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[Life] シーズン1第1話。超ネタバレ。



Charlie

チャーリー・クルーズ(Charlie Crews)。無実の罪で12年もの間、刑務所生活を強いられた。警察官だった彼に対する囚人の風当たりも激しく、ドクターによれば241針も縫った。しかし、再び審理が開かれ、現場に残されていた物理的証拠は何一つ彼を犯人だと指し示す物ではないことが判明。終身刑から一転、自由の身となった。


Reese


4ヵ月後。LAPDに復帰した彼は、最初の事件に参加した。パートナーは女性刑事ダニ・リース(Dani Reese)。現場は河原近くで、少年が至近距離から胸の辺りを撃たれて死んでいた。銃弾は小さく、音を聞いたという報告も入っていない。遺体付近にはナメクジも発見されていない。

チャーリーは離れて座ったまま動かない犬が気になった。調べでは少年が連れていた犬らしい。

Charlie: Did you ask the dog?

周りは妙な表情で見ているが、調べると犬のお腹には少年を貫通した銃弾が入っていた。しかし、どうしてご主人から離れた場所でジッとしているのかの疑問は晴れない。彼は懐からナイフを取り出し、リースの制止も聞かずにズブリと突き刺した。ビンゴ。地面からは犬が食いちぎったと思われる指先が出て来た。

少年をかばおうとして銃弾を受け、さらに撃った人間の指を食いちぎって地面に埋め、それを守るためにその場所の上に座っていたのだ。

Charlie: Anyone ever love you that much?


Life


チャーリーは刑期を全うして出所したのではなく、検察にかけられた無実の罪が晴れて出てきた。ましてや身内とも呼べる警察官へのものだから、支払われた慰謝料も尋常な額ではない。一説には5000万ドルとも言われている。当然額は明かせないが、そんな噂が立つほどの額であることは間違いない。ちなみに金の管理はテッド・アーリー(Ted Earley)というフィナンシャル・アドヴァイザがやっている。


Ted


彼は12年の刑務所暮らしの影響か、変わった性格だった。新パートナーのリースにいきなり「俺がパートナーなんて嫌だろう」「すぐに転属を申し出るよ」とか「俺と組むくらいだから何かやらかしたんだろう」と言ってみたりする。

でも彼女は単に書類提出したら彼と組むことになっただけで、その理由を聞いたりしなかった。端から見れば嫌な役回りだろうが、彼女は特に気にする様子もない。そういうことを話題にすることの方が気分悪いそうだ。

Charlie: Not a big talker. See, I've learned something about you already.

やっぱり妙な男だ。


二人はジョンの父親ウォレン(Warren)の家に来た。ジョンは彼の血を分けた息子ではなく、妻のアリサ(Alyssa)と元夫との間に出来た子供で、再婚した際に養子として迎え入れた。その元夫は流通目的でのドラッグ所持で現在服役中。あと10年は出てくることは出来ない。ウォレンと彼女との間には一人の娘がいる。

ウォレンは先月、家に侵入された件で警察に連絡していた。現金と宝石が盗まれたのだが、結局犯人は捕まらずじまい。それで鍵やアラームを変えた。という話を聞いたチャーリーは何かに気づいた。ポット。今日はハイになっているのかと突然尋ねた。普通なら起こってもおかしくない場面なのに、なぜか否定しない。

リースはまた制止したが、「後数時間もすれば警察が家宅捜査に来ますよ」「あなたは家族のためにここにた方がいいんじゃないですか」「バスルームに行って来たらどうですか?しっかり2回流すんですよ」と一気にまくし立てた。彼は焦った様子でバスルームへ行った。


残った二人で話し合い。彼女からすればセオリー上、義父である彼が第一容疑者である。マリワナをやっていたのなら、その罪で先に逮捕することだって可能だ。その機会を目の前で潰された。彼の言い分としては、実の息子のように可愛がっていたジョンが死に、悲しみに満ち溢れて耐え切れなくなってマリワナに手を出すような人間が人を殺すはずがない。12年の刑務所暮らしで色んな犯罪者を見てきた彼の洞察力。

