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ライアンは一足先に現場に到着し、遺体を回収してもらった。遅れて来たキャリーとエリックに、「ホレイショは胸に弾を受けていた。俺が来た時には手遅れだった」ことを告げた。ホレイショは死んだ。あまりにも衝撃的な事実に、二人は言葉を発することが出来なかった。
エリックは彼の遺体を確認したいと言ったが、ライアンがすでに回収させてしまっている。「遺体が血まみれになって転がっているのを夕方のニュースで放送されたくなかったから」と説明した。疑問点がある。彼がなぜ、こんなに早く現場に到着できたのか。「近くで用事があったから」と言い訳したが、彼は尋問の途中で抜け出して何をしていたというのか。
キャリーはホレイショ殺害の犯人を捜すことを優先した。ライアンが怪しければ、捜査線上に彼が浮かび上がってくるだろう。サリス、コールドウェル、ホァン。一体誰がホレイショを殺害したのか。
Calleigh: We're gonna find out who did this. We find out!

(♪"Won't Get Fooled Again" by The Who♪)
モルグ。エリックは息を飲み込んで遺体に近づいた。そっと布に手をかけ、一瞬ためらって開けてみたが、それはホレイショではなかった。そこに入ってきた検死官の男に話を聞くと、20分前にあるフェデラル・エージェントがやってきて遺体を回収したのだと言う。これを正当とする権利証明書も見せられ、彼は必要書類に署名もしたとのことである。
現場に落ち込んだ様子のフランクが来た。管制塔のクルーに話を聞いたところ、プライヴェイト・ジェットは予定時刻に出発していた。発砲事件の報告がなされた頃とほぼ同時刻。飛行機はプエルト・リコ行き。目撃者や銃声を聞いた者はいなかった。
名簿にはカイルとジュリアの名前があったのだが、現地当局に問い合わせたところ、彼らが到着した様子はないらしい。容疑者もしくは目撃者として、この二人を探す必要がある。
Frank: Let's find out who did this, Cal.
Calleigh: As long as we're breathing, Frank.
現場にはナターリアも到着。エリックはライアンを疑っているようで、開口一番彼の居場所を尋ねた。彼は巡回中。職務から外れている様子はない。エリックは彼についての怪しい点を述べたが、彼女は「彼は仲間よ」と言ってそれを否定した。
血だまりの中に足型の一部が残されていた。犯人はこの上を歩いたと思われる。また、凝結した血液が落ちている。わずかな血液だけが固まりになることはないので、犯人からの物であると考えられる。
ラボに持ち帰って調べると、やはりホレイショのものではなかった。そこでCODISにかけてみる。出てきたのは、ブレット・ハンソン(Brett Hanson)という男。武装強盗、殺人未遂、暴行の前科。ところが、彼は昨日刑務所で殺されていた。これらから、犯人は殺されたブレットの血の上を歩いた後、ホレイショの遺体の側を歩いたと考えるのが妥当である。
エリックとキャリーは、ディアズ(Diaz)という男を呼び出した。ここ24時間以内にマイアミ−デイド刑務所から釈放されたのが、唯一彼だったからだ。靴を脱がせると、裏には血らしき物が付着している。刑務所を出たのは朝の4時。そのまま飛行場に直行してホレイショを殺すことは十分可能。
それに彼はホァンの仲間であることも分かっている。彼が製造している特殊な弾丸を追っていた矢先の事件だから、つながりもはっきりしている。ディアズは飛行場に行って彼が撃たれるのを目撃し、遺体の写真を撮ってケータイで送ったことは認めた。しかし、反抗そのものについては否定した。頭にきたエリックは彼を引っつかんだが、慌ててガードが抑えてディアズを連行していった。
キャリーは、ケータイに収められている写真を見て、血だまりに何か写っているのを発見した。エリックが確認すると、人の姿のように見える。周りの景色に該当する建物に行ってみると、ホレイショを撃った場所であることが容易に想像できた。
手すり部分からは慰留指紋すら出てこなかったが、血の付いた絆創膏が落ちていた。キャリーは今朝、コールドウェルに話を聞きに行った時、全く同じものをしていた。そこで彼を呼び出して話を聞く。
彼女は、同じくオルテガを追っていた彼が、ホレイショに先を越されそうになったために、邪魔になって彼を殺害したと考えた。FBIがこういった事件を起こすのは、今に始まったことではない。それに別の疑問点もある。遺体を回収したエージェントは、Dean Redlandという名前で署名していた。ところが、その筆跡はコールドウェルのものと一致した。
彼はそれを聞いて黙秘を始めた。キャリーは、彼の電話に対する捜査令状を要求し、これに対抗することにした。彼は自信があるのか、薄笑いを浮かべている。
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エリックとキャリーは、コールドウェルのPDAを調べる。その中に、"It's done."というテキストメッセージがあった。Hが撃たれた時刻に近い。送った相手の番号があるので、電話をかけてみた。取ったのは当然、部屋の外にいたライアンだった。
エリックに問い詰められ、彼はある人の命令でこれをやっているのだと話した。名前を明かすのを少しためらったが、彼は静かにこう言った。
Ryan: From Horatio.
