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[Life] シーズン2第2話。


チャーリーによって救出されたレイチェルは、幸いにも刺された傷のみで、それもすぐに回復した。しかし、精神的なダメージが大きく、誰とも話そうとしない。彼女にはもう家族がいないため、チャーリーは彼女が心を開いて話せそうな「ある人」を呼ぶことにした。


今回の事件。水のないプールで遺体が発見された。男は顔面を殴打され、椅子に縛り付けられた状態で捨てられていた。ギャングによる犯行だと思われる。免許証から、マックス・ホータ(Max Horta)、36歳と分かる。

Charlie: You piss off a gang, Max?

LAPDはギャングを一網打尽に、チャーリー&リースはマックスの家族に話を聞きに行った。マックスはエルサ(Elsa)という下の娘を仕事に連れて行く習慣があった。その父親がいなくなってしまったため、彼女は工場で一人で夜を明かしていた。



Elsa


彼女が何か見たのではないかと尋ねてみたが、ずっと口をつぐんだまま。というわけで、いつものようにチャーリーの出番。

Charlie: I'm gonna tell you a secret. My partner over there never lets me drive the car. Never. Nunca. Can you tell me your secret, Elsa?

彼女は一人で宿題をしていた。マックスは少し離れた場所で電話をかけていた。ビルについて誰かと話していて、非常に怒った様子だった。電話を切った後、彼はここで待つように言って出かけ、そのまま帰ってこなかった。エルサが覚えていたのは、ビルの名前が"The Bankley Buildign"だということだけ。それを聞いた姉カーラ(Calra)は「ありえない」と繰り返し、泣き叫んだ。



Carla


バンクリー・ビルディングは廃屋で、中には一切何もない。そこでパーティが行われた。街の反対側に住んでいる金持ちが来てパーティを開くことがあり、彼女は昨晩初めてそれに参加した。だが、酒の中に何かを入れられ、彼女は記憶がないと言う。

パーティがいつあるかは、彼女や友人達がテクスト(text: 携帯メール)を受け取ることで知る。相手は分からないが言われた場所に行くだけ。知らせを受け取れるのは全員ではなく、パーティ向きのカワイイ女性のみである。


二人はコロナーの所に来た。マックスは首の骨や肋骨を折られ、関節もつぶされていた。こんなことが出来るのは野獣レベルの怪力を持った男。逮捕されたギャングの中からそいつを探し出す。

Man A: Man, I heard he chews the bottle after he shoots it. Drinks blood to get like – to look like he is, man. Boy's a monster.

という耳寄り情報を後ろで聞いている男がいる。


Charlie


Man A: Something I can help you with?
Charlie: Funny you should say that.
Man B: Oh, man. This guy's a cop, man.
Charlie: Something I said?



Life


リースはさっきの件でまたイラついていた。

Reese: How come when you want to get a kid to talk, you always make fun of me?
Charlie: I do? Do I?
Reese: Yes.
Charlie: Not always. Do I?
Reese: Do you want to drive the car?
Charlie: Do you want me to drive the car?
Reese: No, I don't.

おちょくられると、ますます意固地になるダニなのである。


二人は先ほどの男二人から聴取。ギャングに混じって盗み聞きしたと怒っている。そんなの無視。


Bottle


彼が言っていたボトルは本人も持っていて、中にはステロイドが入っていた。これは市販されているような代物ではなく、特別なルートで手に入れたものと思われる。犯人もこれを飲んでいたのなら、供給している人間を通じて捕まえることが出来そうだ。

チャーリーは丁寧に尋ねた。

Charlie: Boy's a monster? Turns out, we're looking for a monster. You help us find him, we'll help you with holding this.
Man A: Help us with this? You get caught with this, all you get is to testify in front of the U.S. Senate.
Man B: What he said.
Man A: Can we go?
Reese: Yeah, you can go down to processing. Should take a few days. System's real slow. We'll talk again then.
Charlie: What she said.


検査結果が戻ってきた。

Reese: Narcotics tracked the steroids to a Flext gym, over in Beverly Hills.
Charlie: Is there a monster in Beverly Hills, Max?
Reese: You believe in monsters?
Charlie: Don't you?

