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St. Anne's Cathedral。男が神父に告白をした。なぜか分からないが、自分には見える。彼が見たのは、「バスにある男が乗りこみ、ガスマスクを取り出して車内に毒ガスを噴出させ、乗客の一人のカバンを持って逃げる」というものだった。彼は「また」それが起きているとも言っている。過去にも未来が見えたことがあるかのようだ。
神父は人を傷つけたことがあるかと尋ねた。それを聞いて絶望し、男はその場を後にした。神父は彼をロイ(Roy)と呼びかけた。彼の正体を知っているらしい。彼が去った教会には、紙切れに描かれた1枚の絵が残されていた。
神父の判断は間違えていた。警官がトンネル内に停まっているバスを覗いてみると、中の乗客は全員死んでいた。
スコットの葬儀が行われた。オリヴィアは国を裏切った人間を英雄葬にしたことが不満だった。それと同時に、彼の母親からの厳しい視線も彼女には辛かった。そんな彼女をチャーリーは慰めたが、あまり心は晴れない。
Dunham: He used me, Charlie. And he told me he loved me.
Francis: I wasn't gonna tell you this, but he said he loved me too.
ジョークを言って和んだところに、ブロイルズが来た。彼女が呼び出された。
ピーターは親父とお茶をしている。ウォルターは17年も精神病院にいたため、デクストロメトーファン(dextromethorphan)やクロネイザパム(clonazepam)、フルオキシティン(fluoxetine)を自分で調合した薬を飲んで精神の安定を図っている。相変わらずな状況にウンザリした息子だったが、彼を残してどこかに移動した。
そしていきなり座っている男を捕まえた。彼の姿が一日ずっと見えていたらしく、カメラを調べるとピーターの様子が撮影されていた。彼はカードを抜き取り、「他の誰かに言ったら追い詰めてやる」と言ってその場を終わらせた。
この二人にも連絡し、ブロイルズたちはバスのあるトンネルに来た。事件が起きたのは、朝8時14分。最初の報告から、日本で起きた地下鉄サリン事件のようなバイオテロが考えられたため、CDCに連絡をした。しかし、これは全く生物学的な要素がないことが確認された。
ウォルターはバスの中を見てショックを受け、「琥珀に閉じ込められた蚊のようである」と評した。ダナムは攻撃であると考えたが、ブロイルズはそんな目的とは全く違ったものではないかと考えていた。原因どころか目的すらも分からない今回の事件。バスの中からサンプルを取り出し、ラボに持ち帰って調べることになった。
犯人は男二人。回収したカバンを調べてみたが、目的の物は入っていなかった。ラテン語で誰かに報告し、彼らはまた動き始めた。
事件を止められなかったロイは、普通に会社に出勤していた。ところが、また不意に映像が見える。彼の動きは止まり、フラッシュが脳裏によぎる。気づけば前と同じように絵を描いていた。
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ウォルターの初見では、使われた物質はあまりにもトリッキーであるため、シリコンベースのエアロソルが物質を凝固させた程度の情報しか分からなかった。彼は相変わらず「バッハを演奏してくれ」「あそこの若いお嬢さん(ファーンズワースの名前を忘れた)にピアノを持ってきてもらえ」と、横で見ているピーターにわがままを言う。かと思ったら、ダイナーで会った男のことを持ち出して、「トラブルに巻き込まれているのか」と心配したりする。ピーターは、「ウェイトレスに絡んでいたから、止めるように言っただけだ」と言って誤魔化した。
真っ白な結晶の中に埋まった死体が並べられている。ダナムはその中からカメラを発見した。映像を見てみると、一人の女性が青いバッグを持っている様子が映っている。しかし、現場でそのカバンは見当たらなかった。
身元を調べると、エヴリナ・メンドーザ(Evelina Mendoza)というDEAエージェントであることが判明した。彼女はDrug Enforcement Agencyのアンダーカヴァーをやっていて、グラント・デイヴィドソン(Grant Davidson)というハンドラーがいた。彼を呼んで話を聞く。
エヴリナは3ヶ月前から、ニカラグアのドラッグ・カルテルの東海岸エリアに潜入していた。そんな中で、彼女はDEAに怯えたように「助け出してくれ」と連絡してきた。彼女は、カルテルのメンバーが「パターン」について話をしていたとも言っていた。グラントは何のことが分からず、とにかく彼女と落ち合う計画を立てたが、彼女は姿を現さなかった。