二人はパートナーだが、職務上は彼女が上役。捜査で何かあれば、彼女が責任を取らなければならない。と言う説明をしてみたものの、「俺たち大人だし、なんかあったら"rad squad"にでも突き出せよ」とそっけない返事(警察内部の問題を調査する"Internal Affairs"の蔑称)。そこで鳴り出したケータイにも、自分の物だと気づかない。

Charlie: A phone this small in your pocket. It's science fiction, right?

使い方もよく分からないし、画面を見てそのまま切った。彼はそういう男なのである。


改めて妻のアリサから話を聞く。ジョンは学校や近所で問題を抱えていた様子はない。父親が服役している子供達のためのスカウトトループ(scout troop)でも、特に何かあった感じでもない。例の侵入事件だって、事が起きた時には彼女と一緒にいた。

話は前夫のマーク(Mark)に移るので、幼い娘は父親と共に別部屋に移動。彼はドラッグの問題を抱えていたものの、最初から悪い人間だったわけではない。ところが、最初に服役して出所した後、性格が変わってしまっていた。いわゆる"mean"(いろんな意味で性格的にヒドイ感じ)になっていて、嫌気が差した彼女は彼が2回目に入所した際に離れようと思った。

Charlie: So you just dumped the divorce papers in the mail.

チャーリーはかつての自分を思い出して、おもわずこう口走ってしまった。帰りの車中、リースが口をきいてくれなくなったので、事情を説明した。あの瞬間、彼は次にどこに向かうのかを考えていたのだと言う。彼の説明は唐突で本人しか分からないものだが、自分がいない間に前妻がどのような状況に置かれていたのかを思い出して、耐えられなくなったような雰囲気だった。


二人はマークに会いに、マキシマム・セキュリティ・プリズンにやってきた。彼は息子の葬儀にも参加させてくれないと、いきなりリースに声を上げた。チャーリーはこういう男の扱いは慣れている。

Charlie: Do you hate cops?
Mark: Oh, yeah.
Charlie: Well, I hate cops too.

今にも暴れだしそうな男を目で制し、話ができる状態になった。確かに彼はここで敵を作った。しかしそれは彼の敵であって、家族に手を出すようなことはない。皆同じ境遇にいるからで、お互い家族に手を出さないという暗黙のルールの様なものがあるらしい。それはチャーリーも経験している。

2週間前、ジョンが所属するスカウトトループがここに来て、彼と話をすることが出来た。特に問題を抱えている様子はなかったが、マークがここにいるべきではないと自分に言い聞かせるように何度も言っていた。

面会はここまで。二人は彼の言うことを信じたが、ガード達は違う。

Guard: It's the convicts who are here 24/7 that know what really goes on.
Charlie: He means inmates.
Another Guard: He means convicts.

一見同種の言葉に見えるが、inmateにはmateが入っているように同じ場所で過ごす人間といった意味合いも含まれている。それにconvictには有罪を宣告された人間の意味があるが、inmateは必ずしもそうではない。わざわざそれを訂正し、囚人を見下したような発言にチャーリーは噛み付いた。

このガードはチャーリーの12年間も見てきた男で、無実であるとは信じていないらしい。ところがチャーリーは無言のまま、彼の顔に顔を近づける。

The Guard: You getting angry, convict?

怒りは喜びを破壊する。良心を奪い去る。それによって酷い言葉を吐くこともあるだろう。その怒りを乗り越えれば、心に平穏をもたらし、後悔のない心境に達することが出来る。

Charlie: If I overcome anger, I will be delightful and loved by everyone.
The Guard: Are you making fun of us?
Charlie: It is the universe that makes fun of us all.

