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[Life] シーズン1第9話。超ネタバレ。


もはやテッドに隠し立てする必要はない。チャーリーは資料を並べ、彼にここまで調べた情報を教えることにした。過酷な状況を経て気が狂ってしまう気持ちも分かるが、いくらなんでもこれはクレイジーな人間のやる事だと彼も驚いた。

構わず状況説明。焦点になるのはレイチェル・シーボルトが家の中に残っていて、犯人を見たのではないかということ。それを証明するのが犯人と思しき男を描いた絵であり、当日に使われたベッドの跡。そしてBank of LA銃撃事件当時のSWATリーダー、ジャック・リースがエイムズと会っているのを見た直後、彼は警察署で殺害された。

テッドもチャーリーの疑問点には納得した。では次にどのような行動を起こすのか。彼はそれをすでに決めていた。

Charlie: I am going to bring things that are hidden into the light.

朝、ジャックが庭先に置かれた新聞を取りに出ると、1通の封筒が挟まっていた。中を開けて見ると、エイムズと会っていた時の写真が入っている。彼がそれを家に持って入ったのを確認し、遠くで見ていたチャーリーは車を出した。


彼とリースは新たな事件現場に来た。河川敷で熊の絵が入ったギターを抱え、倒れた大木にもたれたまま死んだ女性。

Charlie: Keep on rocking and you'll never grow old.
Reese: What?
Charlie: Oh, it's just something we used to say. I guess it isn't true.


Life



首に横一文字の切り傷がある。ノコギリの歯の様になっているが、出血の跡はない。おそらくここに死体を置く前に、別の場所で彼女を殺したと思われる。そう言ってチャーリーが上を見上げると、橋のところにいた二人の女性が走って逃げていった。

チャーリー達は車で追いかけ、二人を呼び止めた。警察を信じないと頑固に言い張るタイプの人間なので、ここは間違いなくチャーリーの出番。持って来たオレンジを分け与え、話を聞くことにした。

逃げた理由は、単純に警察が沢山いたから。でも罪を犯さない限りそんな事はしないと言われ、「警察はいつも疑いをいい方に考えてはくれない(原語は"Cops don't usually give us the benefit of the doubt"。下線部は疑わしいだけで証拠がなければ犯人ではない考える事)」と不満をこぼした。「警察はいつもオレンジをくれたりしないだろう」とチャーリーは言って、味を聞いた。結構いけるらしい。

これをチャーリーが育てたというのが効いたのか、少し話してくれた。死んだ女性はジョージー(Josie)という名前で、二人にとっては姉妹の様な存在。この夏から姿を見せるようになり、Valley Foodsで演奏していた。

そこにはある男がいて、いつも彼女に食べ物を与えていた。それをストリートで暮らす二人のために持ってきてくれていた。だが、その男が誰であるかは分からない。彼の前で歌えば食べ物をくれるのだとジョージーは言っていた。


検死官によれば、彼女が殺害されたのは昨晩5時から11時の間。残存した精液があったが、あざや裂傷はなし。犯行時刻の2-6時間前に、合意の下でのセックスが行われたと見られる。彼女の特徴にマッチする捜索願の報告はなく、指紋も一切上がらなかった。

ひき逃げか、死体遺棄あたりが想定される。どちらにせよ更なる証拠や情報が必要になる。まずは、彼女がよくいたというスーパーマーケットから調べる事にした。デイヴィスにここまでの報告をし、部屋を出ようとしたらチャーリーがエイムズの調査はどうなっているのかと突然尋ねた。

一言、調査中。「何か手伝える事はないか」と言ったら、冗談に受け取られた。彼は「どうして自分の言っている事が真剣に受け止めてもらえないのか」とおどけた。内心は真剣、外面は冗談。ついでに壊された家のドアの請求書を送ると告げて、彼は部屋を出て行った。