バッグがなくなっていることから、犯人は彼女が運んでいた何かを狙っていたと見て間違いない。その件についてグラントに尋ねたが、分からないとの事だった。彼はDEAの指示で、彼の身元を公式に確認する作業を行った。彼女の手を握って、ジッと顔を見つめている。
ファーンズワースは言われるがままピアノを用意した。これが功を奏したらしく、ピーターが弾き始めるとウォルターの作業があっという間に進んだ。すでに犯行に使われた物質の再製まで済ませていた。
バスに噴出したガスは、空気中で窒素と結合して凝固するようになっていた。それにより、乗客は動けなくなったばかりか、呼吸まで出来なくなって死亡した。こんなものを作れるのは、当然ながらMDしかない。材料となる物質は、全てMD傘下の会社が所有していた。
リヴィはチャーリーから連絡を受け、セイント・アン教会に来た。事件が起こる前にそれを予期した男がここに住んでいたと報告が入ったからだ。ロイの経歴を調べると、高卒で前科はなし。会社では単純な事務処理をやっている。彼から話を聞くことになるが、どう見てもこのような事件を引き起こすようなタイプではなさそうだ。
だが、彼の部屋は攻撃や事故、災害といったものを描いた絵が壁にビッシリと貼られていた。そこには日付が入っていて、どれもそれらが起こる前に描かれた事が分かる。そこには、1話目で起きた飛行機事故の様子を再現した飛行機の模型もあった。他にも、一般に情報が公開されていない事件や、公にすらなっていない出来事も詳細に描かれていた。
ダナムはシャープに会いに行った。MDグループがどこで何を所有しているかのリストを要求すると、彼女はあっさり了承してくれた。ついでに彼女に疑問を1つ投げかけた。初めて会った時、進化を遂げた科学はどうにも制御できないと言っていたが、今のところ見事にMDがコントロールしている。事件が起きれば必ずこの会社が出て来るのはなぜなのか。
シャープは逆に彼女に質問した。これらの奇怪な事件が起きるのは、いつもダナムの近くである。ひょっとすると彼女が何か関わっているのではないか。毎度の事ながら、うまい切り口で話をはぐらかす。そこにリストが届いたので、ダナムに渡した。
シャープは、今回の件を攻撃であると断定した。昔、プラハでこれと同じものが使われた事件があったからだと言う。今回のような数の死亡者は出なかったが、その辺りについての情報は政府と共有しているとのことだった。
ロイは、自分に起きていることをありのままに話した。彼はどこにいても、そのfeelingが襲ってくる。そこにはまり込むと、見たものを絵を描くまで抜け出すことが出来ない。時には模型を作るようなこともあった。この状態になってもう9ヶ月。
尋問を見ていたブロイルズは、彼が嘘をついているようには見えないと感じた。ポーカーで相手の心を読むのを得意としていたピーターも、ブラフだと感じていなかった。問題はどうやってこれらの事件を予期したかなのだが、ウォルターは単にサイキックなんじゃないかと言った。
つまり、未来を予期しているのではなく、これからそれを起こそうとしている人間の心を読んでいると考えた。しかもそれが現実に出来ることを証明して見せたいと言う。
ダナムがブロイルズにシャープが言っていた過去の事件について話すと、彼はそれを知っていた。彼は、彼女をタスクフォースに加えたが、全てのことを話しているわけではないと説明した。そうすることで、余計な危険や犠牲を生まずに済む。彼女は、色んなトレイニングを受けてきたから対処できると反論し、自分がどんなことに関わっているのか教えて欲しいと言った。だが、「君にその準備が出来た時に教える」と言って、何も教えてくれなかった。
ウォルターは、ロイが人の心を読む瞬間の脳のCT画像を撮影する方法を取った。誰の心を読んだかまでは分からないだろうが、少なくとも画像に何か反応が出ると考えている。ところが、いざ彼を装置の中に入れると、顔中に血管が浮かび上がった。ロイが助けを求めて叫んだところで中止。血液中に金属製の物質が流れ込んでいると思われる。
ラボに戻り、昔の資料を探すことにした。すると、ウォルターはこれと全く同じ問題をベルと一緒に研究したことがあるのを思い出した。二人は、すでに発見されている周波数以外の周波数が存在するという考えの下、その波が情報の交換に使えるという仮説を立てた。
政府はこれに強い興味を示した。他にこの周波の存在を知られていなければ、秘密の情報をこれで送ることが出来るからだ。彼らはそれを、"Ghost Network"と呼んだ。政府はさらに一歩踏み込んで、人間から人間に直接伝える方法を考えてくれと頼んできた。そこで考え付いたのが、イリジウムをベースとした有機金属を脳に注入するというものだった。
