオーマーズで面倒を見てもらえるようにすることを約束した。

ジョン 「兄弟姉妹はシャーヴィ一人だけですか?」
アマーティア 「二人の兄弟と妹がいたんですが、彼女の方は亡くなりました。あなたの方は?結婚しているんですか?」
ジョン 「今はしてません」
アマーティア 「でも、誰か気になる人はいるんでしょう?」
ジョン 「ええ」
アマーティア 「だったら待っててはいけません。私の宗教では、魂の再生を信じています。でも、そうやって魂が時間を越えてさまよい続けるのは、本当の相手を見つけるためだと思うんです。だからもしこの人だと思ったら、失わないように出来る事全てをすべきだと思います」

というわけで、フランシスにやってきた。

John: Care for a ride, milady?


彼は馬車を用意していた。彼女を乗せて静かな通りに出た。

ジョン 「全てものは変化する。このルールが唯一変わらないものだね。ここの家は皆馬小屋だったんだよ。ワシントン・スクウェアに行きたい時は、ここに馬車を停めていた]
サラ 「昔ここにいたみたいな言い方ね」
ジョン 「だってそうだったから。自動車が馬に取って代わると、芸術家達の仕事場に変わった。ドライサー(Theodore Dreiser)、オニール(Eugene O'Neill)、E.E.カミングス(Edward Estlin Cummings)も皆ここに住んでいた」
サラ 「私、カミングス好きよ」

"For life's not a paragraph. And death I think is no parenthesis."

(直訳すると、「なぜなら人生は段落ではないのだから。そして死は、挿入句なのではないと私は思う」です。人生は短くはかない文章、あるいは一単語のようなもので、段落の様に長いものではない。死はその中に含まれる挿入句の様に続きがあるわけではなく、そこで文章が終わるピリオドの様なもの。短い人生には終わりが来るのだから、今ある人生を精一杯生きよう、って感じだと思う。詩全体は、最後に付記しておきます。)

サラ 「そうそう」
ジョン 「いい詩人だけど、ひどい酔っ払いだった」

やがて夜になった。二人は馬車を降りて、橋(Brooklyn Bridgeかなぁ。Manhattan Bridge?)の見える場所へ。

ジョン 「真実の愛って信じてる?」
サラ 「あら。すごい質問ね」
ジョン 「たった1つの質問」
サラ 「この世界に自分にとっての相手は一人だけ、って意味でいいのかな?」
ジョン 「それ以上うまく言いようがないね」
サラ 「全くのおとき話だって思う。化粧品会社の広告の文句みたい("Made up by Madison Avenue to sell cosmetics.")」
ジョン 「本気でそう思う?」
サラ 「娘が母親から貞淑さを受け継ぐための言葉かな。はっきり言うとね。そんな事を信じてる女性をかわいそうだなっていつも思ってたんだけど...」

サラの方からジョンにキスした。

ジョン 「言っただろ。変化だけが唯一変わらないものだって」

ジョンに電話。事件発生。現場に向かった彼を待っていたのは、殺されたアマーティアだった。腹から血を流して死んでいた。


フラッシュバック。ジョンはバーでのパーティに参加していた。そこにいた警官にダーストをレイプと暴行の罪で告訴したいと話した。被害者はメイドだが、彼が代わりに告訴する。彼は有り金全部を渡したが、そこに入ってきたダーストがその何倍もの金の入った袋を差し出した。重さを比べるまでもなく、ダーストは無罪だと警官は裁きを下した。

現在。ドアを破壊しそうな音がする。出てきたのはジョン。怒りのあまりに当たっていた。オーマーが彼女の食事を作るためにキッチンに入っていた隙に、彼女が店を出てしまったのだ。誰の責任でもないが、ジョンは自分が店にいて見張っていればよかったと後悔していた。


彼は前回の事件との違いに気づいた。まず、彼女に誰かが電話をかけていた。次に、ナイフによる傷口がノコギリの刃のようではない。丸みを帯びた刃を持ったナイフ。ロングの可能性もあるが、レイプの痕はなかった。サントーリとイーヴァはロングの方を調べに行き、ジョンは残ってスタジオのカメラマンを調べる事にした。

ロビンソンは、アマーティアが襲われた後、レイプのことまで知っていた。彼女のボーイフレンドだったからだ。彼女の携帯電話の記録から、彼が昨晩彼女にかけたことが分かっている。メッセージを残したが、かけ返してこなかった。なのにいつもの様にスタジオで仕事をしている。

二人は婚約までしていた。そんな状況で事件が起こったために、仕事をして正気を保とうとしていた。婚約は、彼がジューイッシュのアメリカ人であるため、向こうの家族に承諾してもらえなかった。そこでジョンはジャクソン・ハイツで行われているアマーティアの葬儀の様子を見に行った。


フラッシュバック。ダーストが食事をしているところにジョンが乗り込んだ。

John: You are a thief...
Durst: Not likely. I have everything I need.
John: Of honor. Women's honor.