ダニは呼び止められ、IAが彼女からも話を聞きたいと言ってきていることを伝えた。12年間の服役を強いられる事になった原因を作ったエイムズについて、彼がどんな事を話していたのかが知りたいらしい。「禅では憎しみが取れない」というデイヴィスに、「本当に?」と茶化したようにリースは言った。

彼女や署を守るために、チャーリーが引き起こすトラブルを止めるというのがデイヴィスの言葉。内心は組織内での自分の立場や昇進辺りが狙いといったところだろう。もし今後もチャーリーの様な態度を取るなら、ロッカーや車からコケインが発見される事になるとリースを脅迫した。これが彼女を守るためだというデイヴィスの言葉を彼女はどう受け止めたのだろうか。

無言で部屋を出て行った彼女に、チャーリーは何を話していたのか聞いた。相変わらずデイヴィスとの密談は一切話してくれないので、「秘密にし続けたら胃潰瘍かなんかになるんじゃない」と軽い感じで言った。これまたいつものように無言で睨んでくるので、気持ちを切り替えて今回の事件の調査に出発した。


スーパーマーケットValley Foodsの前に来ると、スケートボードをやっている少年が転んだ。チャーリーが慌てて手を貸そうとしたら、大丈夫だと言って逃げるように去ろうとする。彼に何かあるとみたのか、ボードの裏にある"NATE"の彫り物を見て、「これは君かい」と話を続けた。彼はネイトという名前で、自分でこれを彫ったらしい。


Skateboard


それを聞いて「俺も前はやってたんだ。暇つぶしに良かったんだけど、彼女がナイフを取り上げたから出来なくなったんだ」と語った。なんでナイフを取り上げられたのかという少年の問いには、彼女本人に答えてもらう事にした。

こんな一連の流れに入ってくるような彼女ではない。彼女はシャイだから、と結局自分で話した。職務用の武器(service weapon)を使わなきゃいけない時に、それを使ってしまった。「サーヴィス・ウェポンって何?」と食いついてくれたところで、これの事だよと銃とバッジを見せた。いきなり警察だから話を聞かせてくれ、というのとは全く違う彼なりのice breakerだった。

それでも彼は少し動揺しているようである。ジョージーという女の子を知っているか聞くと、オドオドしたように「知らない。多分」と答えた。写真を見せると無言のままジッと見ているだけ。チャーリーは"NATE"の彫り物をするのにそれなりのナイフがいることに気づいていた。彼女の首の傷はそれによってついたのではないかと瞬時に考えていたのだ。

「ナイフを見せてくれ」と言うと、「これは自分のナイフではない」と彼は言う。「じゃあ誰のナイフなのか」と聞いたところで、彼の父親が店から出て来た。エプロンをしている様からこの店で働いているものと思われる。

彼を見るなり「彼女を見たことない」とネイトは逃げようとしたが、父親が引き戻した。二人は彼に身分と状況を明かし、ジョージーの写真を見せた。彼女はやはりこの店によく来ていて、彼は彼女に他の客に迷惑をかけないようによく言っていた。買い物客にギターを聞かせて金をもらおうとしていたからだ。

彼女が死んだことを知らせると、無表情に"Poor thing."とつぶやいた。ストリートに住んでいる彼女達には面倒を見てくれる親がいないと分かっていながら、全くかわいそうだと思っている雰囲気が伝わってこない。チャーリーが何か協力できる事を思いついたら連絡してくれとネイトの方にカードを渡そうとしたら、父親の方が奪うように受け取った。息子の方を掴んだまま店内に連れて行く様は、何か異様なものを感じる。

Reese: What do you think?
Charlie: I think we need to talk to that kid when his dad isn't around.