二人はジムに行った。オーナーのジャクソン・ブリッジャ(Jackson Bridger)に例のボトルを見せると、彼が処方したものだと認めた。彼はきちんと委員会に承認された医師(physician)で、フレクストに所属する薬剤師がこれを配布している。

ジムにはギャングのメンバーが来ている様子はなく、犯人に直接渡したとは考えられない。そこで顧客のリストを求めたが、彼らはジムのメンバーではなく患者と言うことになっていて、いわゆるdoctor-patient confidentialityによって公開出来ない。


ここはひとまず引いて、事件の経緯を考える。カーラはあのパーティに参加し、誰かが父のマックスに電話した。そして彼が姿を現し、台無しにしことで反感を買って、殺されるまで殴打された。ギャングの中にそんなことが出来るヤツがいたと話している人間がいて、このジムが浮かび上がった。

という真面目な話をしつつ、さっきの続き。

Charlie: I do it because children seem to enjoy it. When I make fun of you. Because they think you're uptight.
Reese: I am – I am – I am no uptight. I'm not uptight. If you wanna drive the car, go ahead and drive.

ジムの前に"BANKLEY"というそのまんまのプレートを付けた車がやってきた。降りた男が中に入っていく。


男はベニー・バンクリー(Benny)で、父のブレンダン(Brendan)はBankley Realtyという不動会社を営んでいる。もちろんあのビルもこの会社の所有物。あらたな繋がりは見えたものの、ベニーは怪力の持ち主ではないので、引き続き調べを進める。

彼が入っていったChateau Clark Houseという建物の前で張り込み。リースはまだ例の話を引きずっている。相当気にしているようだ。

Reese: You know, just because I don't say everything that pops into my head does not make me uptight.
Charlie: I didn't say you're uptight. I said kids think you're uptight. Though kids are tough to fool about that. Kids are notoriously tough to fool.

ジープに乗った筋肉男が登場。


Monster?


彼はマーティ・ホーキンス(Marty Hawkins)で、高校時代、ベニーと共にベースボールをやっていた。ある日、キレてバットで相手のピッチャーの足を折ったことがある。ところがカウンセリングを受ける条件で釈放された。以降2件の同様な事件を起こしたものの、結果は同じ。

Boss: Oh, to grow up rich and connected. You're rich, right, Crews?
Charlie: Not from birth.
Boss: You're so rich, how come you don't have a car?
Charlie: I gave it away.
Boss: Really? See, I heard that your "roommate" ran over it with a tractor.
Charlie: That was the other one.


Chateauに新たな客人。アナベル・ショア(Annabelle Shore)。彼女はベニーやマーティと同じ高校の出身だが、ちゃんと仕事をしている。母親は高給取りの弁護士で、父親は幼い時に亡くなっている。

ボスは1つ疑問に思った。なぜ報告をするばかりで、彼らをしょっ引いてこないのか。答えは理由がないからなのだが、理由がなければ...

Boss: You guys don't plant evidence around here?


3人は4人用のテーブルに座ってご飯を食べていた。そこに第4の男が登場。どうやら彼がこのグループのリーダーらしい。名前はパトリック・ブリッジャー(Patrick)。彼も同じ高校を卒業し、天才クラスのIQをマークするほどの頭脳を持っている。

子供ながらにチェスマスターとなり、高校ではピッチャーを務めた。その上イェイル大にも入ったのだが、授業に全く参加せずに退学になった。また、名前から分かるように、彼はジャクソンの息子である。

ここで前に捕まえたギャングの二人を呼んで、知っている人間がいるか尋ねた。マーティ。あの筋肉モンスターに女の子の電話番号を渡す代わりに、ステロイドをもらった。話はさらなるつながりを見せた。

Reese A couple of hood rats point their fingers at some Beverly Hills kid.
Charlie: Who's connected enough to walk away from three assault raps.
Man A: Yo, maybe y'all should plant something.


二人は4人がいるレストランに客を装って張り込み。オートミールが20ドルもするような店なので、ここはチャーリーが支払う。

Reese: Oh yeah, you're rich. But I guess you worked for it.
Charlie: Did you just say something nice to me?
Resse: No, I don't think so.

彼は4人をチラチラ見ながら、彼らについて分析した。

Charlie: They're not boys. They're dogs. Patrick – one in the middle – alpha dog. Marty, he's second. Beta dog. Benny... omega dog. He's the fool.
Reese: Hmm, that's what you see. I see a group of spoiled rich kids. And I want the big one in lock-up.
Charlie: If that's what you want, that is what you shall have.
Reese: On what charge?
Charlie: Assaulting a police officer?