彼はここで毎日禅の本を読んで過ごしていた。それによって学び取ったのがこれであり、この表情一つ変えることない安定した精神力を身に着けた。自分を散々殴る蹴るしたガードに落ち着き払って説教をしたのだから、バカにされたと思われても不思議ではない。

でも最後の言葉の意味、リースにも分かりかねた。それを彼に尋ねると、"Maybe it's insecure."との答えが返って来た。世界が不安定だから。これまた意味不明。彼もよく分からずに本のまま言ったのかもしれない。ちなみにこの刑務所の塀には"NO RE-ENTRY"のサインが貼ってある。


チャーリーは感情的な面を見せないだけで、根に持ったりすることはある。もらった金でベントリーを乗り回し、前妻のジェニファー(Jennifer)が再婚した相手を捕まえた。彼の「今度は何の罪だ?」という口ぶりから、しょっちゅうこれをやっているらしい。今回は車線変更の際にシグナルを出さなかったこと。ただ、それだけだった。


Jennifer


リースはジョンの友達であるタイラー(Tyler)を署に呼んで話を聞く。チャーリーは横で洋ナシを食べているだけ。彼女が少年から話を聞きだすのに苦労しているのをこともなげに見ている。母親がちゃんと話すように言っても関係なし。彼は彼女に心を開かない。

となれば彼の出番。のはずが、この部署で女性として戦ってきたんだろうとリースの方に言った。何かがある度に戦いを挑むような姿勢。その癖が抜けないまま子供に接しているから、彼の方も話をしづらい。

チャーリーが彼女に近づくと、下がるように命じられる。何もここで取っ組み合いをしようってわけじゃない。彼女を両手で抱きしめ、「腕も心も開いて彼女に接するんだ」と部署の人全員に宣言。周りは奇妙そうに見ているが、タイラーは笑っている。あっさり心は開かれた。

いつまでも秘密を隠し続けることは出来ない。ジョンに何が起きたのかを改めて尋ねると、真顔になって答え始めた。ある男がジョンに父親のケースについて情報があるともちかけてきた。逮捕にいたるまでの過程に問題があったようで、父親を刑務所から出せると言っていた。

その男とはオンラインで会っただけだから素性は分からない。チャーリーの知らない"IM"なるものでやりとりしていただけで、本人は弁護士だと名乗っていた。金さえ払えば、それを証明する情報を渡すと言っていた。ジョンはマークを助けたい一心だったが、結果的に死んでしまった。もし自分が誰かに話していればと、タイラーも後悔のあまりに泣いていた。


後になってリースにIMが何か聞いたが、さっきの件で怒っていて無視された。こちらも堅物パートナーで困ったもんだ。と思っていたら、昔の仲間ボビー・スターク(Bobby/Robert Stark)がやってきた。彼はチャーリーの前のパートナーで、中々陽気な男だ。有名刑事の写真を撮らせてくれと言っている。それで取り出したのが携帯電話だから、何のことか分からないチャーリー。


Bobby


中にカメラが搭載されてるんだと教えてやって、一緒に肩組んでパチリ。12年のブランクを感じさせない仲の良さだ。そんな彼らを見て、無実の罪で仲間が刑務所に放り込まれていたのに何とも思わないのかと、リースは冷たい言葉をかけて去って言った。

Reese: I mean, I'm just saying.

ボビー達も捜査に加わっていた一員だが、今のところチャーリーは、それについての恨みがあるような素振りは一切ない。


リースはルーテナントのデイヴィス(Davis)に呼ばれた。リースの父親と彼女は3年パートナーを組んだ仲。リースは自分の失敗のせいでチャーリーと組まされていると思っていたが、これには裏の事情があった。


Davis


無実の罪が晴れたとは言え、警察は莫大な金を支払わされた。その上に現場に戻ってきたとあっては面子にも関わる。そこにミスをした友人の娘が現れた。彼女と彼をパートナーにし、彼女を上役に置くことで彼の行動を監視させる。上手く行けば頭痛の種が取り除け、彼女のミスも清算できる。