さすがに二人とも信じられなかった。さらに、小さな声で彼が生きていることも明かした。エリックがモルグで話を聞いていた検死官はATFの人間だった。オーテガやサリスに命を狙われているホレイショは、自ら死亡を偽装していた。
このままでいると、サリスが弾を売りさばいていた相手の人間全員が彼の命を狙ってくる。それだけならまだしも、カイルやジュリアにも危険が及んでしまう。そこで、同じく特殊弾丸のルートを追跡していたコールドウェルに手伝ってもらい、秘密裏にサリスを消す作戦に出た。
ホレイショを撃ったのはコールドウェルで、ライアンは血液を担当。Hは抜き取った血を袋に入れて胸に装着し、そこを狙ってコールドウェルが撃った。ライアンは、全てが終わるまで他の誰にも言わないように口止めされていた。彼の現在の居場所は、ライアンですらも分からない。
ホレイショは、銃を持って家に侵入した。中から銃を構えて出てきたのは、息子のカイルだった。彼はジュリアと共にこの家に滞在していた。彼女はホレイショが約束の時間に来なかったため、自分達だけで逃げようと思っていたところだった。彼はあと4時間だけ時間をもらうことにし、その間に別の安全な場所に隠れ、彼からの連絡を待つように言って鍵を渡した。
ホレイショは、建物が全く見えないような荒地にミゲル(Miguel)という男を呼び出した。3年前にホレイショに命を救われた時、何かあったら言ってくれと約束していた。アメリカ-キューバ間の取引を行う財団の代表である彼は、違法武器が扱われていることを懸念していた。そういった事情もあいまって、彼は1000万ドルもの現金を用意してくれた。
Miguel: Lieutenant, I trust you completely. You will retrieve
these bullets. Lives will be spared.
同じ頃、コールドウェルは刑務所にいるホァンと接触。例の弾をマイアミのどのバイヤーに売ったのか聞いたが、顧客の情報は漏らせないと拒否した。そこで、エリックは彼を助手席に乗せ、ギャング達のテリトリーを走ることにした。前にCIを乗せていた時、どうなったかは彼自身が良く知っている。
ホレイショは次のステップに進んだ。イェリーナを呼び出し、兵器を購入予定の外国籍軍隊の代理人を装ってサリスに近づいてもらう。1000万ドルをインセンティヴとして渡せば、おそらく信じるだろう。ホレイショが死んだとなれば、彼のガードも緩んでいるはず。その隙を狙ってホレイショが襲う作戦。
エリックがオーテガを乗せて走っていると、突然辺り一帯が襲撃された。彼は前の車が炎上したのを見て、中の運転手を救出に向かった。後部座席のフランクはしばらく待機していたものの、中にいては危険と見てオーテガを置いたまま飛び出し、襲ってきたグループに反撃に出た。
激しい銃撃戦が展開された。グループの目的は、同じ道を走っていた現金輸送車である。エリックはなんとか女性の救出に成功。フランクは車を盾にしながら引き続き反撃している。すると、オーテガを乗せた車に別の車が激突。ドアが開いたのを見て彼は逃げ出した。
フランクがバックアップを要請し、銃撃戦は終結。輸送車の運転手は死亡し、ガードも怪我を負い、金は全て奪われた。車は防弾の装甲が施されているが、それを貫通して中の人間がやられた。サリスやホァンが流通させている銃弾の悪影響が早くも出始めた。
エリックは生き残ったガードから話を聞く。彼らは信号が赤になったため、車を停止した。そこに犯人グループが出ていたのだが、防弾ガラスだから大丈夫だと考え、青になったらすぐに車を出して逃げようとしていた。ところがいつまで経っても青に変わらず、彼らは銃撃を開始した。ガラスは完璧に割られ、運転手は殺された。
とある駐車場。エリックは、オーテガを逃がしてしまったことをホレイショに報告した。女性を救うためだったと知った彼は、特に怒った様子はない。エリックはどうしてウルフを選んだのかと尋ねた。それはホレイショにとってエリックという選択肢はあまりにも明らかで、作戦が失敗に終わると思ったからだった。二人の関係が密だからこその彼の決断。二人は作戦を成功させることを誓い、その場で別れた。