ピーターは彼の話に呆れた。その実験体となったのが、ロイ自身だったとファイルに残されている。合点がいったと喜ぶウォルターを見て、ピーターは怒りをぶつけた。自分が20年前にやった実験の為に、人が一人死にそうになったのだ。
ウォルターは、自分が投与した量の化合物ではそんな反応は起きないと、自分の責任を否定した。考えられるのは、イリジウムベースの化合物が血流を早め、それが一種のレシーヴァーになったのではないかということである。誰かがこの理論を完成させ、実際に人の心を読めるように発展させた。
そしてこれを使って秘密の情報を交換している人間が存在し、それをロイが感知してしまったのだ。オリヴィアは、周波数によって聞くことが出来るなら、適当な機械を使って盗聴したらどうかと提案した。しかし作ることは可能だが、何ヶ月もかかるために却下。
ウォルターは代案として、ロイが視覚中枢で受け取った情報を聴覚皮質に転送する方法を打ち出した。視覚中枢は入ってきた信号を何でも映像化してしまう。ただ、錯視を例に取れば分かるように、必ずしもそれが正しく行われるとは限らない。見えるはずのないものが見えてしまう事だってある。
そこで脳にちょっとした手術を施し、彼の脳システムを切り替えて、音を受信できるようにする。それを行うには、彼が83年に作った磁力神経刺激装置(magnetic neurostimulator)なるものが必要なのだと言う。それは17年前に住んでいたケンブリッジの自宅の壁に隠してあるらしく、少し改良して使うことになった。
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オリヴィアとピーターはその家を訪れた。ノックをしても人が出る気配がないことから、彼女はオーナーを調べて連絡をしようとしたのだが、彼がナイフでドアの鍵を開けた。中に入って調べてみたものの、言われた場所にそれはなかった。そこでピ−ターは、母親が棚で隠していた扉があるのを思い出した。
ラボでは着々と準備が進められていた。ロイに「見覚えがある」と言われたが、「よく言われる」と交わした。こういう頭の回転も速い。そこに二人が帰ってきて、ケースを手渡した。中から出てきたのは、相当怪しげな装置。
頭蓋骨に穴を開け、ネジでこれを固定する。装置を60ヘルツ、10ガウスに設定。これにより視覚中枢に埋め込まれた金属物質を聴覚皮質に移動させる。まずは馬の絵を見せた。彼はこれを馬だと認識している。次は50ガウスに上げて車の絵を見せた。彼に異変が起こり、ガソリンの味がすると言い出した。それは味覚野まで移動してきた証拠だ。
ところが、ビーチの絵を見せると、彼は普通にビーチだと答えた。思い通りに行かずに頭に来たウォルターは、200ガウスまで一気に上げるよう指示した。ピーターがそれを止めに入る。するとロイの様子がまた変わる。なぜか突然ラテン語を話し始めた。
ファーンズワースは言語学を学んでいたことから、ラテン語が少し分かる。彼女によれば、彼は「1時間後」という言葉を発したらしい。この状態を続け、彼の話した言葉をメモに取る。「サウス・ステイションで交換」「それはどこにある」「初めから」「彼女にある」など。それを聞いてオリヴィアはラボを飛び出して行った。
やって来たのはエヴリナが安置されているモルグ。遺体の手を見ると、切開された痕があった。ブレントは身元を確認すると言って手を握っていたように見えたが、実際はそこに埋められたレンズのようなものを取り出していたのだ。
訳が確かならば、それは5時にサウス・ステイションで交換の取引がなされる。ダナムはブロイルズに報告し、自身は駅に向かった。彼は彼女に応援部隊を送ることにした。
ラボでは、ウォルターが「タダで衛星放送が見られる」と言って、ロイを使って遊んでいた。ピーターはすぐに装置を取り外しにかかったが、駅に到着したデイヴィドソンが電話で会話する様子をロイがキャッチした。携帯電話の周波数を知覚できるようになっているらしい。ピーターはオリヴィアに連絡。今のところ、彼が誰かに追われていないということを確認した情報のみ。
さらに次の電話もキャッチ。ロイが会話をコピーする様子をメモし、そのままオリヴィアに報告。彼らが向かった出口に彼女たちも移動する。彼が出口に到着したのを見計らい、彼女は銃を向け、両手を上げてこちらを向くよう指示した。しかし振り向いた彼はすでに撃たれており、その場で倒れこんだ。
その様子を見て逃げ出した男をダナムが追跡。先回りしたフランシスと挟み撃ちにして男を止めた。彼は指示通り持っていたケースを下に置くと、自ら後ろの道路に下がって車に轢かれた。一切情報を残さないやり方が徹底されていた。
ケースからこんなものが出てきたが、これが何か知る由もない。ブロイルズはNSAの友人にこれを調べてもらうとダナムに言った。彼女は11人の人が死に、人の頭に穴を開けてまで捜査したのに何も教えてもらえないのかと不満をこぼした。すると彼はファイルを1つ手渡した。