そこでネイトが住むアパートの部屋に行った。レイ(Ray)のシフトが終わるのは午後5時なので、今なら彼がいないはず。ノックして出てきた彼に聞くと、やはり父親はいなかった。なお、彼は家で勉強しているので学校には行っていない。

改めてジョージーについて尋ねた。父親がいては言いにくかった事を話してくれと言ったが、彼はやはり彼女を知らないと何も答えようとしない。それでは他の人のために彫ったことがあるか聞いてみた。


Bears


彼のボード裏と彼女が抱えていたギターには、似たような熊の絵が彫られているからだ。チャーリーは「屁のサンプルからでも人物を特定できるようなラボがあるから、彫り物のマッチングなんて簡単だよ」と教えた。エイトもさすがに観念し、彼女と友人だった事を認めた。

というより彼女と付き合っていた。レイは彼にはまだ早いと思っていたから、その事を二人に話せなかった。相当彼に怯えているのか、「彼には話さないですよね?」と聞いた。その必要がなければやらないと言って安心させ、続きを聞く。

昨晩、午後5時から11時の間、どこにいたか。マーケットで箱の解体をやっていた。タイムカードもあるので、見せることも出来る。彼は奥にカードを取りに行った。

Charlie: What kind of father doesn't want his teenage son to show interest in girls?
Reese: The kind with serious control issues.

チャーリーは勝手に部屋の中に入った。窓にはセーフティ・バーに南京錠(padlock)。これだけなら安全のためにありがちだが、ネイトの部屋は外から鍵がかけられるようになっていた。

Charlie: Reese, this is a cell.


鍵について質問すると、ネイトは困った表情をして帰った方がいいと言った。誰かを監禁しておくような部屋の造り。別の場所で殺されたと思われるジョージー。そして熊を彫るのに使われたナイフ。これらの状況から第一容疑者はネイト。自身で無実を証明できなければ、彼が犯人ということになる。

二人は数ヶ月前、マーケットで出会った。ギターのコードを教えてくれるのがきっかけで会うになり、貯水池で演奏したり話をしたりした。彼女とはセックスする関係にはなかった。ただ、彼女には他にも会っている男達がいて、彼らについてほとんど話してはくれなかったが、トラックの運転手とは関係があるとネイトは思っていた。

男はマーケットにパンを運んでくる仕事をしていて、ジョージーとは時々話をしていた。次に鍵について尋ねようとしたところで、レイが帰って来た。威圧するような態度でこの二人を中に入れたのかと聞く彼に、出て行くように言ったと怯えるように答えた。なぜか、父親を"sir"と呼んでいる。

これ以上立ち入られたくないレイは、チャーリーに何か言うことがあるかと言った。「私はあなたという人間を知っていますよ。あなたたちは皆同じだ。その目。看守でしょう。そういう人間は鍵を好む。分かっていますよ、あなたが何を恐れているのかも」 何かあったら911から刑事のクルーズを呼ぶようネイトに言って、二人の部屋を後にした。レイはその間、微動だにする事はなかった。

外に出ると、リースから当然の様に忠告を受けた。IADのことで抑圧を受けているのは分かるが、それを制御できないと職務を解かれる羽目になってしまう。デイヴィスからの脅迫を受けているだけに、語気は尚更強かった。


署に戻ると、ジョンとIADエージェントが彼を待っていた。「何日も前から予定しているから遅刻は言い訳にならない」と高圧的な彼女に、「あなたの仕事を見ている限り理解できないかもしれませんが、私は犯罪を止めるために外に出ているんですよ」と嫌味を言ってやった。

ジュディス・レイト(Judith Raitt)は公式な聴取を始める宣言のため、ここにいる3人の名前を呼んだ。チャールズ・クルーズと呼ばれたので、「誰もそう呼ばない」と言ってみたがあっさり無視された。それならと「先日、我が家に寄っていただいて嬉しいです。今度はあなたの家に招待してもらえませんか」と再び嫌味を言った。

彼女はそれも無視して、どうして巨額の和解金をもらったのに警察に戻ったのかと質問した。「それは私がいい刑事だからです。この市はいい刑事を必要としていると思いません?」とまるで悪い刑事がはびこっているかのように言った。

次の質問は、彼の逮捕と服役に関する許可を得ていない個人的な調査をやっているか。あまりの直球な質問に「レイザーみたいだな」とジョンに言った。「時間の無駄だから早く答えなさい」と、彼はブスッとしている。「調査はしてますよ。知識を完璧にするためです。知識が完璧になれば、私の思考も本心からのものになります。思考に偽りがなければ、心が純粋だと言うことです」

再びReader's Digestから。内部調査に協力する気がないのかと言われたから、改めて「調査はしてます」とだけ答えておいた。何についてかは一切語らず。聴取が終わって彼女とデイヴィスはまた口論になっていた。

Bobby: You do so have a talent for mayhem.