キャリーは輸送車から変形していない弾丸を回収。犯人グループは弾を貫通させることが出来ても後ろのドアを開けられないので、鍵を取るために運転手を殺したと考えられる。そこで割られたガラスを見てみると、外から手を伸ばした時に引っ掛けて残った皮膚が付いていた。
これを持ち帰り、ナターリア&マキシンがDNAをCODISにかけた。浮かび上がったのは、トド・キーナー(Todd Keener)。ギャングとのつながりはあるが、The Crypt Kingsというグループで、オーテガのギャングの傘下ではない。つまり、あの弾はすでに他のギャングにまで行き渡ってしまっていた。
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エリックはキーナーを呼び出して尋問。しかし彼は鍵を取っただけで自分は撃ってないと犯行を否定し、誰がやったかも明かさなかった。ただ、全ての武器がギャングに行き渡ったことだけを警告し、彼は連行されていった。
イェリーナはサリスと密会。クライアントがオーテガが製造した弾を全部買いたいと言っていると説明し、現金の入ったアタッシュケースを見せた。突拍子もないビジネスの持ちかけに、彼は彼女に銃を突きつけ、クライアントは誰か尋ねた。彼女は世界の軍事産業のコンソーシアムの代理人であると明かし、相手が希望するだけの金額を払ってよい許可をもらっていると言った。
しかし、サリスはすでに弾を全てギャングに売りさばいてしまった。そこでイェリーナはそれぞれのギャングに行って自分で交渉すると言う。それは危険だと言って彼が乗ってきたので、彼が代わりに全て回収してきたら倍の額を払うことを提案。ケースの中身を確認し、彼は喜んで了承した。彼に連絡先を渡し、解散。作戦は順調に進んでいる。
オーテガを乗せた車の内側に血が飛び散っていることから、彼は手錠ごと引きちぎって逃げたと思われる。車の外にも血の滴が落ちていて、飛散パターンと落ちた角度から逃げた方向が分かる。その方向に血は続いていて、駐車場の建物の屋上でそれは途絶えた。ここで車を盗み出して逃げたと推測できる。
ライアンはホレイショの指示を受け、キャリーと共に信号システムを調べる。事件があった信号にはPCS(priority control system)が付いていて、有事の時に手持ちの機械を使って下から信号を制御できる仕組みになっている。通常は、警察や消防車などの緊急車両に乗っている人間などが使用する。
メトロはシステムが書き換えられたと報告してきており、当時の状況を見ると東向きの信号だけが青で、あとは全て赤になっていた。PCSは使用された機械のIDを記録するシステムも持っているので、記録を見れば誰が使ったか分かる。ここで意外な人物が浮上した。
信号を捜査したのはATFエージェントになったジェイクだった。彼が長い間キャリーからの電話を取らないでいたのは、Crypt Kingsへの潜入捜査を行っていたからである。そんな彼に持たされていたディヴァイスを仲間の誰かが使い、今回の事件を起こした。いつ誰が持って行ったのかは、彼も知らない。キャリーは、アンダーカヴァーである彼にギャング内部を調べてもらうことにした。
サリスはCrypt Kingsを呼び出し、金を渡して弾を回収。完全にホレイショが死に、自分達の天下になったと信じ込んでいるようだ。遠くで見ているイェリーナは、この様子をホレイショに報告した。
ライアンは、車で逃げていると思われるオーテガが最初に電話する相手は、ディアズじゃないかと考えた。彼はエリックがディアズのケータイを回収したことを知らない。そこで電話の着信履歴を調べてみると、今日は1件の着信があった。
予想通りオーテガからの電話であるので、それをかけてきた場所を逆探知。それは、ホレイショが死亡偽装を行った飛行場だった。エリックはすぐに現場に直行した。ヘリコプターに大金の入った袋を積み込み、飛び立とうとしているところを先に来ていたホレイショが抑えた。
弾丸を売りさばいて得た金だと思われるが、彼はビジネスをサリスに乗っ取られたと釈明した。ホァンを逮捕した上に、サリスの犯行まで供述してくれた。
Horatio: Thank you, Juan. Book him.