この男は、ファニーには失う"honor"などないと愚弄した。そしてジョンにもまた同じセリフを吐いた。ジョンの覚悟はすでに固まっている。皆が見ている前で、彼をひっぱたいた。

John: I demand satisfaction, if you are a gentleman.

彼は自ら決闘を申し込んだ。全員の手前、ダーストも引けない。ピストルを持って10歩離れた位置に立って行う。明け方、庭園にて。

現在。彼はその時使った銃を未だに持っている。

John: "Take honor from me and my life is done."

William Shakespeareの戯曲"Richard II"に出てくるセリフ。"honor"には多くの意味が含まれる。尊敬、敬意、誠実、高潔、名誉。ジョンは言った。アメリカではもうその言葉を聞くことはほとんどない。

John: Now... it's become just another reason to kill.

人はそのために死ぬ事はあっても、そのために生きる事はなくなったというのか。彼は銃を構えて見せた。パソコンの画面には、亡くなったアマーティアの妹に関するインドの新聞記事(Bangalore Times)が出力されていた。


ジョンはシャーヴィの店を訪れた。彼を見るなり出て行けと言う。だが、今回来たのはアマーティアのことだけではない。妹マヤ(Maya)について尋ねた。

シャーヴィ 「彼女は私たちがここに来る何年も前に死にました」
ジョン 「どんな風にですか?」
シャーヴィ 「事故です。その事は話したくないんですけど」
ジョン 「心が痛いでしょう。そうやって人を失うと。Bangalore Timesの記事を調べたんですけどね。あれは事故じゃない。殺されたんでしょう?刺殺された。名誉の殺人(honor killing)だ。アマーティアに電話をしたのは、あなたじゃないんですか?」
シャーヴィ 「話す必要はありません」
ジョン 「彼女はあなたを信用していた。だが間違いだったようだ。彼女が恐れたのはレイピストじゃない。家族だったんだ。自分がレイプされたと知ったら、彼らはどうするんでしょうねぇ?アマーティアはそれを知っていたんです。妹のマヤがすでにその犠牲を払っていたんですから」
シャーヴィ 「証拠なんてないんでしょう」
ジョン 「あなたが彼女を迎えに行って、誰かに会わせた。そう。こんなナイフを持った誰かにね」

店のガラスケースには、刃の曲がったナイフが置かれていた。

ジョン 「シャーヴィ。次は君の番になるんだろうね」
シャーヴィ 「あなたには分からないわ」
ジョン 「君の妹がここを教えてくれた。あなたを支え愛した彼女がね。彼女にはもっとふさわしい人生があったはずだ」


フラッシュバック。決闘の場所に二人は現れた。もう後戻りは出来ない。立会人の下、決闘の準備が進められていく。

現在。ロングのワース殺害事件は、別の目撃者を得たので罪状認否まで持って行くことが出来た。だが、アマーティアの事件の犯人は彼ではない。彼女の父親を取調室に呼び出した。

ジョン 「誰かがかつてこう言いました。子供より長生きするのは最悪の悲劇だと」
アマーティアの父親 「誰にも知られていはいけないんです」

ジョンは男がアマーティアをレイプし、彼女を殺した事を認めたと話した。彼の表情が少し変わる。

ジョン 「ニュースになる前に自分の口から伝えておこうと思いまして」
父親 「彼が娘を殺したって言ったんですか?」
ジョン 「レイプの状況を事細かに話してくれました。不運にも、その内容も記事になってしまうようです」
父親 「くそったれめ」
ジョン 「そいつは相応の報いを受けることになります。彼は彼女を刺したって言いました。何度も何度も繰り返しね。彼は殺す前にまたレイプしたとも言ってました」