デイヴィスはチャーリーが職務上問題のある事をやったか尋ねた。世界はキレイ事だけではない。リースは悩んだものの、チャーリーがウォレンに家宅捜査前に警告したことを話してしまった。


そんなことを知る由もない彼は、豪邸でブロンド美女と戯れていた。家具1つない家に4ヶ月も住んでいる。そこに管財人のテッドが書類を来たが関係なし。楽しそうに彼女と走り回っている。

そのテッドというのはAttercliffe Capitalの元CEOで、インサイダー取引をやって捕まった。チャーリーとは刑務所の中で知り合い、何度も助けてもらったよしみで和解金の管理という仕事をもらった。ついでに彼の家に住まわせてもらっている。


今回の件での罪悪感なのか、これが彼女の本性なのか。リースは名前も知らない男の部屋から出勤。何も知らないチャーリーは、彼女が運転している横で"For Dummys"シリーズの"Internet"を読んでようやくIMの意味を知ったところ。でも追跡できないことも分かったので、あんまり意味はなかった。

二人はアリサに会いに来た。もちろん情報をくれると言っていた男についての聞き込みが目的だが、前の一件があったのでリースは不安そうにしている。でも何かあった方がこの先の彼女にとって有利なはずだけど。

アリサはあれから夫とも娘とも顔を合わせようとしない。2階から降りて来さえしなくなった。家政婦の相手をリースに任せ、チャーリーは自ら彼女の説得にあたった。というより半ば強引に2階に上がった。

彼女は夫から彼が服役していたことを聞いていた。そんな彼が一体どうやって暮らしているのか。どうやって過去の事に出来たのか。彼女の問いにこう答えた。「悲劇を乗り越えたとか、この瞬間があなたの人生だとか、あなたを必要としている夫や娘がいるとか、なんて言う事はできる。でもそんな言葉に意味なんてないでしょう」

本当に意味がある言葉とは。「あなたの息子を殺した男がどこかにいる。今この瞬間も。私達が過ごしているこの時に。私達がここに座り、私があなたを見ている間にも、ジョンを殺した男は自由の身でいる。この事の方が意味があるでしょう」

彼女はうなづいた。ここでジョンに逮捕の違法性を教えた男がいることを明かした。彼女はマークが有罪であると思っていたが、相手は父親がそうではないと信じたい子供を狙っていた。子供ならそのためにお金も払うと考えた悪しき人間の犯行。

実際はアリサはこの事を知っていた。だからお金が盗まれた時、ジョンは自分と一緒だったと夫に嘘をついた。辛い日々を過ごしたジョンを愛していたからだった。

Alyssa: He's in the same moment that we're in. The man who killed my son. Will you go get him, please?


署に戻ったチャーリーの元に一本の電話。彼の弁護士を務めたコンスタンス・グリフィス(Constance Griffiths)からで、今晩会う必要があると言う。犯罪と戦っている最中だと言ったが、どうやら緊急の用事らしい。


Constance


その様子を横で聞いていたリース。

Reese: I don't exactly understand you.
Charlie: You don't have to understand here to be here.


今でこそチャーリーはこんなだが、昔は四角四面の真面目な警官だった。地位とか年金とかを期待するような平凡な男だったのだ。刑務所で12年を棒に振り、家も金も手に入れた人間が本当に心底変わってしまったのだろうか。


彼がいない間、便利な手段も誕生した。Googleだ。今や動詞にもなった位のこのサイトで、"Mark Rawls"を検索した。予想以上の内容を持った情報が出てきたので、チャーリーは試しに自分を調べてもらった。テッドは見ない方がいいとためらったが、ゴリ押しに負けてキーワードを入力。

これもまた多くの結果が出た。彼の記事から審理の様子を映した映像、メディア・サーカスの模様やハメられたのかという理論も展開されていた。脳裏に蘇る12年前の自分。彼も事件の真相を知ろうともしないまま、この先を生きていくはずはないだろう。