コールドウェルは元締めの逮捕を喜んだが、弾はまだ全て回収されていない。それがマリーナにあるとのメッセージを受け、ホレイショはそこに向かった。
ジェイクは情報ではなく、輸送車襲撃に使われた武器一式を倉庫から持ってきた。キャリーは「よく見つからずに持って来れたわね」と驚いたが、彼はギャングに追われながらここまで逃げ込んできていた。それもこれも事件のためではなく、彼女のためにやったのだと彼は言った。
このまま街に出れば、命を狙われる。ATFに安全な場所を用意してもらい、ほとぼりが冷めるまでそこで暮らすことになる。また半年、1年会えないだろう。彼は彼女に待っていて欲しいと思っていたが、彼女は毎日彼の身を案じながら暮らすのは怖いから出来ないと言った。彼女の気持ちを知り、彼は何も言わずにキスして部屋を出て行った。
ジュリアはマリーナでサリスと会っていた。彼は逃走資金にするための銃弾をボートに隠していた。これで彼女と二人で逃げて、売りさばいた金で暮らすつもりだったらしい。うれしそうに語る彼に、彼女は離婚を突きつけた。彼女の後ろには、銃を構えたホレイショがすでに来ていた。
Saris: What the hell is this?
Horatio: It's called irreconcilable differences, Ron.
サリスは隠し持っていた銃をホレイショに向けて撃ち、その隙にボートに逃げ込んだ。しかし、もはや彼を生かして捕まえる理由などない。Hは燃料タンクを撃ち抜き、ボートもろとも爆破した。
やがて警察が到着し、遺体を捜したが発見されなかった。木っ端微塵になったのか、逃げ出したのかは分からない。
Horatio: We got to keep looking, Eric.
Eric: I'm with you, H, what do you want to do?
Horatio: Whatever it takes. We'll find him.
Eric: You and me?
Horatio: You and me, Eric.
Eric: This never ends, does it?
Horatio: And it never will.
[END]
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もうサリスの件はいいんじゃないかと思うんですが。ちょっと引っ張りすぎでダルい。「やっとやっつけたー。終わったー」と思った直後の、最後のシーン。正直ウンザリですわ。スカっと終わって欲しかった。
ホレイショの偽装殺人ってツイストは良かったものの、プレミアの内容としては物足りなかった。ライアンはあっさりしゃべっちゃうし、エリックは途中で合流しちゃうし、緊張感がなかった。キャリー達が偽装だって暴く方が良かったな。困った時のスローモーションも、今回は効果が出ず。
ただ、アレックスに代わる新しいMEがこの先に登場するので、そこから面白くなると期待してます。cutting edgeな技術を使って検死するらしいですし、何やら楽しくなりそう。オープニングクレジッツもアレックスを抜いただけのものなので、彼女が加われば新しくなるんじゃないでしょうか。
それではまた。
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Writers: Barry O'Brien
Director: Joe Chappelle
Stars:
David Caruso as Lieutenant Horatio Caine
Emily Procter as Calleigh Duquesne
Adam Rodriguez as Eric "Delko" Delektorsky
Jonathan Togo as Ryan Wolfe
Rex Linn as Detective Frank Tripp
Eva La Rue as Natalia Boa Vista
Evan Ellingson as Kyle Harmon
Megalyn Echikunwoke as Dr. Tara Price
Recurring Role:
Jose Zuniga as Juan Ortega
David Keith as Agent Evan Caldwell
Kurt Long as Thomas Wellner
Johnny Whitworth as Det. Jake Berkeley
Kim Coastes as Ron Saris
Boti Bliss as Valera
Elizabeth Berkley as Julia Winston
Sofia Milos as Yelina Salas
Guest Star:
Helena Barrett as Woman
Saul Huezo as Miguel Diaz
Keith D. Chandler as Guard
Alex Solowitz as Todd Keener
Christopher Goodman as Driver
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