フラッシュバック。二人は銃を持ち、立会人のカウントに合わせ、歩幅を取っていく。10まで数えて振り向いた瞬間、ジョンは撃たれた。

現在。

ジョン 「そいつはケモノだ」
父親 「またレイプしたんですか?そんなはずはない」
ジョン 「辛い事だとは思いますが...」
父親 「違う。彼女は二度もレイプされていない」
ジョン 「どうして分かるんです?」
父親 「私は知っているんだ」
ジョン 「そこにいたんですか?ヴィクラムさん。あなたには黙秘権がある」
父親 「黙ってなどいられない。その男は私のものを盗もうとしたんですよ。家族のために出来る事をしただけだ」
ジョン 「彼女を殺したんですよ」
父親 「そうだ。私は娘を愛していた。彼女も分かってくれる。これが我々のやり方なのだ。人間としてやるべきことをした」
ジョン 「もう一人の娘にも同じ事をしたんでしょう」
父親 「知らないくせに。どうやって分かる?君の住んでいる世界と私達の世界は違うんだ。"honor"のない人生は人生じゃない。」


フラッシュバック。決闘は終わったかに見えたが、ジョンは死なない体を持っている。起き上がって、自分の番だと告げた。ダーストは引き分けを申し出た上に、お金を払うとまで言い出した。

John: You have nothing that I want.

ジョンはダーストを撃ち殺した。本当に"honor"を持っていない無意味な人生を送っているのは、ダーストの方だったのだ。

現在。彼は逮捕された。シャーヴィも共犯で逮捕しなければならない。

イーヴァ 「彼が自白したいと思ってるって知ってたのね」
ジョン 「彼は他の全員に自分がやった事を知らせたかった。それが名誉の殺人の大事な部分だからね」
イーヴァ 「他の呼び方を考えるべきだわ。自分と違う人と恋愛したり、虐待される結婚生活から逃れたり、レイプされたり。そんな理由で女性を殺すことのどこに"honor"があるのよ」

John: What is it about women that scares us so much?

答えは彼女に聞いてみる。サラがジョンに会いに来ていた。


フラッシュバック。ジョンは家を出ることにした。自分のためにダーストを殺した彼についていくと言うファニー。しかし、殺人者は殺人者。ついてくれば彼女の身にも危険が及ぶかもしれない。気にしないと言う彼女だが、彼女には平穏に暮らしてほしい。彼女が一番辛い時にそう出来なかった。だから彼女の下から離れる事で、今そうすることにした。

John: If you care for me at all, Fanny, you will live to a ripe old age. You will marry, you'll have many children, and you'll be happy.

現在。ジョンとサラは数百年の時を経て出会った。二人は心の底から愛し合った。彼が老いて、死を迎えるために。

John: I've waited a very long time for this.


[END]

[補足]

劇中に出てきたE.E.Cummingsの詩"Since Feeling Is First"の全文を掲載しておきます。

since feeling is first
who pays any attention
to the syntax of things
will never wholly kiss you;
wholly to be a fool
while Spring is in the world

my blood approves,
and kisses are a better fate
than wisdom
lady i swear by all flowers. Don't cry
– the best gesture of my brain is less than
your eyelids' flutter which says

we are for each other: then
laugh, leaning back in my arms
for life's not a paragraph

And death i think is no parenthesis


[感想]

ちょっとアマーティアがたくましすぎるだろうとか思いましたが、いいエピソードだった。ジョンの知恵や経験が事件解決を円滑にする様が気持ちよくってしょうがない。サマーシーズン限定、1シーズン11話くらいでやってくらたらいいんだけどなぁ。

8話で終わってしまったけど、一応最後まで書こうと思います。

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Writer: David Manson
Director: Ken Girotti

Star:
Zuleikha Robinson as Eva Marquez
Nikolaj Coster Waldau as John Amsterdam
Alexie Gilmore as Dr. Sara Dillane
Stephen McKinley Henderson as Omar

Robert Clohessy as Detective Tony Santori

Guest Star:
Marjan Neshat as Charvi Vikram
Tony DeVito as Phillip Long
Trish McCall as Eastsider Nurse
Kathleen McNenny as Catherine
Erik Jensen as Durst
Kristen Connolly as Fanny
Katie Henney as Johanna
Michael Pemberton as Shannon
Christina Starbuck as Mary Worth
Howard W. Overshown as Dr. Costello
Michelle Carano as Nurse
Jamie Harrold as Mank
Aaron Lazar as Ben Robinson
Tom Mardirosian as Samar
Yasmin Kazi as Amartya Vikram

Music:
"Of Angels and Angels" by The Decemberists

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