プランティング開始!ニコニコしながら彼らに近づいた。

Patrick: Can we help you?
Charlie: See? Alpha dog. Beta dog, right? You're the one with his nose always up alpha's ass?

マーティは怒りを抑えるのに必死だ。

Charlie: Man, you're a big one! 'Roids, right? Is it true what they say? It makes some things big, but other things, you know, like, real small?

彼が立ち上がってテーブルをひっくり返し、チャーリーを投げ飛ばしたところで、リースが銃を構えた。マーティはパトリックの指示で殴るのを止めた。さらに何も話すなとジェスチャーを送る。ちょっとビビッたが、作戦は成功した。さっすがチャーリー。


テッドがベンチに座っていると、男が近づいてきた。知らないフリをしたが、ジャックは彼に調べられている事を知っている。レイチェルを奪還された彼は、他に何を盗られたのかを気にしていた。言わないと仮釈放を取り消しにすると脅している。退官した後も影響力があるようだ。

Jack: You just keep saying that when you're back in the slam serving that last four years. "Jack Reese wasn't even a cop anymore."


マーティに尋問したが、彼は命令どおり一切何も話さない。本当に忠実な犬みたい。そこに彼の弁護士が来た。名前はアナベル・ショア。前述の弁護士マミーである。案の定釈放を求めるので、その代わりにマックスが殺害された当時、どこにいたのかを答えさせた。

アナベルの許可が下りるなり、ペラペラとしゃべった。彼は恐怖感があって眠れなくなり、セラピストの家に行った。小さい頃からそうしていて、事件のあった夜はずっとジェイムズ先生(Dr. James)の家にいたとのことだった。


彼女の家に行って話を聞く。彼の供述どおり、あの夜彼はずっとこの家にいた。ここでもdoctor-patient confidentialityによってこれ以上の情報は明かされない。それにしても、患者がセラピストの家に泊まるというのは普通あるだろうか。彼女は患者はそれぞれだからと言うのだが、ちょっと特殊な感じがする。それはチャーリーも同じ。

Charlie: If I were your patient, could I stay over? Sometimes I have bad nights. Did I say that out loud?

ソファに寝っ転がった。

Reese: Crews.
Charlie: My partner thinks I say everything that pops into my head. Is that normal?
James: I think you should leave now.
Charlie: Right, because there is no such thing as normal. Which is a relief, because sometimes I don't feel normal. Is it normal not to feel normal?
James: I'm sure some people find you charming, detective. I don't.

チャーリーは子供を喜ばせたり、大人を怒らせたり、感情を操るのが上手い。人間がどういう時に本性を出すのかを分かっているようだ。それでいてリースにもチクリとやったりする。

Charlie: How much do you charge an hour, doc?
James: My hourly rate is competitive.
Reese: $450 an hour?
James: For a 50-minute hour, yes.
Charlie: How can it be an hour if it's 50 minutes? That's messing with time. I do say everything that pops into my head. Maybe I should come back. If I wanted to make an appointment, who should I call?
James: You should call another doctor.


Charlie


本日のチャーリースマイル。


ボスに報告したら、金持ちを相手にしたもんで、やっかいなことになっていた。でも彼はそんなちっちゃなことを気にする人ではない。お気楽なように見えて結構しっかりしている。

Boss: It's the chief on the phone, your name in the paper, and you wishing it was a gang killing. You go after a gang and miss, maybe they shoot you, maybe you get 'em next time. You go after one of these princess and miss, you're doing traffic in Times Square. So what am I saying to you, detectives?
Reese: You're saying don't miss.
Charlie: Let's go talk to the alpha dog.

(Times Squareはニューヨーク。ボスの前の赴任場所である。)


二人はジムに行った。マーティは今日もさらに体を鍛えている。

Marty: I'm not talking to you.
Charlie: You just did.

チャーリーはアナベル、リースはベニーと話をする。アナベルはトレイニングをしながらフランス語の勉強をしていた。いつかはパリで暮らす予定らしい。でもパトリックと一緒に行くのではない。彼女によれば、彼こそがLAそのものである。彼がいないLAはLAではない。

だったらパリに行くのは、彼がいないからなのかと容易に想像がつく。それを彼女に言ったら、当たりであるかのように表情が曇った。そこでマックスが発見された時の写真を見せた。

Charlie: He left behind a wife and two daughters. Max Horta? He's L.A., too, Annabelle.