夜になってグリフィスの家を訪れた。彼の父親から毎日の様に電話がかかってきているらしい。チャーリーは興味を示さなかったが、彼はこの度再婚することになったので、結婚式に参加して欲しいとのことである。

チャーリーはこの事を知っていた上で拒否した。母親が亡くなったからと言っても、父親が彼女を殺したと思っているからだ。それで彼女にも会うことが出来なくなったという恨みがある彼は、父親だけには慈悲の心は見せなかった。

Griffiths: No zen for daddy?
Charlie: No zen for daddy.

彼はまた遠い目をした。アリサがマークの下を離れたと聞いた時のあの表情。この12年間、自分と自分を信じたグリフィスだけで戦い抜いて来た。それでも大金を得た彼に対する世間の目は厳しい。

Charlie: Do you ever think that the world is now you and me in one place, everyone else in another?

この世界に彼女しか味方がいないとさえ思えた。そして彼女もまた同じ思いを抱いていた。二人の間には依頼者と弁護人以上の信頼関係が出来ていた。


帰りの車中、いきなりダニ・リースから電話だと声が聞こえてきた。全然使い慣れない高級車に乗っているチャーリーは驚いた。"Hello?"と声を出しただけで彼女と通じたから、またビックリ。

彼が見つけた指にヒットがあった。ロニー・ガース(Lonnie Garth)というジャンキー。住所不定だが、彼が出入りしているヤクの密売所が分かった。すぐに彼の顔写真を送ると言うのだが、運転中の彼は自分の家かと聞いた。電話にだという答に再び驚いた。

ケータイを見てみると確かに送られてきている。こういうのがいずれ出るだろうと思っていたけど、今もうこんな時代なんだなぁと興奮していたら、いつの間にか電話を切られていた。


彼女と現地で合流。防弾ジャケットを着て、チームと共に突入の準備をする。その間に彼女はなんで再び刑事になったのかと尋ねた。理由は単純で、服役期間中も自分の中に刑事だという部分が全く変わらなかったからだった。長年変わらない想いがあるなら、それこそが自分の進む道だという全然彼らしくない話。

Reese: Wow, that sounds like a lot of crap.
Charlie: A lot of life is a lot of crap.

彼女がこう言ったのには訳がある。自分だったら一体誰がはめたのかを考える。それ以外の事は考えられないだろうと彼女は思ったが、彼はそんな事を考えたことがないと否定した。

Charlie: I'm thinking about finding a nine-fingered crackhead.

犬に指を食いちぎられた男が中にいるのか。


建物の周囲を封鎖し、チャーリーとリースは突入。悪魔が来たと泣く様に叫んでいる。彼は自分が殺したのではなく、アーサー(Arthur)が殺したと言った。金を欲しがったのに渡さなかったから、彼は大きな声をあげジョンを撃った。

それに犬が反応し、ガースの方に吠えかかっただけでなく指を食いちぎった。そう話しているのだが、彼はショットガンを持って立てこもっている。少年を射殺するところを見ていただけで止められなかったと後悔しているようだが、いきなり壁を撃ち抜いて来た。

リースは撃ち抜かれた壁が破壊される衝動で額に傷を負った。チャーリーはその穴に姿を現したガースに発砲。2発を腹部に命中させた。腹を押さえ死にかけた彼に銃を向けて近づく。死の際になっても自分が殺したんじゃないと訴える彼に、「これはただの悪夢だ。また眠りにつくといい」と言って静かに眠らせた。

チャーリーはすぐにリースの様子を見に行った。壁が破壊された際、埋まっていたコケインが彼女の顔に降りかかった。助けを求める彼女にシャワーを浴びせ、とりあえず顔の粉塵を洗い流すことはできた。しかしあまりにも動揺した彼女の姿や、絞り出すように上げた悲鳴に彼もどうしていいか分からない様子だった。