彼はきれいなスーツを着て現れた。彼もまたIADに話を聞かれる予定になっていて、何を話したらいいのかと不安になっていた。チャーリーは真実を話せばいいんだよというアドヴァイスを送った。でも12年前にそれをやってチャーリーは刑務所に入ってしまった。


リースがトラッカーの情報を得て来た。ディーン・ギル(Dean Gill)と言って、ネイトの証言どおりパンを運ぶ仕事をしていた。雇い主によれば、この3日間出勤しておらず、彼のトラックも見当たらないとのことである。

明らかに怪しいこの男の家を訪問。すると中から悲鳴が聞こえる。銃を持ってドアを蹴破り、中に入ってみると無数の猫が飼育されていた。リースは猫が大嫌いで、相当嫌そうな表情をしている。チャーリーはもちろんそんな事はない。構わず奥に進もうとすると、中から男が出て来た。「ディーン・ギルか?」との問いかけに、「そうだ」と答えた。

彼は子猫を36匹も飼っていて、まるで自分の子供用に可愛がっている。別に猫を何匹飼っても罪ではないが、彼が乗っていたトラックには盗難届けが出されている。その点について聞くと、彼は時折家に乗って帰ることがある事が分かった。今日は裏庭にそれを停めている。車上荒らしに遭わないように、この場所に隠していた。

本題のジョージーについて聞くと、彼は彼女を覚えていなかった。彼は確かにこのトラックでValley Foodsにパンを運んでいたのだが、彼女の写真を見せても思い出した様子はない。確認のため、トラックの中を調べると運転席にギターピックが落ちていた。リースが拾い上げてギターを弾くのかと聞いたら、ディーンはそれを奪い取って飲み込んでしまった。


Jack with the envelope


彼を署に連れ帰ると、時を同じくしてジャックが来ていた。手には朝受け取った封筒がある。彼はそれを持ってデイヴィスの部屋に入っていった。チャーリーはその様子をジッと見ている。間もなくして彼は彼女に呼ばれた。

「どこでこれを手に入れたと思うか」とのジャックの問いに、チャーリーは「朝刊でしょう」と答えた。それどころか自分でそれを置いた事を明かし、自らこの写真を撮ったことも話した。バーでエイムズといるところを見られたために、家宅捜査が行われた。その責任者は彼だと本人に突きつけた。

「私を調べれば調べるほど、私がエイムズを殺していない事が分かりますよ」とも言った。「それが『我々』が見つけることか」とジャック。どうして引退した人間がまるで捜査に関わっているかのように「我々」と言ったのかと、チャーリーはさらに切り込んだ。捜査をするのは警察であってジャックではない。

「殺人課の刑事として、いつ警察が彼を調べるのか興味があります」と声のトーンを上げた。この写真からジャックとエイムズが口論しているのは明らか。そこまで言うと、デイヴィスが「この捜査はあなたに関係ないでしょう」と割って入った。本人より彼女の方が動揺しているようにさえ見える。

これについてジャックは、「彼とはもう何回もこうやって口論をしているが、内容はフットボールの事だ」と自信ありげに言った。そして彼とは友人なのだと言った。それを聞いてデイヴィスは勝手に部屋を出て行った。ここからは二人きり。外のリースも自分の父親だけに気が気でない。


ジャックはそれなら事情を説明しろと話を聞くことにした。シーボルト家の少女レイチェルは、家族が殺された晩、あの家にいた。ところがエイムズはその調書を勝手に変え、あの家にいないことにした。その真相を知ったチャーリーはエイムズを調べて行き、今度はジャックにたどり着いた。