トレイスの方から新たな情報が入った。マックスに電話をしたのは、カーラだった。彼女を署に呼んで話を聞く。例の4人の写真を見せ、覚えている人間がいるか尋ねた。彼女は薬のせいか、彼らの顔どころか、自分が父親に電話したことすら思い出せなかった。父親が殺されたのは自分の行動によるものだったと知り、激しくショックを受けた。


クルーズ家とシーボルト家は家族ぐるみの付き合いだった。チャーリーが呼んだのは、もちろんジェニファーである。

Jennifer: Rachel, honey. You remember me? I remember you, Rachel. You used to brush my hair. You remember that? I had those gold shoes. The party shoes, you used to call them. It's okay. We're just gonna sit with you for a while then.

彼女は昔の思い出を語ると共に、自身もその時に返っていた。知らず知らずのうちに、側にいたチャーリーの手を握っていた。面会を終え、彼が彼女を車まで送ると、二人はキスした。そのまま車のバックシートに入る。

しかし彼女は途中で気づいた。これは今の夫の車なのだと。彼女はチャーリーを追い出し、帰って行ってしまった。事を運ぶには、それなりの場所というのも必要だ。

Charlie: I really gotta get a car.


Charlie3



リースが自分のジムでトレイニングに励んでいると、気づけば後ろにパトリックがいた。

Patrick: Ex-addict work out, right? Lots of anger. Anger's good.
Reese: Why don't you come down to the station? We can talk about it.
Patrick: Why don't you come on a ride with me on my bike? And we won't have to talk.
Reese: Do you really like talk? Where would we go?
Patrick: Out there.
Reese: What's out there, patrick?
Patrick: Everything... all the time.
Reese: I'd really like for you to come down to the station with me.
Patrick: No. That's not what you'd like.

彼はそう残してジムを後にした。


翌日、リースはこの事をチャーリーに話した。今日のフルーツはリンゴ。

Reese: "Everything, all the time." That's what he said. That's what these kids think they can have.
Charlie: Everything, all the time.
Reese: Everyone works for them. Even us.
Charlie: Even the shrink. Dr. Lana James. She works for them. She's not one of them.

アナベルやベニーが言っていた様に、LAでは全ての人間が彼の為に動いている。ジェイムズは彼らの仲間ではなく、彼らの為に働いている。また1つ鍵となるポイントに気づいたが、別のことにも気づいた。

Reese: What?
Charlie: Worm.
Reese: Didn't I tell you organic fruit would kill you? Didn't I?
Charlie: Worms are just protein, right?
Reese: Oh, please don't do that. Why would you do that? What's wrong with you?

チャーリーは虫ごとリンゴを食べ続けたのであった。


ジェイムズはボスに連れられ、取調室に来た。彼女の患者の一人が逮捕されたらしく、彼女を呼んでいると言うのだが、中に入ると誰一人としていなかった。あるのは掲示板に貼られた捜査資料のみ。その中に彼女自身の写真もある。

Charlie: That's a crime board. We use it to see the connections between the suspects and the victims. The victim's the dead man there.
Reese: See, there's the kind of connectctions those kids have that get you floor seats to Laker games.
Charlie: Mm-hmm, and that's the kind of connections that we have that get you life in prison.

明らかに彼女は動揺している。何度も言うが、この手の心理作戦はチャーリーの得意とするところ。簡単に彼女を追い込んだ。

Charlie: When Marty goes down for Max Horta's murder, so do you.
Reese: Are you ready for that, doc? Life in prison?
Charlie: You really think when it comes down to it, they're gonna be there for you? You're the help. Just like us.

彼女はあの夜、マーティと一緒ではなかった。彼の居場所すらも知らないし、パトリックの指示で嘘をついた。彼女が彼に従った理由を尋ねてたが、理解されないと言って答えなかった。彼女がこれ以上話せないのなら、居場所の分からないパトリックに自白させるのを手伝ってもらう必要がある。

チャーリーは部屋の前に立った。ボスは中を覗くか、カメラをオンにするか、せめてスケッチでも描いてもらうかしてくれと頼んだが、頑として聞き入れられなかった。プリーズ。プ、プリーズ!


James


実はリースが服の下にマイクを仕込んでいるところだった。Gotcha。彼女はこの状態で彼に会いに行った。二人は前にもこの場所であったことがあるらしく、そういう関係だと事が会話から分かった。

Reese: Oh, that's pretty good. He just discredited her as a witness.
Charlie: A shrink who's been having sex with her patient's boyfriend. How's that gonna play out in front of a jury?
Reese: Everything, all the time.