デイヴィドソンを殺した人間は、マシュー・ジーグラー(Matthew Ziegler)であることが分かった。また、彼の指紋から、パターンに関連した他の2つの事件と関わっていたことも明らかになった。現在、彼の金の流れや渡航記録を調べているところである。
今回で、彼らの通信手段も判明した。さらには、ロイのアパートから出てきた模型から、3つの未確認事件があることも分かった。ブロイルズはその証拠写真をダナムに渡し、彼女の考えを後日聞くことにした。
オリヴィアがラボに戻ると、元気な姿のロイがいた。ウォルターからヴァイコディンをもらい、痛みを抑えて回復を待つのみ。もう周波を受け取ることもない。ピーターは、「もしかして彼が傍受したために、相手に気づかれてすでにゴースト・ネットワークを使っていないんじゃないか」と考えていたが、「もし何かを受信するようなことがあったら連絡するように」と彼女は言った。
ブロイルズは、秘密裏にシャープと会い、回収した例の物を彼女に渡した。受け取った彼女は「これだけが理由じゃないんでしょ?」と意味ありげに言う。二人は、ダナムという新たなエージェントに強い興味を示しているようだが、それがなぜは分からない。
Sharp: Oh, you feel protective of her, don't you?
Broyles: I'm in the business of protecting all my agents.
Sharp: I want nothing but the best for her.
Broyles: Of course you do.
シャープは「別のやつも見つけた」と、さっき受け取った物を自社の研究者に渡した。これはディスクらしく、男はそこから情報を引き出す研究を行っていた。その方法とは、ディスクとスコットの脳をリンクさせるというものだった。
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面白い。のだけれど、こういうことが起きたらベルとウォルターが共同研究した資料を最初に調べたらいいんじゃないのかって思った。ドラマの半分くらい経過してから気づくって、遅すぎる気が。毎回このパターンなのかなぁ。
本筋とは関係ないんですが、最後にピーターが弾いたジャズが妙に良かった。こういうのも含め、全体的なドラマの雰囲気が好きなのかもしれない。ちょっと暗いブルーイッシュな感じ。
また次回。チャーリーがもうちょっと出てきて欲しいな。
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Writers: David H. Goodman, J.R. Orci
Director: Frederick E.O. Toye
Stars:
Anna Torv as Olivia Dunham
Blair Brown as Nina Sharp
Mark Valley as John Scott
Jasika Nicole as Astrid Farnsworth
Joshua Jackson as Peter Bishop
Lance Reddick as Phillip Broyles
John Noble as Dr. Walter Bishop
Kirk Acevedo as Charlie Francis
Guest Star:
Peggy Scott as Mrs. Scott
Zak Orth as Roy
Megan Neuringer as Paula
Clark Jackson as Young Pastor
Kevin Isola as Technician
Brandon Gill as Student
David Fonteno as Father Kent
Chris Fischer as Uni Cop
Mira Tzur as Anna Jiminez
Peter Hermann as Grant
David Lansbury as Businessman
Donnie Keshawarz as Gerard
Brian Tarantina as Nice Guy
Jasper McGruder as Control Room Tech
Music:
"Smoke From a Distant Fire" by Sanford and Townsend
"Someone To Watch Over Me" on piano
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