彼はこの件に関しては自分を抜きにして、エイムズとレイチェルだけについて話をするように言った。チャーリーは続けた。あの夜、彼女は殺人犯を目撃した。それは彼女が彼の絵を描いたことから分かった。証拠となる物件はチャーリー自身が持っているが、入手した経路についての合法性は定かではない。

それを持ってエイムズに会いに行った後、彼はジャックの所に行った。そして彼は死んだ。どうやらチャーリーの「調査」は的を射ているらしい。これ以上続けるとトラブルに巻き込まれるだけだとジャックは警告した。そしてこの件について娘を巻き込まないように言って初対決は終了した。


ディーンの尋問のため、チャーリーとリースは取調室へ。Dapper Dan。Mr. Plithers。Bonkers。Bin Laden。いずれも彼が猫につけた名前である。こんな奇妙な男にもう一度ジョージーを知っているか聞いたら、そんな名前の子猫はいないと話を逸らした。

中々面倒くさくてリースもイライラする。ジョージーの体内から精液が出たが、食べ物を与える代わりにセックスをしていたのか尋ねた。精液は自分のではないし、自分は性交しない(don't copulate)と彼は答えた。つまり、彼は童貞だった。

全く話そうしない彼に、「もしギターピックからジョージーの指紋が出たら刑務所行きになる」と言ったらようやく話を始めた。彼女は彼のトラックでギターを弾き、歌を歌ってくれていた。先に聞いた彼女の友人二人はきれいな声だと誉めていたが、彼にとっては今まで飼っていた猫を思い出させるような声だったらしい。彼女との関係はそれだけで、殺害については否定した。


IADの結論は、チャーリーを職務に残すというものだった。デイヴィスはリースに新しいパートナーを希望するか聞いたが、彼女はすぐに断った。チャーリーはまんざらでもない顔をしている。この件についてはひとまず終わり。


Charlie... flattered


ネイト親子が住む家の捜査令状が出され、Children's Services(児童相談所にやや近い)の人と現場で会うことになった。ディーンが犯人でなければ、次に容疑者として浮かぶのはこの二人となる。どちらにせよ子供にとって危険な環境にいるので、まずはそちらの方を解決する。

だが部屋に行ってみると、二人の姿はすでになかった。空の家具のみが残されていて、どこかに逃亡したと思われる。リースはすぐにBOLOとAmber Alertsを出すよう要請。これで考えられる可能性は3つ。レイがジョージーを殺し、ネイトを連れて逃げた。息子が彼女を殺し、父親が彼を連れて逃げた。二人で彼女を殺し、一緒に逃げた。

そうリースが言う横で、昔を思い出すかのように部屋を見回すチャーリー。窓に格子が付けられ、日のあまり差さない薄暗い部屋。彼は呼応するように、ジャックの話を切り出した。すると彼女は彼が話しやすいようにと、まず自分が思っていることを話した。

小さい頃、父親の姿を見ていて彼はmeanな人間なのか悪人なのかずっと考えて過ごしていた。チャーリーの事はよく理解できないし、あまり好きではないが少なくともその悪人の部類には入らないと彼女は感じていた。

Reese: If I had your money, I'd be on a beach somewhere. How come you're not on a beach somewhere?
Charlie: Do I look like I tan?

話を聞きながら彼は別の事を考えていた。親と子供。小さい子供がいれば、必ずそこに親がいるはず。それは人間だけではなく、動物にも当てはまるはずだ。ディーンの家には子猫しかいなかった。だとすれば、その親猫は一体どこに行ってしまったのか。


答は庭の地中だった。無数の猫が掘り起こされ、喉からかどうかは定かではないが、切断されて殺されていた。再び彼を尋問する。ラボが切断面のマッチを証明すれば、彼は刑務所に行く事になる。そう説明した上で話を聞いた。