だがパトリックはチャーリー達がマイクを仕込ませていることに気づいていた。マイクを引き剥がして捨て、バイクに乗って去っていった。作戦失敗。のはずだったが、チャーリーはすでに別の考えをめぐらせていた。

Charlie: How did she hear what he said?
Reese: How did she hear? He was practically on top of her.
Charlie: No, not her down there. How did Max's daughter Elsa hear? How did she hear what her father said?


彼の工場に来た。そこではトラックの部品の修理が行われていて、けたたましい音が鳴り響いている。そんな中でどうやってエルサが父親の会話を聞いたのか。それは彼女が父親の言いつけどおりこの場所で待っていなかったからだ。それを聞いて黙っている彼女に話しかけたのは、リースの方だった。

Reese: Did your father get mad when you disobeyed him? (Elsa nods) Yeah? My father too. He would get so mad when I wouldn't listen to him. But you wanted to make your father happy, didn't you? (Elsa nods) Me too. I wanted to make my father happy, because he loved me. Like your father loved you.

この様子をチャーリーは興味深く見ている。彼女の父がジャックだからというのがあるのだろう。ともかく、エルサは口を開いた。あの夜、工場を出たマックスの後をつけていった。

彼が建物の外で大男と会い、殴られているのを目撃した。彼女にマーティの写真を見せると、やはりこの男だった。ここでチャーリーに電話が入る。


ジェイムズの家に行くと、彼女はマーティに家を荒らされていた。彼は突然暴れだし、それは今も続いていた。二人は銃を構え、彼に近づいた。物を投げつけ、チャーリーに襲い掛かって彼の銃を奪い取った。それを自分に向けて自殺を図ろうとする。チャーリーは何とか彼の怪力を押さえつけ、リースが弾倉を抜き取った。

再び彼に銃を向けると彼はおとなしくなったが、ジェイムズを見て「俺達を助けてくれるはずだったのに!」と言い残し、目から血を流してその場で死んだ。彼は確かに俺達と言った。それは自分一人ではなく、ベニーやアナベル、そしてパトリックも彼女が面倒を見ていたことだと考えられる。


コロナーによれば、死因はステロイドの過剰摂取。通常の20倍の量を投与されていた。彼女は死体を処理しようとしたが、チャーリーは少し待ってもらい、ベニーをここに呼んだ。仲間の悲惨な死に様に嘔吐した。

しかし、パトリックを含め、自分たちは友人であると言って彼の犯行を否定。しかも彼の言うとおりにしておけば、物事はうまく行くのだと信じ込んでいた。その裏を返し、今まで彼の言う事を従ってきた彼がそうしなかったから、事がおかしくなったのではないかとチャーリーは考えた。

パーティの夜、パトリックは彼をカーラの部屋に連れて行き、好きなようにしていいと言った。いつもはプロばかりを用意するパトリックが、普通の女性をあてがってきたから焦った。ドアが閉められた後、彼は彼女の携帯電話を取って彼女の父親に電話し、娘がトラブルに巻き込まれていることを知らせた。実際に電話をかけたのはベニーだったのだ。

彼はすぐに駆けつけ、カーラを連れて行った。ベニーも部屋を出て、その後は酒を飲んで酔っ払い、この事を考えないようにした。後はマーティがマックスを殺し、パトリックが後処理をしたと思われるが、ベニーは踊らされてばかりの男なので、真実は一切知らされていない。

彼によれば、パトリックが唯一信用しているのがアナベル。彼女は誰に対しても嘘をつかない人間で、彼も他の皆も彼女の事を愛している。でもその彼女はすでに姿を消していた。パトリックが彼女を殺したのではないか。ベニーはそんな考えまでめぐらせていた。


アナベルは空港にいた。受付で航空券とIDを渡すと、搭乗拒否された。というわけでダウンタウン。

Charlie: The best thing about Paris: it's not L.A. right, Annabelle? If L.A. is Patrick, then getting away from L.A. is getting away from him.
Annabelle: I didn't think you'd be cruel.
Reese: He is. Believe me.