しばらくしてガースの遺体が運び出された。外で待っていたチャーリーの所に遅れてリースが出て来た。さっきのアレはなんだったのか聞いたが無言のまま。切り替えてガースが言っていた「自分が殺していない」件について意見を求めた。IMを送って金を騙し取りそうなタイプではないし、アーサーという具体名も出していた。

ではどうやってアーサーがジョンのスクリーンネームを知ったのか。彼女の問いに、スカウトトループの保護者名簿があるとチャーリーは答えた。それならと早速調べてみると、アーサー・ティンズ(Tins)という男がいる。クレジットカード詐欺で2年間の服役をし、半年前に仮釈放されていた。


彼を署に呼び出した。ジョンの遺体写真を見せると、彼を知っていると言う。ジョンという名前しか知らないので、リースがギブニー(Gibney)だと教えた。フルネームをもう一度呼んでみろと言うチャーリー。しかしアーサーは拒否した。

Charlie: Next time I ask, you will.


ジョンが殺されるまでの経緯やガースの話を聞かせた。そして彼との電話記録が残っている件について話を聞いてみたが、本人はチャーリーの服役の話を茶化し、弁護士は何の証明にはならないと席を立つ。しかしこれは犯罪者との連絡を図ったという保護観察違反である。本人は1年位の罪かと笑っているが、それもここまでの話だった。


酒でも飲みたいとリースが言うので、「もっといい物」を飲ませることにした。グァテマラから直送のマンゴー。相変わらずの調子に彼女もウンザリしている。それに「それは全てつながっている」という再び謎の言葉。

Reese: That's zen.
Charlie: Is it?
Reese: That's zen too, isn't it?
Charlie: Is it?
Reese: Say "is it" one more time, and I'll shoot you.

二人はアーサーが移送されるマキシマム・セキュリティ・プリズンに来た。ということはもちろん、そこにはマークがいる。終始へらへらしていたアーサーの顔から血の気が引いた。彼を出所させられると彼の息子をだまし、金を奪おうとした挙げ句に殺害した。必死の形相でプロテクションを要請したが、彼の罪は単なる保護観察違反である。許可されるはずもない。「たかが1年位」なのだから先ほどの様に笑って暮らせばいいのだ。

そんな中、マークはすでに彼にロックオンしていた。あまりの恐怖に別の場所に移してくれたら全てを話すと言い出した。他の場所で言えるならここでも言えるはず。チャーリーは約束どおり、フルネームを言えと言った。

Arthur: John Gibney. I killed John Gibney.

声が小さいとマークに聞こえるように大声でもう一度言わせた。自白をすれば次は理由を聞く。いつもはロニーが金を受け取って持ってくる役だったのだが、今回ジョンが渡さなかったので彼を連れて来た。だがアーサーにも金を渡さず、自分の顔も見られてしまったので彼を殺した。

犯行を告白し、話が聞けたので特に移送する理由も無い。彼はこのままペリカン・ベイ刑務所にとどまることになった。死よりも恐ろしい地獄の刑期が待っていることだろう。

Reese: It is all connected.

ウォレンの家の侵入事件からジョンの死まで、結局つながっていた。よく分からない彼のセリフだったが最後には納得いったようだ。


リースがジョギングをしていると、デイヴィスが車で来ていた。チャーリーに出された申し立ての件であるが、リースは実際に見ていないと確実性を否定した。あの時、「明らかにそうである」と言っただけで、ウォレンが本当に流した場面を見たわけではない。だから最初からなかったのかもしれないわけで、チャーリーを罪には問えない。

Davis: I'm not sure I understand you, Dani.
Reese: You don't have to understand here to be here.