あれはジョージーを殺すための練習だったのではないか。彼は否定した。チャーリーは殺害自体が目的ではなく、何かを奪うためにやったと考えた。最初は猫から奪い、次にジョージから奪った。共通するのは歌声。子猫が大人になった時、少女が女性になった時、声に何が起きるのか。

ここまで聞かれながら最後の答を言わないディーンに取引を持ちかけた。今ここで話せば猫殺害の件については立件しない。これがあれば彼は刑務所の精神病棟に入れられることになるが、それを免れる事は出来る。何も話さないならラボの結果を待つのみ。

それでも無言でいる彼を置いて二人が部屋を出ようとしたら、重い口を開いた。彼女の声が欲しいと思ったから、それを奪い取った。ただそれだけのために彼女を殺した。


ジョージー殺害の犯人は捕まったが、疑問点は残る。なぜネイトとレイは逃げたのか。これには親権問題が関わっているかもしれない。リースは二人の行方を追うべく、ネイトの母親を探すことにした。

ところが予想外の事実が浮かび上がった。ネイトに母親がいた記録がない。それどころか彼の方の記録を調べると、レイとは親子関係にないことが判明したのだ。レイの記録からも子供がいなかったことが分かる。扶養家族控除記録もなければ、学校の記録もない。出生記録すらもなかった。

そこでFBIにネイトの指紋で行方不明の子供のデータベースを調べてもらうと、彼の本名はスティーヴン・ウェストン(Steven Weston)だと分かった。12年前、3歳の時に家の前庭で誘拐された。95年当時に放送された母親の嘆願映像も残っている。FBIは、この本当の両親に今回の事件についてまだ知らせてはいないそうだ。

チャーリーには気になる点が1つあった。ネイトは店の外でスケートボードで遊んでいた。彼はジョージーに、貯水池でギターを教えてもらっていた。いずれもレイの目の届かない範囲であり、彼はネイトが逃げないと信じている。

家に施された鍵やバーももはや必要なく、ネイトにはレイというお目付け役がいるというだけの話。これでは誘拐ではなくて、逃走中の二人にしか過ぎない。二人の別個の人間が逃走すれば、必然的にどこかで別れるだろう。ならば二人一組で探そうとしたら、おそらく見つからない。FBIには個々に探してもらうことにした。


チャーリーはコンスタンスに呼び出された。IADの面会記録を読んだらしく、また忠告をしてくれた。弁護士としてのアドヴァイス。いい弁護士を探して、余計な事を言わないように止めてもらう。友人としてのアドヴァイス。あまり多くの刑事達と一緒にいない方がいい。死んだ人間も出たし、チャーリーの様に「純粋な心」を探していない者もいる。何か別の物を捜し求めていると彼女は言う。

彼女が何かの情報を掴んで上で言っているのかは分からない。ここでレイが発見されたと連絡が入ったので、チャーリーは現場に向かった。一体誰が何を探しているというのだろうか。


現場に到着すると、農場で作業をしているレイがいた。チャーリー達が銃を構えネイトの居場所を聞くと、ネイトと言う人間なんて知らないと答えた。彼はずっと一人で生きてきたのだと、彼はなぜか笑った。

家屋に鍵をかけていないから自由に調べてもいいと言う。おそらくそこにはネイトはいないのだろう。それでもチャーリーは彼を見つけられると言った。干草の中に入った針を磁石で探し出すのと同じようにする。ネイトがレイを父親として愛していたとしたら、彼が逮捕された事が全米に流れればきっと自分から出て来るというわけだ。白を切り続けるレイに手錠をかけ、署に連行した。

Charlie: I know what you're afraid of.


チャーリーはあくまでネイトが今も逃走している前提でこう言ったのだが、リースは彼がすでに殺害されている可能性を考えていた。そんな彼女の目の前で、わざとらしく小さなパイナップルを回して遊んでいる。


Pineapple


彼女は我慢できなくなってフルーツの意味を聞いた。刑務所にいると何を食べるかと言えば、それはヒドイものばかり。新鮮な果物が恋しくなる。ちょっと考えてようやく何の事を言っているのか気づいた。引き出しを開け、取り上げたナイフを返した。果物を剥くためのものが欲しいというメッセージだったようだ。

Charlie: I will try to use it for good instead of evil.