彼女曰く、パトリックは、ムショ暮らしから一転してリッチな生活を送っているチャーリーを尊敬しているらしい。彼女もそれに倣って、パリで新しい生活を始めようと考えている。話も特に進まず、今のところ彼女を拘束する理由はないので、チャーリーは釈放することにした。と言っても彼女が自分で言ったように、彼は結構無慈悲な男である。取調室にカーラとエルサを連れてきていた。


アナベルはパトリックに電話。マーティに家を襲撃され、パトリックに殺されそうになったと言って暴れていると話した。彼に妙なジュースを飲まされたせいだから、彼を探し回っていると忠告した。続けてベニーも彼に電話をかけた。マーティが警察に捕まり、自分も危ないから南へ逃げると告げて電話を切った。

Charlie: Wet your bed until you were seven years old? Is that &nash; that's late, right?

チャーリーとリースは彼がいるフレクストに来ていた。

Charlie: Also says here that you often feel like a fraud.
Reese: You told your therapist you wanted to be more like Benny?
Patrick: How'd you get that?
Charlie: "Because people know who Benny is, but no one knows who I am." Ugh.
Patrick: How'd you get that?
Charlie: Your shrink gave it to me. When she found out you tried to kill Marty, she gave us this.
Patrick: That's a lie. You are lying to me.

嘘をつかないアナベルを彼は信じきっている。追い討ちをかけるように、ジムの前をパトカーが走る。

Charlie: Marty says you killed Max Horta.

後部座席にはマーティの姿があった。パトリックは自分がマックスを殺したわけではないと言い、ステロイドの影響下にあった彼がやったのだと主張した。ただ、ステロイドを過剰に摂取させたことは認めた。

Patrick: But guess what? It didn't kill him.
Charlie: Yeah? But guess what? It did.

マーティ殺害の容疑で逮捕。彼らの関係を上手く生かしたチャーリーの作戦勝ちだった。

Reese: They think it's their city.
Charlie: It's not. It's our city.



Maserati


チャーリーは新車をゲット。サックリとMASERATIを購入した(Quattroporte V)。思いっきりぶっ飛ばしていると、気になる車を発見。サイレンとライトを付けて追走。停めさせたのはジャックの車だった。

Charlie: I know Hollis worked for you, Jack.
Jack: Even if that were true, the proof would be in my LAPD file, which I heard has gone missing.
Charlie: Yeah, I heard that. Okay. You drive carefully now. Oh, don't talk to Ted anymore. You make him nervous for some reason.

彼はあっさり行かせた。ただ、彼の車に盗聴器を仕掛けたことは言うまでもない。


【感想】

相変わらず話は普通になってしまった感があるけど、やっぱり面白いなコレ。今シーズンも4話目まで見ましたが、全然飽きが来ない。はようシーズン3の製作を決定して欲しいな。結構核心に迫ってきている気もしつつ、まだまだな気もしつつ。シーボルト事件はゆっくりでもいいね。

ちょっと気になったのは、なんでマーティがマックスをあのように殺したのかって所。パトリックがギャングの仕業であるかのように見せかけたという解釈でいいのかな。でも天才が、オヤジの会社のステロイドを投与して殺そうとするかなぁ。話はあまり凝ったものでなくていいから、そこら辺の整合性みたいなのはちゃんとして欲しい気がする。

想像ですが、エピソードのタイトルは、繰り返し出てきた"I say everything that pops into my head"というチャーリーの性格ともかけているんだと思います。いっつも全部言っちゃう、みたいな。

また次回。


【Credits】

Writers: Rand Ravich
Director: David Straiton

Stars:
Brent Sexton as Bobby Stark
Donal Logue as Captain Kevin Tidwell
Damian Lewis as Charlie Crews
Sarah Shahi as Dani Reese
Adam Arkin as Ted Earley

Recurring Role:
Jessie Schram as Rachel Seybolt
Jennifer Siebel as Jennifer Conover
Guest Star:Max Gail as Dr. Jackson Bridger
Stacy Haiduk as Dr. James
Max Gail as Jack Bridger
Stacy Haiduk as Dr. Lana James
Cecelia Specht as Annabelle Shore Sr
Eileen Boylan as Carmen Horta
Adam Hendershott as Benny
McKenna Jones as Annabelle
Matt Lanter as Patrick
Patricia MacRae as Stella Horta
Jeff Soskin as Marty Hawkins
Cecelia Specht as Annabelle Shore Sr
Lily Tinoco as Elsa Horta
Victor Rivers as Jack Reese
Stacy Haiduk as Dr. James

Music:
"Ghosts" by Ladytron
"Cue The Strings" by Low
"Emergency 911" by Sloan.

© NBC Universal, Inc.
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