彼にデイヴィスと同じ質問をした時、こんな言葉が返って来た。それをそのまま彼女に言ってみた。そんなことを知るはずもない彼女は、昔のドラッグの問題が原因なのかと聞いて来た。リースの過ちとは、ドラッグに溺れたことだと分かる。あの建物での狼狽ぶりは、ここに原因があったようだ。

しかし彼女はすでにリハブに通い、今まで21ヶ月間クリーンな状態を保っている。そうであったとしても署は彼女を雇う必要はないと脅されたが、次に彼が何かしたら確認しますと突っぱねて走り去っていった。


チャーリーは帰宅。カバンから1枚の女性警官の写真を取り出し、壁に貼った。

"FOLLOW THE MONEY"

そう書かれたボードには、事件に関わった人間の関係図が記されていた。証拠品として成立しなかったDNA。4万ドルが妻の口座に振り込まれた男。行方不明者。出会った事のない二人の警官。自分をハメた警察組織の人間達。そこにはボビーやデイヴィスの写真もある。彼は取り戻した"Life"で真相を突き止める。


彼はテッドに頼んであったオレンジ農園に来た。希望通りのトラクターも置いてある。テッドが運転したいと言うので、鍵を貸してやった。見渡す限りグリーンの敷地。フルーツ大好きの彼は、自分の果樹園を手に入れた。あと半年もすればオレンジで一杯になる。

と感慨にふけっていたら、運転を誤ったテッドがトラクターをバックさせてしまった。その先にはようやく使い慣れたばかりのベントリーがある。でもそんなことが気にならない位の金がある。持っていたリンゴをかじり、彼はニコッと笑った。


[END]

[感想]

ようやく1話目をアップできました。

偏屈者と言えばHouseがいるけど、彼とはまた違った変わり者。でもその裏には壮大な警察組織による冤罪事件ってのがあって、事の真相だけでなく彼と組織との関係とかも面白そうだと思って当時は見始めた。

チャーリーの妙なセリフや機転、リースが彼の言葉を引用した場面など、見所も一杯あると思う。視聴率そのものは高くないし金曜日への放送枠移動など大変そうですが、SF要素があったJourneymanと違って残れたのは、設定の良さがあるからじゃないかなぁ。

同時期に始まったものの、キャラクタはこっちが立っているし、プロットも台詞回しも面白い。細かい点を気にしながら見ていくのは大変だけど、こうやって書きながらじっくり見るとより楽しめる作品だと思う。

それでは、また次回。次はホントに先になりそうです。

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Writer: Rand Ravich
Director: David Semel

Star:
Damian Lewis as Charlie Crews
Brooke Langton as Constance
Brent Sexton as Bobby Starks
Adam Arkin as Ted Early
Sarah Shahi as Dani Reese
Robin Weigert as Lt. Davis

Jennifer Siebel as Jennifer Conover

Guest Star:
Matt Gerald as Officer Krebbs
Chad Lindberg as Lonnie
Michele Marsh as Juror #4
Monique Daniels as Female Cop Mid 30's
Michelle Wolff as Female Cop Mid 20's
Norma Michaels as Passenger
Dave Michael Beaudrie as Cadet
Michael Cudlitz as Mark Rawls
Cheryl White as Alyssa Gibney
Jon Sklaroff as Arthur Tims
Reno Wilson as Officer Zerco
Benjamín Benítez as Tito Juarez
Braeden Lemasters as Tyler Hawley
Larry Poindexter as Warren Gibney
B.J. Clinkscales as Crackhead
Rosemary Garris as Detective
Cali Sheldon as Darcy Gibney
Olivia Hardt as Very Pretty Girl
Linara Washington as Cop
DeLon Howell as Corrections Officer
Antonio D. Charity as Cop
Brady Smith as Man
Bob Rusch as Corrections Officer
Brynn Thayer as Grandmother
Chad Willett as Seth Griffiths
John Westernoff as Bartender
David Kagen as Tim's Lawyer
Tonita Castro as Housekeeper
Kendall Clement as Prison Doctor
Noelle Sheldon as Darcy Gibney
Martin Grey as Mark Conover
Melissa Sagemiller as Constance Griffiths
Anne Moore as Cop

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