すると電話がかかって来た。「助けが欲しかったら...」という言葉を信じてネイトがチャーリーにかけてきた。呼ばれたのはジョージーが死んでいた大木のある貯水池。彼はギターを弾いて待っていた。


彼がバス停で待っていた時、人が話すのを聞いた。レイが自分を子供の頃誘拐したとウェブサイトで読んだのだと。だが彼は信じていた。レイは自分を愛してくれている。彼は自分の父親であり、自分は彼の息子である。自分を殺害したとニュースで言っていたが、彼は自分を傷つけたりするような人間ではない。

署に連れられた彼は、レイがいる部屋に案内された。その様子を窓越しにネイトの母親が見ている。12年の月は経ったが、彼女には自分の息子だと認識できた。彼は中に入ることは許されず、部屋の外と中でレイと面会した。

Nate: I'm sorry, dad.

彼がかけた言葉はこれだけだった。


デイヴィスは両親に時間がかかると説明した。スティーヴンにはカウンセリングや医学的治療も必要になる。大きくなってしまった今、彼らを親だと思うようになるには相応の時間が必要だろう。

少年は自分が誘拐された事が本当なのか、チャーリーに確認した。もしレイが自分の父親ではなく自分が彼の息子でなかったら、一体自分という人間は誰なのかと考えていた。自分を見失いかけている彼を見て、チャーリーはChildren's Serviceが待つ階下に降りるのを止めた。

エレベータの上のボタンを押して彼が向かったのは、屋上のヘリパッドだった。コクピットに入ると、チャーリーは言った。もう他の人と同じようにはなれない。彼も同じ経験をした。時間も同じ12年。スティーヴンが誘拐された頃、彼はペリカン・ベイの刑務所に入った。失われた12年を過ごしたのは二人とも同じ。

Steven: So when do we take off?
Charlie: Oh, I don't know how to fly this thing.


Chopper


動かないままのヘリコプターの中に二人はずっといた。

[END]

[感想]

チャーリーは見ているこっちの予想を裏切ってくる。いきなり全部自分がやったってしゃべっちゃうんだもんなぁ。彼は12年前から本当に"good cop"で、だからエイムズとかジャックに狙われたのかもしれない。そう思えてくるようなシーンだった。

その一方でIADのジュディスをおちょくってみたり。でも"pure heart"を探しているってのは多分本当な気がする。「警察がこれを失ったら終わりでしょ。でも現実はみんなが持っているわけじゃないでしょ」っていうメッセージみたいで、そこら辺も番組のテーマの1つなのかも。

今回の話の結末は、なんだかCSI:NYのシーズン4第16話"Right Next Door"に似ていた。ステラに助けてほしくって隣に住んでいた少年が火事を起こした話。誘拐された女に「親に捨てられた」って思い込まされて母親のところに戻っていくんだけど、その話をずっと聞かされてきたからしばらく親子関係が築けない。親にも子にも罪がないから、どうしようもないところが悲しい。

また次回。
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Writer: Laurie Arent
Director: Marcos Siega

Star:
Damian Lewis as Charlie Crews
Sarah Shahi as Dani Reese
Adam Arkin as Ted Early
Robin Weigert as Lt. Davis
Brooke Langton as Constance
Brent Sexton as Bobby Starks

Guest Star:
Soren Fulton as Nate
Michael Gladis as Dean Gill
Victor Rivers as Jack Reese
Michael Harney as John Garrity
Joseph Lyle Taylor as Ray
Phyllis Lyons as Judith Raitt

Music:
"Ooh Child" by Beth Orton
"The Voiceless Cry" by Harri Lake
"Broken Boy Soldier" by The Raconteurs
"Silent Anymore" by Lisa Witty

© NBC Universal, Inc.
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